こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!
人気沸騰中のZen3世代Ryzenですが、
その中でも今回は上位2番目で大人気の「Ryzen 9 5900X」についてレビューします。
目次
Ryzen 9 5900Xの特徴とは?
Ryzen 9 5900Xは(12コア24スレッド)はコンシューマー向けで、
第4世代RyzenのCPUになります。
CPU/APU | Ryzen™ 9 5950X | Ryzen™ 9 3950X | Ryzen™ 9 5900X | Ryzen™ 9 3900XT | Ryzen™ 9 3900X | Ryzen™ 7 5800X | Ryzen™ 7 3800XT | Ryzen™ 7 3800X | Ryzen™ 7 5700G | Ryzen™ 7 3700X | Ryzen™ 5 5600X | Ryzen™ 5 5600G |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 最新世代 | 1世代前 | 最新世代 | 1世代前 | 1世代前 | 最新世代 | 1世代前 | 1世代前 | 最新世代 | 1世代前 | 最新世代 | 最新世代 |
コア数 | 16 | 16 | 12 | 12 | 12 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 | 6 | 6 |
スレッド数 | 32 | 32 | 24 | 24 | 24 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 | 12 | 12 |
ベース周波数 | 3.40GHz | 3.50GHz | 3.70GHz | 3.80GHz | 3.80GHz | 3.80GHz | 3.90GHz | 3.90GHz | 3.80GHz | 3.60GHz | 3.70GHz | 3.90GHz |
ターボ・ブースト | 4.90GHz | 4.70GHz | 4.80GHz | 4.70GHz | 4.60GHz | 4.70GHz | 4.70GHz | 4.50GHz | 4.60GHz | 4.40GHz | 4.60GHz | 4.40GHz |
(L3)キャッシュ | 64MB | 64MB | 64MB | 64MB | 64MB | 32MB | 32MB | 32MB | 16MB | 32MB | 32MB | 16MB |
最大メモリー速度対応 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR4-3200 |
内蔵グラフィック | – | – | – | – | – | – | – | – | Raden Graphics Vega 8 | – | – | Raden Graphics Vega 7 |
TDP | 105W | 105W | 105W | 105W | 105W | 105W | 105W | 105W | 65W | 65W | 65W | 65W |
小売り価格 | 92,855円 | 97,680円 | 69,980円 | 76,097円 | 56,480円 | 50,980円 | 41,980円 | 40,980円 | 51,800円 | 35,878円 | 35,480円 | 36,800円 |
Intelは入手簡単なF付きあればそちらを選抜
※横スクロールできます
CPU/APU | Core™ i9-11900K | Core™ i9-10900KF | Core™ i9-11900F | Core™ i9-10900F | Core™ i9-10850K | Core™ i7-11700KF | Core™ i7-10700KF | Core™ i7-11700F | Core™ i7-10700F | Core™ i5-11600KF |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 最新世代 | 1世代前 | 最新世代 | 1世代前 | 1世代前 | 最新世代 | 1世代前 | 最新世代 | 1世代前 | 最新世代 |
コア数 | 8 | 10 | 8 | 10 | 10 | 8 | 8 | 8 | 8 | 6 |
スレッド数 | 16 | 20 | 16 | 20 | 20 | 16 | 16 | 16 | 16 | 12 |
ベース周波数 | 3.5 GHz | 3.7 GHz | 2.5 GHz | 2.8 GHz | 3.6 GHz | 3.6 GHz | 3.8 GHz | 2.5 GHz | 2.9 GHz | 3.9 GHz |
ターボ・ブースト | 5.3 GHz | 5.3 GHz | 5.2 GHz | 5.2 GHz | 5.2 GHz | 5.0 GHz | 5.1 GHz | 4.9 GHz | 4.8 GHz | 4.9 GHz |
(L3)キャッシュ | 16 MB | 20 MB | 16 MB | 20 MB | 20 MB | 16 MB | 16 MB | 16 MB | 16 MB | 12 MB |
最大メモリー速度対応 | DDR4-3200 | DDR4-2933 | DDR4-3200 | DDR4-2933 | DDR4-2933 | DDR4-3200 | DDR4-2933 | DDR4-3200 | DDR4-2933 | DDR4-3200 |
内蔵グラフィック | UHD Graphics 750 | – | – | – | UHD Graphics 630 | – | – | – | – | – |
TDP | 125W | 125W | 65W | 65W | 95W | 125W | 125W | 65W | 65W | 125W |
小売り価格 | 77,800円 | 50,980円 | 61,999円 | 43,873円 | 46,880円 | 57,000円 | 37,380円 | 43,800円 | 32,580円 | 35,000円 |
ハイクラスはIntelも含めるとかなりの種類がありますが、
そのなかでも最上位級のCPUで高性能なのは間違いありません。
- Zen3のアーキテクチャでレイテンシが改善
- シングルスコアも大幅に向上
コアスレッド数は前世代のRyzen9 3900X(T)から変更がありませんが、
弱点であったコア/メモリ間のレイテンシが改善されており、
つまりデータ処理が早くなっています。
シングル性能自体も大幅に向上しており、かなりの性能アップは間違いありません。
なお同じくZen3で登場したRyzen 5 5600X(6コア12スレッド)もヤバい性能です。
Ryzen5 5600Xの性能ベンチマーク!ゲーム・動画編集Ryzen 9 5900Xも期待できます。
CPUダイに大幅な変更はありませんね。
なお純正クーラーは付属していません。
とはいえってもこれを買う層は、最初から自分で用意するつもりの人が多いかとおもいます。
ベンチマークソフトで性能を見る
それではRyzen 9 5900Xの性能をみていきましょう。
グラフィックボードはRTX3080を利用しています。
※横スクロールできます
CPU/APU | Ryzen9 5900X | Ryzen7 3700X | Ryzen5 5600X | Ryzen5 3600 | Core i9 10900K |
---|---|---|---|---|---|
CPU(Multi) | 3537 | 2125 | 1798 | 1551 | 2646 |
CPU(Single) | 266 | 206 | 256 | 194 | 220 |
OpenGL | 233.02fps | 158.59fps | 230.84fps | 158.18fps | 203.80fps |
まずはCINEベンチR15の測定結果から。
マルチ性能がもう圧倒的。
Intel最上位のCore i9 10900Kの34%増。
さらに今までIntelが上回っていたシングルスコアも圧倒的差。
Core i9 10900Kに対して21%増です。
まさに最強クラスにふさわしい結果となっていますね。
FireStrike
DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。
フルHDと4Kの両方で比較します。
結果としては当然Ryzen 9 5900Xがトップとなっています。
特にCPU性能を表すPhysicsはもう圧倒的です。
少し気になるのはGPUと統合テストCombinedでは、
下位のRyzen 5 5600Xとあまり差がありません。
コアスレッド数の多さが寄与しないのか、はたまたRTX3080の性能が限界なのかはわかりませんが、
ゲームだけならそこまで差がでないかもしれません。
TimeSpy
ではDirectX 12ベースではどうでしょうか?
こちらに関しては先ほどのDirectX 11ほど差が開いてはいません。
とはいえトータルではCore i9 10900Kを上回っており、
DirectX 11も12もゲームでIntelを上回っているのはかなりの進化を感じます。
また下位のRyzen 5 5600Xとは差が開いています。
よりマルチ性能を使いこなせるDirectX 12だからと思われます。
レイトレやDLSS性能
昨今ではレイトレーシングやDLSS対応のゲームも増えてきており、
また今後はNVidia GeForceだけでなく、
AMD Radeon RX 6000シリーズもレイトレ対応なので利用シーンが増えてきています。
基本的にはGPUによる違いが大きいため、ほぼほぼ差がでていませんが、
DLSSおよびレイトレもCore i9 10900Kを上回る結果です。
特にレイトレでは一段階飛び抜けている感じですね。
PC Mark10
続いてはゲーム以外の性能も含めたベンチマーク、PC Mark10です。
ゲーム以外の普段使いもチェックします。
イメージ通りといいますか、
動画編集や3DレンダリングなどDigital CCスコアは圧倒的。
クリエイティブ性能もRyzen 9 5900Xが一番な可能性が高いですね。
Core i9 10900Kと比較しても全項目で勝っており、
ベンチマークを見る限りは、
全てのPC用途でCore i9 10900Kより優秀な結果となっています。
気になるのはマルチ性能を活かしきれない、
WEB閲覧やビデオチャット、オフィスソフト利用などのスコア。
下位のRyzen 5 5600Xのほうが優秀な結果になっており、
クリエイティブ作業をしない人ならRyzen 9 5900Xは過剰なCPUかもしれません。
FFXV
次はゲーム用ベンチマーク、FFXVです。
設定は最高品質とし、フルHD、WQHD、4Kでそれぞれ比較しています。
※横スクロールできます
CPU/APU | Ryzen9 5900X | Ryzen7 3700X | Ryzen5 5600X | Core i9 10900K | |
---|---|---|---|---|---|
フルHD | 26895 (非常に快適) | 17014 (非常に快適) | 19722 (非常に快適) | 23011 (非常に快適) | |
WQHD | 24040 (非常に快適) | 12791 (非常に快適) | 13017 (非常に快適) | 20355 (非常に快適) | – |
4K | 14776 (非常に快適) | 6420 (とても快適) | 6407 (とても快適) | 14636 (非常に快適) |
強い!下位のRyzen7 3700XやRyzen 5 5600Xとの差は圧倒的。
そしてここでもCore i9 10900Kより上の結果となっています。
消費電力について
続いて消費電力です。
さきほどのFFベンチマーク測定時の電力を計測しました。
※横スクロールできます
CPU/APU | Core i9 10900K | Core i5 10400 | Core i5 9400F | Core i3 10100 | Ryzen9 5900X | Ryzen7 3700X | Ryzen5 5600X | Ryzen5 3600 | Ryzen5 3500 | Ryzen3 3300X | Ryzen3 3100 | Ryzen5 1600AF | Ryzen5 PRO 4650G | Ryzen3 PRO 4350G | Ryzen5 3400G |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最小電力(W) | 7.901 | 5.794 | 5.146 | 7.468 | 41.391 | 25.485 | 32.132 | 19.568 | 18.159 | 17.335 | 18.933 | 12.473 | 6.338 | 5.651 | 2.457 |
最大電力(W) | 113.383 | 46.345 | 70.674 | 35.184 | 110.59 | 51.801 | 64.014 | 76.372 | 53.985 | 49.354 | 43.293 | 45.307 | 33.069 | 28.050 | 36.097 |
平均電力(W) | 67.585 | 17.809 | 29.204 | 18.969 | 97.681 | 44.282 | 53.115 | 43.372 | 42.214 | 39.919 | 32.128 | 36.822 | 27.328 | 21.962 | 17.770 |
Zen3になっても相変わらずアイドル時の消費電力が高いですねえ。。。
最大電力はCore i9 10900Kとおなじですが、
全体的に常に消費しているので平均電力は高い。
省エネ性ではCore i9 10900Kのほうが優秀と言えるでしょう。
今後改善されるといいね。
フォートナイト
ここからは実際にゲームを使って実測のfpsを計測していきます。
まずは人気バトロワゲームのフォートナイトです。
まだβ版であるものの、DirectX 12のレイトレ・DLSSでもテストしました。
中々面白い結果です。
まずDirectX 11ですが、全体的にCore i9 10900Kよりは上ですが、
下位のRyzen 5 5600Xよりは低い結果となっています。
あまりマルチスレッドを上手に使いこなせていないからではと予想しますが、
比較的マルチ処理が上手なDirectX 12においても、
フルHDではRyzen 5 5600Xのほうがパフォーマンスが良く、
4KになりようやくRyzen 9 5900Xが高いかなあというところ。
フォートナイトの最適化が原因かとおもいます。
Apex Legends
でももう一つ人気なバトロワゲームではどうか?
RTX 3080の場合フルHDではFPSが上限いっぱいになってしまうため、
4Kのみ計測しています。
こちらに関してはあまり差がでていません。
Ryzen9 5900Xは強い!という感じはしませんね。。。
というのもこのゲームはCPU負荷が小さめで、
かなりGPU性能に左右されるため、
シングル・マルチ性能があがっても大してFPS値に貢献しないためと思われます。
フォートナイトもそうですが、
ゲーム側の最適化、CPU性能を占める比重によっては、
Ryzen 9 5900Xの強さが発揮できていないと推測できます。
(もしくはゲームに対してそんなにCPU性能がいらないともいえる)
モンスターハンターワールド
続いても根強い人気のあるモンハンです。
DLSSにも対応し、RTX系の持ち味が活かせるようにもなっています。
DirectX 11も12どちらにしてもほぼ互角というところでしょうか。
やはりこのゲームもCPU性能をフルで活かしきれていない挙動になっており、
コアスレッド数が少なくても丁度良い、
Ryzen 5 5600Xのパフォーマンスが良すぎるという気もします(笑)
価格差を考えると単純にFPS値を求めるだけなら、
Ryzen 9 5900Xはパフォーマンスが悪いとなってしまいますね。
ウォッチドッグスレギオン
最新ゲームもいくつかみていきます。
ウォッチドッグスレギオンです。
レイトレおよびDLSSに対応したゲームです。
ここではRyzen 9 5900Xのゲーム性能の強さが見れたと思います。
最もGPU負荷が少ないレイトレOFFのフルHDでは、
Core i9 10900Kに最大25fpsほど、
高パフォーマンスのRyzen 5 5600Xにも12fpsほど上回っています。
ただし、4KにしたりレイトレONにすると差があまりありません。
これは単純にRTX3080の性能が限界にきているからでしょう。
4K性能になったとしても、余裕という性能ではありませんので。
そのため利用するモニター環境によっては、
5600Xも5900Xも体感値はあまり変わらないということになります。
より上位のRTX3090やさらに上のスペックが登場して初めて差を感じると思われます。
アサシングリードヴァルハラ
もう一つ最新重量級ゲームです。
このゲームでもRyzen 9 5900Xが強い結果となりました。
比較的上手にコアスレッド数を活かせているゲームの印象で、
やはりCore i9 10900Kも高パフォーマンスです。
その10900Kよりもさらに上の結果となっていますから、
マルチコアを活かせるゲームほどRyzen 9 5900Xが輝くことは間違いなさそうです。
サイバーパンク2077
AMD系の難点としてソフト側の最適化不足が言われていましたが、
最近では最適化不足を感じることも少なくなってきました。
とはいえまだあるのが現状です。
話題の人気ゲームサイバーパンク2077はそのひとつで、
すでにAMDのスレッド数の最適化処理が指摘されています。
結果も面白いです。
フルHDではRyzen 9 5900Xが高パフォーマンスですが、
4KにするとRyzen 5 5600Xが高パフォーマンス。
というより5900Xおよび3700Xが低すぎるといった印象です。
現在最適化が進んでいるそうなのですが、
ゲームによっては初期では高パフォーマンスを出せないケースもあるのも事実とはいえます。
Call of Duty Black Ops Cold War
最後にもう一つ最新ゲームのCoD:BOCWです。
レイトレおよびDLSSに対応しています。
このゲームもコアスレッド数に最適化不足かなと感じる結果です。
全体的にコアスレッド数で劣るRyzen 5 5600Xにかなりの差をつけられており、
特にフルHDではRyzen 9 5900Xのコアスレッド数を持て余している動きにみえました。
かならずしも5900Xが最強!というわけではなく、
ゲームによってはむしろ6コア12スレッドくらいが丁度良いこともあると思います。
動画編集性能はどうか?
ゲーミング性能ではCore i9 10900Kを超えたといっても差支えないでしょう。
ですがゲームを自分でやるだけならRyzen 5 5600Xでも十分とも言えます。
そこで別の使い方として気になるのが動画編集性能です。
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。
Adobe Premiere Pro 2020
有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro 2020」で計測します。
動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。
動画のクオリティについては、私のYoutubeチャンネルくらいと考えてください。
CPU性能だけでおこなうソフトウェアエンコードでは、
Ryzen 9 5900Xの強さが目立ちます。
シングルもマルチ性能も一番上なので当然の結果と言えるでしょう。
そしてGPUとセットのハードウェアエンコードも強い。
特にCore i9 10900Kと比較するとかなり時間が短縮されています。
今回は簡単な動画編集ですから、
より複雑、長尺、高解像度などになると時間差はより開くはずです。
Aviutl
もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。
やはりAdobe Premiereと同様の傾向といえますね。
ソフト・ハードエンコードともにRyzen 9 5900Xが強いです。
本格的なクリエイティブ作業を考えている人には、
5900Xはかなり最適なCPUかと思います。
CPUクーラーの冷却性能はどの程度必要?
さて気になる要素の一つが発熱です。
消費電力を計測してみると高いですので、冷却はしっかりと行う必要があります。
そこで目安として空冷クーラーのメジャーなものにて、
いくつかのシーンで計測していみました。
※横スクロールできます
OCCT | FFベンチマーク | アサシングリード | 動画ハードウェアエンコード | 動画ソフトウェアエンコード | |
---|---|---|---|---|---|
虎徹 markII | 79.6℃ | 81.5℃ | 72.0℃ | 71.9℃ | 76.1℃ |
無限五 revB | 79.4℃ | 80.3℃ | 71.0℃ | 70.9℃ | 73.5℃ |
ASSASSIN III | 73.4℃ | 75.5℃ | 60.0℃ | 63.1℃ | 65.9℃ |
今回利用したRTX3080の排熱がすごいため、
空冷クーラーの排熱に結構影響してしまっている印象。
CPUを沢山使うエンコードより、GPUセットのゲームのほうが温度高い(笑)
Ryzen 9 5900XとRTX3080のようなお互いの発熱がすごいの場合は、
簡易水冷のほうがいいかもしれませんね。
とはいえ一応参考になれば。
空冷クーラーではちょうど中型に入る「無限五revB」で、まあ可かなということです。
ゲームによっては80℃に達するケースもあるので、
個人的にはより上のCPUクーラーがいいかなと思います。
空冷で人気の大型ASSASSIN IIIであれば、どのようなシーンでも70℃台に抑えることができました。
Ryzen 9 5900Xはどういった人におすすめ?
- ゲーム、クリエイティブ性能ともに最強級
- より性能の高いグラボとも十分組み合わせられそう
- ゲームだけならRyzen 5 5600Xでも十分
- 消費電力が総じて高く、発熱処理もしっかり必要
性能的には間違いなく最強クラスにふさわしく、
基本的にCore i9 10900Kを圧倒しているといって良いです。
ですが自分でゲームだけするなら、現時点で価格に似合うほどのFPS向上は期待できません。
ゲーム側の最適化不足だったり(そこまでコアスレッド数が要らない)、
GPUがボトルネックになり4Kなど高解像度では下位CPUと差が少なくなります。
ゲームだけならコスパ的にはRyzen 5 5600Xのほうが高いです。
また発熱が多く、消費電力も高いので小型ケースでは苦労するでしょう。
長時間PCをつけっぱなしにするような人にはちょっとネックになる消費電力かもしれません。
またクリエイティブ性能においても、
Intel最新世代であるCore i7 11700Kの性能が予想以上に良く、
必ずしもRyzen 9 5900Xが最強とも言えなくなったのが悩ましいところ。
Core i7 11700Kを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較こまたろてきにはややロマン的な要素を含めてほしい方は5900Xって感じです。
やっぱ12コア24スレッドは圧巻ですので(笑)