こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)
前作からTPS視点に生まれ変わり、現在大人気中のヘルダイバー2に関して、
実際に計測し必要なグラフィック性能を測定。
おすすめなゲーミングPCについてまとめました!
目次
ヘルダイバー2のスペック
※横スクロールできます
必要スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-4790K / AMD Ryzen 5 1500X | Intel Core i7-9700K / AMD Ryzen 7 3700X |
グラフィック | GeForce GTX 1050 Ti / Radeon RX 470 | GeForce RTX 2060 / Radeon RX 6600XT |
メモリ | 8GB RAM | 16GB RAM |
最低設定も推奨設定をみても、最近のゲーム傾向からみるとやや軽いゲームの印象です。
ただこれにはわけもあって、実際にベンチマークをしてみると、
描画品質のこだわりによっては、かなり高性能なゲーミングPCが必要になるゲームです。
また読み込み速度では記憶媒体の種類(HDD、SSD)が影響します。
基本的なグラフィック設定
ヘルダイバー2は最近のゲームとしては普通の設定項目数ですが、
最近流行りのアップスケーリング技術であるDLSSやFSRといった設定項目は現在ありません。
基本はグラフィックプリセットが低、中、高、ウルトラの4段階、
なぜか連動しないテクスチャのクオリティの低、中、高、ウルトラの4段階でゲーム負荷を調整するのが基本。
ただ実はディスプレイという項目にレンダリングスケールというものがあり、
このレンダリングスケール項目がゲーム負荷と見た目を大きく左右する設定になっています。
設定の段階も豊富で、ゲームの負荷が低い(レンダリングが荒い)順に、
- ウルトラパフォーマンス
- パフォーマンス
- バランス
- クオリティ
- ウルトラクオリティ
- 通常
- スーパーサンプリング
- ウルトラサンプリング
とかなりの数が用意されています。
これがDLSSやFSRの代わり?なのか、この設定もかなり重要ですので、
この後みていきましょう。
見た目は3つの軸で大きく変わる
ではゲームの見え方はどの程度違うのでしょうか?
今回ややこしいのがレンダリングスケールで、この項目によって、
レンダリングスケール、グラフィックプリセット、解像度の3軸で大きく見た目(ゲーム負荷)が変わってしまいます。
3軸同時に話をするとわかり難いため、4KとフルHDそれぞれで話を進めていきます。
4K解像度の場合
グラフィックプリセットによる違いから見ましょう。
↑ヘルダイバー2における4Kウルトラ
↑ヘルダイバー2における4K低画質
ウルトラと低画質による比較ですが、それなりに見え方の違いは大きいです。
岩は建物、砂や看板などの質感や陰影はさすがにウルトラ画質は綺麗に描写されます。
↑ヘルダイバー2における4Kウルトラ
↑ヘルダイバー2における4K低画質
もう一つの場面です。
やはりウルトラ画質のほうが、コンクリートの質感や金網の質感、また陰影が細かいです。
ただ低画質だと大きく見た目を損なうかといえばそうではなく、4K解像度であれば低画質でも十分綺麗に感じました。
続いてはレンダリングスケールによる違いです。
わかりやすくするために、最もレンダリングを細かくするスーパーサンプリングと、
最も粗くするウルトラパフォーマンスで比較していきます。
↑ヘルダイバー2における4Kスーパーサンプリング
↑ヘルダイバー2における4Kウルトラパフォーマンス
こちらは陰影や質感といった違いよりも、全体的な粗さや鮮明差による違いが出てきます。
ウルトラパフォーマンスでは全体的にぼやっとした印象になり、スーパーサンプリングはやはり鮮明に見えています。
ただ大きく見た目が違うかというと、許容できる範囲の違いかなあというところ。
↑ヘルダイバー2における4Kスーパーサンプリング、ウルトラ画質
↑ヘルダイバー2における4Kウルトラパフォーマンス、ウルトラ画質
もうひとつの場面です。
同様でウルトラパフォーマンスだと全体的にぼやっとした見た目に。
特に敵生物に関しては結構ぼやけてみえる印象でした。でもまあ許容範囲内。
↑ヘルダイバー2における4Kスーパーサンプリング、低画質
↑ヘルダイバー2におけるウルトラパフォーマンス、低画質
では低画質設定時のレンダリングスケールによる違いは?というと、
遠景に関しては見た目的にはほとんど違いがわからないです。
↑ヘルダイバー2における4Kスーパーサンプリング、低画質
↑ヘルダイバー2におけるウルトラパフォーマンス、低画質
ただ近景になってくるとやや粗さが目立つようになり、
低画質のウルトラパフォーマンス設定だと、模様や敵生物はかなりぼやけて見えます。
ややゲームのしにくさは上がる印象ですが、それでも許容範囲ではあります。
↑ヘルダイバー2における4Kスーパーサンプリング、ウルトラ画質
↑ヘルダイバー2におけるウルトラパフォーマンス、低画質
最後にスーパーサンプリングのウルトラ画質とウルトラパフォーマンスの低画質という、
最も見え方に違いが出る設定を比較します。
まったく見え方が違い、質感、鮮明差ともに結構な違いが出ているのがわかるかと思います。
ただゲームをできない、やりにくいレベルまでは酷くはないという印象でした。
フルHD解像度の場合
まずはグラフィックプリセットによる違いから見ていきます。
↑ヘルダイバー2におけるフルHDウルトラ画質
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質
4K解像度時と同じで、ウルトラ画質のほうがオブジェクトの陰影や質感がかなり高く見えます。
ただ低画質でも全然許容できるレベルではあります。
↑ヘルダイバー2におけるフルHDウルトラ画質2
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質2
しかしながら近景になってくると若干怪しさが(笑)
敵生物や少し遠めのオブジェクトが全体的に結構ぼやけるようになります。
ゲームの快適度にもある程度影響する劣化具合です。
続いてはレンダリングスケールによる違いです。
4K解像度と同じく最もレンダリングを細かくするスーパーサンプリングと、
最も粗くするウルトラパフォーマンスで比較していきます。
↑ヘルダイバー2におけるフルHDウルトラ画質、スーパーサンプリング
↑ヘルダイバー2におけるフルHDウルトラ画質、ウルトラパフォーマンス
ウルトラ画質固定で見ていくと、ウルトラパフォーマンスではかなりぼやけて見えるのがわかるかと思います。
かなり遠くの景色になると見えづらくなってきており、ゲームの快適性には影響が出始めています。
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質、スーパーサンプリング
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質、ウルトラパフォーマンス
低画質固定でみていくとさらに顕著に違いがでており、
ウルトラパフォーマンスでは看板や遠くのオブジェクトが8ビット調といいますか、
とにかく劣化がひどくなっています。
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質、スーパーサンプリング2
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質、ウルトラパフォーマンス2
近景になるとさらにさらに顕著。
ウルトラパフォーマンスでは全体的にガチャガチャ感が出てしまいます。
画面上ではわかりにくいかもですが、実際にゲームをすると体感差は大きく、
フルHDウルトラパフォーマンスでは全体的に快適にゲームをするのは難しい劣化だと思います。
↑ヘルダイバー2におけるフルHD低画質、パフォーマンス
4Kでは許容範囲ですが、フルHDの場合は最低でもパフォーマンスモード以上のレンダリングスケールにしたほうがよいでしょう。
どの程度ゲーミングPC性能が必要か?
では最近発売されている中で人気のグラフィックボードから、
具体的なパソコンスペックを探っていきたいとおもいます。
CPUはCore i9 14900KFを利用。
今回レンダリングスケールを高めにしたウルトラクオリティと、
ゲーム負荷軽減を優先したパフォーマンスの2パターンで計測しました。
描画の綺麗さにこだわりたい場合
ヘルダイバー2は協力型TPSなのでフレームレートは重要ですが、
同時に描画がかなり綺麗なゲームでもありますから、そこを楽しみたい!という人向けに、
ウルトラクオリティのレンダリングスケールによる結果です。
※横スクロールできます
RTX 4090 | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 | RTX 4060 Ti | RTX 4060 | RTX 3050 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 254 | 254 | 253 | 253 | 204 | 177 | 114 |
フルHDウルトラ | 207 | 167 | 156 | 140 | 108 | 93 | 58 |
WQHD低 | 255 | 218 | 206 | 193 | 152 | 130 | 84 |
WQHDウルトラ | 208 | 137 | 125 | 111 | 84 | 72 | 44 |
4K低 | 201 | 142 | 126 | 115 | 87 | 74 | 48 |
4Kウルトラ | 133 | 88 | 77 | 70 | 51 | 40 | 27 |
このゲームでは低画質による負荷軽減が結構大きく、
ウルトラ画質と低画質ではかなりのフレームレート差が出てきます。
低画質であれば最新世代のRTX 4060なら144fps以上は安定しますが、
ウルトラ画質ではRTX 4070 SUPERと結構なハイクラス性能が必要。
4Kウルトラ画質という最高負荷では最強であるRTX 4090でも144fps固定は厳しいです。
ただせっかく描画の綺麗さにこだわるなら、画質も高めのほうが良いでしょう。
そうなるとフルHDでは最低でもRTX 4060 Ti、WQHDならRTX 4070 SUPER、4KならRTX 4080 SUPERくらいは必要です。
なおヘルダイバー2では255fps前後でフレームレートが頭打ちになる仕様のようで、
グラボ性能を使いきれない設定も存在します。
ゲーム負荷軽減優先の場合
やはり協力型TPSゲームなので、なによりもフレームレートを優先したい、
またなるべく低予算のゲーミングPCで遊びたい!という人向けに、
レンダリングスケールをパフォーマンスにて計測しました。
なおさらにウルトラパフォーマンスも存在しますので、描画の粗さが気にならなければもっとフレームレートを伸ばすことはできます。
※横スクロールできます
RTX 4090 | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 | RTX 4060 Ti | RTX 4060 | RTX 3050 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 254 | 252 | 245 | 254 | 238 | 227 | 151 |
フルHDウルトラ | 205 | 210 | 179 | 164 | 132 | 113 | 71 |
WQHD低 | 253 | 255 | 248 | 253 | 214 | 186 | 122 |
WQHDウルトラ | 206 | 171 | 157 | 144 | 114 | 97 | 60 |
4K低 | 252 | 205 | 194 | 181 | 143 | 124 | 77 |
4Kウルトラ | 180 | 128 | 116 | 103 | 79 | 66 | 41 |
画質によるフレームレート差はもちろんですが、
先ほどのウルトラクオリティのレンダリングスケールより明らかにフレームレートが出ています。
つまりやろうと思えばこのゲームは低性能のゲーミングPCでも十分遊べます。
前世代の最下位であるRTX 3050でもフルHD低画質144fpsはなんとかいけますし、
最新世代のRTX 4060があれば、ある程度高画質でも144fps以上は大丈夫です。
それでは今現在、
BTOパソコンからCod:MW3に最適なゲーミングPCをご紹介していきます。
フルHDでおすすめのゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA RM5C-R46 14400F搭載
CPU | Core i5 14400F |
グラフィックボード | RTX 4060 |
メモリ | DDR4 16GB |
容量 | 500GB (NVMe Gen4) |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
同価格帯の平均:4.0
同価格帯の平均:2.5
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.3
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.6
最新世代のRTX 4060とCore i5 14400Fを搭載した王道ミドルクラス構成です。
なるべく低予算でヘルダイバー2を遊びたい人向けにおすすめ。
レンダリングスケールや画質はやや低いレベルにはなりますが、高フレームレートを安定して遊ぶことができます。
さらに性能が低いゲーミングPCもありますが、価格がほとんど変わりませんし、
このクラスの性能があったほうが、色々なゲームでも活躍できます。
(フロンティア)FRGKB760/T2/NTK
CPU | Core i5 14400F |
グラフィックボード | RTX 4060 Ti |
メモリ | DDR4 32GB |
容量 | 1TB M.2 NVMe SSD (Crucial P3 Plus)【Gen4】 |
大きさ | 幅(W):約215mm x 高さ(H):約347mm x 奥行(D):約401mm |
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:2.5
同価格帯の平均:3.0
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.3
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.5
RTX 4060より一つ上のRTX 4060 Tiを搭載のゲーミングPCです。
フレームレートも重要だけど、描画品質にもこだわりたい人向けにおすすめ。
フルHDであればレンダリングも画質も高めで高フレームレートを出すことができます。
価格も安くコスパもトップレベルなのでおすすめ。
WQHDでおすすめのゲーミングPC
(アーク)AG-AR8B65IGL7-FMO
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4070 |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 212 x 212 x 453 mm |
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:2.4
同価格帯の平均:4.9
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:3.4
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、293fps | 最高画質、135fps |
フォートナイト | 高画質、208fps | 高画質、123fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、208fps | 高画質、145fps |
タルコフ | 最高画質、143fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、307fps | 最高画質、123fps |
パルワールド | 最高画質、89fps |
※参考値であり保証するものではありません。
RTX 4070グラフィックボードを搭載したゲーミングPCです。
WQHDゲーミングモニターにてフレームレートを優先して遊びたい人におすすめ。
レンダリングや画質はやや低めにはなるものの、高フレームレートを安定して遊ぶことができる性能を持っています。
ヘルダイバー2を遊ぶために初めてゲーミングPCを準備したい!という人に特に最適。
またPCケースが大変特徴的で、煙突型と呼ばれるタイプ
見た目がオーディオ機器のようで、リビングに溶け込む上品なデザイン。
小さいながらも2TBのGen4 NVMe SSDは高水準で、小さくとも性能は高仕様というPCです。
(マウスコンピューター)G-Tune DG-I7G7S(RTX 4070 SUPER 搭載セットモデル)
CPU | Core i7 14700F |
グラフィックボード | RTX 4070 SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 1TB (NVMe Gen4×4) |
大きさ | 約189×396×390 |
同価格帯の平均:3.5
同価格帯の平均:4.2
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:2.2
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.3
RTX 4070よりさらにパワーアップしたRTX 4070 SUPERを組み合わせたゲーミングPCです。
WQHD解像度にてフレームレートだけでなく、描画品質にもこだわりたい人向け。
レンダリングや画質を高めで高フレームレート出せるゲーム性能を持っています。
価格バランスに優れておりコスパもトップクラス。
メモリ32GB、さらに記憶容量もGen4 NVMe SSDでヘルダイバーを快適に遊べる仕様です。
4KでおすすめのゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA XA7C-R47TS (DDR5搭載)
CPU | Core i7 14700F |
グラフィックボード | RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 1TB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
同価格帯の平均:3.2
同価格帯の平均:4.2
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:2.2
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:3.1
最新世代のハイクラスRTX 4070 Ti SUPERを搭載したゲーミングPCです。
ヘルダイバー2は4K解像度になるとさすがに高負荷ではありますが、
しっかりと高フレームレートを出すことができるゲーム性能。
レンダリングや画質はやや低めですが、フレームレート優先でなるべく予算を抑えて4K/UWQHD解像度で遊びたい人におすすめ。
もちろんコスパもトップクラスです。
(アーク)AC-IR20Z79AGL8S-FT
CPU | Core i7 14700KF |
グラフィックボード | RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR5 64GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】2TB + 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 242(W)x530(H)x544(D) mm |
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:5.2
同価格帯の平均:5.3
同価格帯の平均:3.0
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:4.1
同価格帯の平均:3.9
最新世代の準最強であるRTX 4080 SUPERのグラフィックボードを搭載したゲーミングPCです。
ヘルダイバー2を4K解像度、高描画品質というかなり高い高負荷でも、高フレームレート出せるゲーム性能を有しています。
とにかく最高環境に近い形で遊びたい人におすすめ。
ゲーム性能はもちろんですが、メモリ64GB、4TBの記憶容量など周りのスペックも最強レベルで、
沢山のゲームを遊ぶにも最適な構成です。