【安定性抜群】RTX 5080のゲーム性能をベンチマーク！

こんにちわ！こまたろです( ﾟДﾟ)！！

新登場したNVidiaのRTX 5000シリーズから準最強クラスであるRTX 5080について性能をレビューしていきます。

RTX 5080のスペックは？

※横スクロールできます

RTX 5080はRTX 4080 SUPERの後継機としての位置で準最強クラス。（いずれRTX 5080 SUPERが出るとはおもうが）

比較するとRTX 5000シリーズ共通であるメモリ周りが強化されています。

GDDR7になっており、メモリ帯域幅は30%以上アップ。

昨今のゲームはAI処理やレイトレなどメモリ帯域幅が必要とされるシーンがどんどん増えているので、

そのあたりを意識した感じがします。ただメモリ量自体は16GBのままなので、メモリスピードで賄えると判断したのか。

もちろんRTコアやTensorコアも最新世代になっており、加えて最大3フレームのフレーム生成ができるDLSS4/Multi-Frame Generationも使えるのはRTX 5000共通の強みです。

ややこしいのはDLSS4自体はRTX系なら基本使えること。トランスフォーマーモデルと言われるもので、以前のDLSS3よりもより効率的になっている点は留意が必要です。

逆にCUDAコアは微量のアップに留まっておりメモリ帯域を活かせなかったり、DLSS・レイトレを使わない処理では前世代とはあまり変わらない性能と思われます。

また消費電力は40Wアップしていますので、より強い電源ユニットが必要になっています。

今回使用したRTX 5080

今回ZOTAC RTX 5080 SOLID OCです。

RTX 5080のなかでは安価なほうのグラフィックボードです。とはいえ価格は。。。（泣

安いといっても高級なグラボだけあって質感はかなり良く、派手さはないのですが大人なシックなデザインでこまたろ的には気に入りました。

出力はHDMIx1のDisplay Portx3で一般的。

電源はPCIe Gen5 12VHPWRが1つ。

従来のPCIe 8 ピン ケーブルを12VHPWRに変換するケーブルは付属していますが、RTX 5090の溶解問題もあったので、今後は12VHPWRを備えた電源ユニットを用意するほうが良いかと思います。

ゲーム性能検証

それではここから実際のゲームをつかって計測していきます。

本来はRTX 4080クラスと比較するのが妥当ですが、価格的には以前のRTX 4090と同等くらいなので、やはり性能差が気になります。とくにお互いのメインターゲットである4K解像度は重要です。

またなによりDLSS4 MFGがの実力は？まだ対応ゲームは少ないですが、いくつか利用できましたので実力をみていきます。

検証のCPUはゲーム性能では最強のRyzen 7 9800X3Dを利用します。

モンスターハンターワイルズ

まずは大人気注目作品、モンスターハンターワイルズです。

サンブレイク以来の最新作で、すでに話題沸騰ですね。

以前から大幅にグラフィック周りが改良され、DLSS/FSR/XeSSのアップスケーリング・フレームレート生成に対応しています。

まずはフレームレート生成を利用したDLSS3利用時のパフォーマンスから。

平均フレームレートはRTX 4090に対して若干下回るフレームレート。

全体的には微差ではありますが、4K高負荷になると10fpsほど差がでてきますので、力負けしています。

さすがにRTX 5070 Tiには4Kなら20fpsほど差がでていますが。

ではフレームレートの安定性も見るために1%Lowフレームレートも見ていくと。。。

ここでもRTX 5080よりもRTX 4090のほうが安定性はやや上でしょうか。

また4K高負荷ではRTX 5070 Tiとも差がなく、爆破的な性能向上という感じはしません。

しかしさすがに重いと言われるモンハンワイルズ。

RTX 5080でもDLSS利用で4K高画質に余裕があるフレームレートではありません。またフレームレート生成の欠点は入力遅延があること。

それを補う機能もありますが、それでも気になる人もいるでしょう。特にモンハンはアクション性が高いです。

そこでアップスケーリングもフレームレート生成も使わない状態で計測してみました。

DLSSを使わない場合、上位クラスのグラボでも4Kゲーミングは60fps以上維持はギリギリ。

RTX 5080はレイトレ不使用であれば4K高画質領域でなんとか60fps以上でしょうか。ただやはりRTX 4090と比べるとわずかにフレームレートが下回ってしまいます。

ではさらに1%Lowも加味してみると、4K高画質では60fpsを下回り52fpsほど。

画面がカクつくとかはありませんが高フレームレートとは言い難いです。

ただRTX 4090も同等ほどのフレームレートの落ちですから、そもそもモンハンワイルズの要求スペックが高すぎるという感もあります。

全体的にみえばやはりRTX 4090のほうがRTX 5080よりやや安定性が高い結果に。

マーベルライバルズ(Marvel Rivals)

続いても無料で遊べる話題の新作マーベルライバルズです。

すでにプレイヤー数も多い大人気ゲームになっています。

グラフィック周りも充実しており、特にDLSS4のマルチフレーム生成にも対応。（ただし制約あり）

今回はDLSS2を利用して計測。

マーベルライバルズは比較的軽いゲームということもあってフレームレートは総じてかなり高く、

4K最高画質でもRTX 5080なら142fps近く出すことが可能です。

が、パフォーマンスが良いかというと、4K最高画質ではRTX 4090に30fps差で負け、さらにRTX 5070 Tiのほうがパフォーマンス良い結果に。

低画質領域ではRTX 5070 Tiよりも全然フレームレートが高いとはいえなんとも不満の残る結果。またRTX 4090には完敗ともいえる結果です。

DLSS2ではメモリ帯域幅の良さが活かせないのか？

では1%Lowはどうかというと、

4K高画質でも126ps程度の落ち込みに収まっているので、かなり落ち込みは少ない結果。

また注目したいのはフレームレート安定性ではRTX 5070 Tiよりも圧倒的に高い結果であること。平均フレームレートは微妙ですが、安定性では強さを感じます。

それでもRTX 4090には若干およばないかなあというところ。

マーベルライバルズもPvPですので入力遅延が気になる方もいらっしゃるかと思います。

DLSSやFSRなど未使用の状態で計測してみました。

さすがにDLSS利用時よりは全然フレームレートが出ていませんが、4K低画質で209fpsですから、中画質ぐらいまでなら高フレームレートで快適に遊べる結果です。

ただやはりRTX 4090には下回ってしまうのは変わりません。4K低画質のみ優っていますが、そのほかではやや差をつけられています。

では1%Lowを鑑みるとどうか。

このゲームで全体的にあまりフレームレートの落ち込みがないですが、4K高フレームレートにこだわるならRTX 5080は低画質領域にならざるおえないです。

RTX 4090に20fpsも下回ってしまっていますので、やはり安定性でも敵いません。

さて最後にRTX 5000シリーズ真骨頂、DLSS4 MFGを利用した場合を見ていきます。あくまで参考値として。

今回は最大である3フレーム生成で計測。いやあ恐ろしいフレームレートがでています。

例えば4K低画質でDLSS2では142fpsくらいが、DLSS4 MFGでは343psと約2.4倍も差。高解像度でこの差はびっくりしますね。

ただちょっときになるのは4K高画質ではRTX 5070 Tiとはそこまで差がないこと。RTX 5080のメインターゲットは4Kですし、価格差を考えるとこの結果はちょっとという気がします。

ただ1%Lowを見てみると、RTX 5070 TiよりRTX 5080のほうが圧倒的にフレームレートが安定しています。

モンハンワイルズもそうですが、平均フレームレートが高いというより安定性の点でRTX 5070 Tiより有利という結果が目立ちますね。

サイバーパンク2077

続いてはロングランヒットになっているサイバーパンク2077です。

今もなおグラフィック周りのアップデートはされており、

いつのまにかDLSS4にも対応していました。

まずはDLSS4利用時の結果。

サイバーパンク2077は元々は重めのゲームでしたが、さすがに最近ではグラボパワーもあがり、

RTX 5080であれば4Kレイトレウルトラの超負荷状態でも140fps超えに。DLSS4利用なら4K利用は余裕です。

ただここでもやはりRTX 4090のほうがパフォーマンスは上。特にレイトレ利用になると20～30fpsくらい差が出てしまうことがあり、DLSS4はRTX 5000番台のほうが向いているとおもっていたのですが。。。

1％LowでもやはりRTX 4090のほうがフレームレートが高く安定できています。

細かく見ればレイトレ不使用の4K高画質では平均も1%LowもRTX 4090の差はほとんどないのですが、超える性能を示せないのは残念です。

とはいえ4Kで遊ぶには十分な結果は出せています。

さて続いてはDLSS4 MFG利用時のフレームレートを参考値として掲載します。

マーベルライバルズと同様にフレームレートは鬼の爆伸び。やはりRTX 5000の真骨頂はMFGですね。

DLSS4では4Kウルトラのレイトレ利用で163fpsに対してDLSS4 MFGでは244fpsで約50%アップ。

2～3倍とはいきませんが、この超負荷でこれだけのフレームレートが出せるのはやはりすごいですね。

マーベルライバルズでは少し微妙な差でしたがRTX 5070 Tiにもしっかりフレームレートで上回っています。

1%LowもRTX 5070 Tiよりも高い安定性を示してくれています。

ただDLSS4 MFG全体に言えるのが1％Lowが結構落ちてしまうんだなあというところ。フレームを複数生成するというのがまだまだ粗削りなのかもしれません。

とはいえカクつくとかそういうことは全くないので、大体のゲーミングモニターでは特に気にならないでしょう。

Delta Force

続いては最近リリースされた、無料のFPSゲーム、デルタフォースです。

バトルフィールド風、タルコフ風、ストーリーモードの3つを用意する意欲作。

こちらもグラフィック周りは結構しっかりしており、DLSS3のフレームレート生成にも対応しています。

まずはDLSS3を利用した場合の結果です。

新しいゲームではあるもののデルタフォースは超負荷ではないゲームであり、加えてフレームレート生成を使えばかなりのfpsになっています。

4K最高画質設定でもRTX 5080で195fpsですから余裕と言えるでしょう。

ただRTX 4090には4K領域で30fpsほど下回っているのに加えて、RTX 5070 Tiに対して10fps以下変わらないのも残念な点。価格を考えればちょっと微妙な結果です。

では1%Lowを加味しているとどうでしょうか。ここは今までのゲームと異なる傾向がでました。

RTX 5080がRTX 4090に対して大きくフレームレートを上回り高い安定性を示してくれました。またRTX 5070 Tiにもかなりのフレームレート差がでています。

平均フレームレートは納得できるものではないものの、安定性という意味では先ほどからRTX 5080は高いレベルで維持できています。

ただデルタフォースはPvPが基本となるゲームで、やはり入力遅延を重視したい人もいるでしょう。

そこでDLSSやFSRを使わずにテストします。

Delta Forceはアップスケーリングやフレームレート生成を使わなくてもかなり高いフレームレートを出せるゲームのようです。

RTX 5080も4K高画質で十分高フレームレートを出すことが可能です。

ただDLSS3と違い、ここではRTX 4090にフレームレートで20fpsほどは下回っています。やはりCUDAコアの圧倒的な差が出てしまっていますかねえ。

ただフレームレートの安定性を見ると、RTX 4090よりRTX 5080のほうが圧倒的にフレームレートがでています。

平均フレームレートはRTX 4090に及ばないケースが多いですが、やはり安定性が安定しているというか、どのようなゲームでも安心感はあります。

CoD:BO6

続いても人気のシリーズCall of DutyからBlack Ops 6です。

最新グラフィックにしっかり対応しているほうのゲームで、DLSS3/FSR3/XeSSのいずれにも対応しています。

まずはDLSS3利用時です。

CoD:BO6ではRTX 5080のパフォーマンスが全体的に良いですが、それでもRTX 4090にも同等程度のフレームレートで超えるまではいきませんね。

Tensorコアも次世代になってはいるものの、メモリ帯域幅は若干RTX 4090が上ですし、コア数自体もRTX 4090のほうが多いので、中々超えるフレームレートまではいきません。

CoDはかなりスピード感が高いPvPゲームなのでフレームレート安定性も重要。

全体的に結構フレームレートの落ち込みは大きいゲームという結果にはなりました。ただ4K極でも88fpsに留まっているので、RTX 5080なら4K最高環境で遊ぶことはできそうです。

またRTX 4090にも若干ではありますがフレームレートが高い結果になっており、やはり安定性も高いことが伺えます。

CoDはPvPなので入力遅延重視の人もいるでしょう。

DLSSなど何も使わない状態で計測した結果です。

重いゲームではあるのでここでもRTX 5080のパフォーマンスの強さが見えました。

RTX 4090には圧倒的にフレームレートがでており、さらにRTX 5070 Tiにも差が大きく上回るフレームレート。ようやくすっきりした結果が得られましたね。

ただフレームレート安定性でみるとRTX 5080のほうがRTX 4090よりやや下回っています。

今までのゲームとは逆で平均フレームレートはRTX 5080が上、安定性ではややRTX 4090に分がある結果になっていますね。

PATH OF EXILE 2

続いては人気のハクスラで最新のゲームである「PATH OF EXILE 2」です。

少し登場から時間が経過しましたが、依然としてプレイヤー数が多いゲームです。

アーリーアクセスで今後グラフィック周りのアップデートもおこるかとおもいますが、現在DLSS、FSR、XeSSのすべてに対応しています。ただしフレームレート生成はありません。

今までDLSSばかりでしたので、今回はFSRを利用して計測します。

アーリーアクセスなのもあるのか、あまりグラフィック周りが安定している結果ではありませんが、RTX 5000シリーズのパフォーマンスが良いゲームのようです。

RTX 5080はRTX 4090に対して4K最高画質を除いて圧倒的なフレームレート差を出していいます。4K最高画質は気になるところですが、今までと比べればようやく新世代の強さが見えたかなと思います。

フレームレート安定性でもRTX 4090に対して圧倒しており、4K最高画質も上のフレームレート。

またRTX 5070 Tiは安定性が大分落ちているのですが、RTX 5080はこのゲームでもしっかりと高いフレームレートを維持しています。

Black Myth:Wukong

続いては全世界で大ヒットした中国の初AAAタイトル「黒神話:悟空」です。

このゲームもグラフィック対応は進んでおり、DLSS3/FSR3/XeSSのすべてに対応しています。

今回はDLSS3を利用しての計測です。

黒神話:悟空は相当に重いゲームの分類に入っておりDLSS3を利用したとしても、RTX 5080では4K最高画質＋レイトレは87fpsほど。

またRTX 4090と比べると再びフレームレートでは負けてしまう結果に。

ただフレームレート安定性では他の多くのゲームと同じようにRTX 4090よりも基本高いフレームレートを維持。

その差も大きくなっており、フレームレート安定性ではRTX 4090より優れているのは間違いないでしょう。

ヘルダイバー2

続いても人気のゲームであるヘルダイバー2です。

リリースから時間が経過しましたが、

今までと違い、グラフィック周りは結構保守的でDLSS、FSR、XeSSのいずれにも対応していません。

アップスケーリング技術は何も利用できないとはいえ4K最高負荷で91fpsとさすがに4Kメインの力を備えているだけの結果。

ただここでもRTX 4090にはややフレームレートで下回ってしまいます。RTX 5070 Tiにはしっかりとフレームレートで差をつけているのは良かったですが。

ただここからが問題でなぜか1%LowになるとRTX 5080 の高負荷時の落ち込みがひどく、散々な結果に。

ただRTX 5070 Tiも同様の結果になっているので、これはゲーム側の相性の問題がありそう。

バルダーズゲート3

最後は世界的に人気になったバルダーズゲート3です。

リリースから大分経過しましたが、今なお根強い人気。

グラフィック設定はシンプルで、DLSS2とFSR2のみ対応で、XeSSには対応していません。

今回はFSR利用時の結果。

バルダーズゲートはあまり解像度で違いが出ないゲームであり、またグラボ性能をフルで活用できているというわけでもないため、

ややムラのある結果となっていますが、RTX 4090との差は今までのゲームのなかではかなり少ない方かと思います。

ただやはり上回るというほどまではいきません。

ただ1%Lowを踏まえてみると、RTX 5080の高いフレームレート安定性が一目瞭然の結果に。

RTX 5070 Tiも低いですし、RTX 4090はうまくグラボを活用できていないからか散々な結果に。

RTX 5080はどのようなゲームでも高いフレームレート安定性を維持できるのは強みかと思います。

ゲームのワットパフォーマンス

色々なゲームで計測してきましたが、続いてはワットパフォーマンスも見ていきましょう。

電力もりもりなら性能がアップするのは当たり前なので、やはりワッパも気になるところです。

まずはFFベンチマークをDLSS利用で4K最高品質の高負荷で実施した時の結果です。

FFに関しては残念ながらRTX 5080のワットパフォーマンスは決してよくありません。

最大・平均消費電力ともにRTX 4090のほうが50W前後も高いですが、ワットパフォーマンスはRTX 5080のほうが劣っています。

正直電力周りは改善されたと思っていたのですが、予想外の結果。

続いてはサイバーパンク2077のベンチマークで計測。

念のためWQHDと4Kに関してウルトラ画質設定、レイトレ使用と未使用を計測します。

なおRTX 5080の4xはDLSS4 MFGの3フレーム補完を利用した場合です。

このゲームにおいてはRTX 4090よりRTX 5080のほうがワットパフォーマンスは高い結果に。

しかもMFG利用時では一気にワットパフォーマンスが上昇するのは大きな魅力ポイントです。

DLSS4利用ではRTX 4000系もパフォーマンス改善の恩恵は受けるそうですが、やはりRTX 5000のほうが相性が良いのかもしれません。

最後にもうひとつモンスターハンターワイルズにてDLSS3を利用した時を計測します。

このゲームでもWQHDゲーミングでは若干RTX 4090よりRTX 5080のほうがワットパフォーマンスは高い結果に。

ただ4Kではほぼ同等ですしそこまで違いは出ないかなあというところ。DLSS3ではRTX 5000シリーズの良さがでないのかもしれません。

またFFベンチマークのような結構古めのゲームでもワットパフォーマンスは発揮できないのかも。

クリエイティブ性能

続いてはクリエイティブ用途でもいくつか見ていきます。

まずは動画編集から。利用したのはAdobe Premiereです。

H264およびH265モードでの結果です。

このソフトにおいてはあきらかにRTX 4090よりもRTX 5080のエンコード時間が短くなっており、しかもその差は結構あります。

まあRTX 4070系も良いので大幅に早くなったとは実感できませんが、少なくともRTX 4090よりは良いパフォーマンス。

続いては3Dモデリングソフトのプラグインで利用されるV-Rayベンチマークです。RTXモードで計測。

V-Rayに関してはスコアもそうですが、ワットパフォーマンスも若干RTX 4090に下回る結果に。

いくらコア周りが次世代になったとしても、もりもりのRTX 4090には敵わないようです。ただRTX系の中では上位のワットパフォーマンスという結果でもあります。

最後にオープンソースの3DCGソフトであるBlenderでもベンチマークします。

BlenderではスコアではRTX 4090に勝てませんでしたが、ワットパフォーマンスはRTX 4090より若干上という上々の結果に。

ゲームも含めて全体と通して大幅なワットパフォーマンス改善！という感じはしませんが、悪くはない結果ではあるかなあと思います。

RTX 5080のベンチマーク総評

在庫不足や価格などで色々話題のRTX 5000シリーズですが、

こまたろの感想としてはRTX 5070 Tiと同様DLSS4 MFGを利用することこそ良さを最大限活かせるグラボだと感じました。まあ当然売りにしているわけですから当たり前ですが。

ただもう一つRTX 5080の良さとしてフレームレート安定性がかなり高いこと。

RTX 4090やRTX 5070 Tiはゲームによってややフレームレート安定性にばらつきがあるのですが、RTX 5080はほとんどのゲームでも高いフレームレート安定性を示しました。

対人戦ゲームなので高フレームレートを出すことも大事ですが、安定性が高いのもかなりの強みかと思います。

残念なのはDLSS4を利用しないとフレームレートではほぼRTX 4090を下回りますし、ワットパフォーマンスも特別良い感じはありません。

ただ価格的にRTX 4090と比較しましたが、そもそも円安とインフレによってRTX 5000シリーズが高いのは仕方ないことで、準最強というポジションとしてはRTX 4090に切迫しているのは大健闘とも考えられます。

それにそもそも論としてRTX 4000シリーズは生産終了で、すでに在庫はほぼ無い状態ですので無理にでもRTX 5000シリーズを買うしかないですしね(汗

RTX 5090はさらに段違いの価格と消費電力となりますし、Radeon 9000シリーズは戦略的に？RTX 5080の対抗馬はリリースされない見込みですから、

4Kで充実した環境を作りたいのであればRTX 5080は有力かと思います。

RTX 5080搭載のおすすめゲーミングPC

(ドスパラ)GALLERIA ZA7R-R58 9800X3D搭載

※参考値であり保証するものではありません。

ドスパラのGALLERIAから今回計測でも利用したRyzen 7 9800X3Dを搭載したゲーミングPC。です。

全CPU中ゲーム最強でありRTX 5080の性能を活かすにはベストな構成。

ゲーム配信向きではないので、ゲームだけ遊ぶ人におすすめな構成です。

(マウスコンピューター)G TUNE FZ-I9G80(RTX 5080 搭載セットモデル)

※参考値であり保証するものではありません。

マウスコンピューターからRTX 5080とCore Ultra 9 285Kを搭載した最新世代コンビゲーミングPC。

前世代より熱による性能低下リスクも減り、全体的なシステムの安定性がアップ。

発熱による性能低下リスクが減っているので、平均的に高い位置でフレームレートが安定しやすく、特にゲーム配信に強い構成です。

簡易水冷クーラーがさらに安定性をアップさせています。

2TB Gen4 NVMe SSDは高水準。

加えて本機はゲームに必要なモニター、マウス、キーボード、ヘッドセットが揃っているモデルとなっており、

しかも全てが高級グレード。ゲームを遊ぶ快適性が高いです。

最強クラスにしてはコスパはかなりの高さ。おすすめです。

3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポートは安心ポイントです。

(パソコン工房)LEVEL-R78P-LC265K-VKX

※参考値であり保証するものではありません。

パソコン工房からIntelの最新世代Core Ultra 7 265Kと組み合わせたゲーミングPCです。

Ryzen 7 9800X3Dと比べるとややゲーム性能は落ちますが、

とはいえ十分4Kゲーミングを快適に遊べる性能で、簡易水冷クーラー搭載も相まって、配信のフレームレートも高いです。

加えて最新世代コンビにしては価格も非常に抑えられコスパもトップクラス。