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Core i3 10105Fを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較

こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!

IntelのCore i3の最新、Core i3 10105Fのレビューをします。

執筆者:荒谷克幸(こまたろ)
自作歴20年越え。BTOパソコンも購入しつつ、最新のCPUやグラフィックボードを性能計測するのが趣味。
詳しいプロフィールはこちらから

Core i3 10105(F)の特徴とは?

現在発売されているエントリ~ミドルスペック付近のCPU表です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core™ i5-11400F Core™ i5-10400F Core™ i3-10105F Core™ i3-10100F Ryzen™ 5 3600 Ryzen™ 5 3500 Ryzen™ 3 3100
世代 最新世代 1世代前 1世代前 1世代前 1世代前 1世代前 1世代前
コア数 6 6 4 4 6 6 4
スレッド数 12 12 8 8 12 8 8
ベース周波数 2.6 GHz 2.9 GHz 3.7 GHz 3.6 GHz 3.6 GHz 3.6 GHz 3.6 GHz
ターボ・ブースト 4.4 GHz 4.3 GHz 4.4 GHz 4.3 GHz 4.2 GHz 4.1 GHz 3.9 GHz
(L3)キャッシュ 12 MB 12 MB 6 MB 6 MB 32MB 16MB 16MB
最大メモリー速度対応 DDR4-3200 DDR4-2666 DDR4-2666 DDR4-2666 DDR4-3200 DDR4-3200 DDR4-3200
内蔵グラフィック
TDP 65W 65W 65W 65W 65W 65W 65W
小売り価格 19,980円 17,985円 9,970円 9,880円 23,980円 19,602円 15,015円

Core i5 10105(F)の特徴としては、

  • ソケットは前世代と変わらずLGA1200
  • 最新アーキテクチャではなく、第10世代のマイナーチェンジ
  • PCIe4.0非対応
  • Core i3 10100Fからベース・ターボクロック+100MHz

最も注意したいのはCore i3 10105(F)は厳密には第10世代であること。

Core™ i5-11400FのようなRocket Lakeではなく、

Core i3 10100(F)と同じアーキテクチャを採用しています。

blankCore i3 10100を性能比較!ゲーム・動画編集は?

変更点も少々クロックが上がった程度で、大きな性能の向上は期待できないです。

ただしCore i3 10100(F)とほとんど価格差もないので、

Core i3の購入を検討しているなら>Core i3 10105(F)を選ぶのが良いでしょう。

またグラフィックボードを搭載予定の方は、

価格が安いFモデル(内臓グラフィック無し)がおすすめです。

こちらは外装。デザインは第11世代になっていますが、

ちゃんと「10TH GEN」と印字されていますね(笑)

CPUは継続してLGA1200ソケットです。

また純正クーラーが付属しています。

ベンチマークソフトで性能を見る

それでは早速Core i3 10500Fの性能をみていきます。

ベンチマーク比較ポイント
  • Core i3 10500FはゲーミングPCとして使えるか?
  • より高価なCPUに対してどこまでパフォーマンスが追いつけるか
blank【2021年上半期】Core i5 10400を性能比較!ゲーム・動画編集は?blankRyzen5 5600Xの性能ベンチマーク!ゲーム・動画編集blank【2021年上半期】Ryzen5 3600の性能をベンチマーク!10400とは?

最近のCPUもグラフィックボードもミドルクラス以上が中心で、

正直エントリークラスはあまり選択肢がありません。

Core i3 10105Fの価格で買えるAMDのCPUは新作なく、

かつ旧世代も手に入りにくいので、正当な比較CPUは無い状態です。

そこで低価格なCore i3 10105Fがより高額なCPU達に対して、

どこまでパフォーマンスを発揮できるか?に焦点を当てていきます。

なお利用するグラフィックボードはRTX3060tiとしました。

blank【2021年】RTX3060tiのゲーム性能をベンチマーク!

 

基本的なベンチマークから比較していきます。

FireStrike

DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。

フルHDにて比較します。

ミドルクラスのCPUと比べる10%ほど低い結果に。

価格を考えれば当然の結果と言えるでしょう。

むしろ数千円高いRyzen 5 3500との差がほとんどないことに驚きです。

思ったよりもゲーミングパフォーマンスは良いかもしれません。

TimeSpy

ではDirectX 12ベースではどうでしょうか?

こちらもFireStrikeと同様10%ほどミドルクラスのCPUより低い結果。

ただ今度はRyzen 5 3500よりも良い結果になっており、

1万円近くのCPUとしてはコスパ高いかもしれません。

 

PC Mark10

ゲーム性能ではコスパの良さが期待できますが、ゲーム以外の用途はどうでしょう?

PC Mark10を見ていきます。

やはり概ねミドルクラスCPUと比べるとすべての項目で低い結果です。

ただRyzen 5 3500に対してはすべての項目で高い数値に。

またWEB閲覧やアプリ起動、ビデオ会議といった項目では、

Core i5 10400との差も4.2%ほど比較的小さいことから、

ゲーム・クリエイティブ用途以外で利用を考えている人には結構良いCPUと言えそうです。

フォートナイト

ここからは実際にゲームを使ってゲーム性能を見ていきます。

まずは人気バトロワゲームのフォートナイトです。

最近はDLSSやレイトレにも対応し、日々グラフィック描画の最適化をしている印象のゲーム。

今回はRTX3060tiを利用していることもありDLSSを利用しました。

DirectX 11と12の両方で計測です。

同じIntelの旧ミドルクラスCore i5 10400と比べると、

大分FPS値が低いことがわかります。

40~60fpsほどの差を考えるとRTX3060tiの力を十分引き出せてないようです。

特にDLSSではCPUのマルチタスク性能も使うため、CPU性能差が顕著に出たのかなと思います。

ただRyzen 3 3500よりは20fpsほど上回ることも多く、

Ryzenの旧ミドルクラスよりゲーム性能が上の結果は驚きです。

Apex Legends

もう一つ人気なバトロワゲームです。

このゲームは比較的CPU性能の影響を受けないゲームですがどうでしょうか。

さきほどのFortniteと比べるとやはり差が顕著ではなく、

Core i5 10400との差も10fps以内に収まっています。

CPU性能が影響しにくいゲームであればCore i3 10105Fでも十分戦えそうです。

まはやはりここでもRyzen 5 3500より高性能、

Ryzen 5 3600と同程度の結果を出していることから、コスパの高さも際立っています。

VALHEIM

続いては累計500万本突破した北欧サバイバルゲームのヴァルヘイムです。

昨今のゲームでは中級程度の負荷といったところ。

ただしDLSSやFSRといった低負荷高FPSを支援する機能が使えないため、

高画質、高解像度ならグラボやCPU性能の要求値が高いゲームです。

最新APIのVulkanも計測します。

このゲームにおいてはCore i5 10400のパフォーマンスがなぜか悪いというのもありますが、

価格にしてはかなりの高パフォーマンスを発揮していると思います。

Ryzen 5 3500/3600の両者よりも高性能ですし、

低負荷時であればCore i5 11400にも切迫してきます。

RTX3060tiの力を引き出しきれているとはいえませんが、十分可のレベルです。

DLSS
DLSSとはGeforceが開発した機械学習により、ゲーム負荷を減らす技術です。
利用することでより高解像度・高画質・高FPSに遊べます。
GeforceのRTX2000、3000シリーズのみ利用可能です。
FSR
AMDが開発したグラフィック処理を低負荷にすることで、高FPSを実現するFidelityFX SUPER Resolution(FSR)という技術。
低解像度にして負荷を下げる代わりにのアップスケーリングで解像度の劣化を防ぎ、結果として高FPS値を実現する。
こちらもソフト側の対応が必要です。GeForce、Radeonの両方で利用可能。

ウォッチドッグスレギオン

続いてはDLSSにも対応しているウォッチドッグスレギオン。

DirectX 12ベースで計測しています。

こちらに関しては悲惨な結果になりましたね。。。

ミドルクラスのCPUに対してかなり劣っています。

明らかにマルチタスク性能が高いCPUのほうが結果が高く、

Core i3 10105Fの欠点が出てしまった感じですね。

マルチタスク性能を重視しているゲームではパフォーマンスが一気に落ちることがあることも、

留意したほうが良いでしょう。

サイバーパンク2077

最後もDLSSやレイトレに対応しているサイバーパンクを見ていきます。

かなり動作スペックが高いゲームです。

かなりコスパの高い結果といえるでしょう。

Core i5 10400がふるわないというのもありますが、同程度のパフォーマンスはすごいです。

またRyzen 5 3500/3600よりも高パフォーマンスな結果をみても、

十分ゲーム性能を発揮しているといえそうです。

動画編集・ゲーム配信性能はどうか?

ムラはあるもののおおむね高コスパなゲーム性能を発揮したと言えると思います。

では動画編集性能はどうでしょうか?

編集速度について
使うソフト、動画素材、動画時間、加工方法、エンコード方法などによって、編集時間というのはかなり違ってくるため、
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。

Adobe Premiere Pro 2020

有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro 2020」で計測します。

動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。

CPU性能だけを使うソフトウェアエンコードでは、コアスレッド数に比例する結果ですが、

6コア6スレッドのRyzen 5 3500よりもフルHDでは3~6分早い結果に。

逆に4Kでは遅い結果となっています。

この結果をみるとフルHDであればRyzen 5 3500よりコスパが高いと言えますが、

実際の編集では多くの人が、

グラフィックボードも利用するハードウェアエンコードを選ぶでしょう。

その結果としては残念ながら今回のCPUでは一番劣っている結果となりました。

ただし極端に悪いという結果でもありません。

Aviutl

もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。

AviutlはどちらかというとIntel側に最適化されている印象で、

ソフトウェアエンコードにおいて、

Core i3 10105FはRyzen 5 3500よりかなり良い結果になっています。

ただやはりマルチタスク性能の影響から、ミドルクラスのCPUと比べると性能は劣る感じに。

またハードウェアエンコードになると今度はRyzen 5 3500より遅い結果になっており、

動画編集に関しては「それなり」という評価です。

ただ8、9世代のCore i3などに比べればはるかに進化していますね。

消費電力について

続いては消費電力をFFベンチマークを使ってみていきます。

なおマザーボードのBIOSはいじっておらず、初期設定のまま計測しています。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 11400 Core i5 10400 Core i3 10105F Core i3 10100 Ryzen9 5900X Ryzen5 3600 Ryzen5 3500 Ryzen3 3100 Ryzen5 PRO 4650G Ryzen3 PRO 4350G Ryzen5 3400G
最小電力(W) 6.044 5.794 4.917 7.468 41.391 19.568 18.159 18.933 6.338 5.651 2.457
最大電力(W) 63.149 46.345 38.569 35.184 110.59 76.372 53.985 43.293 33.069 28.050 36.097
平均電力(W) 49.395 17.809 19.637 18.969 97.681 43.372 42.214 32.128 27.328 21.962 17.770

Ryzenや最新世代のCore i5 11400と比べると、大分省電力であることがわかります。

熱対策にはさほど困らないでしょうし、小型PCにも組み込みやすいです。

ちなみに、人気の虎徹markIIで温度計測したところ、

※横スクロールできます

OCCT FFベンチマーク ウォッチドックスレギオン 動画ハードウェアエンコード 動画ソフトウェアエンコード
虎徹 markII 63℃ 58℃ 56℃ 55℃ 58℃

と高負荷になるシーンにおいてどれも50℃台と余裕です。

Core i3 10105(F)はどういった人におすすめ?

ここがメリット
  • ムラはあるがそこそこゲーム性能はある
  • クリエイティブ系用途以外ならコスパはかなり高い
  • クリエイティブ作業も可能なレベルである
デメリット
  • ゲームによっては極端にパフォーマンスが悪い
  • RTX3060のミドルクラスくらいでもボトルネックは否めない
  • 高負荷の動画になるとパワー不足は否めない

こまたろ的には価格に対してかなりコスパが高いCPUだと感じました。

もちろんゲーム性能にしろ、クリエイティブ性能にしろ、普段使いにせよ、

上位のCPUと比較すれば見劣りすることは間違いありません。

ただ現状価格が1万円付近でこれだけの性能を持っていれば十分価値のあるCPUだと思います。

ゲームによってはミドルクラスより少し下の性能まで有し、

簡単な動画編集程度なら不自由も少ないでしょう。

 

ゲームによって性能差が大きくなってしまう点には注意が必要ですし、

RTX3060クラスの最新ミドルクラスだと100%性能は引き出すことはできませんが、

なるべく予算を抑えて安価にゲーミングPCを組みのであれば

同じ価格帯でめぼしいCPUがAMDに無い現時点では、最良の選択と言えそうです。

blank【2021年上半期】Ryzen 5 3500スペックレビュー!ゲーム性能は?