こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)
「Cyberpunk 2077」の推奨スペックや、
実際にベンチマーク計測し、サイバーパンクに必要なグラボ性能を測定。
おすすめなゲーミングPCについてまとめました!
目次
サイバーパンク2077の動作スペック
※横スクロールできます
最低必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5-3570K AMD FX-8310 | Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 3 3200G |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 780 AMD Radeon RX 470 | GTX 1060 6GB / GTX 1660 Super Radeon RX 590 |
メモリ | 8GB RAM | 12GB RAM |
サイバーパンク2077は動作要求が高いゲームと言えます。
通常最低スペックはほとんど快適に遊べないので推奨スペックを見ますが、
最近のミドルクラスぐらいの性能を求めており、
他ゲームと比べると要求は厳しいです。
またレイトレーシングとDLSS、FidelityFX CASを利用することが可能なので、
この設定によっても快適に遊べる画質や負荷が変わってきます。
利用することでより高画質より高FPSに遊べます。
GeforceのRTX2000、3000シリーズのみ利用可能です。
レイトレーシングは新しい描画手法で、より現実に近い描写ができるように。
特に鏡や水たまりなど反射面で敵の視認がしやすくなっています。
FidelityFX CASはAMDが手掛けるFidelityFX機能のひとつ。
オープン技術なのでGeForceでも利用可能。
描画処理中の解像度低下(描画ボケ)を補完し鮮明化する技術ですが、
これを応用し、描画レンダリング処理を上手に削減しつつ補完することで、
結果的にゲーム負荷を減らし、より高画質より高FPSに遊べるようになります。
※サイバーパンク2077ではレイトレ、DLSS、FidelityFX CASが選択可能。プリセットや自動設定で良きようにやってくれる。
サイバーパンク2077の魅力の一つがキレイな描画です。
その美しい描画を最大限体験するなら、かなりハイスペックなPCが必須です。
また読み込み速度では記憶媒体の種類(HDD、SSD)が影響します。
基本的なグラフィック設定
さすがは最近のゲームなだけあり、かなり細かい項目設定があります。
ただしあらかじめ全項目を適切に選んでくれるプリセットが用意されており、
レイトレ設定も含めたプリセットも提供。最高6段階で調整可能です。
では具体的にどの程度描画が変わってくるのかみてみましょう。
下記はその一例を掲載しました。
※↑フルHD 低画質 レイトレ無し
※↑フルHD 最高画質 レイトレ無し
※↑フルHD 最高画質 レイトレあり
低画質でも十分綺麗ですがよーく見てみると、
ウルトラ画質では描かれる、手前駐車場のマークや建物のガラス描写、
奥側のライトなどが省略されています。
さらにレイトレ有無では透明の掲示板?のようなものの有無にも関わってくるので、
わりと画質設定による描画の省略化は多い印象。
※↑4K 低画質 レイトレ無し
※↑4K 最高画質 レイトレ無し
※↑4K 最高画質 レイトレあり
4Kでも同じ傾向がありますが、
やっぱりフルHDと比べると建物の輪郭がはっきりとしており、
世界への没入感が全然ちがいます。
サイバーパンク2077の世界をしっかりと堪能するなら、
レイトレ対応のグラフィックボード、およびハイスペックなゲーム性能がおすすめです。
どの程度ゲーミングPC性能が必要か?
では実際にここ最近販売されているPCパーツから、
具体的なパソコンスペックを探っていきたいとおもいます。
グラフィックボードを検証
まず最もゲーミング性能に影響するグラフィックボードから見ていきます。
グラフィックボードは低予算のエントリークラス~最近のハイクラスまで計測してみました。
フルHDと4Kで計測しています。
高画質60fps・レイトレ中画質60fps・・・ミドルクラス RTX 2060以上
レイトレ高画質60fps・・・ハイクラス RTX 2070 SUPER以上
まず安価なエントリークラスの代表格GTX 1650では少々厳しい感じ。
今回はGDDR5版なので、
少しだけパワーアップしたGDDR6版なら低画質60fpsなんとかですが、
このゲームは雨の描写や人が接近する際に負荷がかかるので、
快適とはいかなそう。
フルHD低~中画質60fps以上確保するには、
ミドルクラスのGTX1660 SUPER以上が必須です。
高画質60fpsを目指すならミドルクラス上位の性能が必須。
レイトレ60fpsなら実質DLSSが使えるRTX系となります。
現状の高FPSは144fpsゲーミングモニターが限界。
ただ、おそらくゲーム側の最適化の問題だと思いますが、
ハイクラスのグラボにしてもFPS値はあまり伸びません。
現最高峰ゲーミング性能のRyzen 5 5900XとRTX3080の組み合わせでも、
170fps付近で頭打ちで、性能を使いきれていない感があるため、
現状はゲーミングモニターを使うなら144fpsまでというところです。
↑フルHD低画質時のRyzen 5 5600X(上)、Ryzen9 5900X(下)グラボ利用率。
5600Xのときは64%ほど、5900Xでも88%ほど。通常固定FPSにしなければ100%近くまで使うので、グラボが性能を使いきれていないっぽい。
4K高画質60fps・・・最新ミドルクラス RTX 3060ti以上
4Kレイトレ中画質60fps・・・最新ハイクラス RTX 3080以上
4Kレイトレ高画質60fps・・・最高クラス RTX 3090以上
4Kゲーミングとなるとかなりのグラフィック性能が必要です。
低画質でもミドルクラス以上、
高画質レイトレになると最新グラボの上位であるRTX3080でさえぎりぎりです。
ただし最適化の問題があるかもしれませんので、今後パフォーマンス改善する可能性はあります。
CPUは?
続いてはCPUです。
ゲームによってはCPUの使用率が高いゲームと低いゲームがあり、
高いゲームの場合、CPU能力が低いとFPSが下がってしまう傾向(ボトルネック)にあります。
ここでも最近のCPUから低予算のエントリークラス~最近のハイクラスまで計測してみました。
グラフィックボードはRTX 3060tiを利用しています。
サイバーパンク2077はCPU性能がかなり重要なゲームに入ります。
4Kではグラボ性能が限界にきているのでそこまで差は顕著ではありませんが、
フルHDではエントリー~ハイクラスCPUではFPS値の差が顕著です。
性能が低いCPUだとGPU性能を引っ張る(ボトルネック)になることは当たり前ですが、
他のゲームと比べるとその具合がかなり大きいです。
グラボ性能の要求値も鑑みると、
安いエントリークラスのCPUではサイバーパンク2077は厳しいと思います。
これらの結果を踏まえて具体的におすすめのゲーミングPCについてみていきます。
なお全般的なおすすめのゲーミングPCについては下記でも紹介しています。

安くサイバーパンク2077を遊ぶ!おすすめゲーミングPC
- フルHD、低中画質60fps
- サイバーパンク2077を遊べる最低限のスペック
まずはもっとも低価格でサイバーパンク2077を遊べる構成のゲーミングPCです。
実測の結果やはり要求スペックが高く、ミドルクラスのゲーミングPCは必須です。
(ドスパラ) GALLERIA RM5C-R35

CPU | Core i5 12400 |
グラボ | RTX3050 |
メモリ | 16GB |
容量 | 500GB NVMe SSD |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ)mm |
王道ミドルスペックながら価格を抑えられたドスパラのゲーミングPCです。
最新エントリークラスのRTX3050搭載しています。
下位グラボですが、DLSSを利用することができますので、
サイバーパンクにて高フレームレートを出すことができます。
フルHD高画質!おすすめゲーミングPC
- フルHD高~ウルトラ画質にて60fps確保
- レイトレーシング利用でフルHD中画質60fps
続いては最高画質60fpsでもサイバーパンク2077が遊べる構成です。
ナイトシティの世界を満喫するなら、このあたりのスペックがおすすめ。
より描画がキレイになるレイトレーシング利用でも中画質で遊ぶことが可能。
GeForce RTX系のグラフィックボード構成になります。
(パソコン工房)LEVEL-M066-124-RBX

CPU | Core i5 12400(6コア12スレッド) |
グラボ | RTX3060 |
メモリ | 16GB |
容量 | 1TB NVMe SSD |
大きさ | 220(幅)×410(奥行き)×465(高さ)mm |
ミドルクラスのゲーミングPCです。
RTX3060グラボはDLSSが利用できますので、
サイバーパンクを高画質高フレームレートで遊ぶことが可能です。
4K低画質!レイトレ高画質!おすすめゲーミングPC
- 4K低~中画質にて60fps確保
- レイトレーシング利用でフルHD高画質60fps確保
続いては4Kにてサイバーパンク2077を遊びたい方向けスペックです。
高負荷になったときでも60fps切ることはまずないので快適に遊べます。
またフルHDならサイバーパンク2077の最高設定+レイトレ最高設定の最上位描画で遊べます。
(ドスパラ) GALLERIA XA7C-R36T

CPU | Core i7 12700(12コア20スレッド) |
グラボ | RTX3060 ti |
メモリ | 16GB |
容量 | 1TB NVMe SSD |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ)mm |
ミドルとハイクラスの中間に位置するゲーミングPCです。
DLSSを利用すれば4K低~中画質で十分快適にサイバーパンクを遊ぶことが可能です。
(ドスパラ)GALLERIA ZA7C-R37

CPU | Core i7 12700K (12コア20スレッド) |
グラボ | RTX3070 |
メモリ | 16GB DDR4 |
容量 | 1TB NVMeSSD |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mm |
もう一段階性能を高めたRTX3070搭載ゲーミングPCです。
DLSS利用で4K高画質で高フレームレートで遊ぶことが可能。
レイトレ利用だと少々パワー不足です。
4Kレイトレ!現最高峰!おすすめゲーミングPC
- 4K高画質にて60fps確保
- レイトレーシング利用で4K中画質60fps確保
- フルHDウルトラ画質144fps確保
- 現在の最高峰ゲーミング性能
最後は最も高性能なゲーミング性能です。
サイバーパンク2077ではハイクラスグラボの最適化がまだ進んでいないように見えますが、
それでも4K高画質や4Kレイトレーシングを堪能するなら、
最高峰のゲーミングPCを用意する必要があります。
フルHD最高画質144fpsにてゲーミングモニターを利用したい人も。
(ドスパラ)GALLERIA ZA7C-R38

CPU | Core i7 12700K(12コア20スレッド) |
グラボ | RTX3080 |
メモリ | 16GB DDR4 |
容量 | 1TB NVMeSSD |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mm |
最高峰グラフィックボードRTX 3080を搭載したゲーミングPCです。
対応するCPUも現最強のゲーミング性能を誇るCore i7 12700Kを搭載。
サイバーパンク2077を遊ぶ上では最強環境といって良いでしょう。
もちろん他の性能も高いので、ゲーム配信、動画編集も快適そのものです。
(フロンティア)FRGHZ690/B

CPU | Core i7 12700KF (12コア20スレッド) |
グラボ | RTX3080 ti |
メモリ | 16GB DDR5 |
容量 | 1TB NVMeSSD |
大きさ | 幅:約239mm x 高さ:約510mm x 奥行:約513mm |
グラボ性能を一段階挙げたRTX 3080tiを搭載したゲーミングPCです。
RTX 3080では一歩届かない4Kレイトレウルトラ画質という、
サイバーパンク2077の描画設定では最高の状態で遊ぶことが可能です。
その分価格はグッと跳ね上がりますので、とにかく最強にこだわりたい人向けとなります。