こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!!
グラボ業界ではレイトレーシング対応のRTXシリーズのグラボが登場して盛り上がっていますが、
いかんせん価格が6~18万くらいと高価なのが難点です・・・。
なるべく低予算でゲーミングPCを作りたい!となると、
以前ローエンドなGTXシリーズになるかと思います。
そこで今回はローエンドGPUで依然人気なGTX1050について性能を検証します。
なお一つ上の上位グラボ、GTX1050tiも別途性能を検証していますので、
参考にしてみてください。

さて検証ポイントですが、
ズバリ最新のゲームでも遊ぶことができるのか!?
です。やっぱりゲーム目的で買う人が多いでしょうし。
なお、定期的に最新ゲームのベンチマークは測定していきます。
目次
GTX1050のスペックや価格は?
ベンチマーク詳細に入る前にざっとおさらい。
表は現在主流となるGeforce、Radeonの低~中スペックグラフィックボードの比較です。
GTX1050は10シリーズの下から2番目のエントリー向けGPUの位置付けのグラボです。
ここ最近はGTX1650の登場もあり、正直存在感はありません。
とはいえ中古品など依然として出回ってはいますから、どのくらいの性能なのか気になるところではあります。
今回使用したGTX1050
今回ベンチマークで試したのが、GTX1050ではおそらく最も安い、
玄人志向 GF-GTX1050-2GB/OC/SF [PCIExp 2GB]です。
玄人志向は電源もそうですが、価格が他製品よりも安めで、
なるべく安くPCを組みたい人には強い味方のメーカですよね(*’▽’)
CPUはi5-9400Fを使用。これならCPUによるボトルネックの心配はないです。
基本的なベンチマーク性能は?
最新ゲーム検証の前に、1050がどの程度の性能なのか、基本的なベンチマークソフトで簡単に見ていきます。
まずは定番のFireStrike。一応上位との性能差比較として1050ti、1060 6G、1070も掲載しています。
またCPU性能のPhysicsスコアは掲載していません。
上位のGTX1060 6Gだと最新ゲームでも問題なく快適に遊べます。
その1060の性能の大体半分の性能といったところでしょうか。
1050tiとの性能差は思ったよりは無いんですよね。
となるとコスパ的には1050は良いかも?しれません。
もう一つDirect12ベースのTimeSpy。
やっぱり大体GTX1060 6Gの半分といったところ。
依然からある人気ゲームは?
GTX1050でも主な人気ゲームであるオーバーウォッチ、フォートナイトあたりは問題なく遊ぶことは可能です。
PUBGやDead by Daylightは60fpsを切ることがありますが、
遊べます。
元々マルチプレイやバトロワ系は軽く作ってあるので、画質にこだわらなければエントリー向けGPUでも可能なんですね。
では最新ゲームのベンチマークいってみましょー!!
FarCry5 New Dawn
FarCry5の続編として登場したゲームで、重量級のゲームです。
低画質であればなんとか60fpsキープで遊ぶことができそうです!
グラフィックメモリは2Gバイトギリギリなので、
もしかしたらたまにFPSが落ち込むこともありそうですが、基本的には問題なく遊べるでしょう。
Shadow of Tomb Raider
続いてはTomb Raider。
レイトレーシング対応となっているゲームです。
こちらは最低画質であれば60fps以上で遊ぶことは可能です。
ただこのゲームはキレイなグラフィックで遊ぶことに醍醐味があるので、
正直最低画質だと世界に没頭できる・・・という感じではありません。
Assassin’s Creed Odyssey
続いては2018年10月発売の重量級ゲームアサシンクリードオデッセイ。
ちなみにこのゲームはGPUだけでなくCPU性能も試されるゲームです。
こちらも画質低(最低の設定)であれば何とか遊べます。
アクション性が高いゲームなので60fps以上確保のほうが重要ですから、
中画質以上は期待できません。
まあゲーム可くらいですね。
Call of Duty: Black Ops IIII
FPSゲーム好きなら知らない人はいない人気ゲームの最新作。
2018年10月発売。今作よりマルチプレイほか、バトロワ式(Black Out)も採用しています。
こういったゲームは比較的ライトに動くようになっているはずなので、
期待大です(^o^)/
全体的に画質をコントロールする設定がないため、
各グラフィック項目で低、中、高を任意で設定しています。
レンダリング制度は100に設定しています。
※横スクロールできます
画質 | 最小FPS | 最大FPS |
---|---|---|
マルチプレイ(画質低 | 57 | 65 |
マルチプレイ(画質中 | 33 | 58 |
マルチプレイ(画質中 | 29 | 56 |
マルチプレイ(画質中 | 34 | 61 |
マルチプレイ(画質中 | 23 | 48 |
マルチプレイモードでは画質低であれば、
なんとか遊べるかなあって感じ。
たまに60fpsを下回るものの、カクつくことなどはありませんでした。
しかしながらバトロワ式(Black Out)になると描画する箇所が多いためか、
厳しいです。。。
特に最初のヘリから飛び降りるところ、遠くの描写が多くなるところではスローモーションというか、
グッとfpsが落ちるのが体感でも感じてしまいます。
力不足なのは否めません。
Battlefield V
コアファンが多い名作バトルフィールドの最新作Vです。
2018年11月に発売されています。
フルHD、画質設定を低、中、高でテストしていました。
※横スクロールできます
画質 | 最小FPS | 最大FPS |
---|---|---|
低 | 57 | 60 |
中 | 46 | 55 |
高 | 42 | 53 |
体感としてもCall of Duty: Black Ops IIIIよりも快適に遊べると感じました。
画質低であればほぼ60fpsを維持していたので、FPSとして問題ありません。
画質中以上になると少しfpsが落ち込んでしまうので、
ぎりぎり性能がなんとかなる!って感じです。
モンスターハンターワールド
こちらも言わずとしれた名作。
低画質設定フルHDにて、平均73fpsと全く問題なく遊ぶことができます。
最低fpsも60fps前半なので常に快適に遊べるといってよいです。
Apex Legends
現在大人気バトロワゲームですね!
こちらは画質が向上するとグラフィックメモリを大量に必要なゲームでして、
基本的にグラフィックメモリが少ないGeforce系より、多めなAMDのRadeon寄りのゲームとされています。
計測結果も苦しいですねえ・・・。
最低画質にてなんとか60fps維持ですが、実際は爆発など描写が激しいと60fps切ることも多々あり。
本来であればGTX1050 2Gでは苦しいかなという印象です。
ただこのゲームでは「解像度適応のFPS」という、解像度を自動で落とすことで目標FPSを超える設定ができるので、
画質を気にしなければGTX1050でも遊ぶことが可能です。
The Division2
大人気ゲームのディビジョン2です。
このゲームはDirectX11と12が切り替えられるのが特徴で、
綺麗さなら12が上ですが、その分負荷が大きいです。
結果としては思ったよりも検討しています。
DirectX11ベースの低画質設定であれば60fpsは余裕で超えており、
大きな落ち込みもありませんでした。快適に遊ぶことが可能です。
ただDirectX12ベースや高画質では、たまにエラーで落ちたり動作不安定。。。
あくまで低画質・DirectX11限定での利用となりそうです。
Anthem
NvidiaのDLSS対応のゲームとして有名なAnthemです。
かなりグラフィックがきれいな分、やはり高負荷といったところで、
最低画質のフルHDだと、平均39fps。大体31~48fpsといったところなので、
60fpsには届きませんでした。
ゲームプレイとしてなら問題なくできるものの、
疾走感が醍醐味なこのゲームでは30fpsだと滑らかさに欠け、
視覚的にスローに見えてしまい・・・ちょっと残念だなという印象でした。
DevilMayCry5
PS4などで販売されている大人気ゲームですね。
基本的にはゲームの負荷は低めですが、
ゲームプレイ中にちょいちょい挟むストーリの描画が割と負荷がおおきめ。
どうも動画を差し込んでいるのではなく、グラフィック描画の延長線上のようで、
上記はその際の結果となっています。
とはいえ、低画質なら60fps確保できますし、
アクションでは60fpsは余裕なので、快適に遊ぶことができました。
GTX1050はどんな人におすすめか?
以上、色々なゲームを検証してきましたが、
個人的な感想としては思ったよりも最新ゲームでも遊ぶことが可能だなと思いました。
しかも重量級であってもです。
ではおすすめできるグラフィックボードか?と言われると、現在はまったくおすすめできません。
というのも後継機であるGTX1650と価格差が無いからです。
GTX1650はGeforce系の最新グラボですが、
性能差は2倍あるのに価格が同じならGTX1050を買う理由がみえません。
中古品で大きく安くなっていない限りはGTX1650を選択することをおすすめします。