Core i5 14400Fを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較 | こまたろPC
ゲーミングPC検索機能リリース!

Core i5 14400Fを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較

こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!

Raptor Lake Refreshこと第14世代Intelに新たに加わったCore i5 14400(F)についてベンチマークしていきます。

執筆者:荒谷克幸(こまたろ)
自作歴20年越え。BTOパソコンも購入しつつ、最新のCPUやグラフィックボードを性能計測するのが趣味。
詳しいプロフィールはこちらから

Core i7 14700(F)の特徴とは?

現在日本で新品購入しやすいミドル~ハイスペック帯のCPU一覧です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 14600KF Core i5 13600KF Core i5 14600 Core i5 13600 Core i5 14500 Core i5 13500 Core i5 14400F Core i5 13400F
世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代
コア数 14(P-core 6/E-core 8) 14(P-core 6/E-core 8) 14(P-core 6/E-core 8) 14(P-core 6/E-core 8) 14(P-core 6/E-core 8) 14(P-core 6/E-core 8) 10(P-core 6/E-core 4) 10(P-core 6/E-core 4)
スレッド数 20 20 20 20 20 20 16 16
ベース周波数 (P)3.5 GHz(E)2.6 GHz (P)3.5 GHz(E)2.6 GHz (P)2.7 GHz(E)2.0 GHz (P)2.7 GHz(E)2.0 GHz (P)2.6 GHz(E)1.9 GHz (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz
ターボ・ブースト (P)5.3 GHz(E)4.0 GHz (P)5.1 GHz(E)3.9 GHz (P)5.2 GHz(E)3.9 GHz (P)5.0 GHz(E)3.7 GHz (P)5.0 GHz(E)3.7 GHz (P)4.8 GHz(E)3.5 GHz (P)4.7 GHz(E)3.5 GHz (P)4.6 GHz(E)3.3 GHz
(L3)キャッシュ 24MB 24MB 24MB 24MB 24MB 24MB 20 MB 20 MB
最大メモリー速度対応 DDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
内蔵グラフィック Intel UHD
Graphics 770
UHD Graphics 770 Intel UHD
Graphics 770
UHD Graphics 770
TDP/PBP 125W 125W 65W 65W 65W 65W 65W 65W

 

第13世代と同様、第2弾としてCore i5 14400(F)を含むすべてのCPUがリリースされました。

Core i5 14400(F)はいつも通りのミドルクラスど真ん中のCPU。

前世代のCore i5 13400(F)から比べると、

  • 前世代と同じLGA1700ソケット
  • コアスレッドともに変化なし
  • L2、L3キャッシュ、メモリ動作も規格変化なし
  • MAX動作周波数が若干アップ

といった内容で、ほとんど仕様変わっていないというのが実情です。

この上のCore i5 14500になるとEコアが4つ増え20スレッドとなるため、

今回のCore i5 14400Fは正直微妙感があります。

Core i5 14400Fの外装

こちらはCore i5 14400Fの外装。

いつもどおりのデザインです。

Core i5 14400Fの本体

こちらが本体。当然同じLGA1700なので前回と変わりません。

Core i5 14400Fの純正クーラー

Core i5 14400(F)には純正クーラーがついています。

ベンチマークソフトで性能を見る

それではCore i5 14400Fの性能をチェックしていみましょう!

今回グラフィックボードは最新世代の最上位RTX 4090、メモリはDDR5の5600MHzを利用しています。

ベンチマーク比較ポイント
  • Core i5 13400(F)とのゲーム性能差

他のCPUのベンチマーク結果も掲載していますが、基本的にはCore i5 13400F(F)との性能差に注目していきます。

ベンチマークではRTX 4090のグラフィックボードを利用して計測していきます。

 

FireStrike

DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。

Core i5 14400FのフルHD、FireStrikeベンチマーク結果

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700K Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
Graphics 77535 78561 83059 70469 73866 70032 69454 87046
Physics 27818 27744 43651 50028 51531 57158 56373 32091
Combined 9879 10170 19877 21806 22208 14357 15162 20007
TOTAL 39701 40345 57152 54863 56924 49263 49863 54678

Core i5 13400(F)に対して大体1.6%ほどスコアがアップしており、

一応最新世代になって少しは性能アップしたようには見て取れます。

TimeSpy

続いてDirectX 12。どちらかというと最近のゲームではこちらのほうが重要です。

Core i5 14400FのフルHD、TimeSpyベンチマーク結果

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900KF Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
Graphics 34241 35138 37183 37186 37684 37283 37621 37021
CPU 12247 12754 20925 21541 22312 22628 22794 12878
TOTAL 26974 27815 33301 33532 34154 33981 34276 28895

こちらに関しては0.3%ほどCore i5 13400FよりCore i5 14400(F)が高い結果に。

うーん、微差ですね。やはりMAX動作クロックがちょっと変わった程度では大きな性能変化は望めないのか?

ゲーム実測も気なるところです。

 

PC Mark10

ゲーム性能以外のパフォーマンスも見ていきましょう。PC Mark 10です。
Core i5 14400FのPCMark10ベンチマーク結果

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
Essentials 10165 8928 11630 10444 10434 10550 11286 10651
Productivity 9842 9164 11993 10011 10598 9027 10929 10642
Digital CC 14978 12754 19246 17453 16674 18089 16933 15832
TOTAL 8204 7457 9964 8761 8791 8594 9164 8712

これに関してはCore i5 14400Fが低すぎるというか、ソフト側が最適化できてない気がします。

さすがにCore i5 13400Fのほうが快適ということはなく、ほぼ同じスコアになるのが正常化と思いますので、

また後日計測してみたいと思います。

Apex Legends

ここからは実際のゲームでフレームレートを見ていきます。

まずは大人気のバトロワゲームです。

このゲームはグラフィックボード性能の影響がかなり強いのと、

既にリリースから時間も経っており、ゲーム負荷は低いほうのゲームとなっています。

ApexLegendsにおけるCore i5 14400Fのパフォーマンス

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
4K 最低 297 299 298 299 298 298 298 298
4K 極 281 288 278 289 290 280 285 278

RTX 4090の性能が高すぎるので4Kだけで計測。

CPUによるフレームレート差が見えにくいゲームとはいえ、Core i5 13400FよりCore i5 14400(F)のほうが、

若干フレームレートが高いことがわかります。これは意外。ほとんど差が無いかと思っていたので。

フォートナイト

続いてもロングランヒット中の大人気ゲームです。

細かなグラフィック改善がおこなわれており、正式に対応したDX 12かつDLSSにて計測していきます。

フォートナイトにおけるCore i5 14400Fのパフォーマンス
※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
フルHD低画質 304 367 608 621 667 485
フルHD最高画質 171 158 240 239 241 225
WQHD低画質 406 346 617 629 660 481
WQHD最高画質 168 153 210 207 207 195
4K低画質 415 371 536 476 476 445
4K最高画質 139 149 159 154 154 139

このゲームはCPUによるばらつきがかなり大きいですが、

特にCore i5 13400FとCore i5 14400Fを見ると、結果はバラバラですが、

ややCore i5 13400Fのほうがフレームレートの伸びが大きいかなという感じです。

特に低画質では60fps違うときもありますので、Core i5 14400Fの最適化不足かなという気がします。

モンスターハンターサンブレイク

モンスターハンターサンブレイク

続いても人気のモンハンシリーズのサンブレイクです。

DLSSを利用して計測します。

モンスターハンターサンブレイクにおけるCore i5 14400Fのパフォーマンス

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
フルHD低画質 182 167 307 320 359 270 292 239
フルHD高画質 176 162 301 320 367 254 270 222
WQHD低画質 182 170 310 322 354 271 283 238
WQHD高画質 172 169 303 321 358 257 277 223
4K低画質 181 171 295 302 354 274 283 237
4K高画質 176 169 296 325 366 265 212 233

このゲームの特徴としては画質や解像度によるフレームレート差はあまりでないですが、

CPUによる差は結構激しいゲームです。

ただ先ほどよりもはっきりした傾向がでており、Core i5 14400Fのフレームレートが、

Core i5 13400Fに対してよくありません。しかも10fps以上差があるので、結構でかいです。

DLSSなので今後ドライバアップデートで変わってくることもありますが、

やはりここで負けてしまうのは残念。

サイバーパンク2077

こちらもロングランヒットになっているサイバーパンク2077です。

DLSSやFSRなど色々な機能に対応しており、加えてRTX4000シリーズの真骨頂であるDLSS3にも対応しています。

サイバーパンク2077におけるCore i5 14400Fのパフォーマンス(DLSS利用)
※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
フルHD 低 168 168 242 219 225 239 232 218
フルHD ウルトラ 146 147 225 196 201 231 208 203
フルHD レイトレウルトラ 99 99 160 137 141 166 145 143
WQHD 低 169 166 235 220 225 239 230 219
WQHD ウルトラ 146 147 221 196 202 222 208 200
WQHD レイトレウルトラ 99 99 157 138 140 160 144 131
4K 低 168 169 238 221 224 239 232 218
4K ウルトラ 127 131 131 135 132 134 132 131
4K レイトレウルトラ 92 98 106 106 105 108 106 104

まずはDLSSを利用した場合です。

今までと違ってCore i5 14400Fのほうが総じてパフォーマンスは出ているかなというところ。

特に4KではCore i5 13400Fとのフレームレート差が大きくなっています。

サイバーパンク2077におけるCore i5 14400Fのパフォーマンス(DLSS3利用)

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
フルHD 低 328 343 449 445 450 454 460 405
フルHD ウルトラ 282 289 369 376 373 369 380 350
フルHD レイトレウルトラ 196 200 275 279 277 252 283 256
WQHD 低 326 338 391 423 395 393 402 355
WQHD ウルトラ 268 285 292 309 296 294 301 284
WQHD レイトレウルトラ 198 199 230 235 230 233 232 227
4K 低 258 263 254 257 257 254 241 248
4K ウルトラ 166 167 173 168 173 172 161 171
4K レイトレウルトラ 133 142 147 144 148 148 140 149

つづいてはRTX系の真骨頂であるDLSS3利用です。

グラボの負荷が多くなる処理ですが、それでもCPUによるフレームレート差ははっきりと出ており、

やはり全般的にCore i5 14400Fのほうが13400Fよりもフレームレートが出ています。

時には10fps以上差が出ていることもありますから、ここでは最新世代の面目躍如といったところでしょうか。

ヘルダイバー2

続いても最新作、TPS視点に生まれかわり大ヒットしているヘルダイバー2です。

このゲームはDLSSやFSRといったアップスケーリング技術はまだ対応していません。

ヘルダイバー2におけるCore i5 14400Fのパフォーマンス

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
フルHD低 196 198 239 242 243 244
フルHDウルトラ 158 159 197 204 207 182
WQHD低 198 201 237 242 249 224
WQHDウルトラ 147 159 162 165 166 152
4K低 158 136 153 158 160 158
4Kウルトラ 97 109 105 106 109 101

このゲームでも基本的にはCore i5 14400FのほうがCore i5 13400Fよりフレームレートがでていますね。

場合によっては10fps以上差がでる設定もありますから、結構ゲーム性能差が感じられます。

バルダーズゲート3

最後は世界的に人気になっているバルダーズゲート3です。

最近のゲームとしてはグラフィック設定はシンプルですが、FSRとDLSSには対応しています。
バルダーズゲート3のおけるCore i5 14400Fのパフォーマンス(FSR2利用)

※横スクロールできます

Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 14900KF Ryzen 7 7800X3D
フルHD低 111 113 153 153 154 167
フルHDウルトラ 83 91 115 123 131 122
WQHD低 111 112 155 151 156 166
WQHDウルトラ 84 90 116 124 134 122
4K低 111 113 155 151 153 168
4Kウルトラ 88 93 115 125 132 120

FSR2を利用した結果です。

このゲームも概ねCore i5 14400Fが13400Fよりもパフォーマンスがよく、8~12fps差くらいあります。

大きなフレームレート差というほどではないにせよ、ゲーム性能差は感じますね。

一応最新世代としての意味はあるかも。

ミドルクラスのグラフィックボードで計測

さて今までのベンチマークは統一するためにRTX 4090というゲーム最強のグラフィックボードを利用しました。

しかしながら実際はCore i5 14400FはミドルクラスであまりRTX 4090と組み合わせることは少ないでしょう。

またCore i7やCore i9のフレームレートから見れば、明らかにRTX 4090の性能を活かせておらずボトルネックになっています。

ではどの程度のグラフィックボードと合わせるのが良いのでしょうか?

今回はミドルクラスのちょい上であるRTX 4060 Tiを利用し、Core i9 14900KFとのパフォーマンスの違いを見ます。

RTX 4060 Ti利用時におけるCore i5 14400Fのパフォーマンス

※横スクロールできます

サイバーパンク DLSS2 低 サイバーパンクフルHD DLSS2 ウルトラ サイバーパンクフルHD DLSS2 レイトレウルトラ サイバーパンク DLSS3 低 サイバーパンクフルHD DLSS3 ウルトラ サイバーパンクフルHD DLSS3 レイトレウルトラ CoD:MW3 DLSS2 最低 CoD:MW3 DLSS2 極限 CoD:MW3 DLSS3 最低 CoD:MW3 DLSS3 極限 フォートナイト 低画質 フォートナイト 最高画質 モンハンライズ 低画質 モンハンライズ 最高画質
Core i5 14400F 172 149 101 309 246 182 233 172 286 214 395 135 241 232
Core i9 14900KF 227 189 129 294 239 186 277 168 283 206 440 146 331 341

計測はいくつかのゲームを選抜しフルHDにて計測しています。

結構以外でしたが、RTX 4060 TiでさえもCore i9 14900KFのほうがRTX 4060 Tiの性能を引き出せているシーンが多く、

そのフレームレート差も結構大きいことがわかりました。

正直ここまで差が出るとは思っていなかったのですが、RTX 4060 Tiを最大限引き出すなら、より上のCPUのほうが良いということに。

今回のCore i5 14400Fの場合はRTX 4060くらいのグラフィックボードと組み合わせるのがベストではありそうです。

動画編集性能はどうか?

続いては動画編集性能をみていきます。

編集速度について
使うソフト、動画素材、動画時間、加工方法、エンコード方法などによって、編集時間というのはかなり違ってくるため、
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。

Adobe Premiere Pro

有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro」で計測します。

動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。

まずはCPU性能を使うソフトウェアエンコードから。

Adobe Premiere ProにおけるCore i5 14400Fのソフトウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD高画質 H.264 4K高画質 H.265 フルHD H.265 4K
Core i5 13400F (10コア16スレッド) 11:27 28:13 13:47 28:01
Core i5 14400 (10コア16スレッド) 12:04 33:41 13:56 33:45
Core i7 13700KF (16コア24スレッド) 9:41 18:09 11:00 16:09
Core i7 14700F(20コア28スレッド) 9:14 19:37 10:21 26:26
Core i7 14700KF(20コア28スレッド) 9:32 18:44 10:44 22:36
Core i9 13900K (24コア32スレッド) 7:16 12:30 6:42 11:42
Core i9 14900KF (24コア32スレッド) 9:23      
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) 7:20 20:05 7:15 20:58

かなりがっかりといいますか、なぜかCore i5 13400Fのほうが14400Fよりもエンコード時間が早い結果に。

特に4Kのパフォーマンスが悪い。ソフト側の最適化問題かもしれませんが、とにかくがっかり。

Adobe Premiere ProにおけるCore i5 14400Fのハードウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD高画質 H.264 4K高画質 H.265 フルHD H.265 4K
Core i5 13400F (10コア16スレッド) 8:32 11:35 9:04 12:34
Core i5 14400 (10コア16スレッド) 9:19 15:39 9:10 16:20
Core i7 13700KF (16コア24スレッド) 8:11 7:46 8:16 9:47
Core i7 14700F(20コア28スレッド) 8:04 13:31 8:15 13:10
Core i7 14700KF(20コア28スレッド) 8:09 12:50 8:27 13:25
Core i9 13900K (24コア32スレッド) 6:16 6:55 6:22 8:32
Core i9 14900KF (24コア32スレッド) 8:09   8:19  
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) 4:27 8:56 4:18 8:00

ハードウェアエンコードも同じような結果です。

特に4KではあきらかにCore i5 13400Fのほうが圧倒的にはやい。

Aviutl

もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。

H.264/265のフルHDを計測しています。

まずはソフトウェアエンコードから。
AviUtlにおけるCore i5 14400Fのソフトウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD H.265 フルHD
Core i5 13400 10:18 18:05
Core i5 14400F 10:52 18:47
Core i7 13700K 6:37 12:13
Core i7 14700F 7:32 11:48
Core i7 14700KF 7:39 11:50
Core i9 13900K 6:17 11:05
Core i9 14900KF 6:23 11:05
Ryzen 7 7800X3D 8:32 16:27

このゲームでもCore i5 13400FのほうがCore i5 14400Fより早い!

うーん、なんででしょうね。そこまで大きな変化はないはずなので、あまり納得できませんが。。。

AviUtlにおけるCore i5 14400Fのハードウェアエンコード結果

ハードウェアエンコードは相対的にCPUの影響が減るのですが、それでもやはりCore i5 14400Fのほうが劣っています。

しかもH264では30秒近い差です。

原因はよくわかりませんが、Core i5 14400Fのパフォーマンスがあまりよくありません。

消費電力は?

ミドルクラスの利点と言えばハイクラスに比べて消費電力が低いこと。

Core i5 13400Fとはどのくらい違うのでしょうか

ゲームでは

ゲーム利用を模擬してFFベンチマーク時の電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700KF Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Ryzen 7 7800X3D
最小電力(W) 2.019 2.397 1.756 3.506 3.412 3.597 46.505
最大電力(W) 58.006 64.441 97.674 221.420 180.041 181.813 72.300
平均電力(W) 24.651 28.532 75.684 80.550 70.150 77.958 26.521

予想通りといいますか、ややCore i5 14400Fになって消費電力が上がっています。

とはいえ最大で6W、平均で4Wほどですし、ハイクラスに比べて圧倒的に消費電力が低いことに変わりはありません。

動画編集では

Adobe PremiereにてH.264 フルHD ソフトウェアエンコードで消費電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 13400F Core i5 14400F Core i7 13700K Core i7 14700F Core i7 14700KF Core i9 13900K Ryzen 7 7800X3D
最小電力(W) 5.035 8.826 4.325 194.917 3.729 4.171 24.617
最大電力(W) 70.458 78.914 221.425 310.800 239.266 244.558 76.362
平均電力(W) 61.473 70.957 180.176 249.815 194.917 166.397 70.683

動画編集でも同じく数WほどCore i5 14400Fの消費電力があがっています。

大きな差ではないですが、現状の動画編集パフォーマンスを見ると、

単にワットパフォーマンスが悪化しただけということになりますね。。。

Core i5 14400(F)はどういった人におすすめ?

ここがメリット
  • 最新ゲームではCore i5 13400Fよりパフォーマンスが良い傾向
  • 消費電力もそこまで上がっておらず、冷却には苦労しない
デメリット
  • 昔のゲームだとCore i5 13400Fのほうがパフォーマンスが良い
  • 動画編集性能が芳しくない
  • 今回に限ってはCore i5 14500との差が大きい

スペックを見た時からあまり期待していなかったのですが、

思ったよりはゲームによって前世代より良いフレームレートを出すケースが多かったように思えます。

特に頻繁にグラフィック関係を改善しているゲームや、最新ゲームではCore i5 14400Fのほうがパフォーマンスが良く、

最新世代の意味は感じられたと思います。

しかしながらロングセラーのようなゲームでは思ったほどパフォーマンスが上がらず、また動画編集性能も芳しくありません。

価格もCore i5 13400Fよりやや高いので、正直おすすめできるCPUではないと感じます。

今回国内では今まで地味であったCore i5の500番台であるCore i5 14500のほうが人気です。

いままでは400番と差がほとんどなかったのですが、今回はコアスレッド数が変わってきますから、

あと数千円だしてCore i5 14500を狙うほうが満足度は高いように思えます。

Core i7 14700(F)搭載おすすめゲーミングPC

(ドスパラ)GALLERIA RM5C-R46 14400F搭載

GALLERIA RM5C-R46 14400F搭載 の製品画像
CPU Core i5 14400F
グラフィックボード RTX 4060
メモリ DDR4 16GB
容量 500GB (NVMe Gen4)
大きさ 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm
PCの評価
コスパ 4.8
同価格帯の平均:4.0
(5.0)
ゲーム性能 2.8
同価格帯の平均:2.5
(3.0)
動画編集性能 3.5
同価格帯の平均:3.1
(3.5)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:4.3
(5.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.1
(3.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.6
(3.0)
ゲームタイトル フルHD 画質/FPS目安 WQHD 画質/FPS目安
ApexLegends 最高画質、236fps 最高画質、170fps
フォートナイト 高画質、182fps 高画質、152fps
VALORANT 高画質、400fps以上 高画質、400fps以上
モンハンライズ 高画質、201fps 高画質、192fps
タルコフ 最高画質、121fps 最低画質、143fps
オーバーウォッチ2 最高画質、237fps 最高画質、163fps
パルワールド 最高画質、120fpsMAX 最高画質、100fps

※参考値であり保証するものではありません。

RTX 4060のグラフィックボードと組み合わせた王道といえるミドルクラス構成です。

ゲーミングPCでも最も多い組み合わせといってよく、フルHDメインで快適に遊ぶことが可能。

人気のドスパラガレリアシリーズで、メモリやSSDのスペックも水準レベルを満たしており、

価格も安め。コスパもトップクラスの良さです。

(マウスコンピューター)G-Tune DG-I5G6T(FPS向け6点セット)

G-Tune DG-I5G6T(FPS向け6点セット)の製品画像
CPU Core i5 14400F
グラフィックボード RTX 4060 Ti
メモリ DDR5 16GB
容量 500GB (NVMe Gen4×4)
大きさ 約189×396×390
PCの評価
コスパ 5.0
同価格帯の平均:3.9
(5.0)
ゲーム性能 3.3
同価格帯の平均:3.2
(3.5)
動画編集性能 3.5
同価格帯の平均:3.9
(3.5)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:4.8
(5.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.3
(3.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.8
(2.5)
ゲームタイトル フルHD 画質/FPS目安 4K 画質/FPS目安
ApexLegends 最高画質、290fps 最高画質、115fps
フォートナイト 高画質、201fps 高画質、117fps
VALORANT 高画質、400fps以上 高画質、400fps以上
モンハンライズ 高画質、208fps 高画質、135fps
タルコフ 最高画質、143fps 最低画質、143fps
オーバーウォッチ2 最高画質、281fps 最高画質、109fps
パルワールド 最高画質、75fps

※参考値であり保証するものではありません。

一つ性能が高いRTX 4060 Tiと組み合わせたゲーミングPCです。

今回の計測ではより高いCPUのほうがRTX 4060 Tiの性能を活かせることがわかりましたが、

価格もその分高くなってしまいますのでCore i5 14400Fでも及第点。

人気のマウスコンピューターのゲーミングPCで、さらにこのPCはヘッドセット、ゲーミングキーボード、マウス、モニター、パッドがセットになっており、

一からゲーミングPC環境を整える人にうってつけ。コスパももちろん最強レベル。

(フロンティア)FRGKB760/B

FRGKB760/Bの製品画像
CPU Core i5 14400F
グラフィックボード RTX 3060
メモリ DDR4 16GB
容量 1TB M.2 NVMe SSD
大きさ 幅(W):約215mm x 高さ(H):約347mm x 奥行(D):約401mm
PCの評価
コスパ 4.3
同価格帯の平均:4.2
(4.5)
ゲーム性能 2.3
同価格帯の平均:2.7
(2.5)
動画編集性能 3.3
同価格帯の平均:3.2
(3.5)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:4.5
(4.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.1
(3.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.5
(2.5)
ゲームタイトル フルHD 画質/FPS目安 WQHD 画質/FPS目安
ApexLegends 最高画質、182fps 最高画質、134fps
フォートナイト 高画質、161fps 高画質、131fps
VALORANT 高画質、400fps以上 高画質、400fps以上
モンハンライズ 高画質、194fps 高画質、150fps
タルコフ 最高画質、91fps 最低画質、143fps
オーバーウォッチ2 最高画質、175fps 最高画質、118fps
パルワールド 最高画質、104fpsMAX 最高画質、87fps

※参考値であり保証するものではありません。

旧世代のミドルクラスRTX 3060と組み合わせたゲーミングPCです。

旧世代とはいえフルHD高画質高フレームレートを狙える性能はまだまだ有しており、

さらに価格が安いというメリットがあり、このPCの価格設定もゲーミングPCとしても最安級となっています。

RTX 3060搭載PC自体は数が減ってきていますので、ねらい目のPC。

Core i5 14400(F)搭載ゲーミングPCの一覧はこちらから
Core i5 14400F搭載ゲーミングPCの一覧