こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!!
RTX 4000シリーズの最高峰であるRTX 4090についてゲーム性能を比較していきます!
目次
RTX 4090のスペックは?
現在日本で購入しやすいNVidiaミドル~ハイクラスエントリーの
グラフィックボード一覧です。
※横スクロールできます
GPU | RTX 4090 | RTX 3090 Ti | RTX 3090 | RTX 4080 | RTX 3080 Ti | RTX 3080 | RTX 4070 Ti | RTX 3070 Ti |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 最新 | 旧世代 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 |
プロセッサ数 | 16384 | 10752 | 10496 | 9728 | 10240 | 8704/8960 | 7680 | 6144 |
Tensorコア数 | 512 Gen 4 | 336 Gen3 | 328 Gen3 | 304 Gen 4 | 320 Gen3 | 272/280 Gen3 | 240 Gen 4 | 192 Gen3 |
RTコア数 | 128 Gen 3 | 84 Gen2 | 82 Gen2 | 76 Gen 3 | 80 Gen2 | 68/70 Gen2 | 60 Gen 3 | 48 Gen2 |
ベースクロック | 2230 MHz | 1670 MHz | 1400 MHz | 2210 MHz | 1370MHz | 1440/1260MHz | 2310 MHz | 1580MHz |
ブーストクロック | 2520 MHz | 1860 MHz | 1700 MHz | 2510 MHz | 1670MHz | 1710MHz | 2610 MHz | 1770MHz |
メモリスピード | 21 Gbps | 21 Gbps | 19.5Gbps | 22.4Gbps | 19Gbps | 19Gbps | 21Gbps | 19Gbps |
メモリ量 | GDDR6X 24GB | GDDR6X 24GB | GDDR6X 24GB | GDDR6X 16GB | 12GB GDDR6X | 10/12GB GDDR6X | 12GB GDDR6X | 8GB GDDR6 |
メモリバス帯域幅 | 1008 GB/s | 1008 GB/s | 936GB/s | 716.8GB/s | 912GB/s | 760/912 GB/s | 504GB/s | 608GB/s |
TDP | 450W | 450W | 350W | 320W | 350W | 320/350W | 285W | 290W |
電源コネクタ | 12VHPWR ×1 8Pin×3(変換) | 12VHPWR ×1 8Pin×3(変換) | 8Pin×2 | 12VHPWR ×1 8Pin×3(変換) | 8pin × 2 | 8pin × 2 | 8pin × 2 12VHPWR ×1 | 8pin × 2 |
前世代RTX 3090と比較したポイントは、
- メモリ量以外は全てパワーアップ!
- 伴って消費電力もパワーアップ!
- Tensorコア、RTコアともに次の世代へ
- 電源コネクタは新規格12VHPWRへ
と大幅な変更と言ってよい仕様。プロセッサ数などはメガ盛り状態で、
クロック数も相当に増えています。
事前のうわさ通り、かなりのゲーム性能があることは間違いないでしょう。
しかしながら消費電力もパワーアップ(皮肉)してますので、
なかなかに冷却は苦労しそうな気がします。
今回使用したRTX 4090
今回使用したのはMSIの「SUPPRIM」です。
MSIの中では高級路線で、RTX 4090全体で考えても高級なほうです。
さすがに質感も大変よくかっこいい!と個人的に思います。
ただRTX 4090全体に言えることですが、とにかく重い!そしてでかい!!!
こちらは同じ同社のRTX 4060 VENTUSとの比較。
一目瞭然ですが、全然大きさが違います。
高さも結構あり、占有は3スロットとされていますが、
実際はヒートシンクはファン部分もいれると3.5スロット。つまり4スロットは確保がいるため、
まず小型PCでは厳しいです。基本は大型のゲーミングPCを想定した構成となります。
さて電源ですがRTX 4090では旧来の8Pinではなく、より強固になった12VHPWRタイプを利用します。
グラフィックボード自体に変換フラグが付属していることが多く、8pinを3つあるいは4つ利用して変換することも可能。
最近では電源ユニット側がすでに12VHPWRをサポートしていることも多くなっています。
- とにかくRTX 4090の性能を知りたい
- DLSS3の実力は?
- 消費電力はどのくらい高い
特にDLSS3を利用した場合のフレームレートは気になるところ。
前述の高負荷であるレイトレはFPS低下が大きいですが、このDLSSと組み合わせることでFPSをある程度確保できます。
利用にはソフト側の対応が必要で、昨今だとフォートナイトやモンハンなどが対応しています。
利用できるのはRTX2000/3000/4000シリーズのみです。
なお新しくDLSS3が登場し、こちらはCPU負荷を最小で飛躍的に高フレームレートを出すことが可能。RTX 4000のみ対応
主なDLSS対応ゲーム一覧(Nvidia公式サイト)
それではゲームのベンチマークを見ていきます。
なおCPUはCore i7 13700Kを利用しています。
Apex Legends
まずは人気のバトロワゲーム、ApexLegendsです。
グラフィックボードの性能の影響をうけやすいゲームです。
グラフィックボードの性能も高いため、差を見やすくするため4K解像度にて検証しています。
さすがの最強グラフィックボードといったところでしょうか。
DLSSもFSRも使えないこのゲームにおいて4K最高画質という最高負荷でさえ、278fpsという驚異の結果。
ほぼ上限に近いフレームレートを出しており性能の高さがわかります。
ストリートファイター6
続いては人気シリーズの最新作ストリートファイター6です。
こちらもDLSSの機能はありません。
しかしながらRTX 4090はCUDAコアもめちゃくちゃ搭載しており、基本的な性能がとんでもないため、
DLSSやFSRを使わなくとも凄いフレームレートが出せます。
ストリートファイター6の上限値120fpsに張り付きでまったく問題がありません。
サイバーパンク2077
続いても長らくロングセラーとなっているサイバーパンク2077です。
比較的要求スペックの高いゲームで、グラフィックボード性能が重要です。
まめにアップデートされているゲームで、最新のDLSS3にも対応しています。
まずはDLSS2利用で計測。
さすがにサイバーパンクは高負荷なだけあり、4Kウルトラ画質でレイトレーシングを使うと、
RTX 4090といえど100fps程度です。レイトレ不使用でも130fpsほど。
とはいえ100fpsを超えるのも難しいほど高負荷なので、やはりすごい性能と言わざる追えません。
そしてRTX 4090を含むRTX 4000シリーズの特長であるDLSS3を利用して計測すると。。。すごい!
4Kウルトラ画質でレイトレーシングが190fps近くと、DLSS2よりも90fpsもアップ!
レイトレ不使用なら200fpsを超えています。
さすがのDLSS3といったところで、今後も対応ゲームが増えてくれば、
RTX 3000シリーズやAMD Radeonとは比較にならないフレームレートを出すことができそうです。
CoD:MW2
続いては最新ゲームの人気シリーズ、コールオブデューティーからモダンフォーウェア2です。
要求スペックは高く、DLSSやFSRなど最新技術にもしっかり対応しています。
4K極限の高負荷設定でも190fps越えと必要十分なフレームレートを確保。
最新ゲームの高負荷モードも余裕でこなしてくれるのはさすがとしか言いようがありません。
むしろ4Kゲーミングモニター側が性能のボトルネックになってしまうほどです。
Overwatch2
続いては人気のゲームであるOverwatch2も計測しました。
FSR1.0で計測しています。
オーバーウォッチ2は比較的軽いゲームになりますので、RTX 4090なら余裕そのもの。
最高負荷でも300fpsくらいは出せます。
むしろこのゲームだけを言えばRTX 4090は過剰すぎる性能かもしれません。
モンスターハンターサンブレイク
続いては人気のモンハンシリーズのサンブレイクです。
DLSSを利用して計測します。
最近の中では比較的低負荷なゲームでDLSSも利用できるだけあって、オーバーウォッチ2同様余裕のフレームレート。
最大負荷でも300fpsの上限付近まで出せています。
タルコフ
続いても長らく人気のEscape From Tarkovです。
β版(ほぼ永遠のw)ですがグラフィック関係は日々改善されており、DLSSやFSRにも対応しています。
タルコフはそこそこ要求スペックの高いゲームですが、DLSSが利用できる点がやはり大きく、
RTX 4090であれば4Kウルトラ画質であってもほぼ上限の144fpsまで安定して出すことができます。
Marvel’s Spider-Man Remastered
続いてはスパイダーマンリマスターです。
DLSS3に対応していますので、そちらを特に注目して計測します。
まずはDLSS2から。
このゲーム、モードに関してだけは思ったよりもRTX 4090のパフォーマンスが悪く、
今までよりは下位グラボとのフレームレート差がでていません。
とはいえ4Kの場合は性能差が顕著で200fpsまで出せているのはやはりすごいです。
ではDLSS3を利用すると。。。やっぱり段違いに凄いです(笑)
4K最高画質が60fpsもアップしており、それ以下の画質・解像度においても300fps以上という驚異の数値。
このゲームも結構高負荷ですから、RTX 4090の凄さがわかります。
ディアブロ4
最後は最新のゲームであるディアブロ4です。
こちらもDLSS3に対応していますが、測定段階ではまだ最適化不足を感じたため、
DLSS2にて計測しています。
ディアブロ4も結構スペックが必要なゲームではありますが、RTX 4090なら余裕。
4Kウルトラ設定で350fpsほど。もはやその数値を活かせるゲーミングモニターは8Kモニターとかになってきますね。
消費電力がやばい
ゲーム性能においては最強であることは間違いなく、どのようなゲームでも4K高画質高フレームレートが容易です。
が、問題は消費電力の高さです。RTX 4090は推奨のシステム最小電源が850Wという鬼仕様。
実際には余裕を持たせて1000W、1200Wの電源ユニットを搭載しているPCが多いです。
果たしてどのくらいの消費電力なのか?
今回はFFベンチマークソフトを利用し4K最高画質で計測しています。
なお今回はCore i7 13700KF/DDR5 5600MHz 32GB/Z790の構成によるシステム電力の最大値も計測しています。
※横スクロールできます
GPU | RTX 4090 | RTX 4070 | RTX 3070 |
---|---|---|---|
システム最大(W) | 591 | 341 | 377 |
GPU最大電力(W) | 430.827 | 200.649 | 226.311 |
GPU平均電力(W) | 349.716 | 185.419 | 213.813 |
結果は。。。大食い選手も真っ青な消費電力です。。。。
RTX 4070と比較するのもナンセンスかもですが、すsてむ電力は250Wも高く、
GPUの消費電力も倍近いです。
システムトータルで500W付近ですから、ゲームを遊んでいるとき電子レンジを回しっぱと同じってことです。
電子レンジを2時間も3時間も使い続けたことありませんが、
電源ユニットはそれなりに品質の高いものを用意しないとちょっと怖いですね。
またグラフィックボードから発する熱も凄く、
実際グラフィックボードの裏面側の温度を計測すると、64℃近くの高温。
高温領域も広く、いかに発熱が多いかがわかります。
そのためPCケース内の温度はこもりやすく、排熱には苦労しますし、
大型のPCケースの方が向いているといえるでしょう。
RTX 4090はどんな人におすすめ?
- ゲーム性能は他のモデルを寄せ付けない最強
- DLSS3が使えれば4K高画質でも超高フレームレートが容易
- 将来的には8Kモニターにも十分通用
- RTX 4090の性能を活かせるゲーミングモニターが限られる
- とにかく発熱が凄い
- とにかく消費電力がすごい
とにかくゲーム性能に全振りした仕様で、高画質高フレームレートを追い求めるなら間違いなくRTX 4090が最適です。
新旧、軽い重いゲームに関係なくあらゆるゲームで高画質高フレームレートを容易に狙うことができ、
前世代は4Kゲーミングも「快適に遊べるぐらい」でしたが、今回は「4Kでも性能を活かしきれない」レベルです。
逆にそこが難点となっており、RTX 4090の性能をフルパワーで活かせるゲーミングモニターは限られます。
最近登場し始めた8Kモニターや4K240Hzモニターあたりしかなく、
モニター自体の価格も超高価ですから、現実的選択肢という感じではありません。
やや現実的価格になってきている4K144Hzモニターであればもっと下のグラフィックボードのほうがバランスが良いですし、
価格的にも優しいです。
またやはり消費電力の高さはかなりのネックで、ゲーム中に電子レンジを使っているのと同じと考えると、
電気代もかなり気になるところかと思います。
当然品質の良い電源ユニットが必要でそこにも予算が必須。PCケースも大型が向いているため設置スペースも必要など、
ゲーミングPCとしてはクセがつよく、中々扱いにくいグラフィックボードかと思います。
そのため万人におすすめでは全くなく、とにかく最強のゲーミングPCが欲しい人、
将来的に長く現役で使いたい人、将来的には8Kモニターを視野に遊びたい人、など金に糸目を付けずゲーム性能を追求したい人向けといえます。
RTX 4090搭載のおすすめゲーミングPC
(アーク)AG-IC24Z79AGL9-FT
CPU | Core i9 13900KF |
グラフィックボード | RTX 4090 |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】1TB + 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 242(W)x530(H)x544(D) mm |
同価格帯の平均:3.5
同価格帯の平均:5.1
同価格帯の平均:5.3
同価格帯の平均:3.3
同価格帯の平均:4.7
同価格帯の平均:4.0
同価格帯の平均:4.1
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、300fpsMAX | 最高画質、218fps |
フォートナイト | 最高画質、521fps | 最高画質、183fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、196fps | |
タルコフ | 最高画質、126fps | |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、511fps |
※参考値であり保証するものではありません。
CPUにゲーム性能トップクラスのCore i9 13900KFを組み合わせた最適な組み合わせ。
RTX 4090の性能を活かす点では現在1位2位を争います。
さらに本PCはOCメモリを採用しているため、Core i9 13900KFの性能を100%以上引き出してくれるので、
より最強なゲーミングPCになっています。
全体的なスペックも最高峰で、コスパもトップクラスです。
(セブン)ZEFT R49TA
CPU | Ryzen 9 7950X3D |
グラフィックボード | RTX 4090 |
メモリ | DDR5 128GB |
容量 | 2TB Gen4 NVMe SSD + 2TB NVMe SSD |
大きさ | 306(W)×651(H)×650(D)mm |
同価格帯の平均:4.0
同価格帯の平均:5.5
同価格帯の平均:5.6
同価格帯の平均:4.9
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:4.0
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、300fpsMAX | 最高画質、218fps |
フォートナイト | 最高画質、521fps | 最高画質、183fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、196fps | |
タルコフ | 最高画質、126fps | |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、511fps |
※参考値であり保証するものではありません。
AMDゲーム性能トップクラスのRyzen 9 7950X3Dと組み合わせたゲーミングPCです。
Core i9 13900KFと互角の性能をもっており、こちらもRTX 4090の性能を十分に活かしてくれます。
こちらもCPUとグラフィックボード以外の部分も最強スペックといったところで、
128GBのDDR5メモリは最上位搭載量。Gen4 SSDを含む計4TBのSSD初期装備も最強レベル。
高価な簡易水冷クーラー、PCケース、マザーボードなど妥協が一切ありません。
価格も高いですがコスパは悪くなくむしろ最強に良いです。