こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)
中国の初のAAAタイトルといわれ、世界中出会いヒット中の黒神話:悟空(Black Myth: Wukong )。
実際に計測し必要なグラフィック性能を測定し、そこからおすすめなゲーミングPCについてご紹介します。
目次
黒神話:悟空のスペック
※横スクロールできます
必要スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 1600 | Intel Core i7-9700 / AMD Ryzen 5 5500 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / AMD Radeon RX 580 8GB | NVIDIA GeForce RTX 2060 / AMD Radeon RX 5700 XT / INTEL Arc A750 |
メモリ | 16GB RAM | 16GB RAM |
最近のゲームの中では比較的要求スペックが高いゲームかと思います。
最低要件でもそれなりのゲーム性能を要求し、快適に遊べる推奨スペックはミドルクラス級です。
またメモリが16GBが必須条件になっていることから、タルコフのようにメモリ消費が激しいゲームかとおもいます。
基本的なグラフィック設定
中国のゲーム会社Game Scienceの初のタイトルとは思えないくらい、グラフィック設定は充実しています。
DLSS2/3、FSR2/3、XeSSなどアップスケーリング技術は全て対応しており、CoDなどと同じ対応の良さ。
もちろんレイトレーシングにも対応しています。
画質調整の項目もすべてそろっていますが、
画質レベルという項目で低、中、高、超高、最高の5段階でプリセットが用意されていますので、
ゲーム性能にあわせて細かい調整が簡単にしやすい環境にもなっています。
画質がプレイの体感価値にかなり影響する
黒神話:悟空はかなりグラフィックが綺麗なゲームです。
ここでは4K解像度にて低画質と最高画質設定の違いをみていきましょう。
上が最高画質で下が最低画質設定のいち場面。
見てわかるように全然描画のクオリティが変わってきます。
最高画質では草木の描画、オブジェの描画はもちろん、光の射し方がよりリアリティがあります。
対して低画質になると、そのあたりの描画は全て簡略化され、全体手にのっぺりとした印象に。
正直ここまで描画の差が大きいゲームは久々で、
せっかくの中国が描く世界観を味わうなら間違いなく高画質のほうが良いです。
上記はまた違う場面です。上が最高画質で下が低画質。
描画の綺麗さだけでなく、画面の暗さにも影響していることがわかるかとおもいます。
低画質ではすべての描画が簡略化されることで明るくなってしまうのに対して、
最高画質は光が当たらないところはかなり暗く見えるようになります。
ゲームの難易度にも影響するところになるので、画質設定はかなり重要なゲームです。
フレームレートも重要
黒神話:悟空はフレームレートを30、60、120、無制限と細かく固定設定をできますが、
基本的にはフレームレートは高い方がプレイはしやすいゲームです。
ソウルライク+モンハンと言われることもあるゲームで、ソウルライクほど難しくないのですが、
それでもかなりアクション性が高く、敵の動き良く見て対処する必要があります。
動き自体も早いので、フレームレートが低いと正直やり難いですし、疲れます。
画質設定も重要ですが、フレームレートは担保しつつ高画質を狙うのが黒神話:悟空を楽しむにはおすすめです。
どの程度ゲーミングPC性能が必要か?
では最近発売されている中で人気のグラフィックボードから、
具体的なパソコンスペックを探っていきたいとおもいます。
グラフィックボード性能
まずは最も重要なグラフィックボード性能から。
最近主流のグラフィックボードを使い、DLSS3とFSR3を測定します。
RTX 4060 | RTX 4060 Ti | RTX 4070 | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4090 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 108 | 127 | 181 | 201 | 224 | 287 |
フルHD最高 | 54 | 58 | 87 | 101 | 112 | 156 |
フルHD最高レイトレ超高 | 26 | 28 | 94 | 107 | 120 | 162 |
WQHD最低 | 93 | 110 | 155 | 174 | 196 | 267 |
WQHD最高 | 43 | 56 | 77 | 90 | 102 | 145 |
WQHD最高レイトレ超高 | 19 | 31 | 74 | 109 | 99 | 141 |
4K最低 | 69 | 82 | 115 | 131 | 151 | 230 |
4K最高 | 31 | 24 | 61 | 71 | 82 | 123 |
4K最高レイトレ超高 | 7 | 7 | 47 | 54 | 64 | 101 |
まずはDLSS3の結果。
やはりグラフィックボードの性能はそれなりに必要なゲームになっている結果です。
最も高負荷となる4K最高画質のレイトレーシング利用の場合は、現最強であるRTX 4090でないと厳しいです。
レイトレーシング不要であればRTX 4070 Ti SUPERやRTX 4080 SUPERくらいが妥当です。
低画質で良いのであればミドルクラスのRTX 4060 Tiでもギリギリいけますが、
前述したようにゲーム体験が全然違うので難しいところですね。
最も手軽にゲームが始められるフルHDであっても高画質を狙うならRTX 4070以上のハイクラスグラボが必要。
WQHDの場合はRTX 4070 SUPER以上の性能があったほうが良いでしょう。
RTX 4060 | RTX 4060 Ti | RTX 4070 | RTX 4070 SUPER | RTX 4070 Ti SUPER | RTX 4090 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 123 | 137 | 174 | 180 | 174 | 178 |
フルHD最高 | 37 | 44 | 56 | 65 | 71 | 97 |
フルHD最高レイトレ超高 | 32 | 33 | 63 | 67 | 75 | 87 |
WQHD最低 | 97 | 111 | 152 | 164 | 169 | 171 |
WQHD最高 | 32 | 38 | 50 | 59 | 64 | 90 |
WQHD最高レイトレ超高 | 21 | 30 | 47 | 54 | 60 | 78 |
4K最低 | 63 | 74 | 102 | 115 | 127 | 164 |
4K最高 | 24 | 29 | 39 | 45 | 52 | 75 |
4K最高レイトレ超高 | 28 | 32 | 38 | 56 |
続いてはFSR3ですが、このゲームではDLSS3利用のほうがフレームレートが全然出ます。
今回はRadeon製を試していませんが、
他のゲームではDLSS3とFSR3にそこまで大きなフレームレート差がでることがないため、
もしかしたらゲーム側の最適化不足かもしれません。
いずれにせよ現段階ではDLSS3を利用するのがベターでしょう。
CPU性能
今度はCPU性能によるフレームレートの影響を見ていきましょう。
最もゲーム性能が高いRTX 4090と組み合わせて計測しています。
Core i5 14400F | Core i5 14500 | Ryzen 5 7600X | Ryzen 5 9600X | Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 147 | 154 | 164 | 199 | 201 | 201 | 214 | 286 | 200 | 177 | 216 |
フルHD最高 | 110 | 111 | 111 | 111 | 110 | 101 | 109 | 111 | 105 | 111 | 107 |
フルHD最高レイトレ超高 | 107 | 112 | 112 | 117 | 115 | 115 | 115 | 115 | 110 | 115 | 109 |
WQHD最低 | 145 | 154 | 161 | 199 | 200 | 200 | 212 | 261 | 202 | 175 | 210 |
WQHD最高 | 100 | 100 | 100 | 101 | 100 | 99 | 99 | 100 | 96 | 101 | 96 |
WQHD最高レイトレ超高 | 94 | 95 | 97 | 97 | 95 | 96 | 95 | 95 | 92 | 97 | 91 |
4K最低 | 140 | 157 | 162 | 190 | 189 | 195 | 195 | 197 | 186 | 166 | 187 |
4K最高 | 82 | 84 | 85 | 83 | 82 | 83 | 82 | 83 | 80 | 83 | 80 |
4K最高レイトレ超高 | 64 | 62 | 63 | 63 | 63 | 62 | 62 | 62 | 61 | 63 | 61 |
昨今のゲームの中では比較的CPUによるフレームレート差の影響は少ないゲームかと思います。
IntelミドルクラスやRyzen旧世代ミドルクラスではやや力不足感がありますが、
一定以上のCPUであれば一部のイレギュラーを除き、そこまでフレームレート差は出ていません。
またミドルクラスのCPUでも相手のグラフィックボードもそのクラスであれば、影響は出ないでしょう。
Core i5 14400F | Core i5 14500 | Ryzen 5 7600X | Ryzen 5 9600X | Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 280 | 287 | 287 | 289 | 291 | 274 | 290 | 288 | 279 | 287 | 280 |
フルHD最高 | 156 | 156 | 156 | 157 | 156 | 148 | 156 | 157 | 150 | 156 | 151 |
フルHD最高レイトレ超高 | 156 | 160 | 161 | 163 | 162 | 163 | 161 | 163 | 157 | 162 | 156 |
WQHD最低 | 266 | 266 | 265 | 270 | 269 | 265 | 268 | 266 | 255 | 267 | 256 |
WQHD最高 | 144 | 145 | 144 | 146 | 145 | 144 | 145 | 145 | 140 | 145 | 140 |
WQHD最高レイトレ超高 | 137 | 139 | 141 | 142 | 140 | 140 | 140 | 141 | 137 | 141 | 137 |
4K最低 | 220 | 221 | 220 | 221 | 221 | 222 | 221 | 220 | 214 | 230 | 214 |
4K最高 | 123 | 123 | 123 | 124 | 124 | 123 | 124 | 123 | 120 | 123 | 120 |
4K最高レイトレ超高 | 99 | 100 | 101 | 101 | 100 | 100 | 99 | 99 | 98 | 101 | 98 |
加えてDLSS3のようなグラフィックボード負荷が大きくなり、CPU負荷が軽減される処理では、
もうほとんどCPUによるフレームレート差はありません。
ゲームによってはDLSS3でも差が長じますから、黒神話:悟空はグラフィックボードの比重がかなり大きいゲームです。
とはいえ他のゲームをやるときはCPUとグラフィックボードのバランスも需要ですので、
グラフィックボードの性能にあわせて、それなりのCPUは組み合わせるのが良いでしょう。
それでは今現在、
BTOパソコンからディアブロ4に最適なゲーミングPCをご紹介していきます。
フルHDでおすすめのゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA RM7R-R47 7800X3D搭載
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4070 |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.7
RTX 4070のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCです。
フルHDであれば最高画質レイトレーシングを利用しても80fps以上は安定して確保できるので、
黒神話:悟空の世界観を十分に味わいながら快適なプレイができます。
WQHDも画質調整すれば十分遊ぶことが可能。
メモリも16GBで推奨に達しており、CPUはゲーム性能トップクラスのRyzen 7 7800X3Dで十分。
ゲーム配信は得意ではないので注意。
(パソコン工房)LEVEL-M7A6-LCR76X-SLX
CPU | Ryzen 5 7600X |
グラフィックボード | RTX 4060 Ti |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 1TB NVMeSSD [PCIe 4.0×4] |
大きさ | 約幅206mm×奥行432mm×高さ411mm ※最大突起物除く |
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:2.5
同価格帯の平均:3.0
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.3
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.5
RTX 4070より一つ下のグラフィックボードを搭載したゲーミングPC。
RTX 4060 Tiですと低画質領域でないと快適なフレームレートを出すことが難しいのですが、
なるべく安く黒神話:悟空を遊ぶのであれば、というPC。
もちろんメモリも16GB搭載です。
WQHDでおすすめのゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA XA7C-R47S (DDR5搭載)
CPU | Core i7 14700F |
グラフィックボード | RTX 4070 SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 1TB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:4.2
同価格帯の平均:2.1
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.5
同価格帯の平均:2.9
RTX 4070 SUPERを搭載したゲーミングPCで、
要求スペックが高い黒神話:悟空でもWQHD最高画質レイトレーシング設定で100fps前後確保できるので、
快適に遊ぶことができます。
CPUも性能が高いCore i7 14700Fでバランスよく、メモリは32GB搭載なので要件を十分満たした構成です。
コスパもトップクラスの良さ。またゲーム配信にも向いています。
(マウスコンピューター)G-Tune DG-I7G7S(オーロラコレクションセット)
CPU | Core i7 14700F |
グラフィックボード | RTX 4070 SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 1TB (NVMe Gen4×4) |
大きさ | 約189×396×390 |
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:2.4
同価格帯の平均:4.9
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:3.4
同じくRTX 4070 SUPER搭載で、WQHD最高画質レイトレーシング設定で100fps前後確保できる性能ですが、
こちらはあらかじめゲームに必要なPCデバイスがセットになったモデル。
オーロラコレクションと題してホワイトを基調にしており、
PC本体だけでなく付属のデバイスがすべてホワイト仕様というこだわりで、
PCだけならともかくデバイスもすべてホワイトで統一しようとするのはかなり手間がかかりますから、
白色にこだわりたいひとであればかなりおすすめ。
4KでおすすめのゲーミングPC
(アーク)AG-AR8X67AGL7IS-FTC
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 222(W) x 467(H) x 450(D)mm |
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:4.7
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:2.3
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.7
同価格帯の平均:3.5
最新世代のRTX 4070 Ti SUPERグラフィックボードを搭載したゲーミングPCです
黒神話:悟空を4Kで遊ぶなかで、安さ重視で選ぶ性能という感じで、
4K最高画質レイトレーシングではやや力不足ですが、レイトレーシング無しであれば80fps以上は担保できます。
何よりメモリ性能、SSD性能、PCケース、その他各種パーツが非常に高水準にまとめられており、
コスパも最強レベル。
(マウスコンピューター)G-Tune FZ-I7G8S
CPU | Core i7 14700KF |
グラフィックボード | RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 2TB (NVMe Gen4×4) |
大きさ | 約215×490×48 |
同価格帯の平均:3.3
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:5.1
同価格帯の平均:3.3
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:4.2
同価格帯の平均:3.7
ひとつ上の準最強であるRTX 4080 SUPERを搭載したゲーミングPC。
ここまでの性能になれば4K最高画質レイトレーシングでも80fps以上は確保できるので、
黒神話:悟空を4Kで遊ぶぬは十分な性能。
準最強クラスグラボ搭載だけあり、全体的なスペックも高めになっておりコスパも良いです。
(マウスコンピューター)G-Tune FZ-I9G90 14900KF
CPU | Core i9 14900KF |
グラフィックボード | RTX 4090 |
メモリ | DDR5 64GB |
容量 | 2TB (NVMe Gen4×4) |
大きさ | 約215×490×481 |
同価格帯の平均:3.9
同価格帯の平均:5.4
同価格帯の平均:5.5
同価格帯の平均:4.6
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:4.2
最後は最強ゲーム性能を有するRTX 4090を搭載したゲーミングPCです。
黒神話:悟空を遊ぶ上でこれ以上のゲーム性能は無いといえる構成で、最大限楽しむことができます。
スペック全体的にも高級仕様でこれからの要求スペックが高いゲームもガンガン遊べてしまいます。