こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!!
RTX 4000シリーズも出そろってくるなか、ミドルクラスのRTX 4060に関してゲーム性能を比較していきます。
目次
RTX 4060のスペックは?
現在日本で購入しやすいNVidiaミドル~ハイクラスエントリーの
グラフィックボード一覧です。
※横スクロールできます
GPU | RTX 3080 Ti | RTX 3080 | RTX 4070 Ti | RTX 3070 Ti | RTX 4070 | RTX 3070 | RTX 4060 Ti | RTX 3060 Ti | RTX 4060 | RTX 3060 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 旧世代 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 |
プロセッサ数 | 10240 | 8704/8960 | 7680 | 6144 | 5888 | 5888 | 4352 | 4864 | 3072 | 3584 |
Tensorコア数 | 320 Gen3 | 272/280 Gen3 | 240 Gen 4 | 192 Gen3 | 184 Gen 4 | 184 Gen3 | 136 Gen 4 | 152 Gen3 | 96 Gen4 | 112 Gen3 |
RTコア数 | 80 Gen2 | 68/70 Gen2 | 60 Gen 3 | 48 Gen2 | 48 Gen 3 | 46 Gen2 | 34 Gen3 | 38 Gen2 | 24 Gen3 | 28 Gen2 |
ベースクロック | 1370MHz | 1440/1260MHz | 2310 MHz | 1580MHz | 1920 MHz | 1500MHz | 2310 MHz | 1410MHz | 1830 MHz | 1320MHz |
ブーストクロック | 1670MHz | 1710MHz | 2610 MHz | 1770MHz | 2480 MHz | 1730MHz | 2540 MHz | 1670MHz | 2460 MHz | 1780MHz |
メモリスピード | 19Gbps | 19Gbps | 21Gbps | 19Gbps | 21Gbps | 14Gbps | 18Gbps | 14Gbps | 17Gbps | 15Gbps |
メモリ量 | 12GB GDDR6X | 10/12GB GDDR6X | 12GB GDDR6X | 8GB GDDR6 | 12GB GDDR6X | 8GB GDDR6 | 8/16GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 12GB GDDR6 |
メモリバス帯域幅 | 912GB/s | 760/912 GB/s | 504GB/s | 608GB/s | 504GB/s | 448GB/s | 288GB/s | 448GB/s | 272GB/s | 360GB/s |
TDP | 350W | 320/350W | 285W | 290W | 200W | 220W | 160/165W | 200W | 115W | 170W |
電源コネクタ | 8pin × 2 | 8pin × 2 | 8pin × 2 12VHPWR ×1 | 8pin × 2 | 8pin × 1 12VHPWR ×1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 12VHPWR ×1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 |
前世代のRTX 3060と比較したポイントは、
- RTX 4000シリーズ特有のDLSS3対応
- CUプロセッサ数は減少
- Tensorコア、RTコアともに次の世代へ
- TDPは約65W低い
- ベース/ブーストクロックも大幅増
と、大幅な変更になっているといってよい仕様。
特にAda Lovelace新アーキテクチャの省電力構造が良いのか、
RTX 3060よりTDPがかなり低いです。
ただCUDAコア数は減少、代わりにTensorコア、RTコアがパワーアップなので、
DLSSやレイトレ利用と不使用で何か違いが出てくるかもしれません。
今回使用したRTX 4060
今回使用したのはMSIの「VENTUS 2X」です。
MSIの定番のシリーズ。
こちらのタイプの補助電源は8pin x1。
ということで早速検証に入っていきましょう。
- RTX 3060 Tiとの性能差は?
- DLSS3の実力は?
- 消費電力はどのくらい低い?
前世代のRTX 3060 Tiとの性能差そしてRTX 4000シリーズのウリであるDLSS3も気になります。
前述の高負荷であるレイトレはFPS低下が大きいですが、このDLSSと組み合わせることでFPSをある程度確保できます。
利用にはソフト側の対応が必要で、昨今だとフォートナイトやモンハンなどが対応しています。
利用できるのはRTX2000/3000/4000シリーズのみです。
なお新しくDLSS3が登場し、こちらはCPU負荷を最小で飛躍的に高フレームレートを出すことが可能。RTX 4000のみ対応
主なDLSS対応ゲーム一覧(Nvidia公式サイト)
それではゲームのベンチマークを見ていきます。
なおCPUはCore i7 13700Kを利用しています。
Apex Legends
まずは人気のバトロワゲーム、ApexLegendsです。
グラフィックボードの性能の影響をうけやすいゲームです。
グラフィックボードの性能も高いため、差を見やすくするため4K解像度にて検証しています。
※横スクロールできます
RTX 4070 | RTX 3070 | RTX 4060 Ti | RTX 3060 Ti | RTX 4060 | RTX 3060 | RX 6600 XT | RX 6600 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4K 最低 | 222 | 162 | 159 | 144 | 146 | 108 | 118 | 93 |
4K 極 | 147 | 109 | 109 | 96 | 91 | 73 | 78 | 62 |
DLSSが使えないため心配しましたが、RTX 3060と比べると20~40fpsほどRTX 4060が上回る結果に。
確実にパワーアップしているのを感じます。
CUの数は少ないもののクロック数アップが寄与しているのかも?
ストリートファイター6
続いては人気シリーズの最新作ストリートファイター6です。
こちらもDLSSの機能はありません。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHD最強 | WQHD最低 | WQHD最強 | 4K低画質 | 4K最強 | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4070 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 78 |
RTX 3070 | 120 | 120 | 120 | 104 | 120 | 59 |
RTX 4060 Ti | 120 | 120 | 120 | 95 | 120 | 31 |
RTX 3060 Ti | 120 | 115 | 120 | 90 | 120 | 45 |
RTX 4060 | 120 | 115 | 120 | 80 | 118 | 46 |
RTX 3060 | 120 | 111 | 120 | 79 | 102 | 44 |
RX 6600 XT | 120 | 100 | 120 | 70 | 103 | 25 |
RX 6600 | 120 | 85 | 120 | 59 | 87 | 23 |
ストリートファイター6では120fpsが最大値であるため低解像度ではあまり違いを測れませんが、
高画質、高解像度であれば比較できます。
ただ先ほどのApexと違ってここではフレームレートにあまり差が無く、ほぼRTX 4060/3060の差はありません。
サイバーパンク2077
続いても長らくロングセラーとなっているサイバーパンク2077です。
比較的要求スペックの高いゲームで、グラフィックボード性能が重要です。
まめにアップデートされているゲームで、最新のDLSS3にも対応しています。
※横スクロールできます
フルHD低画質 | フルHDウルトラ画質 | フルHDレイトレウルトラ | WQHD低画質 | WQHDウルトラ画質 | WQHDレイトレウルトラ | 4K低画質 | 4Kウルトラ画質 | 4Kレイトレウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 222 | 221 | 147 | 185 | 187 | 119 | 115 | 115 | 78 |
RTX 4070 | 200 | 191 | 146 | 204 | 174 | 124 | 100 | 101 | 76 |
RTX 3070 | 237 | 193 | 124 | 219 | 151 | 98 | 143 | 89 | 60 |
RTX 4060 Ti | 227 | 189 | 129 | 218 | 145 | 101 | 139 | 84 | 59 |
RTX 3060 Ti | 229 | 168 | 111 | 193 | 132 | 86 | 124 | 76 | 51 |
RTX 4060 | 223 | 167 | 112 | 186 | 125 | 84 | 114 | 69 | 48 |
RTX 3060 | 206 | 141 | 95 | 161 | 106 | 71 | 99 | 60 | 41 |
DLSSではTensorコアが重要になってくる機能です。
RTX 4060ではTensorコアが次世代になっており、その効果がこのゲームで表れているように見えます。
RTX 3060よりも概ね20fpsほど、高負荷でも10fpsほどの差になっています。
レイトレもRTコアが重要ですが、RTX 4060では次世代になっているのも良い影響になっていそう。
さてサイバーパンクでは最新のDLSS3機能に対応しています。
そしてRTX 4060を含むRTX 4000シリーズの最大のメリットはDLSS3が使えること。
RTX 3060は使えません。
※横スクロールできます
フルHD低画質 | フルHDウルトラ画質 | フルHDレイトレウルトラ | WQHD低画質 | WQHDウルトラ画質 | WQHDレイトレウルトラ | 4K低画質 | 4Kウルトラ画質 | 4Kレイトレウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4060/DLSS3 | 259 | 211 | 161 | 187 | 149 | 115 | 99 | 76 | 58 |
RTX 4060/DLSS2 | 223 | 167 | 112 | 186 | 125 | 84 | 114 | 69 | 48 |
RTX 3060/DLSS2 | 206 | 141 | 95 | 161 | 106 | 71 | 99 | 60 | 41 |
DLSS3は飛躍的にフレームレートを向上させることができ、実際サイバーパンクでもDLSS3を使うと一気にフレームレートが上がっています。
上位のRTX 4000シリーズと比べるとフレームレートの伸びは少ないですが、
それでもDLSS2と比べると低負荷で30fps、高負荷でも10fpsは向上しており、
結果DLSS3が使えないRTX 3060と比べると大分フレームレートに差が出ています。
フルHDはもちろんWQHDでも高画質高フレームレートで十分遊べる結果に。
RTX 4060のメリットを最大限利用できるゲームです。
CoD:MW2
続いては最新ゲームの人気シリーズ、コールオブデューティーからモダンフォーウェア2です。
要求スペックは高く、DLSSやFSRなど最新技術にもしっかり対応しています。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHD極限 | WQHD最低 | WQHD極限 | 4K最低 | 4K極限 | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 240 | 171 | 203 | 141 | 134 | 93 |
RTX 4070 | 272 | 199 | 225 | 157 | 139 | 99 |
RTX 3070 | 212 | 146 | 170 | 116 | 105 | 73 |
RTX 4060 Ti | 236 | 159 | 183 | 123 | 109 | 72 |
RTX 3060 Ti | 191 | 129 | 147 | 101 | 93 | 63 |
RTX 4060 | 208 | 136 | 155 | 100 | 89 | 57 |
RTX 3060 | 163 | 109 | 123 | 83 | 73 | 50 |
DLSS2を利用した計測結果です。
このゲームもRTX 4060とRTX 3060に明確なフレームレート差が出ています。
最大で40fps、高負荷でも7fpsほどでています。
フルHDはもちろん、WQHDでもある程度高フレームレートがでており、
重量級ゲームでもかなり快適遊べそうです。
Overwatch2
続いては人気のゲームであるOverwatch2も計測しました。
正直グラフィカル部分はあまり力を入れていない印象で、DLSS非対応ですし、
要求スペックも高くないため、RTX 4070のような高価なグラフィックボードでなくても十分遊べるゲームです。
今までのようなDLSSではなくFSR1.0に対応していますので、利用して計測します。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHDエピック | WQHD最低 | WQHDエピック | 4K低画質 | 4Kエピック | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 600 | 352 | 600 | 252 | 419 | 147 |
RTX 4070 | 600 | 341 | 600 | 232 | 363 | 121 |
RTX 3070 | 600 | 270 | 599 | 193 | 330 | 106 |
RTX 4060 Ti | 600 | 260 | 539 | 174 | 237 | 88 |
RTX 3060 Ti | 600 | 231 | 563 | 164 | 283 | 90 |
RTX 4060 | 600 | 208 | 465 | 142 | 211 | 73 |
RTX 3060 | 600 | 173 | 425 | 124 | 204 | 67 |
RX 6600 XT | 600 | 185 | 455 | 130 | 309 | 113 |
RX 6600 | 589 | 152 | 377 | 105 | 168 | 53 |
FSRはDLSSと違いTensorコアの利点は活かせません。
ただそれでもRTX 3060よりもRTX 4060のほうが20~30fpsほど上回っており、
最新世代の力を見せてくれる結果に。
RTX 4060 Tiの時はパフォーマンスが悪かったのですが、RTX 4060に関しては中々良いパフォーマンスに思えます。
タルコフ
続いても長らく人気のEscape From Tarkovです。
β版(ほぼ永遠のw)ですがグラフィック関係は日々改善されており、DLSSやFSRにも対応しています。
※横スクロールできます
フルHD低 | フルHDウルトラ | WQHD低 | WQHDウルトラ | 4K低 | 4Kウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4070 | 144 | 143 | 143 | 143 | 140 | 100 |
RTX 3070 | 144 | 143 | 143 | 142 | 126 | 92 |
RTX 4060 Ti | 144 | 143 | 143 | 141 | 112 | 75 |
RTX 3060 Ti | 143 | 143 | 143 | 134 | 113 | 71 |
RTX 4060 | 143 | 143 | 142 | 128 | 89 | 60 |
RTX 3060 | 143 | 139 | 142 | 110 | 92 | 56 |
DLSSを利用した結果です。
このゲームは144fpsがMAXなので低負荷では違いが出ませんが、高負荷ではある程度の差が出ています。
ただ今までと違ってあまり明確な差が無く、ややRTX 4060のほうがパフォーマンスは出ているかな?という感じ。
タルコフは重めのゲームでしたがDLSS対応によって、RTX 4060でもWQHDゲーミングまでなら
十分高フレームレートで遊ぶことができます。
ディアブロ4
最後は最新のゲームであるディアブロ4です。
こちらもDLSS3に対応していますが、測定段階ではまだ最適化不足を感じたため、
DLSS2にて計測しています。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHDウルトラ | WQHD最低 | WQHDウルトラ | 4K低画質 | 4Kウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4070 | 400 | 329 | 399 | 259 | 230 | 158 |
RTX 3070 | 400 | 262 | 328 | 213 | 186 | 130 |
RTX 4060 Ti | 334 | 254 | 221 | 198 | 172 | 122 |
RTX 3060 Ti | 386 | 228 | 284 | 178 | 158 | 108 |
RTX 4060 | 393 | 229 | 278 | 165 | 144 | 99 |
RTX 3060 | 321 | 193 | 226 | 150 | 127 | 91 |
RX 6600 XT | 323 | 182 | 232 | 145 | 124 | 85 |
RX 6600 | 286 | 161 | 196 | 119 | 102 | 67 |
今までのDLSS利用ゲームと同様ここでもはっきりとRTX 4060の優位性が出た結果に。
RTX 3060に対して最大で70fpsほど違っており、高負荷でも8fpsは違います。
ディアブロ4はわりと軽いゲームなのもありWQHDゲーミングも余裕で、4Kゲーミングも可能な結果となっています。
消費電力が魅力?
DLSS2/DLSS3が使えるゲームではRTX 4060が、使えないゲームではRTX 3060とあまり差がないかな?と予想しましたが、
予想外にRTX 4060のパフォーマンスが良く、概ねRTX 3060より良い結果を出していたのではないでしょうか?
ここに加えてRTX 4060は省電力である点も見過ごせません。
今回はFFベンチマークソフトを利用し4K最高画質で計測しています。
なお今回はCore i7 13700KF/DDR5 5600MHz 32GB/Z790の構成によるシステム電力の最大値も計測しています。
※横スクロールできます
GPU | RTX 4070 | RTX 3070 | RTX 4060 Ti | RX 3060 Ti | RX 4060 | RX 3060 |
---|---|---|---|---|---|---|
システム最大(W) | 341 | 377 | 285 | 343 | 273 | 311 |
GPU最大電力(W) | 200.649 | 226.311 | 156.892 | 225.674 | 116.375 | 174.906 |
GPU平均電力(W) | 185.419 | 213.813 | 135.292 | 205.293 | 110.876 | 153.569 |
素晴らしいです。
システム最大消費電力は70Wほど違いがでており、
グラボ自体の最大消費電力、平均消費電力も40~60WほどもRTX 3060低い!
この消費電力の差はとても大きく、RTX 4060の発熱量が少ないため、本体の小型化も容易でしょう。
実際RTX 4060ではショートモデルが登場しており、小型ゲーミングPCを組みたい人にはうれしい。
システム全体の電力も低くなっていますから、電源ユニットの予算が少なくて済むのも良いです。
パフォーマンスはRTX 3060より上なのに消費電力が低いという点でかなり優秀。
CPUは何と組み合わせるべきか?
今回はゲーム性能トップクラスのCore i7 13700K(F)を利用してテストしましたが、
ミドルクラスであるRTX 4060では、同じくミドルクラスのCPUとの組み合わせを考える人も多いかもしれません。
そこで最新ミドルクラスであるCore i5 13400Fを利用して、いくつかのゲームを比較します。
※横スクロールできます
低画質 | ウルトラ画質 | レイトレウルトラ画質 | |
---|---|---|---|
Core i7 13700KF フルHD | 223 | 167 | 112 |
Core i5 i3400F フルHD | 163 | 154 | 107 |
Core i7 13700KF WQHD | 186 | 125 | 84 |
Core i5 i3400F WQHD | 164 | 121 | 83 |
Core i7 13700KF 4K | 114 | 69 | 48 |
Core i5 i3400F 4K | 118 | 65 | 30 |
まずはサイバーパンク2077のDLSS2利用時です。
RTX 4060の主要解像度になりそうなフルHD~WQHDでは、
特に低負荷のとき10fpsほどCore i7 13700KFのほうがパフォーマンスが良いです。
結果としてはCore i5 13400FではややRTX 4060の性能を活かせていないことになります。
とはいえ、その画質解像度でゲームが快適にできないというレベルではなく、
許容範囲のフレームレート低下です。
※横スクロールできます
低画質 | ウルトラ画質 | レイトレウルトラ画質 | |
---|---|---|---|
Core i7 13700KF フルHD | 259 | 211 | 161 |
Core i5 i3400F フルHD | 255 | 205 | 158 |
Core i7 13700KF WQHD | 187 | 149 | 115 |
Core i5 i3400F WQHD | 183 | 145 | 113 |
Core i7 13700KF 4K | 99 | 76 | 58 |
Core i5 i3400F 4K | 99 | 75 | 57 |
ではDLSS3ではどうでしょうか?
RTX 4060の主要解像度になりそうなフルHD~WQHDでは、若干Core i7 13700KFのほうがパフォーマンスが良いです。
しかしそのフレームレート差はそこまで大きくなく、
DLSS3がグラフィックボードの負荷が上がる処理であるため、CPUの性能差を埋めてくれている結果といえます。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHD極限 | WQHD最低 | WQHD極限 | 4K最低 | 4K極限 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7 13700KF | 208 | 136 | 155 | 100 | 89 | 57 |
Core i5 13400F | 170 | 133 | 152 | 98 | 89 | 60 |
続いてはコールオブデューティモダンウォーフェア2です。
DLSS2で計測。ここでも主要となるフルHD~WQHD解像度ではCore i7 13700KFのほうが上。
特に低負荷では30fpsほどと中々の差になっています。
ただ高解像度、高画質ではそこまで差は無く、また4KになるとRTX 4060のほうが限界。
Core i5 13400Fでも及第点でしょう。
※横スクロールできます
フルHD非常に低い | フルHD非常に高い | WQHD非常に低い | WQHD非常に高い | 4K非常に低い | 4K非常に高い | |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7 13700KF | 218 | 174 | 150 | 148 | 87 | 70 |
Core i5 13400F | 194 | 158 | 187 | 152 | 125 | 101 |
最後にMarvel’s Spider-Man Remasteredです。
比較的最近のゲームでDLSS2/3両方に対応しています。
まずはDLSS2の結果です。
プロファイルの問題なのかWQHD以上の解像度でCore i7 13700KFのパフォーマンスが悪く、
逆にフルHDでは良くなっているちぐはぐの結果に。
Core i7 13700KFのパフォーマンスが悪すぎる気がするため、最適化の問題でしょう。
Core i5 13400FとRTX 4060の組み合わせは定番ともいえるので、最適化も早いものと思われます。
※横スクロールできます
フルHD非常に低い | フルHD非常に高い | WQHD非常に低い | WQHD非常に高い | 4K非常に低い | 4K非常に高い | |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7 13700KF | 139 | 127 | 124 | 114 | 94 | 72 |
Core i5 13400F | 133 | 124 | 121 | 110 | 84 | 76 |
ではDLSS3では?
DLSS2と違い、Core i7 13700KFのほうが概ね良いフレームレートです。
ただやはりDLSS3はグラフィックボードの負荷がメインになるため、
CPUのゲーム性能差をかなり埋めており、Core i5 13400Fでもほとんど変わらないフレームレートが出ています。
いくつかのゲームを試しましたが、最高フレームレートを目指すならCore i7 13700KFですが、
Core i5 13400Fを利用しても十分RTX 4060を堪能でき、予算的にも最適路線です。
ミドルクラスCPUで十分でしょう。
RTX 4060はどんな人におすすめ?
- 前世代よりゲーム性能も良く、消費電力は大幅低下
- WQHD高フレームレートも十分狙える
- ミドルクラスCPUで十分性能を活かせる
- 電源ユニットの予算を抑えることができる
- ショートモデルもあり、小型ゲーミングPCも組みやすい
- ゲームによってはRTX 3060が上回ることも
- ゲームによっては少ししかフレームレートが違わない
個人的には結構おすすめできるグラフィックボードだと感じました。
RTX 4000シリーズとしてはようやく検討しやすい価格帯に入ってきましたし、
多少価格差はありますがそれに見合う性能はあるのでは?と思います。
Core i5 13400FのようなミドルクラスのCPUでも十分性能を活かせますから、
予算を抑えたゲーミングPCを、省電力/グラボ本体の小ささを活かした小型ゲーミングPCに向いています。
またフルHDだけでなくWQHDも狙えるゲーム性能なので、WQHDゲーミングモニター、2560×1080ウルトラワイドモニター利用に最適。
確かにゲームによってはRTX 3060とほとんど変わらないと感じる場合はあるものの、
省電力なのですからワットパフォーマンスは間違いなく上です。
DLSS3が使える点もRTX 3060にはない魅力と言えるでしょう。
少なくともRTX 4060 Tiよりは現時点でおすすめできるRTX 4000シリーズです。
RTX 4060搭載のおすすめゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA RM5C-R46 14400F搭載
CPU | Core i5 14400F |
グラフィックボード | RTX 4060 |
メモリ | DDR4 16GB |
容量 | 500GB (NVMe Gen4) |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
同価格帯の平均:4.0
同価格帯の平均:2.5
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.3
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.6
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | WQHD 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、236fps | 最高画質、170fps |
フォートナイト | 高画質、182fps | 高画質、152fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、201fps | 高画質、192fps |
タルコフ | 最高画質、121fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、237fps | 最高画質、163fps |
パルワールド | 最高画質、120fpsMAX | 最高画質、100fps |
※参考値であり保証するものではありません。
最新世代のCore i5 14400Fと組み合わせたゲーミングPC。
基本的にCore i5 13400Fから置き換わってきており、こちらが今後の王道ミドルクラス構成。
価格も抑えられておりコスパもトップクラスの良さです。
(マウスコンピューター)NEXTGEAR JG-A5G60(配信向け/AVerMedia推奨モデル)
CPU | Ryzen 5 7500F |
グラフィックボード | RTX 4060 |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 1TB (NVMe Gen4×4) |
大きさ | 約220×411×39 |
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.7
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | WQHD 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、236fps | 最高画質、170fps |
フォートナイト | 高画質、182fps | 高画質、152fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、201fps | 高画質、192fps |
タルコフ | 最高画質、121fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、237fps | 最高画質、163fps |
パルワールド | 最高画質、120fpsMAX | 最高画質、100fps |
※参考値であり保証するものではありません。
こちらはBTOパソコンなどOEM限定のRyzen 5 7500FというCPUと組み合わせたゲーミングPC。
配信に特化した仕様になっており、ビデオキャプチャーカードとゲーミングモニターがあらかじめセットになったモデルで、
PS5やNintendo Switchといった家庭用ゲーム機を使ったゲーム配信をすぐにでも開始できるようになっています。
メモリも水準レベル、記憶媒体はゲームロード時間が短いGen4 NVMe SSD搭載で良し。
WEB限定のNEXTGEARで、価格設定も相当に安くなっています。
(パソコン工房)LEVEL-R779-147F-RLX
CPU | Core i7 14700F |
グラフィックボード | RTX 4060 |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 1TB NVMeSSD [PCIe 4.0×4] |
大きさ | 約幅220mm×奥行493mm×高さ465mm ※最大突起物除く |
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.7
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | WQHD 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、236fps | 最高画質、170fps |
フォートナイト | 高画質、182fps | 高画質、152fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、201fps | 高画質、192fps |
タルコフ | 最高画質、121fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、237fps | 最高画質、163fps |
パルワールド | 最高画質、120fpsMAX | 最高画質、100fps |
※参考値であり保証するものではありません。
さらに上のCPUであるCore i7 14700Fと組み合わせたゲーミングPCです。
RTX 4060との組み合わせとしては正直性能が高すぎるCPUですが、
その分配信や動画編集作業に強みを発揮でき、また将来的にはもっと上のグラフィックボードとのアップグレードも可能です。