Core i5 13400Fを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較 | こまたろPC
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Core i5 13400Fを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較

こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!

Raptor Lake-Sこと第13世代IntelのCPUのミドルクラスCore i5 13400Fをレビューしていきます。

執筆者:荒谷克幸(こまたろ)
自作歴20年越え。BTOパソコンも購入しつつ、最新のCPUやグラフィックボードを性能計測するのが趣味。
詳しいプロフィールはこちらから

Core i5 13400(F)の特徴とは?

現在日本で新品購入しやすいミドルクラス帯のCPU一覧です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 13600KF Core i5 12600KF Core i5 13600 Core i5 12600 Core i5 13500 Core i5 12500 Core i5 13400F Core i5 12400F Core i3 13100F Core i3 12100F
世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代 最新世代 旧世代
コア数 14(P-core 6/E-core 8) 10(P-core 6/E-core 4) 14(P-core 6/E-core 8) 6 14(P-core 6/E-core 8) 6 10(P-core 6/E-core 4) 6 4 4
スレッド数 20 16 20 12 20 12 16 12 8 8
ベース周波数 (P)3.5 GHz(E)2.6 GHz (P)3.7 GHz(E)2.8 GHz (P)2.7 GHz(E)2.0 GHz 4.1 GHz (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz 3.3 GHz (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz 2.5 GHz 3.3 GHz 3.3 GHz
ターボ・ブースト (P)5.1 GHz(E)3.9 GHz (P)4.9 GHz/(E)3.6 GHz (P)5.0 GHz(E)3.7 GHz 4.8 GHz (P)4.8 GHz(E)3.5 GHz 4.8 GHz (P)4.6 GHz(E)3.3 GHz 4.4 GHz 4.5 GHz 4.3 GHz
(L3)キャッシュ 24MB 20 MB 24MB 18 MB 24MB 18 MB 20 MB 18 MB 12 MB 12 MB
最大メモリー速度対応 DDR5-5600
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
内蔵グラフィック UHD Graphics 770 UHD Graphics 770 UHD Graphics 770 UHD Graphics 770
TDP/PBP 125W 125W 65W 65W 65W 65W 65W 65W 60W 58W
小売り価格 42,980円 39,893円 39,893円 37,480円 35,480円 31,480円 28,140円 22,550円 16,880円 14,550円

 

Core i5 13400(F)はミドルクラスのCPUで、AMDのライバルはRyzen 5 7600になります。

第12世代との主な変更点としては、

  • 前世代と同じLGA1700ソケット。700番台マザボも発売
  • PコアとEコアが新たに搭載。10コア16スレッドへ増加
  • L2、L3キャッシュがアップ
  • ブーストクロックアップ

といったものがあげられます。

前世代のCore i5 12400(F)からの大きな変更点としてPコアとEコア搭載に変わったこと。

前世代は通常の6コア12スレッドでしたので、ここは大きな変更点と言えます。

対してメモリはCore i5 13600K以上とは違い、前世代のままDDR5 4800MHzが定格運用です。

Core i5 13400FのCPU外装

こちらはCore i5 13400Fの外装。前世代のCore i5 12400Fとほとんど同じ外装です。

付属のオリジナルファン

また純正ファンも付属しています。こちらも前世代から変わっていません。

Core i5 13400FのCPU本体

こちらが本体。当然同じLGA1700なので前回と変わりません。

ベンチマークソフトで性能を見る

それではCore i5 13400(F)の性能をチェックしていみましょう!

今回はF付を利用していますが、内臓グラフィック有無以外はCore i5 13400と性能は変わりません。

グラフィックボードは最新世代の最上位RTX 4090、メモリはDDR5の4800MHzを利用しています。

ベンチマーク比較ポイント
  • 前12世代との性能差は?
  • ゲーム性能はどこまで高いか

やはり第12世代からどれだけパワーアップしているかがポイントになるでしょう。

前世代同様、王道のミドルクラスになる可能性の高いCPUですから、価格コスパが非常に重要になります。

 

FireStrike

DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。

フルHDの結果です。

Core i5 13400FのフルHD、FireStrikeベンチマーク結果
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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600KF Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
Graphics 75289 74528 79146 84861 86547 80300
Physics 21813 26500 30884 38626 24240 26963
Combined 8742 10286 11143 15839 13874 14922
TOTAL 35364 39299 42905 52535 45327 46286

PコアEコア搭載になりコアスレッド数が増えた分、CPUスコアのPhysicsはCore i5 12400よりも21%以上アップ。

トータルスコアもCore i5 12400に比べるとパワーアップしています。

ただ前世代のCore i5 12600Kを超えるまでは至らず、また一つ上のCore i5 13600Kと比べると、

かなりの差になっています。

TimeSpy

DirectX 11では好調な結果。DirectX 12ではどうでしょうか。

Core i5 13400FのフルHD、TimeSpyベンチマーク結果

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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
Graphics 31964 32767 34217 37064 35941 35680
CPU 9253 12567 13493 18388 7981 8929
TOTAL 23362 26401 27809 32163 23560 24617

FireStrikeと同様にCore i5 12400Fから順当に性能がパワーアップ。

CPUスコアは約35.9%と段違いの向上になっています。

やはりPコアEコアになったことはかなりの効果があったようにみえます。

ただやはりトータルスコアとしてはCore i5 13600Kには大きな差があり、

Core i5 12600Kにもスコアが負けているのは残念ですが、

Ryzen 5 7600Xよりもスコアが上なのは興味深いです。

Core i5 13400Fの4K、TimeSpyベンチマーク結果
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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
Graphics 19491 19642 19425 19583 19594 19544
CPU 4253 5452 6026 7998 3841 4866
TOTAL 12677 14126 14566 16087 12131 13455

4Kでも傾向は変わらず、Core i5 13600Kには大差で負けていますが、

Ryzen 5 7600Xよりも上なのは期待できます。

 

PC Mark10

ゲーム性能以外のパフォーマンスも見ていきましょう。PC Mark 10です。

Core i5 13400FのPC Mark10計測
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Core i5 12400 Core i5 13400 Core i5 12600K Core i5 13600KF Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
Essentials 9775 10165 10267 11298 10293 10723
Productivity 9891 9842 10256 11397 9748 11786
Digital CC 13466 14978 14993 17344 14421 15379
TOTAL 7828 8204 8348 9371 8109 8947

P、Eコアが増えたことによる効果が最大限出ているのがクリエイティブ性能スコア(Digital CC)。

Core i5 12400から大幅に性能アップしており、さらにCore i5 12600Kとほぼ同等です。

また普段使いの性能を見るEssentialsスコアもかなりパワーアップ。

クロック数が影響しやすいオフィスソフトスコアは伸びていませんが、

全体的には順当にパワーアップしたと言ってよいでしょう。

 

Apex Legends

続いても大人気のバトロワゲームです。

このゲームはグラフィックボード性能の影響がかなり強いため、

どの程度差がでるか?

Core i5 13400FのApex Legends計測
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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600KF Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
4K 最低 298 298 297 298 298 298
4K 極 279 281 289 282 276 266

最低画質では差が出ていませんが、4K極画質では差が出ています。

わずかですがCore i5 12400よりもフレームレートがでており、

またRyzen 5 7600Xの格上CPUよりもフレームレートが出ている点も高評価。

さすが安定して強いIntelです。

モンスターハンターサンブレイク

モンスターハンターサンブレイク

続いては人気のモンハンシリーズのサンブレイクです。

DLSSを利用して計測します。

モンスターハンターサンブレイクにおけるCore i5 13400Fのパフォーマンス

※横スクロールできます

Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD低画質 149 149 212 281 156 207
フルHD高画質 150 151 205 278 151 208
WQHD低画質 147 149 206 281 156 216
WQHD高画質 149 150 210 274 148 216
4K低画質 147 149 216 277 155 217
4K高画質 144 145 208 272 146 216

ここではCore i5 13600Kが本ゲームとがっちり相性が良いのか、とんでもないフレームレートが出ていますが、

逆にCore i5 13400FはCore i5 12400とほとんど差がでていません。

またRyzen 5 7600Xにも大差をつけて負けているため、コアスレッド数が増加した効果よりも、

動作クロックの低さの影響の方が多い結果かと思います。

ゲームでは動作クロックが高い方がフレームレートが高いことがあるため、

前世代からあまり上がっていないCore i5 13400Fではフレームレートが伸びなかったケースかもしれません。

サイバーパンク2077

続いてはロングランヒットになっているサイバーパンク2077です。

DLSSやFSRなど色々な機能に対応しており、負荷も高いことからCPUおよびグラフィックボードの影響を受けやすいゲームです。

サイバーパンク2077におけるCore i5 13400Fのパフォーマンス(DLSS利用)
※横スクロールできます

Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600KF Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD 低 153 162 173 223 154 164
フルHD ウルトラ 144 154 166 212 145 158
フルHD レイトレウルトラ 102 109 114 150 87 100
WQHD 低 154 160 174 224 154 165
WQHD ウルトラ 144 153 165 211 144 156
WQHD レイトレウルトラ 101 108 114 149 88 102
4K 低 154 162 172 226 155 165
4K ウルトラ 123 123 131 133 123 129
4K レイトレウルトラ 97 98 105 106 86 100

まずはDLSSの結果から。

先ほどと同じくCore i5 13600Kのフレームレートが断トツで、そのほかはかなり出遅れています。

ただ先ほどと違いCore i5 12400よりも10fpsほどCore i5 13400Fが高くなっており、

多少のゲーム性能の進化は感じます。またRyzen 5 7600Xと概ね互角の結果も中々と言えるでしょう。

サイバーパンク2077におけるCore i5 13400Fのパフォーマンス(FSR利用)
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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD 低 153 164 174 220 155 165
フルHD ウルトラ 143 156 164 211 143 155
フルHD レイトレウルトラ 101 110 113 149 87 99
WQHD 低 153 164 175 219 154 165
WQHD ウルトラ 143 155 165 210 144 155
WQHD レイトレウルトラ 101 110 113 148 87 99
4K 低 152 163 173 220 154 164
4K ウルトラ 122 124 132 133 124 132
4K レイトレウルトラ 96 99 105 107 86 97

続いてはFSR利用時もみていきます。こちらも傾向は同じ。

ただDLSSよりもCore i5 12400に対する差が開いています。

CoD:MW2

こちらも最新ゲームの人気シリーズ、コールオブデューティーからモダンフォーウェア2です。

このゲームはDLSSやFSR、XEAAなどほとんどの画像処理機能に対応しています。

また高負荷なゲームなのでCPUとグラフィックボード性能はかなり重要です。

CoD:MW2におけるCore i5 13400Fのパフォーマンス(DLSS利用)

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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD最低 145 199 208 298 228 227
フルHD極限 137 170 202 275 213 214
WQHD最低 143 202 207 288 226 225
WQHD極限 137 195 205 249 219 212
4K最低 143 202 202 231 217 221
4K極限 136 181 180 185 180 181

まずはDLSSを利用したときです。

このゲームではコアスレッド数の増加がもろに効いたのか、Core i5 12400に対して40fps前後で上回っており、

段違いのゲーム性能を見せています。

ただしCore i5 12600Kには若干及ばず、またRyzen 5 7600Xにはフレームレートが下回っています。

CoD:MW2におけるCore i5 13400Fのパフォーマンス(FSR利用)

※横スクロールできます

Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD低画質 144 204 209 285 232 227
フルHD高画質 140 196 200 276 214 217
WQHD最低 144 204 205 283 220 226
WQHD最高 137 193 186 262 212 215
4K低画質 144 202 206 260 225 225
4K最高 129 187 186 201 195 195

続いてFSRを利用したときです。

こちらもDLSSとほぼ同様の傾向となりました。

ただCore i5 12600Kとは互角近くになっており、中々のパフォーマンスです。

Marvel’s Spider-Man Remastered

最後はスパイダーマンリマスターです。

このゲームはいち早くRTX 4000シリーズのメリットであるDLSS3.0に対応しており、

そのパフォーマンスの違いも計測していきます。

スパイダーマンリマスターにおけるCore i5 13400Fのパフォーマンス(DLSS2.0利用)

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Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD非常に低い 161 171 156 212 141 172
フルHD非常に高い 131 135 127 175 110 137
WQHD非常に低い 164 174 156 214 141 173
WQHD非常に高い 131 133 130 176 113 135
4K非常に低い 167 171 156 214 138 173
4K非常に高い 131 136 129 179 112 134

まずはDLSS2.0利用時のパフォーマンス結果です。

ここでもCore i5 13600Kが突出していることは変わらないですが、

今までと違うのはCore i5 13400FがCore i5 12400はもちろん、Core i5 12600Kも超えたフレームレートであること。

Ryzen 5 7600Xともほぼ同等の性能でかなり良い結果になっています。

スパイダーマンリマスターにおけるCore i5 13400Fのパフォーマンス(DLSS3.0利用)

※横スクロールできます

Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600K Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
フルHD非常に低い 320 332 316 365 277 323
フルHD非常に高い 262 260 270 323 217 259
WQHD非常に低い 319 320 315 350 275 311
WQHD非常に高い 265 263 274 311 212 261
4K非常に低い 282 287 299 300 225 267
4K非常に高い 244 243 248 262 191 232

では続いてはRTX 4000シリーズの新機能DLSS3.0を利用してい見ます。

機能の性質上、CPUの負荷を上げずにフレームレートを上昇させることができる技術ですが、

それでもCPUによる違いははっきりと出ています。

基本的傾向が変わりませんが、Core i5 13400FがRyzen 5 7600Xよりも高いフレームレートが出ているのが違っており、

DLSSにはIntelのほうが相性が良さそうだと伺えます。

動画編集・ゲーム配信性能はどうか?

ゲームによって性能差はまちまちですが、ハマれば高いゲーム性能を示したCore i5 13400Fですが、

やはりコアスレッド数があがったことによるクリエイティブ性能も気になります。

編集速度について
使うソフト、動画素材、動画時間、加工方法、エンコード方法などによって、編集時間というのはかなり違ってくるため、
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。

Adobe Premiere Pro

有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro」で計測します。

動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。

まずはCPU性能を使うソフトウェアエンコードから。

Adobe Premiere ProにおけるCore i5 13400Fのソフトウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD高画質 H.264 4K高画質 H.265 フルHD H.265 4K
Core i5 12400 (6コア12スレッド) 9:35 36:52 9:53 29:43
Core i5 13400F (10コア16スレッド) 11:27 28:13 13:47 28:01
Core i5 12600K (10コア16スレッド) 6:35 23:37 6:50 20:43
Core i5 13600KF (14コア20スレッド) 9:59 20:49 11:29 18:29
Ryzen5 5600X (6コア12スレッド) 12:16 35:43 12:12 35:46
Ryzen 5 7600X (6コア12スレッド) 8:51 23:57 8:42 24:39

中々面白い結果です。

Core i5 12400に対して4K編集では確実に早くなっているCore i5 13400Fですが、

フルHDでは遅くなっています。ただこれはCore i5 13600Kでもそのような傾向があり、

ソフト側の最適化の問題ともいえそうです。

またコアスレッド数で劣っているRyzen 5 7600Xよりも遅い点も残念。

 

続いてはRTX 4090の性能も利用するハードウェアエンコード結果です。

Adobe Premiere ProにおけるCore i5 13400Fのハードウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD高画質 H.264 4K高画質 H.265 フルHD H.265 4K
“Core i5 12400
(6コア12スレッド)”
7:54 9:46 8:19 10:58
“Core i5 13400F
(10コア16スレッド)”
8:32 11:35 9:04 12:34
Core i5 12600K
(10コア16スレッド)
5:09 7:15 5:49 7:03
Core i5 13600KF
(14コア20スレッド)
7:58 8:20 8:17 9:56
Ryzen 5 5600X
(6コア12スレッド)
6:46 10:15 6:40 10:32
Ryzen 5 7600X
(6コア12スレッド)
4:44 7:48 4:40 8:53

ハードウェアエンコードではCore i5 13400Fの結果がパッとしません。

総じてCore i5 12400に負けており、あまりよい結果ではないです。

Aviutl

もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。

H.264/265のフルHDを計測しています。

まずはソフトウェアエンコードから。

AviUtlにおけるCore i5 13400Fのソフトウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD H.265 フルHD
Core i3 13100 18:26 28:03
Core i5 12400 12:14 20:44
Core i5 13400 10:18 18:05
Core i5 12600K 10:37 17:04
Core i5 13600KF 7:20 13:27
Ryzen 5 7600X 10:40 17:43

こちらは綺麗な、コアスレッド数が多いほど時間が短くなっており、

コアスレッド数が多くなったCore i5 13400Fも順当に早くなっており、

Core i5 12400よりも早い結果に。

AviUtlにおけるCore i5 13400Fのハードウェアエンコード結果

※横スクロールできます

H.264 フルHD H.265 フルHD
Core i5 12400 6:24 6:16
Core i5 13400 5:57 6:02
Core i5 12600K 6:20 5:59
Core i5 13600KF 4:54 4:51
Ryzen 5 5600X 6:24 6:29
Ryzen 5 7600X 5:11 5:09

RTX 4090を利用したハードウェアエンコードも概ね同じような傾向に。

ただしRyzen 5 7600Xのほうが早い結果になっており、

ハードウェアエンコードが今後の通常利用を考えると、若干不満な結果ではあります。

消費電力は?

多コア多スレッドのCPUで問題になってくるのは、消費電力です。

Core i5 13400Fはコアスレッド数が増えていますから、どのくらいの消費電力か気になるところ。

ゲームでは

ゲーム利用を模擬してFFベンチマーク時の電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600KF Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
最小電力(W) 13.086 2.019 3.025 2.681 24.95 27.958
最大電力(W) 56.202 58.006 50.508 64.014 77.733 77.903
平均電力(W) 34.529 24.651 39.069 49.628 53.176 60.117

コアスレッド数が増えたといっても省電力に優れるEコアの効果なのか、驚くほど省電力。

最大消費電力はCore i5 12400より高いですが微々たる差ですし、

平均消費電力では10W以上も低くなっています。

アイドリング時も相当低電力で、省電力性は確実に上がっていると言えます。

またRyzenと比べても大分消費電力が低いです。

動画編集では

Adobe PremiereにてH.264 フルHD ソフトウェアエンコードで消費電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 12400 Core i5 13400F Core i5 12600K Core i5 13600KF Ryzen 5 5600X Ryzen 5 7600X
最小電力(W) 2.928 5.035 3.148 3.211 27.521 21.758
最大電力(W) 53.046 70.458 113.966 151.56 77.608 104.734
平均電力(W) 47.086 61.473 91.47 133.746 75.045 92.115

基本的にはゲームよりもCPUに高負荷となるソフトウェアエンコードですので、

ゲームとは比べ物にならないほどCore i5 13400Fの消費電力が上がっています。

さすがにコアスレッド数多いからかCore i5 12400よりも消費電力が上がっています。

とはいえCore i5 12600Kや13600K、Ryzen 5 7600Xと比べると、大分消費電力は低く、

今まで通りミドルクラスらしく冷却性能は比較的楽といえるでしょう。

さらに下のグラフィックボードとの組み合わせはどうか?

さてここまではCPUの性能差ははっきり見るために、グラボでは最高クラスになるRTX 4090を利用してきましたが、

実際Core i5 13400Fを利用するなら、もっと下位のグラフィックボードと組み合わせるのが通常。

そこでミドルエンド~準ハイクラスに位置しているRTX 3070を利用しても、いくつか計測してみました。

サイバーパンク2077

RTX 3070を利用した場合のCore i5 13400Fパフォーマンス(サイバーパンク)

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Core i3 12100 Core i3 13100 Core i5 12400F Core i5 13400F Ryzen 5 7600X
フルHD 低 128 142 163 167 185
フルHD ウルトラ 119 132 148 149 148
フルHD レイトレウルトラ 82 89 95 95 94
WQHD 低 133 139 162 169 172
WQHD ウルトラ 109 110 110 112 110
WQHD レイトレウルトラ 70 70 71 71 71

まずはサイバーパンクから。

若干Core i5 12400と比べるとフレームレートが出ているときもありますが、

ほとんど差がない結果となっています。

またRyzen 5 7600Xと比べると、特にグラフィックボードのボトルネックが出ない設定のときは、

20fps近く差がでており、ゲーム性能では劣っていることが伺えます。

モンスターハンターサンブレイク

RTX 3070を利用した場合のCore i5 13400Fパフォーマンス(モンスターハンターサンブレイク)

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Core i3 12100 Core i3 13100 Core i5 12400F Core i5 13400F Ryzen 5 7600X
フルHD低画質 133 136 147 155 189
フルHD高画質 133 124 145 154 188
WQHD低画質 134 138 147 150 186
WQHD高画質 131 128 143 148 175

サイバーパンクの時よりもCore i5 12400に対してCore i5 13400Fのフレームレートの高さがはっきり出ています。

差としてはわずかと考えることもできますが、ミドルクラス級のグラフィックボードの性能を引き出している結果でしょう。

ただRyzen 5 7600Xのフレームレートが相当出ており、

かなりゲーム性能で見劣りする結果となってしまっています。

CoD:MW2

Core i5 13400Fパフォーマンス(CoD:MW2)

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Core i3 12100 Core i3 13100 Core i5 12400 Core i5 13400F Ryzen 5 7600X
フルHD最低 93 103 148 193 210
フルHD極限 84 95 132 148 142
WQHD最低 91 100 146 170 173
WQHD極限 64 89 117 120 116

CoD:MW2ではさらにCore i5 12400との差が広がっており、特にグラフィックボード負荷が低い設定では50fpsほどの差が。

傾向をみると最新ゲームであるほど、ミドルクラスのグラフィックボードで組み合わせた時の相性は、

Core i5 13400Fのほうが上に感じました。

動画編集のハードウェアエンコード

RTX 3070を使ったハードウェアエンコードも見ていきましょう。

Core i5 13400Fパフォーマンス(Adobe Premiere Pro)

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H.264 フルHD高画質 H.265 フルHD
“Core i3 12100
(4コア8スレッド)”
4:17 4:36
“Core i3 13100
(4コア8スレッド)”
7:04 7:24
Core i5 12400
(6コア12スレッド)
8:12 8:31
“Core i5 13400F
(10コア16スレッド)”
8:10 8:33

Adobe Premiere ProではRTX 4090と同様、PコアEコア搭載の効果は見れれません。

Core i5 13400Fパフォーマンス(AviUtl)

※横スクロールできます

H.264 フルHD H.265 フルHD
Core i5 12400 6:15 6:10
Core i5 13400F 5:40 5:44

ですがAviUtlになると、RTX 4090時と同様にCore i5 13400Fのほうが12400よりも高速でエンコードできています。

やはりクリエイティブ性能のポテンシャルはCore i5 13400Fのほうが高く、

あとはソフトウェア側の最適化次第といったところです。

Core i5 13400(F)はどういった人におすすめ?

ここがメリット
  • ゲーム性能、クリエイティブ性能ともに着実に進化
  • ゲームでは消費電力も低く、冷却のためのコストが低くて済む
  • 最新ゲームでは高いパフォーマンスを発揮しやすい
デメリット
  • 比較的古いゲームでは前世代とあまり大差がない
  • Core i5 12600KやRyzen 5 7600Xにやや劣後してしまうゲーム性能
こんな人におすすめ!
  • 価格と性能がミドル級でゲーミングPCを新調したい方
  • ミドル~準ハイクラスのグラフィックボードを利用予定の方
  • 省スペースなPCケースを利用したい方

前世代のCore i5 12400(F)から比べると着実に進化はしている印象です。

古いゲームやソフトによっては思ったほどパフォーマンスを発揮できませんが、それはソフト側の最適化の問題で、

Core i5 13400(F)がハマるゲームやソフトでは高いゲーム・クリエイティブ性能を発揮できています。

ポテンシャルがあるということになり、今後長時間使うのであれば最新世代のCore i5 13400(F)の価値は十分高いです。

また比較的消費電力が低いため、大型のPCケースでなくても使えるのもメリット。

ミドルクラス級のグラフィックボードでも前世代より着実に性能を引き出してくれるので、

今後ミドルクラスのゲーミングPCがほしいなら、良いCPUとなりそうです。

価格も当初より一気に落ち、コスパも良くなってきています。

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