ゲーミングPCの相場は?スペックの目安とは?【2023年12月】 | こまたろPC
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ゲーミングPCの相場は?スペックの目安とは?【2023年12月】

こんにちわ!こまたろです(‘Д’)

現在販売されているBTOパソコンのゲーミングPCの相場や、CPU・グラフィックボードなどPCパーツの構成を調査するため、

数百件を抽出し結果をまとめています。

ゲーミングPC選びの参考にしてみてください。

統計データはダウンロードフリー、転載可です
画像をクリックすると右上にDLやシェアメニューが表示されます。
他で転載する場合は出典元としてhttps://jiyunagomataro.com/へのリンクをお願いいたします。

ゲーミングPCの相場は?

現在のゲーミングPCの相場はフルHDなら15~20万円台、WQHDメインなら20~30万円、4Kゲーミングなら30~45万、

最強性能なら50万以上となっています。

ポイント!
15~30万円の低価格~中価格のゲーミングPCが増加

下記のグラフは計931件のゲーミングPCデータを元に販売価格の割合を示しています(11/4 更新!)
※アーク、セブン、ツクモ、ドスパラ、パソコン工房、フロンティア、マウスコンピューター、ストーム、Lenovoから抽出
※PC名が違うだけで構成が全く同じ場合は省いています

主要BTOメーカーの価格分布
15万円以下:79
15~20万円:182
20~25万円:173
25~30万円:161
30~35万円:89
35~40万円:68
40~45万円:46
45~50万円:40
50万円以上:93

かなりの数が最新世代のCPUとグラフィックボードに置き換わり、一時期は初値プレミアムで高かったゲーミングPCも、

時間が経過しやや値が落ち着いてきています。

結果15万円以下のゲーミングPCの割合が増加、全体的にも価格がより低いほうへシフトしてきています。

特に15~25万円は数がおおく、また性能もフルHD~WQHDゲーミングまで対応できるので、ねらい目といえます。

 

コスパの観点でもゲーミングPCをご紹介しています。
コスパ最強!おすすめゲーミングPCランキング
今回調査したBTOメーカーの解説はこちら
BTOおすすめのパソコンメーカーとは?

値段相場とスペックの目安とは?

さてここからはBTOパソコンではどのようなCPUやグラフィックボード、そのほかのパーツが使われているか調査しました。

価格によって構成は大きく変わってきますので、一定の価格に区切りそれぞれまとめています。

CPU、グラフィックボード、記憶媒体、メモリ、CPUクーラー、電源といった主要なパーツを調査しましたので、

ご自身の選ぼうとしているゲーミングPCが定番に対してどうなのか?の参考にしてみてください。

15万円以下のゲーミングPC

ポイント!
ゲーミングPCでは比較的安さ重視の価格帯。中にはフルHDでも要求スペックが高いゲームでは性能不足になることも。
上手に選べばそこそこのゲーミングPCが手に入る。

下記のグラフは15万円以下のゲーミングPCで採用されているCPUとグラフィックボードをまとめたグラフです。

主要BTOメーカーの搭載グラフィックボード
GTX 1650:6
GTX 1660 SUPER:8
RTX 3050:14
RTX 3060:16
RTX 3060 Ti:4
RTX 4060:9
RTX 4060 Ti:6
RX 6400:2
RX 6500 XT:7
RX 6600:1
RX 7600:5

主流は変わらずRTX 3050/3060の旧世代エントリー/ミドルクラスグラボ。

旧世代とはいえフルHD高画質高フレームレートを狙える性能はまだまだ持っており、十分フルHDなら有力。

また最新世代としてRTX 4060 Ti/4060のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCも一定数あります。

WQHDゲーミングも十分狙える性能がありますから、狙えそうならおすすめ。

逆にかなり旧世代の低価格路線であってGTX 1650やGTX 1660 SUPERは性能的にも厳しくなっており、

本当に安くないとお得感はありません。

主要BTOメーカーの搭載CPU
Core i3 13100:1
Core i5 12400(F):8
Core i5 13400(F):20
Ryzen 3 4100:1
Ryzen 5 4500:17
Ryzen 5 5500:5
Ryzen 5 5600G:3
Ryzen 7 5700G:3
Ryzen 5 5600X:11
Ryzen 7 5700X:10

CPUはCore i5 13400(F)とRyzen 5 4500が主流となっています。

ゲームや基本性能としてはCore i5 13400(F)のほうがよく、

組み合わせのRTX 3050~RTX 4060 Tiにもバランスが良いです。

 

続いてSSDの規格、記憶容量、メモリ容量と規格、CPUクーラー、電源の調査結果です。

何に影響を与えやすい?

  • SSDの規格・・・主にデータの読み書き速度。早いとゲームロード時間が短くなりストレス減
  • 記憶容量・・・多いと沢山のゲームやデータファイルが保存できる
  • メモリ容量・・・一部のゲームではメモリ容量が少ないとフレームレートが落ちる
  • メモリ規格・・・DDR5のほうが動画編集時間が早い傾向にある
  • CPUクーラー・・・高性能なほど熱によるCPUの性能低下を防げる

主要BTOメーカーの搭載記憶領域の規格
Gen4:12
NVMe:67

Gen4 SSDの価格下落もあり、この価格帯でも搭載されたゲーミングPCがやや増加しています。

ゲームロード時間が短い、動画編集でサムネ表示や読み書きが早く快適といったメリットがあるので、

搭載されているPCを見つけたらねらい目です。

主要BTOメーカーの搭載記憶容量
3TB以上:1
2-3TB:0
1-2TB:0
500G-1TB:78
500GB以下:0

容量は512GBが定番でほとんどを占めており、基本はオプション選択でアップグレードする形です。

このあたりは変化がありません。

主要BTOメーカーの搭載メモリ容量
32GB以上:0
32GB:8
16GB:71
8GB:0

メモリは相変わらず16GBが標準ではあるものの、DDR4のメモリが値下がりを受けたこともあり、

32GB搭載PCも見かけるようになっています。

CPUやグラボの性能を優先すべきですが、32GB搭載が狙えるなら良し。

主要BTOメーカーの搭載メモリ規格
DDR5:6
DDR4:73

新規格のDDR5は価格は下がっているものの、この価格帯ではまだDDR4がほとんど。

採用されるCPU的にもDDR4で十分と言えます。

主要BTOメーカーの搭載CPUクーラー
360mm簡易水冷:0
240mm簡易水冷:0
高性能空冷:2
標準空冷:28
純正:48

CPUクーラーは相変わらず純正が多いですが、中型の空冷クーラーを採用も一定数あります。

とはいえ全体的にはCPUクーラーにはあまり力が入っていません。

というのも採用されるCPUの発熱が低めなので、冷却性能としては十分と考えているからでしょう。

騒音さえ気にしなければ、初期構成でも十分ではあります。

主要BTOメーカーの搭載電源
Titanium:0
Platinium:0
Gold:6
Bronze:73

最後に電源。あまり体感で性能があがった!と感じられない部分ですが、

基本的には認証がうえなほど、価格が高くなるためコスパの判断にはなります。

BTOパソコンでは最も低いブロンズ(Bronze)認証が定番となっており、

価格的にも電源には予算をかけていない構成が目立ちます。

GOLD認証電源もありますが、他のパーツが充実していることを優先して確認したいです。

15万円以下のおすすめゲーミングPCをご紹介しています。
15万円以下のゲーミングPCおすすめは?

15~20万円以下のゲーミングPC

ポイント!
最も商品数が多い価格帯で、性能も価格もゲーミングPCでは丁度中間にあたります。
フルHDならほぼ高画質高フレームレートを狙うことができ、一部のゲームではWQHD解像度などのウルトラワイドモニター利用も可能に。
CPU性能も高くなっており、ゲーム配信や動画編集といったクリエイティブ用途にも対応できます。

下記のグラフは20万円以下のゲーミングPCで採用されているCPUとグラフィックボードをまとめたグラフです。

主要BTOメーカーの搭載CPU
Core i3 13100:4
Core i5 12400(F):3
Core i5 13400(F):83
Core i5 13500:1
Core i5 13600K(F):3
Core i7 12700(F):5
Core i7 13700(F):30
Ryzen 5 4500:5
Ryzen 5 5600:1
Ryzen 5 5600G:1
Ryzen 5 5600X:8
Ryzen 5 7500F:3
Ryzen 5 7600:11
Ryzen 5 7600X:4
Ryzen 7 5700X:13
Ryzen 7 7700:4
Ryzen 7 7700X:3

CPUは変わらずCore i5 13400(F)が圧倒的最多。次点でCore i7 13700(F)でほぼIntelで占められています。

価格的にもゲーム性能的にも丁度良いCPUで、この価格帯との相性が良いです。

ゲーム性能だけなら、OEM(BTOパソコンなど)でしか日本では展開していないRyzen 5 7500Fも中々良い選択肢です。

主要BTOメーカーの搭載グラフィックボード
GTX 1650:1
GTX 1660 SUPER:5
RTX 3050:16
RTX 3060:25
RTX 3060 Ti:19
RTX 4060:44
RTX 4060 Ti:35
RTX 3070:6
RTX 4070:7
RX 6500 XT:1
RX 7600:17
RX 7700 XT:5
RX 7800 XT:1

グラフィックボードは最新世代のRTX 4060 Ti/4060が主流になり、省電力かつDLSS3が使える点が大きなメリットに。

DLSS3が使えるゲームではWQHDゲーミングも狙える性能を持っています。

RadeonからはRX 7700 XT/7800 XTが登場しており、RX 7700 XTはRTX 4060 TiとRTX 4070の間、

RX 7800 XTはRTX 4070 Tiと互角の性能があり、DLSS系が使えない点は劣りますが、

価格が安ければ十分検討してみても良いでしょう。

 

続いてSSDの規格、記憶容量、メモリ容量と規格、CPUクーラー、電源の調査結果です。

何に影響を与えやすい?

  • SSDの規格・・・主にデータの読み書き速度。早いとゲームロード時間が短くなりストレス減
  • 記憶容量・・・多いと沢山のゲームやデータファイルが保存できる
  • メモリ容量・・・一部のゲームではメモリ容量が少ないとフレームレートが落ちる
  • メモリ規格・・・DDR5のほうが動画編集時間が早い傾向にある
  • CPUクーラー・・・高性能なほど熱によるCPUの性能低下を防げる

主要BTOメーカーの搭載記憶領域の規格
Gen4:68
NVMe:106
SSD:0

少し前まではGen 3 NVMe SSDがほぼ大半でしたが、ここ最近一気にGen4 NVMe SSDが増えてきています。

価格下落もありこの価格帯にも搭載しやすくなったのでしょう。

ゲームロード時間短縮、動画編集のスムーズさに関わってくるので、積極的に狙いたいところ。

主要BTOメーカーの搭載記憶容量
3TB以上:0
2-3TB:0
1-2TB:3
500G-1TB:179
500GB以下:0

変わらず記憶容量は基本512GB構成が多く昨今のゲーム容量を鑑みるとアップグレードは必須かなあというところ。

基本的に記憶容量に関してはユーザーでアップグレードを選択してもらう会社が多いのも原因でしょう。

主要BTOメーカーの搭載メモリ容量
32GB以上:1
32GB:22
16GB:157
8GB:2

一時的に32GBが多くなりましたが、グラフィックボードやCPUに予算をわりふるために16GBが再び多くなっています。

DDR4/DDR5メモリの価格下落もあり32GB搭載PCがかなり増えてきています。

最低限として16GBあればOKですが、CPUとグラボが満足いくもので32GBであればなお良いです。

主要BTOメーカーの搭載メモリ規格
DDR5:68
DDR4:114

DDR5の価格もかなり落ち着きを取り戻しており、搭載PCが一気に増えてきています。

現在採用が多いCore i5 13400(F)/i7 13700(F)であれば、無理にDDR5である必要はないですが、

DDR5であることに越したことはないです。価格と相談で選択するのが良いでしょう。

主要BTOメーカーの搭載CPUクーラー
360mm簡易水冷:0
240mm簡易水冷:13
高性能空冷:3
標準空冷:90
純正:73
CPUクーラーは純正もしくは中型の空冷クーラーがほとんどを占めます。

採用されるCPUが排熱が少なめのモデルが多いため、特に問題はない構成かと思います。

ただ最近240mmの簡易水冷クーラー搭載モデルもこの価格帯から見かけるように。

徐々に簡易水冷クーラーの定番化の範囲が広がっているようにみえます。

主要BTOメーカーの搭載電源
Titanium:0
Platinium:0
Gold:47
Bronze:135

電源はGold認証とBronze認証の2極化しており、

Goldのほうが価格自体は高いことが多いので、コスパの目安としましょう。

20万円以下のおすすめゲーミングPCをご紹介しています。
20万円以下のゲーミングPCおすすめは?

20~25万円以下のゲーミングPC

ポイント!
ミドルとハイクラスの間にあるようなゲーミングPC。
グラフィックボード性能は20万以下と同じケースも多いですが、
CPU性能が高くなっており、ゲーム配信や動画編集といったクリエイティブ用途にも対応できるようになります。

下記のグラフは25万円以下のゲーミングPCで採用されているCPUとグラフィックボードをまとめたグラフです。

主要BTOメーカーの搭載CPU
Core i3 13100(F):3
Core i5 13400(F):38
Core i5 13500:2
Core i5 14600K(F):5
Core i7 13700(F):57
Core i7 13700K(F):3
Core i9 13900(F):4
Ryzen 5 4500:1
Ryzen 5 7500F:1
Ryzen 5 7600:12
Ryzen 5 7600X:9
Ryzen 7 5700X:15
Ryzen 7 7700:12
Ryzen 7 7700X:7
Ryzen 7 7800X3D:2
Ryzen 9 7900:1
Ryzen 9 7900X:1

CCore i7 13700(F)が主流で、次点でCore i5 13400(F)と圧倒的にIntelが多い状況。

AMDは多種多様にありますが、全体的にはかなり少なめです。

最新世代としてはCore i5 14600K(F)が登場。

グラフィックボード性能も高くなっていますから、それなりのCPUは選ぶ必要があり、

特にCore i7 13700(F)は価格とゲーム性能を両立できるこの価格帯で人気のCPUになっています。

 

主要BTOメーカーの搭載グラフィックボード
RTX 3050:10
RTX 3060:10
RTX 3060 Ti:8
RTX 3070:5
RTX 3070 Ti:1
RTX 4060:20
RTX 4060 Ti:65
RTX 4070:32
RTX 4070 Ti:6
RX 6750 XT:1
RX 7600:4
RX 7700 XT:7
RX 7800 XT:4

グラフィックボードは最新のRTX 4060 Tiが最多となっていますが、

さらに上のRTX 4070もかなり多めです。代わりにCPUをCore i5 13400(F)と組み合わせており、

ベスト構成ではないですが、それでもRTX 4060 Tiよりはゲーム性能が高くおすすめ。

RadeonではRX 7700 XT/7800 XT搭載PCが一部見かけるように。

 

続いてSSDの規格、記憶容量、メモリ容量と規格、CPUクーラー、電源の調査結果です。

何に影響を与えやすい?

  • SSDの規格・・・主にデータの読み書き速度。早いとゲームロード時間が短くなりストレス減
  • 記憶容量・・・多いと沢山のゲームやデータファイルが保存できる
  • メモリ容量・・・一部のゲームではメモリ容量が少ないとフレームレートが落ちる
  • メモリ規格・・・DDR5のほうが動画編集時間が早い傾向にある
  • CPUクーラー・・・高性能なほど熱によるCPUの性能低下を防げる

主要BTOメーカーの搭載記憶領域の規格
Gen4:89
NVMe:84
SSD:0

この価格帯になってくると、Gen3 NVMe SSDからGen4 NVMe SSDへと数が逆転しています。

SSDや他のPCパーツの価格変動にもよるものの、基本はGen4搭載PCを選べることが多いです。

いずれはGen5が主流になることも考えると、自然の流れと言えるでしょう。

主要BTOメーカーの搭載記憶容量
3TB以上:0
2-3TB:1
1-2TB:11
500G-1TB:161
500GB以下:0

以前として記憶容量は基本512GB構成が多く、アップグレードを前提とした構成が多いです。

このクラスになると1TBは最低、できれば2TBくらいあると、沢山のゲームやデータを保管できて便利です。

主要BTOメーカーの搭載メモリ容量
32GB以上:3
32GB:42
16GB:128
8GB:0

メモリに関しては意外にも16GB搭載のほうが32GB搭載より全然多いです。

これは以前のDDR4ではなくDDR5が主流になってきているためで、

やはりやや価格はDDR4より高いため、価格帯に調整するためにDDR5 16GB搭載が多いものと思われます。

主要BTOメーカーの搭載メモリ規格
DDR5:99
DDR4:75

規格はDDR5がDDR4を上回っています。

Intelの第14世代の最新CPUはDDR4にも対応していますが、

DDR5のほうがよりCPU性能は引き出せますので、できれば選びたいところ。

主要BTOメーカーの搭載CPUクーラー
360mm簡易水冷:6
240mm簡易水冷:41
高性能空冷:5
標準空冷:71
純正:50

CPUクーラーは以前と比率はあまり変わっておらず、Core i7 13700Fなど発熱が比較的低いCPUでは、

標準的な空冷クーラーや純正クーラーを使い、その安くなった価格分を他のPCパーツに充てているようです。

ただ発熱が多いCPUでは簡易水冷クーラー採用も珍しくありません。

主要BTOメーカーの搭載電源
Titanium:1
Platinium:0
Gold:71
Bronze:101

電源はブロンズ認証が一番多く、次点でゴールド認証です。

優先度は低いですが、価格帯的にはGold認証搭載のほうがベストと言えるでしょう。

25万円以下のおすすめゲーミングPCをご紹介しています。
25万円以下のゲーミングPCおすすめは?

25~30万円以下のゲーミングPC

ポイント!
ハイクラスのゲーミングPC。グラフィックボードによっては、
WQHD~4Kゲーミングまで狙うことができるので、ウルトラワイドモニター利用したい人におすすめ。
CPUもハイクラスで動画編集やゲーム配信もこなせます。
すこしだけ高級なゲーミングPCがほしい!といったニーズにこたえられる価格帯です。

下記のグラフは30万円以下のゲーミングPCで採用されているCPUとグラフィックボードをまとめたグラフです。

主要BTOメーカーの搭載CPU
Core i5 13400(F):6
Core i5 13600K(F):1
Core i7 12700(F):1
Core i7 13700(F):66
Core i7 13700K(F):17
Core i7 14700K(F):9
Core i9 13900(F):4
Core i9 14900(F):1
Ryzen 5 7500F:1
Ryzen 5 7600:5
Ryzen 5 7600X:5
Ryzen 7 5700X:3
Ryzen 7 7700:8
Ryzen 7 7700X:17
Ryzen 7 7800X3D:14
Ryzen 9 7900:2
Ryzen 9 7900X:1

この価格帯になるとIntel第14世代最新CPUであるCore i7 14700K(F)/Core i9 14900K(F)が登場しつつあります。

ただまだ依然として旧世代のCore i7 13700(F)が圧倒的。

ゲーム性能がトップレベルというわけではないものの、価格と性能バランスがこの価格帯で利用しやすく、

概ね組み合わせのグラボの性能も引き出すことができます。

後々のグラボアップグレードを考慮するなら、最新IntelかRyzen 7 7800X3Dあたりが良いでしょう。

主要BTOメーカーの搭載グラフィックボード
RTX 3060:1
RTX 3060 Ti:5
RTX 3070:8
RTX 3070 Ti:1
RTX 4060:6
RTX 4060 Ti:25
RTX 4070:61
RTX 4070 Ti:37
RX 7600:2
RX 7700 XT:6
RX 7800 XT:9

グラフィックボードはRTX 4070が最多。同じく最多のCPUであるCore i7 13700(F)とのバランスも良く、

この価格帯では最もポピュラーな組み合わせです。WQHDメインで十分に遊べます。

少しお得感があるPCではRTX 4070 Ti搭載で4Kゲーミングが可能。

Radeonは最近登場したRX 7700 XT/7800 XTが登場。数が少ないのとDLSSが利用できない点が難点ですが、

RX 7700 XTはRTX 4070とRTX 4060 Tiの間くらい、RX 7800 XTはRTX 4070 Tiに近い性能がありますので、

コスパが高ければねらい目。

 

続いてSSDの規格、記憶容量、メモリ容量と規格、CPUクーラー、電源の調査結果です。

何に影響を与えやすい?

  • SSDの規格・・・主にデータの読み書き速度。早いとゲームロード時間が短くなりストレス減
  • 記憶容量・・・多いと沢山のゲームやデータファイルが保存できる
  • メモリ容量・・・一部のゲームではメモリ容量が少ないとフレームレートが落ちる
  • メモリ規格・・・DDR5のほうが動画編集時間が早い傾向にある
  • CPUクーラー・・・高性能なほど熱によるCPUの性能低下を防げる

主要BTOメーカーの搭載記憶領域の規格
Gen4:99
NVMe:62
SSD:0

記憶領域に関しては高速なGen4 SSDが主流になっており、Gen 3タイプを上回っています。

Gen4のほうが読み書きが早く、ゲームでは特にロード時間が高速になるので、

できれば狙いたいところ。ただしグラボとCPU優先で、価格に折り合いがつかなければGen3もありです。

主要BTOメーカーの搭載記憶容量
3TB以上:1
2-3TB:2
1-2TB:11
500G-1TB:147
500GB以下:0

記憶容量は相変わらず512GB構成が多く、容量部分は好きにアップグレードしてねという会社が多いです。

一部1~3TB搭載のPCもあります。
 

主要BTOメーカーの搭載メモリ容量
32GB以上:1
32GB:83
16GB:77
8GB:0

この価格帯になってくると32GBが多数になってきます。

ゲームによっては32GB無いとフレームレートが安定しないゲームもあるので、できればほしいところ。

ただし価格調整やDDR5搭載を優先して16GBも依然として多いです。

主要BTOメーカーの搭載メモリ規格
DDR5:106
DDR4:55

メモリに関しては価格下落もありDDR5がかなり多数になってきました。

32GBを優先してDDR4もまだまだありますが、今後はさらにDDR5に置き換わるでしょう。

正直フレームレートの差はそこまで大きい体感差はないですが、

1フレームレートでも多くだしたり、動画編集を快適にするにはDDR5のほうがおすすめです。

 

主要BTOメーカーの搭載CPUクーラー
360mm簡易水冷:17
240mm簡易水冷:67
高性能空冷:9
標準空冷:39
純正:27

CPUクーラーはこの価格帯から冷却性能を高めた240mm簡易水冷クーラーが多くなります。

搭載されるCPUが発熱が高いモデルの場合は重要ポイント。

中型空冷クーラー搭載PCもまだまだ多いので、利用されるCPUが発熱が高いモデルか確認しましょう

場合によってはアップグレードも考えるのが良いです。

 

主要BTOメーカーの搭載電源
Titanium:1
Platinium:3
Gold:112
Bronze:45

電源はほぼGold認証になっており、Bronze搭載はちょっと費用ケチっている印象。

コスパも悪くなるため、Gold認証搭載は最低限レベルとして確認しましょう。

30万円以下のおすすめゲーミングPCをご紹介しています。
30万円以下のゲーミングPCおすすめは?

30~40万円以下のゲーミングPC

ポイント!
最強とまではいかないまでも上位の性能をもつゲーミングPCが増えてきます。
4Kゲーミングをターゲットにしており、4K144Hzなどトップクラスのゲーミングモニター利用も可能に。
ゲーム配信や動画編集環境としても上位性能となるため、本格的にクリエイティブ作業したい人にもおすすめです。

下記のグラフは40万円以下のゲーミングPCで採用されているCPUとグラフィックボードをまとめたグラフです。

主要BTOメーカーの搭載CPU
Core i5 13400(F):4
Core i5 14600KF:3
Core i7 12700(F):1
Core i7 13700(F):29
Core i7 13700K(F):15
Core i7 14700K(F):23
Core i9 13900(F):5
Core i9 13900K(F):2
Core i9 14900K(F):14
Ryzen 5 7600:1
Ryzen 7 5700X:1
Ryzen 7 7700:8
Ryzen 7 7700X:13
Ryzen 7 7800X3D:10
Ryzen 9 7900:6
Ryzen 9 7900X:7
Ryzen 9 7900X3D:6
Ryzen 9 7950X:4
Ryzen 9 7950X3D:5

Intelは第14世代最新CPU搭載PCが続々登場しています。

ただまだまだ依然として旧世代のCore i7 13700(F)やゲーム性能が高いCore i7 13700K(F)も多め。

最強を目指すなら最新世代ですが、そうでなければ旧世代でも十分です。

AMDはゲーム性能がIntelと互角となる3Dキャッシュ搭載CPUがありますが、

全体からみれば数は少な目です。

主要BTOメーカーの搭載グラフィックボード
RTX 3060:1
RTX 3060 Ti:1
RTX 4060:1
RTX 4060 Ti:7
RTX 4070:41
RTX 4070 Ti:71
RTX 4080:19
RX 6950 XT:1
RX 7700 XT:4
RX 7800 XT:8
RX 7900 XT:3

グラフィックボードは引き続きRTX 4070 Tiが主流。

4Kでも高画質高フレームレートを狙える性能で、RTX 3090を概ね超えるため、

十分に最強クラスのグラフィックボードです。

それ以外もRTX 4070とRTX 4080の最新世代グラフィックボードになっています。

RTX 4080では4K高フレームレートが当たり前の準最強クラス。

 

続いてSSDの規格、記憶容量、メモリ容量と規格、CPUクーラー、電源の調査結果です。

何に影響を与えやすい?

  • SSDの規格・・・主にデータの読み書き速度。早いとゲームロード時間が短くなりストレス減
  • 記憶容量・・・多いと沢山のゲームやデータファイルが保存できる
  • メモリ容量・・・一部のゲームではメモリ容量が少ないとフレームレートが落ちる
  • メモリ規格・・・DDR5のほうが動画編集時間が早い傾向にある
  • CPUクーラー・・・高性能なほど熱によるCPUの性能低下を防げる

主要BTOメーカーの搭載記憶領域の規格
Gen4:118
NVMe:39

記憶領域では大多数が高速なGen4 NVMe SSDに。Gen3 NVMe SSDは少数です。

ゲームロード時間が短いこと、動画編集のサムネ表示やエンコードの書き出しがスムーズになるなど、

良いメリットが多いのがGen4 NVMe SSD。

この価格帯になるとむしろ当然の水準でしょう。

主要BTOメーカーの搭載記憶容量
3TB以上:3
2-3TB:0
1-2TB:18
500G-1TB:136
500GB以下:0

容量は変わらず512GBが多いので、PCでやれることの多いこの価格帯ではアップグレードは必須でしょう。

主要BTOメーカーの搭載メモリ容量
32GB以上:2
32GB:105
16GB:50
8GB:0

メモリに関しては32GB搭載モデルが標準に。

CPUやグラフィックボードの性能をしっかりと活かせるよう最適な搭載量と言えます。

主要BTOメーカーの搭載メモリ規格
DDR5:125
DDR4:32

メモリ規格はDDR5がさらに多数へ。

価格下落により搭載しやすくなったというのもありますし、

最新AMDはDDR5必須、IntelもDDR5のほうがより性能を活かせるため、

この価格帯では当たり前という感じでしょう。

ただ同じDDR5でも4800MHz/5200MHz/5600MHzタイプが混在しており、

厳密には詳しいスペックを見たいとですが、数値が高い方がよりCPUにはプラスです。

主要BTOメーカーの搭載CPUクーラー
360mm簡易水冷:39
240mm簡易水冷:70
高性能空冷:4
標準空冷:25
純正:16

CPUクーラーは変わらず240mm簡易水冷クーラーが最も多いですが、360mm簡易水冷クーラーがかなり増えてきています。

新世代CPUの発熱量があがっているので、その対策として採用していることも要因の一つでしょう。

主要BTOメーカーの搭載電源
Titanium:1
Platinium:20
Gold:117
Bronze:19

電源はほぼGold認証が定番となり、一部Platiunm認証が。

ただ優先度は低いので、参考程度で良いでしょう。

40万円以上のゲーミングPC

ポイント!
ゲーミングPCでは最強クラスの価格帯。上は70万以上もありCPUやグラフィックボードの性能が高いことは言うまでもないが、
メモリ、記憶領域、電源、マザーボード、ケースなど他のPCパーツに対してどこまでこだわるかで価格がかなり変わってきます。
高解像度で遊ばないと性能を活かせないため、フルHDユーザーには過剰なスペック。

下記のグラフは40万円以上のゲーミングPCで採用されているCPUとグラフィックボードをまとめたグラフです。

主要BTOメーカーの搭載CPU
Core i5 14600K(F):4
Core i7 13700(F):12
Core i7 13700K(F):16
Core i7 14700K(F):19
Core i9 13900(F):4
Core i9 13900K(F):8
Core i9 13900KS:1
Core i9 14900K(F):33
Ryzen 5 7600:3
Ryzen 7 7700:2
Ryzen 7 7800X3D:9
Ryzen 9 7900:2
Ryzen 9 7900X:16
Ryzen 9 7950X3D:2
Ryzen 9 7950X:22
Ryzen 9 7950X3D:26

CPUはIntel第14世代最新のCore i9 14900K(F)が新登場し一気に増えました。

また同様にCore i7 14700K(F)も新登場。

どちらも前世代から大幅!というほどのゲーム性能進化ではありませんが、

RTX 4090やRTX 4080の最強クラスのグラボを少しでも活かすなら最適。

そうでないなら、まだまだ旧世代のIntelやAMDの3Dキャッシュ搭載CPUでも十分です。

主要BTOメーカーの搭載グラフィックボード
RTX 4070:2
RTX 4070 Ti:23
RTX 4080:68
RTX 4090:79
RX 7900 XT:2
RX 7900 XTX:5

グラフィックボードもRTX 4090ほか、RTX 4080搭載PCが引き続き大多数。

RTX 4080はRTX 3090 Tiを超える性能で、DLSS3にも対応しているため、4KゲーミングPCとしては十分。

RTX 4090は8Kゲーミングを狙えるほどで、現在最強性能。

とにかく性能を追い求めたい価格帯になっています。

 

続いてSSDの規格、記憶容量、メモリ容量と規格、CPUクーラー、電源の調査結果です。

何に影響を与えやすい?

  • SSDの規格・・・主にデータの読み書き速度。早いとゲームロード時間が短くなりストレス減
  • 記憶容量・・・多いと沢山のゲームやデータファイルが保存できる
  • メモリ容量・・・一部のゲームではメモリ容量が少ないとフレームレートが落ちる
  • メモリ規格・・・DDR5のほうが動画編集時間が早い傾向にある
  • CPUクーラー・・・高性能なほど熱によるCPUの性能低下を防げる

主要BTOメーカーの搭載記憶領域の規格
Gen4:164
NVMe:15

記憶領域ではほぼGen4 NVMe SSDがj標準となっており、Gen3 NVMe SSDは下火に。

現段階では実質最も読み書きが早い規格ですが、価格次第では当然搭載されてほしい内容です。

主要BTOメーカーの搭載記憶容量
3TB以上:56
2-3TB:18
1-2TB:37
500G-1TB:68
500GB以下:0

容量は500GBから3TB以上まで千差万別となっており、

会社によって顧客にアップグレードをゆだねるか、あらかじめ組み込むかの考え方の違いが伺えます。

このクラスではとにかくPCでできることが増えますので、大容量に越したことはありません。

512GBタイプも普通にありますので、その場合はアップグレードは必須です。

主要BTOメーカーの搭載メモリ容量
32GB以上:33
32GB:128
16GB:17
8GB:1

メモリに関しては32GB搭載モデルが最も多いほか、32GB以上搭載モデルも増えてきます。

中には128GB搭載PCという強者も。

基本的には現段階では32GBあればどのようなゲームでも安定して快適に遊べますので、

あまり多くても活かしきれないとはいえますが、ここも価格をみて妥当か否かというところでしょうか。

主要BTOメーカーの搭載メモリ規格
DDR5:157
DDR4:22

メモリ規格はDDR5搭載さらに増え、ほぼ標準に

新世代CPUはDDR5のみ、もしくはDDR5搭載がベスト構成であるため、当然の傾向です。

むしろこの価格帯でDDR4は少々コスパが悪いです。

主要BTOメーカーの搭載CPUクーラー
360mm簡易水冷:55
240mm簡易水冷:57
高性能空冷:3
標準空冷:46
純正:18

CPUクーラーは簡易水冷がトレンドで、360mm簡易水冷クーラーが最も多くなりました。

これも新世代CPU搭載の影響かと思われ、発熱量が多いためできるかぎり360mm簡易水冷クーラーが良いでしょう。

主要BTOメーカーの搭載電源
Titanium:1
Platinium:74
Gold:105
Bronze:0

この価格帯でも電源はGold認証が多くを占めています

ただプラチナ認証も2番手に多く、これは搭載しているグラボに合わせて電源容量の観点から変わっている感じ。

そのためあまり意識する必要はないでしょう。

大きさはどのくらいが多い?

ポイント!
大型、超大型がほとんどを占める

ゲーミングPCを購入する上で設置するスペースが気になる方がいるかもしれません。

下記はPCの大きさの割合を示したグラフです。

一般的なミニタワーと呼ばれるジャンルが中型、ミドルタワーが大型で、小型はミニタワー以下、超大型はフルタワー相当です。

主要BTOメーカーの大きさ
超小型:0
小型:48
中型:171
大型:338
超大型:351

相変わらず大型、超大型のゲーミングPCが多く、小型PCは変わらず少ないです。

中型のミニタワーはミドルクラスを中心にかなり多くなっています。