(ドスパラ)Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載をレビュー | こまたろPC

(ドスパラ)Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載をレビュー

基本スペック

(ドスパラ)Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 メモリ8GB搭載モデル

Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載 メモリ8GB搭載モデルの製品画像
CPU Ryzen 5 4500
グラフィックボード RTX 3050
メモリ DDR4 8GB
容量 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4)
サイズ 210(幅)×401(奥行き)×422(高さ) mm
電源 550W BRONZE
光学ドライブ
マザーボード AMD B550 チップセット マイクロATX マザーボード
PCケース X3-03 WH ミニタワーケース (MicroATX)
OS Windows 11 Home 64ビット
PCの評価
コスパ 3.5
同価格帯の平均:4.3
(3.5)
ゲーム性能 0.5
同価格帯の平均:0.8
(1.0)
動画編集性能 0.8
同価格帯の平均:1.8
(1.0)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:3.4
(4.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.0
(2.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.4
(2.5)

メリット

  • 価格設定はゲーミングPC最安
  • 過不足はないスペックは満たす
  • マザーボードがちょっと良い
デメリット

  • 無線LANが無い
  • ストレージ容量がやや心もとない
  •    

  • ゲームによっては性能不足を感じる

安さを重視したシリーズであるLightning-Gの中でも最安級と言えるのがLightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載です。

今ではかなり珍しくなってしまったほどの安い価格設定で、ゲーミングPCとしては最安といっても過言ではないでしょう。

ただ安いため構成としてはRyzen 5 4500とRTX 3050のかなり旧世代のコンビ。両者ともに今も現役で搭載しているPCも多く現役中ですが、高性能とはいえない構成です。

それでは詳しくみていきましょう。

ゲーム性能はどのくらい?

DLSS4 DLSS3 FSR4 FSR3 SM AFMF
× ×

※AIフレーム生成・アップスケーリング等技術の対応表

ゲーム性能を最も左右するグラフィックボードは「RTX 3050 6GB」を搭載。

最新のRTX 5000シリーズから数えて2世代前のグラフィックボードでかつエントリーモデルであるため、高性能というわけではないですが、低価格のグラボが少ないことから今も搭載PCが多いです。

DLSS4には対応しているものの、DLSS4の真骨頂であるマルチフレーム生成は使えませんし、DLSS3のフレーム生成も使えない点は注意です。とにかく安さを重視していますので、ここは仕方ないでしょう。

下記は実際にRTX 3050 6GBを利用し主要なゲームをベンチマークした結果です。ただしあくまで参考値としてご参照ください。。

AIフレーム生成、アップスケーリングを使わない場合

入力遅延重視からDLSSやFSRなどを使わないときのフレームレート結果です。

モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、ヘルダイバー2、CoD:BO6で計測しています。

RTX 3050 6GBにおけるノーマル時のフレームレート結果
モンハンワイルズ マーベルライバルズ Delta Force ヘルダイバー2 CoD:BO6
フルHD低 46.93 120 114 98 94
フルHD最高 28.27 59 65 48 52
WQHD低 35.36 75 72 67 64
WQHD最高 22.50 34 48 35 37
4K低 21.19 37 35 36 34
4K最高 9.90 14 24 17 21

旧世代のエントリーモデルということもあって、お世辞にも高いゲーム性能とはいえませんが、それでもフルHD低画質付近ならゲームによってはそれなりの高フレームレートを出せてはいます。

ただモンハンワイルズにあるようにフルHDでも力不足のケースもあるため、DLSS/FSRを利用しない場合は、フルHD低中画質でそれなりには遊べる性能を見ておくのが良いでしょう。

DLSS4/DLSS3を使う場合

続いてはDLSS4マルチフレーム生成やDLSS3を使った場合のフレームレート計測結果です。

モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、サイバーパンク2077、CoD:BO6で計測しています。

RTX 3050 6GBにおけるDLSS利用時のフレームレート結果
モンハンワイルズ DLSS3 マーベルライバルズ DLSS2 Delta Force DLSS3 サイバーパンク2077 DLSS4 CoD:BO6 DLSS3
フルHD低 62.43 199 159 122.87 141
フルHD最高 40.22 87 121 80.08 81
WQHD低 51.44 158 113 86.66 108
WQHD最高 31.45 69 88 52.34 65
4K低 34.40 71 62 46.63 66
4K最高 19.84 39 50 25.20 42

DLSSを利用すればフレームレートは向上するものの、DLSS3以降のマルチフレーム生成が使えず、アップスケーリングのみなのでフレームレートの伸びは限定的。

それでも多くのゲームで高画質でもフルHDで遊べるだけのフレームレートはでています。ただモンハンワイルズのようににっちもさっちもいかないゲームもあることには注意が必要です。

WQHD解像度も低画質ならいけるゲームもありますが、過度な期待はしないほうが良いでしょう。あくまでフルHDメインで。

コスパとしてはどうか

当サイトでは価格および利用されているPCパーツなどから独自にコスパを評価し、数値で算出しています。同価格帯のPCのコスパの平均値も割り出しています。

Lightning-G AT5W Ryzen5 4500搭載はコスパは3.8、同価格帯平均は4.1ですからコスパはやや悪いゲーミングPCではあります。

ただ価格設定の安さに特化した構成ではあるので、ゲーム性能と価格のバランスが崩れるのは仕方ないところ。

PCパーツの高級度は2.5、平均が2.3ですから価格重視とはいえ水準レベルは満たしている構成。高価とはいえませんが、価格のわりに良いと言えます。

詳しく各パーツについてみていきます。

メモリ:DDR4 16GB

Ryzen 5 4500はDDR4にしか対応していませんので、DDR5ではありません。比べればメモリ速度は落ちてしまいますが、このクラスであればさほど気にする必要もなし。

メモリ容量はこの価格帯としては十分良い搭載量で、メモリ不足で動作もっさりや落ちるとうことはないでしょう。

ストレージ:500GB Gen4 NVMe SSD

メインストレージはGen4規格のNVMe SSDを採用しています。ブランド不明、読み書き速度は不明ですが、Gen4規格で遅いということはないので、ゲームロード時間や編集のサムネイル表示でイライラすることは少ないかと思います。。

容量に関しては500GBと標準サイズではありこの価格なら十分検討している搭載量です。ただ実用で考えるなら、昨今のゲームの大容量化を踏まえると1TBにアップグレードしたほうが後々の手間の少なさ、そして利便性はあがるかとおもいます。

電源:550W BRONZE

電源ユニットは550Wのブロンズ認証電源です。メーカー不明ですが、特によくも悪くもない標準的なグレードです。

容量も過不足なく、Ryzen 5 4500とRTX 3050 6GBの組み合わせであれば十分です。

マザーボード:AMD B550 チップセット マイクロATXマザーボード

マザーボードはメーカ不明のAMD B550 チップセットを採用したMicroATXです。

CPUが旧世代ということもありマザーボードも旧世代のB550シリーズですが、価格が最安級のわりにA520の安価グレードではなく一つ上のグレードなのは好印象。

ゲーム性能が目に見えて変わるというわけではないですが、耐久性や熱対策の観点ではベターです。

MicroATXですので拡張性はそこまでありませんが、かわりにややコンパクトになります。

CPUファン:(空冷式) AMD標準CPUファン

CPUクーラーはAMD純正の(空冷式) AMD標準CPUファンとなっています。

Ryzen 5 4500は熱の心配はかなり少ないほうですので、純正で十分。イルミネーションが無いのは残念ではありますが、価格の安さ重視であれば仕方ないかと思います。

ネット関連:有線LANのみ

Lightning-G AT5W Ryzen5 4500には無線LANが付いていないのは注意。有線LANしか対応しておらず、無線LANを利用する場合は、オプションか別途子機を自分で用意しUSBスロットに差し込む必要があります。

PCケース:X3-03 WH ミニタワーケース (MicroATX)

PCケースはLightning-G専用です。

210(幅)×401(奥行き)×422(高さ) mmですので、ゲーミングPCの中では中間くらいのサイズになっています。

PCケースはホワイトとブラックの2色展開となっていますが、Lightning-G AV-Ti7XWはホワイト仕様となります。

GALLERIAと比べると形状はシンプル、PCケース自体のイルミネーションもなく、

正面特に何か凝ったデザインがあるわけではなく、フラットタイプで非常にシンプルではありますが、

塗装の質感が結構いいので、むしろモダンなかっこよさを感じます。