Core i7 12700Kを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較 | こまたろPC
Youtube【こまたろPC】も更新中!

Core i7 12700Kを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較

こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!

遂に!Intelの10nmプロセスを採用した最新第12世代がリリースされました!

今回はハイクラスCPUであるCore i7 12700Kをレビューしていきます。

特にCore i7 11700KとRyzen 7 5800Xとの比較結果に注目です。

グラボ搭載予定の方はF付きモデルがおすすめ
本章では内蔵グラフィック調査のために、12700Kを測定していますが、
グラボ搭載予定の方はより安価なCore i7 12700KF(内蔵グラフィック無し)もあります。
執筆者:荒谷克幸(こまたろ)
自作歴20年越え。BTOパソコンも購入しつつ、最新のCPUやグラフィックボードを性能計測するのが趣味。
詳しいプロフィールはこちらから

Core i7 12700K(F)の特徴とは?

開発コードネーム「Alder Lake」のCore i7 12700K(F)。

現在日本で新品購入しやすいミドル~ハイスペック帯のCPU一覧です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core™ i9-12900KF Core™ i9-11900K Core™ i9-11900F Core™ i7-12700KF Core™ i7-11700KF Core™ i7-11700F Core™ i5-12600KF Core™ i5-11600KF
世代 最新世代 1世代前 1世代前 最新世代 1世代前 1世代前 最新世代 1世代前
コア数 16(P-core 8/E-core 8) 8 8 12(P-core 8/E-core 4) 8 8 10(P-core 6/E-core 4) 6
スレッド数 24 16 16 16 20 16 16 12
ベース周波数 (P)3.2 GHz(E)2.4 GHz 3.5 GHz 2.5 GHz (P)3.6 GHz(E)2.7 GHz 3.6 GHz 2.5 GHz (P)3.7 GHz(E)2.8 GHz 3.9 GHz
ターボ・ブースト (P)5.1 GHz(E)3.9 GHz 5.3 GHz 5.2 GHz (P)4.9 GHz(E)3.8 GHz 5.0 GHz 4.9 GHz (P)4.9 GHz/(E)3.6 GHz 4.9 GHz
(L3)キャッシュ 30 MB 16 MB 16 MB 25 MB 16 MB 16 MB 20 MB 12 MB
最大メモリー速度対応 DDR5-4800
DDR4-3200
DDR4-3200 DDR4-3200 DDR5-4800
DDR4-3200
DDR4-3200 DDR4-3200 DDR5-4800
DDR4-3200
DDR4-3200
内蔵グラフィック UHD Graphics 750
TDP/PBP 125W 125W 65W 125W 125W 65W 125W 125W
小売り価格 70,980円 62,379円 47,400円 48,780円 40,980円 36,880円 35,650円 28,470円

※横スクロールできます

CPU/APU Ryzen™ 9 5950X Ryzen™ 9 5900X Ryzen™ 7 5800X Ryzen™ 5 5600X
世代 最新世代 最新世代 最新世代 最新世代
コア数 16 12 8 6
スレッド数 32 24 16 12
ベース周波数 3.40GHz 3.70GHz 3.80GHz 3.70GHz
ターボ・ブースト 4.90GHz 4.80GHz 4.70GHz 4.60GHz
(L3)キャッシュ 64MB 64MB 32MB 32MB
最大メモリー速度対応 DDR4-3200 DDR4-3200 DDR4-3200 DDR4-3200
内蔵グラフィック
TDP 105W 105W 105W 65W
小売り価格 87,698円 65,980円 47,980円 36,480円

 

今回の第12世代は大幅な変更となっており、

注目すべき特徴は沢山ありますが、代表的な項目として、

  • プロセスルールが14nm→10nmへ
  • ソケットがLGA1700へ。よってマザボは600番台が必須。
  • Pコア(Performanceコア)とEコア(Efficientコア)の2種類が内臓
  • DDR5とDDR4のメモリに対応
  • PCIe5.0の対応
  • キャッシュや内部バス幅も向上

といったものがあげられます。

マザーボードとメモリの対応について

ソケットがLGA1700になったことで、マザーボードも600番台の種類を準備する必要があります。

Z690を筆頭に、H670, B660, H610となりますが、

もう一つ注意したいのがDDR5メモリ対応版とDDR4メモリ対応版にさらに分かれる点です。

第12世代IntelはDDR5およびDDR4メモリの両方に対応していますが、

マザーボードの設計上、DDR5とDDR4両方に対応しているマザーボードは無く、

DDR5版かDDR4番かのマザーボードを選ぶことになります。

どちらに対応なのかは、マザーボードの名前はスペックから確認することが可能です。

GIGABYTE Z690 UD
※上記は今回使用したGIGABYTEのZ690 UD。DDR4とDDR5版がある

CPUクーラーの準備について

LGA1700に変更になったことで、CPUクーラーのマウンター対応も必要になります。

今後市場に並ぶCPUクーラーはLGA1700対応が増えると思いますが、

すでに自身が持っているCPUクーラーを利用したい場合は、

別途LGA1700用マウンターを手に入れる必要があります。

手に入れる方法としては、

  • 1.購入した代理店で無償で提供or有償対応
  • 2.LGA1700用リテンションキットが別途発売されている
  • 3.そもそも該当のCPUクーラーは対応予定がない

3の場合はどうにもなりませんが、1か2で対応できる可能性がありますので、

確認してみてください。

LGA1700 リテンションキット
※上記は虎徹や無限五、ASSASSIN III用のLGA1700マウンターキット。こまたろは別途購入した。

PコアとEコアとWindowsバージョン

第12世代IntelではPコア(Performanceコア)とEコア(Efficientコア)という、

2種類のコアが搭載されており、それぞれに特徴があります。

得意不得意な仕事があるため、処理を適切に割り振るほうが仕事効率が良くなるのですが、

その仕事の割り振りはOSが最終決定する仕様になっています。

そしてIntel曰くWindows11のほうが10より適切に割り振ることができると述べています。

PコアとEコアの特徴
Pコア(Performanceコア)はHyper-Threading対応で、
シングル性能が強く、レイテンシーが短い特徴があります。
ピーク性能が高いので、重い処理が来た時に対応できます。

Eコア(Efficientコア)はHyper-Threading非対応で消費電力が低め、
並列処理が得意なため、エンコードのようなCPUを一定時間使い続けるような処理に向いています。

Core i7 12700Kパッケージ
こちらは外装。デザインは第11世代とほぼ変わっていませんね。

なお純正クーラーは付属していませんので、別途用意する必要があります。

Core i7 12700K内装

こちらが本体。パッケージと違って明らかに変わりました。

LGA1700とLGA1200の比較
※左がLGA1700、右がLGA1200

前世代のLGA1200と比べると明らかに縦長になっているのがわかります。

LGA1700ソケット

もちろんマザーボード側も変わっています。

特に金具の開け閉め方が変わっており、

個人的にはちょっと固くなってやり難くなった印象です。

ベンチマークソフトで性能を見る

それではCore i7 12700Kの性能をチェックしていみましょう!

今回グラフィックボードはRTX3080を使用し、CPUクーラーはASSASSIN IIIです。

またDDR5メモリのWindows11の環境で計測した結果を比較しています。

DDRとWindowsバージョンによる性能の違い
本記事ではDDR5メモリのWindows11の結果ですが、
下記記事にてDDR4とDDR5、Windows10と11でどれだけ性能差があるのか?を比較していますので、
興味がある方はご参考いただければと思います。
インテル12世代CPUでDDR5とDDR4を比較!Win10 vs Win 11も
ベンチマーク比較ポイント
  • 前世代からどれだけ性能が変わった?
  • 消費電力と発熱はいかほどか
  • 第4世代Ryzenとの性能差

色々な箇所が変更になったCore i7 12700Kですから、

とにかくゲームもクリエイティブ性能もどれだけアップしたのかが気になるところです。

またLGA1700になったことと、発熱によってどこまで冷えるのか?も気になります。

 

FireStrike

DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。

まずはフルHDから。

とにかく第12世代のスコアの伸びが良い!

特にCPU性能を示すPhysicsスコアでは、

Core i7 11700KとRyzen 7 5800Xに圧倒的な差をつけています。

ただCPUとグラボの統合テストであるCombinedではCore i7 12700Kのスコアが伸びません。

このあたりPコアとEコアに分かれてたのが影響している?

のかソフト側の最適化不足かは不明ですが、結果的に総合スコアでは

Core i7 11700Kに対して約10.8%、Ryzen 7 5800Xより若干スコアが下がっています。

ただ上位クラスのRyzen 9 5900Xにスコアが勝っているのは凄い

4Kでもおおむね同じ傾向ですが、

Combinedの差が縮まっているため、

総合スコアではCore i7 12700KがRyzen 7 5800Xより上となっています。

このあたりゲーム実測でフルHDと4Kでどれだけ差が出るか気になりますね。

TimeSpy

続いてはDirectX 12ベースではどうでしょうか?

ここでも基本的に第12世代のIntelのスコアがヤバいですw

CPUスコアではCore i7 11700Kに対し約30.7%、

Ryzen 7 5800Xに対して約41.6%アップととんでもない差です。

この結果だけみればCore i7 12700Kは一歩抜きんでた性能に進化したと言えそうですね。

4Kでもこの傾向は変わりません。

圧倒的に第12世代のスコアが突出しています。

DirectX 12対応ゲームはどんどん増えていますので、

ゲーム実測でのフレームレートの差が楽しみです。

 

PC Mark10

ゲーム性能以外のパフォーマンスも見ていきましょう。PC Mark 10です。

全体的には思ったほど差が出なかった印象です。

オフィスソフトの快適性であるProductivityスコアでは、

Core i7 12700Kが冴える結果ではありませんでした。

 

ただWEB閲覧やビデオ会議、アプリ起動など一般用との快適性であるEssentialsスコアや、

クリエイティブ性能を示すDigitalCCでは、

Core i7 11700K、Ryzen 7 5800Xよりは若干上という結果になっており、

シングル、マルチタスク性能ともにCore i7 12700Kの進化が伺えます。

フォートナイト

ここからは実際にゲームを使ってゲーム性能を見ていきます。

まずは人気バトロワゲームのフォートナイトです。

DirectX 11ベースにて計測します。

Core i7 12700Kを含む第12世代のフレームレート伸びが凄い

フルHD、4Kの両方にて高パフォーマンスを発揮し、

低負荷時はCore i7 11700KやRyzen 7 5800Xに60~90fpsもの大差を、

高負荷時でも20~40fpsほど差をつけています。

圧倒的な差といってよいでしょう。

Apex Legends

続いても大人気のバトロワゲームです。

このゲームはグラフィックボード性能の影響がかなり強いため、

あまりCore i7 12700Kの進化の影響は少なそうですがはたして。

RTX3080が高性能でフルHDでは上限300fpsに張り付くので、

4Kのみ計測しています。

ここでもCore i7 12700Kが強い

極設定ではグラフィックボードの性能限界がネックになっていますが、

最低画質になってくるとフレームレートの伸びがあります。

Core i7 11700KとRyzen 7 5800Xに対して20fps差とは。。。

CPU性能を受けにくいApex Legendsでこの結果は驚きました。

Escape From Tarkov

β版でありながら日本でもどんどん人気になっているハードコアFPSです。

DLSSやFSRの機能はなく、高画質、高解像度ならグラボやCPU性能の要求値が高いゲームです。

ただRTX3080が高性能でWQHD以下は144fps張り付くため、4Kのみ比較。

低画質下ではCore i7 12700Kを含む第12世代Intelが圧倒

Core i7 11700KとRyzen 7 5800Xとは30fps以上の差があり、

現時点のフレームレート上限になっているため、さらに伸びる可能性があります。

ただ高負荷となるウルトラ画質では第12世代の伸びがよくありません

ゲーム側の最適化なのか、別の要因かは不明ですが、必ずしも強い!という結果ではありませんでした。

VALHEIM

続いては累計500万本突破した北欧サバイバルゲームのヴァルヘイムです。

DLSSやFSRといった低負荷高FPSを支援する機能が使えないため、

高画質、高解像度ならグラボやCPU性能の要求値が高いゲームです。

このゲームでは旧APIと新APIであるVulkanベースの起動が選べます。

今回もVulkanベースで計測しています。

このゲームでもCore i7 12700Kが強いです。

特にCore i7 11700Kとの差は圧倒的で、

高負荷の4K最高設定でも13fps、低負荷のフルHD最低設定ではなんと76fps差に(‘Д’)

もはやゲーム性能が段違いです。

Ryzen 7 5800Xに対しても8~40fpsほど差があり圧倒

グラフィック設定次第ではCore i9 12900KFよりも良い結果と、

ゲームには最適なコアスレッド数なのかもしれません。

サイバーパンク2077

続いてはDLSSやレイトレに対応しているサイバーパンクを見ていきます。

かなり動作スペックが高いゲームです。

このゲームでもCore i7 12700Kの強さが目立ちます。

DLSSやレイトレはグラフィックボードだけでなくCPUにも負荷がかかる処理ですが、

Core i7 12700Kの性能の強さが証明されたという結果に。

フルHDではCore i7 11700やRyzen 7 5800XでKに33~40fpsほど、

4Kでも最大10fpsほどとかなりの差です。

DLSSやレイトレ活用でもCore i7 12700Kはパフォーマンスが高いですね。

FarCry6

続いてはFarCry6です。

このゲームはDLSSの対抗となるFSRに対応したゲームとなっており、

Core i7 12700KのFSRパフォーマンスを見ていきたいところ。

レイトレを利用した場合も計測しました。

このゲームに関してはゲーム側の問題なのか、

第12世代Intel全般でなぜか120fpsを超えられない現象になってしまいました。

低負荷時にCore i7 11700KやRyzen 9 5900Xなど、

時間が経過しているCPUのパフォーマンスが良いことから考えると、

ソフト側の最適化不足かな?と思います。

色々なゲームを計測するなかで、

PコアEコアによる最適化不足はあまり感じなかったのですが、

FarCry6のようにパフォーマンスを発揮できないゲームもでるかもしれません。

Back 4 Blood

こちらもFSR対応のBack 4 Bloodです。

DLSSにも対応しており、その両方でのCore i7 12700Kパフォーマンスを見ていきます。

4Kも計測しました。

比較的新しいこのゲームでもCore i7 12700Kのパフォーマンスが凄いです。

4K高画質領域ではグラフィックボードの性能限界のため違いが少ないですが、

余裕のあるフルHDや4K低画質では、

DLSS、FSRに関係なく、Core i7 11700KやRyzen 7 5800Xに二桁ほどfpsが違います。

Ryzen 7 5800Xはフレームレートのムラが多いですが、

Core i7 12700Kはムラなく全体的にしっかりとフレームレートが出ています

また上位のRyzen 9 5900XやCore i9 12900KFとも互角の勝負をしています。

Battlefield 2042

最後に今回のゲームでは最も新しいBattlefield 2042です。

正直最適化が甘い印象で、まだまだすべてのCPUにおいて改善の余地がありそうですが、

ひとまず現状のフレームレートを計測します。

DLSSやレイトレ対応ですので、利用しました。

画質や解像度の組み合わせでいきなりフレームレートが突出するCPUがあるなど、

どのCPUもかなりパフォーマンスにムラがありますが、

その中でもCore i7 12700Kは高いパフォーマンスを発揮しているといってよいでしょう。

特にフルHDではCore i7 11700KやRyzen 7 5800Xよりも、

20~40fps違うこともあるので、比較的RTX3080の性能を活かせているのでしょう。

他のゲームでもそうですが、

新作ゲームでも最適化の心配が少なく、

安定してパフォーマンスを発揮できるのもCore i7 12700Kの強みかと思います。

動画編集・ゲーム配信性能はどうか?

ようやく強いIntelを彷彿とさせるゲーム計測結果ですが、

動画編集作業ではどうでしょうか?

編集速度について
使うソフト、動画素材、動画時間、加工方法、エンコード方法などによって、編集時間というのはかなり違ってくるため、
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。

Adobe Premiere Pro 2020

有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro 2020」で計測します。

動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。

まずはCPU性能を使うソフトウェアエンコードから。

とにかくCore i7 12700Kを含む第12世代の性能がヤバい

Core i7 11700KやRyzen 7 5800Xと比べて、4パターンすべてで大幅短縮。

コアスレッド数で優るRyzen 9 5900Xよりも早く、

PコアとEコアの個々の性能を上手に活かせているのかな?と感じました。

ただしCore i9 12900KFのほうがやや遅い結果になっているので、

まだまだソフト側やWindos11のタスク振り分けに改善の余地がある気もします。

 

続いてはRTX3080の性能も利用するハードウェアエンコード結果です。

ほぼCore i7 12700Kが最速の結果となりました。

Ryzen 9 5900XとCore i9 12900KFなどより多コア多スレッドに大差をつけているのは驚き。

ハードウェアエンコードではグラフィックボードが重要な仕事を行うため、

CPU側はマルチタスク性能よりシングルタスク性能が強いほうが良いのかもしれません。

もしくはCPUとグラボの両方を使う場合、多コア多スレッドのほうがレイテンシが発生しやすいのかも?

なんにせよAdobe Premiereではほぼ一番ともいえる性能を発揮しています。

Aviutl

もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。

H.264/265のフルHDを計測しています。

まずはソフトウェアエンコードから。

Adobeほどの差はないにせよ、やはりCore i7 12700Kが強いです。

特にH.265ではCore i7 11700K/Ryzen 7 5800X/Ryzen 9 5900Xに対して、

大幅にエンコード時間が短縮さえれておりクリエイティブ性能の高さが伺えます。

 

ではRTX3080の性能を使うハードウェアエンコードではどうでしょうか?

やはりCore i7 12700Kが前世代やRyzen 7 5800Xに比べて高速です。

Ryzen 9 5900Xより早いことからも、シングル・マルチタスク性能ともに大幅にパワーアップしたことがわかります。

今回は2本のソフトでの計測ですが、

クリエイティブならRyzenからIntelへシフトしたといっても良いでしょう。

消費電力は?

ゲーム性能およびクリエイティブ性能において、

Core i7 12700Kが大幅に性能アップしたことが良くわかる結果となりました。

では今度は消費電力はどうでしょうか?

第11世代IntelやRyzen 5000シリーズは総じて消費電力は高くなっていますが、

Core i7 12700Kでは省電力に優れるEコアが内臓されており、

果たしてどれほど効果があるのか気になるところ。

ゲームでは

ゲーム利用を模擬してFFベンチマーク時の電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i9 12900KF Core i7 12700K Core i7 11700K Core i5 12600K Ryzen9 5900X Ryzen7 5800X Ryzen5 5600X
最小電力(W) 25.827 20.897 14.427 14.902 41.391 33.669 32.132
最大電力(W) 80.224 63.851 79.204 106.53 110.59 121.357 64.014
平均電力(W) 66.485 52.247 67.680 43.921 97.681 67.099 53.115

性能だけでなく省電力も優れているとは(‘Д’)。

アイドル時の消費電力はCore i7 11700Kより高めですが、

最大電力が低く、また平均電力も15Wも下回っています。

やっぱりPコアとEコアの使い分けがうまくいっているのでしょうか?

Ryzen7 5800Xに比べても明らかに省電力で、性能も高いということは、

ゲームではワットパフォーマンスでも、

Ryzen5000シリーズを圧倒したといってよいでしょう。

動画編集では

Adobe PremiereにてH.264 フルHD ソフトウェアエンコードで消費電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i9 12900KF Core i7 12700K Core i5 12600K Ryzen9 5900X Ryzen7 5800X Ryzen5 5600X
最小電力(W) 2.964 3.371 11.117 46.158 34.022 34.082
最大電力(W) 207.439 147.758 113.966 140.84 115.144 74.785
平均電力(W) 166.719 118.575 91.47 124.118 93.581 69.103

動画編集になってくると逆転してしまいましたね。

アイドル時の消費電力は圧倒的にCore i7 12700Kですが、

最大消費電力は30W、平均は20WほどRyzen 7 5800Xより高いです。

ゲームのようなCPUに余裕がある場合は効率的にEコアに回せるけど、

100%負荷に近いソフトウェアエンコードでは、

Pコアもめいいっぱい仕事するため結果消費電力が高くなっているのかもしれません。

ただその分エンコード時間のパフォーマンスは良いため、

ワットパフォーマンスはRyzen 7 5800Xとは遜色ないかと思います。

CPUクーラーの冷却性能はどの程度必要?

続いてはどの程度の冷却性能が必要か見ていきます。

消費電力の高い動画編集でどこまで冷やせるかがポイントになりそうです。

ということでいくつかの項目でCPUクーラーの性能テストをします。

※横スクロールできます

OCCT FFベンチマーク FarCry6 動画ハードウェア
エンコード
動画ソフトウェア
エンコード
虎徹 markII 101℃ 65℃ 59℃ 69℃ 89℃
無限五 revB 80℃ 64℃ 63℃ 68℃ 87℃
ASSASSIN III 70℃ 58℃ 54℃ 58℃ 75℃
360mm簡易水冷
Antec SYMPHONY 360
66℃ 53℃ 51℃ 57℃ 69℃

ゲームのような比較的CPU負荷が低い用途であれば、

虎徹のような安価空冷クーラーでもいけちゃいそうですね。

ですがソフトウェアエンコードのようなCPUが高負荷になる処理では、

最低でもASSASSIN IIIのような大型空冷クーラーや240mm簡易水冷が必須そうです。

どのような状況でもCore i7 12700Kの性能を活かすのであれば、

240mm以上の簡易水冷クーラーや大型空冷クーラーがおすすめです。

Core i7 12700K(F)はどういった人におすすめ?

ここがメリット
  • ゲーム性能においてRyzen5000を凌駕し、ゲームはIntelが帰ってきた
  • クリエイティブ性能においてもRyzen5000よりも優れている
  • ようやくRTX3080などハイクラスグラボの性能を引き出せる
  • 最新のゲームでも比較的安定的に性能を発揮できているぽい
  • 消費電力が全体的に低めでワットパフォーマンスが高い
  • 価格も比較的低めてコスパが高い
  • ソフト側の最適化を危惧したが概ね問題なさそう
デメリット
  • マザーボードやCPUクーラー(もしくはマウント)を新たに用意しなければならない
  • 結局発熱懸念で小型PCに盛り込むのはレベルが高い
こんな人におすすめ!
  • 最強クラスのゲーミングPC、クリエイティブPCが欲しい人
  • RTX3090やRTX3080などハイクラスグラボを使っている人、使いたい人
  • 性能コスパを重視したい人

とにかくメリットが多いですが(笑)

現時点での最強クラスをめざすなら間違いなくおすすめできるCPUと言ってよいと思います。

ゲーム性能、クリエイティブ性能ともに前世代より大幅に向上し、

ワットパフォーマンスも優れています。

 

こまたろ的にうれしいのはRTX3080などハイクラスのグラボ性能を、

ボトルネック少なく使えるCPUがきたか!という印象です。

第11世代IntelやRyzen5000シリーズではハイクラスCPUでもボトルネックになっていると疑念を持っていたのですが、

今回の第12世代でやはりそうだったかと思いました。

Core i7 12700Kであればハイクラスグラボの性能を十分に活かすことができます。

 

クリエイティブ作業では下手にRyzen9を買うより、12700Kを買ったほうが快適

普段使いの人も、ゲームする人も、クリエイティブ作業する人も、コスパ気にする人も、

万人におすすめできるCPUと言ってよいのではないでしょうか。

 

さらに価格もこれだけ一新されたわりにはかなり安いと思います。

Core i7 11700KやRyzen 7 5800Xとの性能と価格差を考えれば、

Core i7 12700Kのコスパは相当高いです。

 

ただ難点といえば、やはりマザーボードとCPUクーラーへの対応が必要なこと。

とはいえ新しく買う人には関係の無い話ですし、

Ryzen側も次世代は買い替えが必要になるため、デメリットというほどでもありません。

あとはB660などもう少し安価なマザーボードが登場してくればかなり良いかと思います。

Core i7 11700Kを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較Ryzen7 5800Xの性能ベンチマーク!ゲーム・動画編集は?Ryzen9 5900Xの性能ベンチマーク!ゲーム・動画編集は?