こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!
BTOパソコンメーカーとしては老舗となるサイコムですが、
現在のラインナップから、自分にあったBTOパソコンの選び方についてまとめました。
目次
サイコムはこんな人におすすめ!
- 静音、超小型、水冷、オーバークロックなどちょっと変わったPCがある
- オプションで選べるパーツが多く、ほぼフルカスタマイズ
- 光り物も結構多い
- ノート型BTOパソコンは無い
最大の特長はほぼフルカスタマイズといってよい、選べる構成の多さです。
BTOパソコン業界では自由度が高く、好みのパソコンを作りやすいでしょう。
ただその分パソコンの知識が必要なので初心者向けよりは、中~上級者向けのメーカーといえます。
また光る系、水冷や静音など他では中々見かけないゲーミングPCがあるのも面白いところです。
外観のケースもめずらしい種類が多いです。
ライトゲーム、簡単作業:予算8~9万円前後
- 動画視聴、インターネットなど快適
- 動作が軽いPCゲームなら可能
安さ重視
WEB閲覧、音楽を聴く、YoutubeやAmazon、NetFrixで動画見るなど、
簡単なPC作業はもちろん、オフィスソフト、
また複数のアプリを同時に起動したり、常駐ソフトを沢山入れてもある程度快適に動作します。
さらに軽いPCゲームであれば遊ぶことができるゲーミングPCを選びました。

ゲーミングPC名 | Radiant SPX2800X300A |
CPU | Ryzen5 5600G(6コア12スレッド) |
グラボ | Radeon Graphics 7 |
メモリ | 8GB |
容量 | 480GB SSD |
大きさ | 80(幅)×155(奥行き)×155(高さ)mm |
この価格帯と要件だとRyzen Gシリーズが最適となります。
その特性を活かしたのがこのゲーミングPCです。
ASRockというマザーボードなどを販売するメーカーの、
DeskMiniというPCケースをベースにしたゲーミングPCで、
非常に小さくリビングPCとしても重宝しやすいゲーミングPCになっています。
搭載されているRyzen 5 5600Gはグラフィックボード不要でも、
ある程度のグラフィック性能をもっていますので、
動画視聴やある程度ゲームをおこなうことも可能。
グラフィックボードが必要無い分、省スペースにすることができるので、
まさにこのゲーミングPCがその特性を活かしきっているといえるでしょう。
ゲーミングPC入門、フルHDゲーム:予算12~14万円前後
- 画質は選べないがフルHD幅広いゲームが遊べる
もう少しグラフィック性能を高めて、できるゲームの範囲を広げたBTOパソコンです。
ほぼすべてのゲームでフルHD低~中画質60fpsで遊ぶことが可能で、
動作がの軽いゲームなら高画質で遊ぶこともできます。
ゲーミングモニター利用や高画質にこだわる場合は、
もうすこし上のスペックがおすすめです。

ゲーミングPC名 | Radiant VX3100B660/D4 |
CPU | Core i3 12100(4コア8スレッド) |
グラボ | GTX1650(アップグレード) |
メモリ | 16GB(アップグレード) |
容量 | 480GB SSD |
大きさ | 195(幅)×450(奥行き)×380(高さ)mm |
最新世代のCore i3 12100が搭載されたゲーミングPCです。
ゲーム性能、PC全般の性能がかなりパワーアップしており、
最新世代では一番下のCPUながら前世代のミドルクラス相当の実力を持っています。
対応するグラフィックボードはGTX1650にアップグレードします。
エントリークラスとして人気のあるグラボで、
最新ゲームも遊ぶことができます。
CPUもボトルネックにならず、十分に性能を引き出すことが可能です。
CPUの性能が低すぎると、ボトルネックとなりグラフィックボードの性能を100%引き出せなくなります。
フルHD高画質、ゲーミングモニター利用:予算15万~17円前後
- 高画質で幅広いゲームを遊ぶことができる!
- 中高画質144fps確保でゲーミングモニター利用
- ゲーム配信など高負荷マルチタスクもOK
幅広いゲームができるのはもちろんですが、フルHDなら最高画質60fpsでも不自由なく遊べるスペックです。
また中高画質ほどで144fps以上確保もできるようになるので、
FPSやTPSにてゲーミングモニター利用を考えている人にもおすすめ。
動画配信といった高負荷なマルチタスクにも対応できるようになります。

ゲーミングPC名 | G-Master Velox Intel Edition |
CPU | Core i5 12400(6コア12スレッド) |
グラボ | RX6600(ダウングレード) |
メモリ | 16GB DDR4 |
容量 | 480GB SSD |
大きさ | 210(幅)×428(奥行き)×460(高さ)mm |
自作erにも人気ある「H510I White」のケースを採用したゲーミングPCです。
また最新Core i5 12400も搭載しており、
ゲーム、クリエイティブ性能ともにミドルクラスではトップ級。
グラフィックボードは安くコスパが良いRX6600を選択。
フルHDであれば大抵のゲームを高環境で遊ぶことができます。
高画質ゲーミングモニター、WQHDなどワイドモニター:予算18万円~
- フルHD高画質高FPSゲーミング
- WQHD(2560×1440)ゲーミングも視野に
- 動画編集、配信も快適に
ミドルエンドクラスの構成になる価格帯です。
フルHDではもはや無敵といってよく、高画質高FPSを狙えますから、
ゲーミングモニター利用でも高画質で遊びたい人、
240Hzや360Hzの超高Hzゲーミングモニター利用をしたい人、
はここからが良いでしょう。
またDLSSやレイトレも活用しやすく、
特にDLSS対応ゲームであれば、WQHD(2560×1440)でも快適にゲームができます。
CPUも高性能ですので、動画編集・配信などクリエイティブ性能も高くなっています。
よりリアルに近い描写をすることができるようになる。
この描画を使うにはRTコア搭載のグラフィックボードのほうがパフォーマンスが良い(GeForce RTX系)。
ゲーム側も対応している必要があるが、利用できれば特に高画質時のFPS向上がみられ、かなり快適に遊べる。
RTX系のみ対応。

ゲーミングPC名 | G-Master Velox Intel Edition |
CPU | Core i5 12400(6コア12スレッド) |
グラボ | RTX3060 |
メモリ | 16GB DDR4 |
容量 | 480GB SSD |
大きさ | 210(幅)×428(奥行き)×460(高さ)mm |
BTOメーカーサイコムの「G-Master Velox Intel Edition」です。
Core i5 12400とRTX3060のCPUとグラボの組み合わせ。
人気PCケース「H510I White」を採用していたり、
CPUクーラーが冷却性能で定評のあるNoctua製を利用しているなど、
CPUとグラボ以外の部分に予算をかけているPCです。
高負荷時でも熱による性能低下を防ぎます。
見た目的にかっこいいPCが欲しい人におすすめ。
4Kゲーミング入門:予算25万円~
- 4K(3840×2160)の高解像度でゲーム可能に
- WQHD(2560×1440)は快適
- 動画編集やゲーム配信も高速
続いては4Kゲーミング性能をもったゲーミングPCです。
性能的にはハイクラスの中位に属する形で、
ゲーム性能だけでなく、動画編集は高速です。
高解像度のウルトラワイドモニター利用を考えている人、
4Kモニター利用を考えている人は、このあたりからがおすすめです。

ゲーミングPC名 | G-Master Spear Z690-Mini/D4 |
CPU | Core i5 12600K(10コア16スレッド) |
グラボ | RTX3070(アップグレード) |
メモリ | 16GB |
容量 | 512GB NVMe SSD + 2TB HDD(アップグレード) |
大きさ | 220(幅)×506(奥行き)×493(高さ)mm |
最新世代Core i5 12600Kを搭載したゲーミングPCです。
ゲーミング性能が非常に高く、ハイクラスなグラフィックボードにも十分対応できます。
グラボは最新世代RTX3070を選択。
前世代最強のRTX2080tiと互角以上の性能となっており、
4K低~中ぐらいであれば十分遊べますし、DLSS対応ゲームならさらに高FPS高画質で遊べます。
またCPUクーラーも高品質で評判が高いNoctua製を利用しており熱対策もバッチリ。
4K高画質、最強:予算30万円~
- 4K(3840×2160)ゲーミングを高画質で
- 現最高峰の組み合わせ
最後はもっとも性能が高いゲーミングPCです。
現時点で最高峰のCPUとグラボを組み合わせたゲーミングPCで、
4Kでも高画質で遊ぶことが可能。
もちろんクリエイティブ性能も最強クラスなので、
Youtube配信など本気で取り組みたい方にもおすすめです。

ゲーミングPC名 | G-Master Spear Z690/D4 |
CPU | Core i7 12700K(12コア20スレッド) |
グラボ | RTX3080(アップグレード) |
メモリ | 16GB |
容量 | 500GB NVMeSSD + 2TB HDD(アップグレード) |
大きさ | 220(幅)×506(奥行き)×493(高さ)mm |
G-Master Spear Z690/D4シリーズです。
CPUは現在の最強クラスCore i7 12700Kが標準になっています。
ゲーム性能、クリエイティブ性能、全てにおいて高い水準となっており、
特にゲーム性能では最適化も相まって最強といって過言ではありません。
そしてグラボはRTX3080を選択します。
やはり最強クラスのゲーム性能を持っており、4Kゲーミングも快適に遊べます。
さらに上の性能が良い!という場合は、
グラフィックボードをRTX3090/RTX3080tiを選択すると良いでしょう。
Core i7 12700Kであれば十分に性能を引き出せる能力があります。
2022年BTOラインナップまとめ
ここからはサイコムのBTOラインナップについて解説していきます。
サイコムではノートパソコンは無く、デスクトップ型に特化しています。
スタンダードタイプ
スタンダードタイプはデフォルトのPCケースは安価なゲーミングPCを採用し、
グラフィックボード、メインメモリ、電源なども安価ゲーミングPCがデフォルトになっている、
最安構成からのカスタマイズを意識したラインナップです。
ただし、シリーズによってはベースが高価なものもあります。
エントリ~ハイクラスまでかなり幅広いカスタマイズが可能なのがサイコムの魅力ですね。
省スペース
スタンダードタイプに属する省スペースPCシリーズです。
超小型、スリム型、キューブ型PCなど省スペースなBTOパソコンになります。
「SPX」「SIX」「SBX」シリーズの3種になっています。
基本的に省スペースがウリなので、グラフィック性能は限定的。
なので、基本作業PC、動画編集、簡易的なゲームPCの位置づけと考えて良いです。
ミニタワーPC
性能に対して最もコスパが良いシリーズです。
拡張性をある程度確保しつつ、ミドルタワー型よりも省スペースになっています。
ゲーミングPC名は「VX」。
Intel系とAMD系に分かれて、計5シリーズ展開しています。
Intel系は最新第12世代シリーズが登場しており、
B660チップセットを採用しつつ、
Core i5 12400/Core i3 12100などエントリ~ミドルエントリークラスのCPUが選択できます。
よりハイクラスのCPUも登場していますが、その場合は別のゲーミングPCシリーズを選ぶのが良いでしょう。
AMD系はエントリー~ミドル構成に良いB550シリーズ、
内蔵グラフィックが強く、グラボ無しでゲームができる価格重視の「B550AG」です。
B550シリーズでは、
Ryzen 5 3600/Ryzen 5 5600X/Ryzen 7 5800Xのミドル~ハイクラスのCPUが選択可能。
B550AGは基本的にグラフィックボード無しで、Ryzen 5 5600GかRyzen 7 5700Gから選択しますが、
他の3つはグラフィックボードの選択幅が広く、好みのグラフィック性能に仕上げることが可能。
初期はGT710と貧弱なので、アップデートは必須です。
またPCケースも色々選べるので、好みの見た目にカスタマイズできる楽しさも。
エントリー~ハイクラスまで本当に色々作れちゃうシリーズです。
ミドルタワーPC
拡張性に優れたミドルタワー型PCで、
基本的にはハイクラスなBTOパソコンを組むのに適しています。
ゲーミングPC名は「GZ」。
Intel系は全3シリーズ。
最新世代のZ690シリーズが登場しており、
Core i3 12100~Core i9 12900Kと、エントリー~ハイクラスのCPUが満遍なく選択可能。
AMD系は全2シリーズ。
ハイクラス向けの「X570A」と、
グラボ不要でもある程度ゲームができる価格重視の「B550AG」シリーズです。
Ryzen 5 3600~Ryzen 9 5900Xのミドル~ハイクラスのCPUが選択可能です。
「B550AG」シリーズを除き、
PCパーツは色々選べますが、エントリーやミドルスペックで組みたいならおすすめできません。
というのも最上位のマザーボードを搭載しているので、
他のパーツがミドルスペック以下だとアンバランスで、価格の無駄だからです。
ミドル以下で組むならミニタワーPCシリーズから選びましょう。
ゲーミングPC
ゲーミングPCシリーズは、その名と通りゲームに適したグラフィック性能が高いBTOのこと。
また電源容量などもスタンダードタイプと比べると初期構成から高く、
高性能なグラフィックボードでも十分に電源が足りるように構成されています。
基本はミドル~ハイエンドデスクトップと考えてよいです。
ラインナップは大きく「スタンダード/コンセプトゲーミングPC」「デュアル水冷ゲーミングPC」「SLIゲーミングPC」「ゲーム推奨ゲーミングPC」の4種です。
スタンダード/コンセプトゲーミングPC
ゲーミングPCの基本ラインナップになります。
Intel系はミドルスペック向けの「H670」、
ハイクラス向けの「Z690/D4」、
小型ゲーミングコンセプトの「Z690 Premium Line」という構成。
基本的にミドル~ハイクラス向けのゲーミングPCで、フルHDで高画質60fpsは当たり前、
WQHD(2560×1440)、4K(3840×2160)も視野に入れられるスペックがおすすめです。
見た目もある程度選べるので、どれを選ぶかはあとは好み。
AMD系は「X570A」の一択で、こちらもミドル~ハイクラス向けのゲーミングPCです。
Hydro デュアル水冷ゲーミングPC
CPUおよびグラフィックボードが簡易水冷になっているBTOシリーズです。
ハイクラス~ハイエンドデスクトップ向けになります。
ハイクラス以上で問題になってくるのが熱対策で、
パソコンは熱が高まると性能低下、もしくはわざと性能を下げて熱対策するので、
100%の性能を引き出し難くなります。
基本的には空冷より水冷のほうが良く冷えるので、
特にネックになるCPUとグラフィックボードが簡易水冷化されています。
特に高解像度、ゲーミングモニターなど高FPS下、デュアル/トリプルディスプレイでゲームなどする人は、
熱が溜まりやすいので、このゲーミングPCがおすすめになります。
CPUとGPU以外のPCパーツ構成は?
ここでは初期構成で使われている主なPCパーツの中身を見ていこうと思います。
メモリについて
CPU性能を100%引き出すにはメモリの動作クロックも重要になってきます。
サイコムでは昨今のCPUが対応する最大クロックである3200MHzメモリを搭載しているので、
CPUの能力の低下は気にしなくて大丈夫です。
ただしRadiant VXシリーズの場合、初期構成が8GBになっているので、
可能なら16GBにアップグレードするのが良いです。
SSD
SSDでは従来のSATA3接続のSSDと、
およそ3~5倍くらい読み書きが早いNVMe SSD、
そして現最速の新規格Gen 4 NVMe SSDの3つに分けることができます。
サイコムでは安価なRadiant VXシリーズですと、
CrucialのSATA3接続SSDが初期構成として、
上位ゲーミングPCになると、IntelのNVMe SSDが標準構成となっています。
他社と同水準といってよいでしょう。
CPUクーラー
CPUの発熱を抑えることは熱による性能低下を防ぐため、重要です。
サイコムはCPUクーラーは他社より初期構成の水準が高いです。
安価なRadiant VXシリーズでもCPUの発熱が多い場合は、
冷却性の高いサイドフロー型クーラーを搭載しており、
メーカーも冷却性に定評のあるNoctua製を利用しています。
さらに高性能グリスも塗布されているので、冷却効果は高めです。
電源
エントリー~ミドルクラスではBRONZE認証を、ハイクラスはGOLD認証を利用しており、
ほとんどがSilverStone製、一部Antec製が初期構成です。
電源のOEM元から見ても他社と同水準といったところ。
マザーボード
IntelはB660とZ690のチップセットを、
AMDはB550、X570のチップセットを利用しています。
サイコムの特徴としては低価格帯でもOEM版ではなく、
自作erも使うマザーボードを利用しており、
また初期構成は他社よりやや高価なマザーボードを利用しています。
特にハイクラスでは、
マザーボードからの排熱性も高く、CPUの電源供給も安定しやすいです。
動作保証からは外れますが、オーバークロックを考えている人にも特に利点となるでしょう。