Core i9 12900KFを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較 | こまたろPC

Core i9 12900KFを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較

こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!

遂に!Intelの10nmプロセスを採用した最新第12世代がリリースされました!

今回は最上位にあたるCore i9 12900KFをレビューしていきます。

特にRyzen 9 5900Xとの比較結果に注目です。

執筆者:荒谷克幸(こまたろ)
自作歴20年越え。BTOパソコンも購入しつつ、最新のCPUやグラフィックボードを性能計測するのが趣味。
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Core i9 12900K(F)の特徴とは?

開発コードネーム「Alder Lake」のCore i9 12900K(F)。

現在日本で新品購入しやすいミドル~ハイスペック帯のCPU一覧です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core™ i9-12900KF Core™ i9-12900F Core™ i9-11900K Core™ i9-11900F Core™ i7-12700KF Core™ i7-12700F Core™ i7-11700KF Core™ i7-11700F Core™ i5-12600KF Core™ i5-11600KF Core™ i5-12600
世代 最新世代 最新世代 1世代前 1世代前 最新世代 最新世代 1世代前 1世代前 最新世代 最新世代 最新世代
コア数 16(P-core 8/E-core 8) 16(P-core 8/E-core 8) 8 8 12(P-core 8/E-core 4) 12(P-core 8/E-core 4) 8 8 10(P-core 6/E-core 4) 6 6
スレッド数 24 24 16 16 20 20 16 16 16 12 12
ベース周波数 (P)3.2 GHz(E)2.4 GHz (P)2.4 GHz(E)1.8 GHz 3.5 GHz 2.5 GHz (P)3.6 GHz(E)2.7 GHz (P)2.1 GHz(E)1.6 GHz 3.6 GHz 2.5 GHz (P)3.7 GHz(E)2.8 GHz 3.9 GHz 3.3 GHz
ターボ・ブースト (P)5.1 GHz(E)3.9 GHz (P)5.0 GHz(E)3.8 GHz 5.3 GHz 5.2 GHz (P)4.9 GHz(E)3.8 GHz (P)4.8 GHz(E)3.6 GHz 5.0 GHz 4.9 GHz (P)4.9 GHz/(E)3.6 GHz 4.9 GHz 4.8 GHz
(L3)キャッシュ 30 MB 30 MB 16 MB 16 MB 25 MB 25 MB 16 MB 16 MB 20 MB 12 MB 18 MB
最大メモリー速度対応 DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR4-3200 DDR4-3200 DDR5-4800
DDR4-3200
DDR5-4800
DDR4-3200
DDR4-3200 DDR4-3200 DDR5-4800
DDR4-3200
DDR4-3200 DDR5-4800
DDR4-3200
内蔵グラフィック UHD Graphics 750 UHD Graphics 770
TDP/PBP 125W 65W 125W 65W 125W 65W 125W 65W 125W 125W 65W
小売り価格 70,980円 62,379円 47,400円 48,780円 43,799円 40,980円 36,880円 35,650円 28,470円 32,799円

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CPU/APU Ryzen™ 9 5950X Ryzen™ 9 5900X Ryzen™ 7 5800X Ryzen™ 5 5600X
世代 最新世代 最新世代 最新世代 最新世代
コア数 16 12 8 6
スレッド数 32 24 16 12
ベース周波数 3.40GHz 3.70GHz 3.80GHz 3.70GHz
ターボ・ブースト 4.90GHz 4.80GHz 4.70GHz 4.60GHz
(L3)キャッシュ 64MB 64MB 32MB 32MB
最大メモリー速度対応 DDR4-3200 DDR4-3200 DDR4-3200 DDR4-3200
内蔵グラフィック
TDP 105W 105W 105W 65W
小売り価格 87,698円 65,980円 47,980円 36,480円

 

Core i9 12900K(F)は第12世代の最上位にあたり、

AMDではRyzen 9 5950XやRyzen 9 5900Xがライバルとなります。

今回の第12世代は大幅な変更となっており、

注目すべき特徴は沢山ありますが、代表的な項目として、

  • プロセスルールが14nm→10nmへ
  • ソケットがLGA1700へ。よってマザボは600番台が必須。
  • Pコア(Performanceコア)とEコア(Efficientコア)の2種類が内臓
  • DDR5とDDR4のメモリに対応
  • PCIe5.0の対応
  • キャッシュや内部バス幅も向上

といったものがあげられます。

マザーボードとメモリの対応について

ソケットがLGA1700になったことで、マザーボードも600番台の種類を準備する必要があります。

Z690を筆頭に、H670, B660, H610となりますが、

もう一つ注意したいのがDDR5メモリ対応版とDDR4メモリ対応版にさらに分かれる点です。

第12世代IntelはDDR5およびDDR4メモリの両方に対応していますが、

マザーボードの設計上、DDR5とDDR4両方に対応しているマザーボードは無く、

DDR5版かDDR4番かのマザーボードを選ぶことになります。

どちらに対応なのかは、マザーボードの名前はスペックから確認することが可能です。

GIGABYTE Z690 UD
※上記は今回使用したGIGABYTEのZ690 UD。DDR4とDDR5版がある

CPUクーラーの準備について

LGA1700に変更になったことで、CPUクーラーのマウンター対応も必要になります。

今後市場に並ぶCPUクーラーはLGA1700対応が増えると思いますが、

すでに自身が持っているCPUクーラーを利用したい場合は、

別途LGA1700用マウンターを手に入れる必要があります。

手に入れる方法としては、

  • 1.購入した代理店で無償で提供or有償対応
  • 2.LGA1700用リテンションキットが別途発売されている
  • 3.そもそも該当のCPUクーラーは対応予定がない

3の場合はどうにもなりませんが、1か2で対応できる可能性がありますので、

確認してみてください。

LGA1700 リテンションキット
※上記は虎徹や無限五、ASSASSIN III用のLGA1700マウンターキット。こまたろは別途購入した。

PコアとEコアとWindowsバージョン

第12世代IntelではPコア(Performanceコア)とEコア(Efficientコア)という、

2種類のコアが搭載されており、それぞれに特徴があります。

得意不得意な仕事があるため、処理を適切に割り振るほうが仕事効率が良くなるのですが、

その仕事の割り振りはOSが最終決定する仕様になっています。

そしてIntel曰くWindows11のほうが10より適切に割り振ることができると述べています。

PコアとEコアの特徴
Pコア(Performanceコア)はHyper-Threading対応で、
シングル性能が強く、レイテンシーが短い特徴があります。
ピーク性能が高いので、重い処理が来た時に対応できます。

Eコア(Efficientコア)はHyper-Threading非対応で消費電力が低め、
並列処理が得意なため、エンコードのようなCPUを一定時間使い続けるような処理に向いています。

Core i9 12900KFのパッケージ

こちらはCore i9 12900KFの外装。デザインは第11世代とほぼ変わっていませんね。

なおCore i9 12900Kの場合は特別なパッケージが用意されています。

また純正クーラーは付属していませんので、別途用意する必要があります。

Core i9 12900KFの内装

こちらが本体。パッケージと違って明らかに変わりました。

LGA1700とLGA1200の比較
※左がLGA1700、右がLGA1200

前世代のLGA1200と比べると明らかに縦長になっているのがわかります。

LGA1700ソケット

もちろんマザーボード側も変わっています。

特に金具の開け閉め方が変わっており、

個人的にはちょっと固くなってやり難くなった印象です。

ベンチマークソフトで性能を見る

それではCore i9 12900KFの性能をチェックしていみましょう!

今回グラフィックボードはRTX3080を使用し、CPUクーラーはASSASSIN IIIです。

またDDR5メモリのWindows11の環境で計測した結果を比較しています。

DDRとWindowsバージョンによる性能の違い
本記事ではDDR5メモリのWindows11の結果ですが、
下記記事にてDDR4とDDR5、Windows10と11でどれだけ性能差があるのか?を比較していますので、
興味がある方はご参考いただければと思います。
インテル12世代CPUでDDR5とDDR4を比較!Win10 vs Win 11も
ベンチマーク比較ポイント
  • Ryzen 9 5900Xとの性能差は?
  • 消費電力と発熱はいかほどか
  • Core i7 12700K(F)との性能差は?

個人的に気になっているのがCore i7 12700K(F)との性能差です。

特にゲームに対してはコアスレッド数が多いからといってフレームレートが高いわけではないので、

Core i7 12700K(F)のほうがゲーム向きである可能性もあるからです。

これはIntel/AMD限らずおこる留意点です。

 

FireStrike

DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。

まずはフルHDから。

最上位の面目躍如といったところでしょうか。

今回計測した中では最も高いスコアを出しています。

Ryzen 9 5900Xに対しては約8.7%、Core i7 12700Kには約6.6%ほど差をつけているので、

それなりの性能差はありそうですね。

4KTOTALではほぼ横並びという結果ですが、

CPU性能スコアのPhysicsでは、

Ryzen 9 5900Xに対しては約8.0%、Core i7 12700Kには約3.9%ほど差が出ているので、

RTX3080の性能の問題といえるかもしれません。

TimeSpy

DirectX 11では最上位という結果を残していますが、

DirectX 12ベースではどうでしょうか?

こちらに関しても最上位にふさわしい結果となりましたね。

CPUスコアを見るとRyzen 9 5900Xとの差は48.8%

これは相当フレームレート伸びるかもって期待しちゃいます。

4Kでもこの傾向は変わらずCore i9 12900KFはもちろん、

圧倒的に第12世代のスコアが突出しています。

とりあえずここまではCore i9 12900KFはかなりゲーム性能が高そうです。

 

PC Mark10

ゲーム性能以外のパフォーマンスも見ていきましょう。PC Mark 10です。

ほぼすべての項目で1位の結果に。

特に長らくRyzen 9系に十八番を奪われていた、

画像処理や動画編集などクリエイティブ作業(Digital CCスコア)でトップになっています。

ゲーム以外の作業でも全般的に最強クラスの性能なのは間違いなさそうです。

 

フォートナイト

ここからは実際にゲームを使ってゲーム性能を見ていきます。

まずは人気バトロワゲームのフォートナイトです。

DirectX 11ベースにて計測します。

Core i9 12900KFが一番の結果になりました

第12世代すべてがRyzenや旧世代に比べて大幅にfpsを伸ばしていますが、

Core i9 12900KFはその中でもトップの数値です。

ただCore i7 12700Kのフレームレートもかなりすごく、

コスパ面では負けてしまっていますね。

Apex Legends

続いても大人気のバトロワゲームです。

このゲームはグラフィックボード性能の影響がかなり強いため、

どの程度差がでるか?

RTX3080が高性能でフルHDでは上限300fpsに張り付くので、

4Kのみ計測しています。

Ryzen 9 5900Xには最大27fps差と、やはりゲーム性能の伸びが凄いです。

ただCore i5 12600KやCore i7 12700Kの数値もめちゃくちゃ良く、

シングルマルチタスク性能に比例してfpsが出ているわけではなさそうですね。

コアスレッド数が多いからフレームレートが出るわけではない典型例です。

Escape From Tarkov

β版でありながら日本でもどんどん人気になっているハードコアFPSです。

DLSSやFSRの機能はなく、高画質、高解像度ならグラボやCPU性能の要求値が高いゲームです。

ただRTX3080が高性能でWQHD以下は144fps張り付くため、4Kのみ比較。

低画質設定ではRyzen 9 5900Xに約40fps差と圧勝と言える結果に。

ただやはりCore i5 12600KやCore i7 12700Kも大幅に伸びており、

一番すごい!といえる結果ではありませんでした。

またウルトラ画質になると途端に第12世代全般の数値が伸び悩んだ点は気になるところですが、

最大フレームレートをめざすのであれば、第12世代Intelということになりそうです。

VALHEIM

続いては累計500万本突破した北欧サバイバルゲームのヴァルヘイムです。

DLSSやFSRといった低負荷高FPSを支援する機能が使えないため、

高画質、高解像度ならグラボやCPU性能の要求値が高いゲームです。

このゲームでは旧APIと新APIであるVulkanベースの起動が選べます。

今回もVulkanベースで計測しています。

低負荷時では圧倒的にCore i9 12900KFが強い結果となりました。

Ryzen 9 5900Xにはなんと80fps差!これは段違い。

またCore i5 12600KやCore i7 12700Kと比較しても40fpsくらいの差で圧倒しています。

ただ4K解像度や最高画質では逆に伸び悩んでおり

Core i7 12700Kと比べると4Kや画質でfpsにムラのある、安定性に欠ける結果かと思います。

サイバーパンク2077

続いてはDLSSやレイトレに対応しているサイバーパンクを見ていきます。

かなり動作スペックが高いゲームです。

ここでもRyzen 9 5900Xには基本的に20fps前後の差をつけており、

ゲーム性能の違いを見せつける結果となりましたが、

他のゲームと同様に高画質、高解像度になると数値が伸び悩みますね。。。

またCore i7 12700Kにもフレームレートでは負けていることから、

やはりゲームでは多コア多スレッドだから良いというものでもないのでしょう。

FarCry6

続いてはFarCry6です。

このゲームはDLSSの対抗となるFSRに対応したゲームとなっており、

Core i9 12900KのFSRパフォーマンスを見ていきたいところ。

レイトレを利用した場合も計測しました。

このゲームに関してはゲーム側の問題なのか、

第12世代Intel全般でなぜか120fpsを超えられない現象になってしまいました。

またRyzen 9 5900Xには、

フレームレートで優っているときも、劣っている設定もあり、

安定性に欠ける結果ですね。

それでも高いゲーム性能を示しているとはいえますが。。。

Back 4 Blood

こちらもFSR対応のBack 4 Bloodです。

DLSSにも対応しており、その両方でのCore i7 12700Kパフォーマンスを見ていきます。

4Kも計測しました。

このゲームではややRyzen 9 5900Xより劣っているかなーという結果に。

最大フレームレートではCore i7 12700Kにも負けていることからも、

パフォーマンスを発揮できていないことがわかります。

ポテンシャルは高いはずなのに、

同じ24スレッドのRyzen 9 5900Xのほうが高いわけなので、

PコアとEコアへのタスク振り分けが最適化されていないとかなのか?

なんにせよRyzen 9 5900Xのほうが優れているゲームもあるということになります。

Battlefield 2042

最後に今回のゲームでは最も新しいBattlefield 2042です。

正直最適化が甘い印象で、まだまだすべてのCPUにおいて改善の余地がありそうですが、

ひとまず現状のフレームレートを計測します。

DLSSやレイトレ対応ですので、利用しました。

画質や解像度の組み合わせでいきなりフレームレートが突出するCPUがあるなど、

どのCPUもかなりパフォーマンスにムラがありますが、

おおむねRyzen 9 5900Xよりも優れたfpsを出しています。

20~30fps違う設定もあるので、このゲームではかなり大きい差ですね。

ただCore i7 12700Kとも互角の結果となっているので、

最強のゲーム性能!とまでは言えない結果です。

動画編集・ゲーム配信性能はどうか?

色々問題点はあるものの、全般的にゲーム性能の大幅な進化を感じることはできましたが、

16コア24スレッドに期待したいのはやはり動画編集ではないでしょうか?

実際にソフトを使って計測してみます。

編集速度について
使うソフト、動画素材、動画時間、加工方法、エンコード方法などによって、編集時間というのはかなり違ってくるため、
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。

Adobe Premiere Pro 2020

有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro 2020」で計測します。

動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。

まずはCPU性能を使うソフトウェアエンコードから。

やっぱりCore i9 12900KFはすげえ!・・・とは言えない結果ですかね。

同じ24スレッドであるRyzen 9 5900Xと比較すると、

概ねかなりエンコード時間が短縮されていますが、H.264のフルHDはその限りではないこと、

またCore i7 12700Kの結果がめちゃ優秀で、

24スレッドのわりには・・・という感じがします。

エンコード系はEコアが活躍するらしく、

Core i7 12700Kの2倍のコア数を搭載しているのにって感じですが。。。

 

続いてはRTX3080の性能も利用するハードウェアエンコード結果です。

こちらに関してはさらに微妙な結果になってしまいました。

Ryzen 9 5900Xにもちょっと負け気味ですし、Core i7 12700Kにもかなり負け気味。

Eコア間のやり取りはレイテンシ(データ遅延)が大きいらしく、

むしろEコアが増えたことでタスク割り当てが増え、伴ってデータ遅延も増加?とかかもしれません。

ソフト側がまだ最適化(または相性)されれば、もうすこし上手に使えるようになるかも。

Aviutl

もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。

H.264/265のフルHDを計測しています。

まずはソフトウェアエンコードから。

やっぱりAdobeはソフト側の最適化(または相性)が問題なのかもしれません。

AviUtlに関しては最も早いエンコード時間になっています。

ハードウェアエンコードでも同様に結果で、

マルチタスク性能の高さからみればAviUtlでは順当な結果になりました。

Adobeに関しては、今回利用したCPUクーラーが冷却不足の懸念もあります。

こちらに関してはさらに強いクーラーにて再度計測してみたいと思います。

消費電力は?

多コア多スレッドのCPUで問題になってくるのは、消費電力です。

特にCore i9系は爆熱傾向にありますが、

Core i9 12900KFに限っては省電力なEコアが多いので、

そのあたりどう影響しているか見ていきます。

ゲームでは

ゲーム利用を模擬してFFベンチマーク時の電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i9 12900KF Core i7 12700K Core i7 11700K Core i5 12600K Ryzen9 5900X Ryzen7 5800X Ryzen5 5600X
最小電力(W) 25.827 20.897 14.427 14.902 41.391 33.669 32.132
最大電力(W) 80.224 63.851 79.204 106.53 110.59 121.357 64.014
平均電力(W) 66.485 52.247 67.680 43.921 97.681 67.099 53.115

省電力性という点でかなり優秀な結果となりました。

同じ24スレッドのRyzen 9 5900Xとはすべての項目で消費電力が低く、

平均消費電力では30WくらいCore i9 12900KFが低いです。

この差は冷却の容易さにかなり影響する数値かと思います。

また旧世代でコアスレッド数の少ないCore i7 11700Kと同等レベルなのも見ると、

Eコアの優れた省電力性が伺える結果かなと思います。

動画編集では

Adobe PremiereにてH.264 フルHD ソフトウェアエンコードで消費電力測定です。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i9 12900KF Core i7 12700K Core i5 12600K Ryzen9 5900X Ryzen7 5800X Ryzen5 5600X
最小電力(W) 2.964 3.371 11.117 46.158 34.022 34.082
最大電力(W) 207.439 147.758 113.966 140.84 115.144 74.785
平均電力(W) 166.719 118.575 91.47 124.118 93.581 69.103

以前からのIntelとAMDの傾向ですが、

アイドル時の最小消費電力は第12世代Intelがめちゃくちゃ低いです。

ですが、最大消費電力となるとRyzen 9 5900Xに60Wも多い結果となっており、

平均でも40W多い結果になってしまいました。

ソフトウェアエンコードだとすべてのCPUコアをフル活用してしまうため、

Pコアに割り当てられることも多くなり、結果Eコアの省電力が活かせていない気がします。

ゲームのようなCPUに余裕がある場合はRyzenより消費電力は低いですが、

CPUフル活用のシーンではRyzenよりかなり消費電力が上がってしまいます。

CPUクーラーの冷却性能はどの程度必要?

続いてはどの程度の冷却性能が必要か見ていきます。

ゲームだけならそれなりの冷却でもいけそうですが、

CPUフル活用のシーンではかなり強力なCPUクーラーが必要そうですが果たして。

ということでいくつかの項目でCPUクーラーの性能テストをします。

※横スクロールできます

OCCT FFベンチマーク FarCry6 動画ハードウェア
エンコード
動画ソフトウェア
エンコード
無限五 revB 93℃ 72℃ 63℃ 98℃ 91℃
ASSASSIN III 76℃ 60℃ 58℃ 76℃ 86℃
360mm簡易水冷
Antec SYMPHONY 360
71℃ 55℃ 57℃ 76℃ 82℃

やはりゲーム用途だけに絞れば中型空冷クーラーでもぎりいけそうですが、

動画編集のようなCPU負荷が高いシチュエーションになると、

ASSASSIN IIIレベルでようやく可かなという結果です。

正直360mmの簡易水冷さえ、もっと冷却性能が欲しい・・・って感じで80℃超える場合も。

Core i9 12900KFの性能を活かすのであれば、

最低でも240mm(2連ファン)の簡易水冷クーラーや大型空冷クーラー、

推奨は360mm(3連ファン)の簡易水冷クーラーです。

Core i9 12900K(F)はどういった人におすすめ?

ここがメリット
  • ゲーム性能およびクリエイティブ性能で最高クラス性能
  • ゲームの時は消費電力も低めでRyzenよりワットパフォーマンスが良い
  • ようやくRTX3080などハイクラスグラボの性能を引き出せる
デメリット
  • 価格コスパを考えるとCore i7 12700Kのほうが良さそう
  • ゲームの設定でフレームレートにムラがあり、安定感にやや欠ける
  • 動画編集でもソフトの最適化?懸念がある
  • ソフトウェアエンコードのようなCPUフル活用だとRyzenより圧倒的に消費電力が高め
  • マザーボードやCPUクーラー(もしくはマウント)を新たに用意しなければならない
  • やっぱり強力なCPUクーラーが必須
こんな人におすすめ!
  • お金に糸目はつけない!人
  • 将来のポテンシャルの高さにこだわる人

確かにゲーム性能もクリエイティブ性能も大幅に進化し、

ワットパフォーマンスや価格面からみても

基本的にはRyzen 9 5900Xより優れたCPUであることは間違いなさそうです。

ただ今回の測定ではCore i7 12700Kのパフォーマンスがめちゃめちゃ良く

ゲーム性能もクリエイティブ性能も最強!って感じではなかったんですよね。

価格面からみてもその差を上回るほどの性能をCore i9 12900K(F)は発揮できていないと思います。

 

冷却対策も大変ですし、現時点では無理にCore i9 12900K(F)にする必要はないと思います。

ただCore i9 12900K(F)のポテンシャルは高いので、

今後はソフト側次第で変わってくるかもしれません。

そういった将来性に期待する場合はCore i9 12900K(F)を選ぶ価値はあるかなあぐらいです。

Ryzen9 5900Xの性能ベンチマーク!ゲーム・動画編集は?Core i7 12700Kを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較