こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!!
RTX 4000シリーズも出そろってくるなか、ハイクラスエントリー的な位置にあるRTX 4070がリリースされました。
「ちょっと贅沢した高性能グラフィックボード」の実力はいかに!?ゲーム性能をみていきます。
目次
RTX 4070のスペックは?
現在日本で購入しやすいNVidiaミドル~ハイクラスエントリーの
グラフィックボード一覧です。
※横スクロールできます
GPU | RTX 3080 Ti | RTX 3080 | RTX 4070 Ti | RTX 3070 Ti | RTX 4070 | RTX 3070 | RTX 4060 Ti | RTX 3060 Ti | RTX 4060 | RTX 3060 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 旧世代 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 | 最新 | 旧世代 |
プロセッサ数 | 10240 | 8704/8960 | 7680 | 6144 | 5888 | 5888 | 4352 | 4864 | 3072 | 3584 |
Tensorコア数 | 320 Gen3 | 272/280 Gen3 | 240 Gen 4 | 192 Gen3 | 184 Gen 4 | 184 Gen3 | 136 Gen 4 | 152 Gen3 | 112 Gen3 | |
RTコア数 | 80 Gen2 | 68/70 Gen2 | 60 Gen 3 | 48 Gen2 | 48 Gen 3 | 46 Gen2 | 34 Gen3 | 38 Gen2 | 28 Gen2 | |
ベースクロック | 1370MHz | 1440/1260MHz | 2310 MHz | 1580MHz | 1920 MHz | 1500MHz | 2310 MHz | 1410MHz | 1830 MHz | 1320MHz |
ブーストクロック | 1670MHz | 1710MHz | 2610 MHz | 1770MHz | 2480 MHz | 1730MHz | 2540 MHz | 1670MHz | 2460 MHz | 1780MHz |
メモリスピード | 19Gbps | 19Gbps | 21Gbps | 19Gbps | 21Gbps | 14Gbps | 18Gbps | 14Gbps | 17Gbps | 15Gbps |
メモリ量 | 12GB GDDR6X | 10/12GB GDDR6X | 12GB GDDR6X | 8GB GDDR6 | 12GB GDDR6X | 8GB GDDR6 | 8/16GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 12GB GDDR6 |
メモリバス帯域幅 | 912GB/s | 760/912 GB/s | 504GB/s | 608GB/s | 504GB/s | 448GB/s | 288GB/s | 448GB/s | 272GB/s | 360GB/s |
TDP | 350W | 320/350W | 285W | 290W | 200W | 220W | 160/165W | 200W | 115W | 170W |
電源コネクタ | 8pin × 2 | 8pin × 2 | 8pin × 2 12VHPWR ×1 | 8pin × 2 | 8pin × 1 12VHPWR ×1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 12VHPWR ×1 | 8pin × 1 | 8pin × 1 |
前世代のRTX 3070と比較したポイントは、
- RTX 4000シリーズ特有のDLSS3対応
- メモリはGDDR6Xで4GB増加
- Tensorコア、RTコアともに次の世代へ
- TDPは20W低い
- ベース/ブーストクロックも大幅増
と、大幅な変更になっているといってよい仕様。
特にAda Lovelace新アーキテクチャの省電力構造が良いのか、
パワーアップしているのにRTX 3070よりTDPが低いのは驚きです。
CUDAコア数に変更はないものの、メモリやTensorコア、RTコアなど、色々パワーアップしていますので、
ゲーム性能はかなり上がっているのではと期待できます。
性能比較はRTX 3070はもちろんですが、一つ上のRTX 3080との性能差にも注目です。
今回使用したRTX 4070
今回使用したのはPalitの「Dual」です。
Palitはドスパラが専任代理店を務める、比較的リーズナブルな路線のメーカーです。
こちらのタイプの補助電源は8pin x1。グラフィックボードの種類によっては最新の12VHPWR ×1タイプもあるので注意が必要。
ということで早速検証に入っていきましょう。
- RTX 3080との性能差は?
- DLSS3の実力は?
- 消費電力はどのくらい低い?
- RTX 4070に最適なCPUは何?
RTX 3080との比較、消費電力についても気になりますが、やはりRTX 4000シリーズのウリであるDLSS3も気になります。
前述の高負荷であるレイトレはFPS低下が大きいですが、このDLSSと組み合わせることでFPSをある程度確保できます。
利用にはソフト側の対応が必要で、昨今だとフォートナイトやモンハンなどが対応しています。
利用できるのはRTX2000/3000/4000シリーズのみです。
なお新しくDLSS3が登場し、こちらはCPU負荷を最小で飛躍的に高フレームレートを出すことが可能。RTX 4000のみ対応
主なDLSS対応ゲーム一覧(Nvidia公式サイト)
それではゲームのベンチマークを見ていきます。
なおCPUはCore i7 13700KFを利用しています。
Apex Legends
まずは人気のバトロワゲーム、ApexLegendsです。
グラフィックボードの性能の影響をうけやすいゲームです。
グラフィックボードの性能も高いため、差を見やすくするため4K解像度にて検証しています。
※横スクロールできます
RTX 4070 | RTX 3070 | RTX 4060 Ti | RTX 3060 Ti | RTX 4060 | RTX 3060 | RX 6600 XT | RX 6600 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4K 最低 | 222 | 162 | 159 | 144 | 146 | 108 | 118 | 93 |
4K 極 | 147 | 109 | 109 | 96 | 91 | 73 | 78 | 62 |
想像以上にRTX 4070のパフォーマンスが良いです。
RTX 3070に対しては30fps以上は上回っているほか、RTX 3080に肉薄する結果を出しています。
一応WQHDメインのグラフィックボードということですが、
リリースから時間が経っているゲームなら4Kゲーミングも十分狙える性能です。
サイバーパンク2077
続いても長らくロングセラーとなっているサイバーパンク2077です。
比較的要求スペックの高いゲームで、グラフィックボード性能が重要です。
まめにアップデートされているゲームで、最新のDLSS3にも対応しています。
今回はレイトレ利用時もみていきます。
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フルHD低画質 | フルHDウルトラ画質 | フルHDレイトレウルトラ | WQHD低画質 | WQHDウルトラ画質 | WQHDレイトレウルトラ | 4K低画質 | 4Kウルトラ画質 | 4Kレイトレウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 222 | 221 | 147 | 185 | 187 | 119 | 115 | 115 | 78 |
RTX 4070 | 200 | 191 | 146 | 204 | 174 | 124 | 100 | 101 | 76 |
RTX 3070 | 237 | 193 | 124 | 219 | 151 | 98 | 143 | 89 | 60 |
RTX 4060 Ti | 227 | 189 | 129 | 218 | 145 | 101 | 139 | 84 | 59 |
RTX 3060 Ti | 229 | 168 | 111 | 193 | 132 | 86 | 124 | 76 | 51 |
RTX 4060 | 223 | 167 | 112 | 186 | 125 | 84 | 114 | 69 | 48 |
RTX 3060 | 206 | 141 | 95 | 161 | 106 | 71 | 99 | 60 | 41 |
DLSS2を利用した結果です。
レイトレーシングを利用するとギリギリですが、不使用であれば100fpsほどは確保できるため、
十分4Kゲーミングも可能な性能。
RTX 3070に対しては20~30fpsほど上回っており、RTX 3080にも特にレイトレ利用時は上回るケースも出ています。
レイトレーシングが新しいGen3搭載によりパフォーマンスがアップしていることが起因しているのかもしれません。
全体的にはRTX 3080にやや下回るものの、十分4Kゲーミング可能な結果となっています。
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フルHD低画質 | フルHDウルトラ画質 | フルHDレイトレウルトラ | WQHD低画質 | WQHDウルトラ画質 | WQHDレイトレウルトラ | 4K低画質 | 4Kウルトラ画質 | 4Kレイトレウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DLSS3 | 344 | 285 | 222 | 262 | 215 | 169 | 154 | 118 | 97 |
DLSS2 | 200 | 191 | 146 | 204 | 174 | 124 | 100 | 101 | 76 |
RTX 3080 | 222 | 221 | 147 | 185 | 187 | 119 | 115 | 115 | 78 |
さて、サイバーパンクではRTX 4000の真骨頂であるDLSS3.0に対応しています。
上記はDLSS3.0と2.0利用時のフレームレート比較。
明らかにフレームレートが高くなっており4K最高画質のレイトレーシング利用でも、
100fpsに近い結果を出しています。
RTX 3080に対してもRTX 4070は大きくフレームレートを上回っています。
DLSS2ではRTX 3080に一歩及ばずですが、DLSS3が使えるゲームではRTX 4070の魅力がグッと増します。
アーマードコア6
大人気のアーマードコアシリーズの久々の新作です。
やや要求スペックが高いゲームで、このゲームはフロムソフトウェアとしてはめずらしく正式に120fpsに対応しています。
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フルHD最低 | フルHD最高 | WQHD最低 | WQHD最高 | 4K低画質 | 4K最高 | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4090 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 | 120 |
RTX 4070 | 120 | 120 | 120 | 120 | 109 | 75 |
RTX 4060 Ti | 120 | 120 | 120 | 97 | 79 | 55 |
RTX 4060 | 120 | 120 | 120 | 86 | 70 | 47 |
RTX 3050 | 119 | 69 | 78 | 53 | 45 | 30 |
RX 6600 XT | 120 | 120 | 115 | 73 | 65 | 39 |
比較的要求スペックは高めなアーマードコア6ですが、RTX 4070では十分に快適に遊べる結果。
WQHDまでであれば上限の120fpsで遊べますから十分です。
4Kになるとややフレームレートが落ちますが、それでも60fps以上は確保していますから大健闘でしょう。
スターフィールド
もうひとつ最新作のスターフィールドです。
こちらはさらに要求スペックが高めで、高性能なゲーミングPCでないとせっかくのゲーム雰囲気も崩れてしまいます。
※横スクロールできます
フルHD低 | フルHDウルトラ | WQHD低 | WQHDウルトラ | 4K低 | 4Kウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4090 | 118 | 112 | 118 | 110 | 117 | 87 |
RTX 4070 | 124 | 81 | 107 | 69 | 72 | 48 |
RTX 4060 Ti | 110 | 63 | 98 | 52 | 75 | 37 |
RTX 4060 | 95 | 48 | 82 | 41 | 60 | 28 |
RTX 3050 | 66 | 31 | 57 | 26 | 39 | 18 |
RX 6600 XT | 97 | 51 | 83 | 42 | 57 | 28 |
スターフィールドでは正式にFSR2に対応していますので、そちらを利用して計測
さすがは非常に重いゲームといいますか、RTX 4070でさえやや力不足を感じてしまう結果に。
特にウルトラ画質ではWQHDでぎりぎり60fps上回る程度。安定感を求めるなら画質は低くしなければいけない感じです。
まあPvPではないので最低60fps確保できれば問題はないと思いますが、
あくまでハイクラス入門的なグラフィックボードですから、本当に重いゲームで遊ぶと少し不自由を感じてしまうでしょう。
Marvel’s Spider-Man Remastered
もう少しDLSS3の魅力に迫るため、対応しているスパイダーマンのゲームで検証します。
こちらも比較的要求スペックが高いゲームで、グラフィックボードの性能が要求されます。
※横スクロールできます
フルHD非常に低い | フルHD非常に高い | WQHD非常に低い | WQHD非常に高い | 4K非常に低い | 4K非常に高い | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4090 | 246 | 200 | 244 | 189 | 246 | 202 |
RTX 3080 | 237 | 196 | 236 | 195 | 201 | 158 |
RTX 4070 | 233 | 195 | 233 | 197 | 205 | 166 |
RTX 3070 | 236 | 197 | 230 | 181 | 158 | 126 |
RTX 4060 Ti | 246 | 202 | 215 | 175 | 98 | 86 |
RTX 3060 Ti | 240 | 189 | 212 | 160 | 141 | 111 |
RTX 4060 | 218 | 174 | 150 | 148 | 87 | 70 |
RTX 3060 | 210 | 162 | 173 | 135 | 112 | 90 |
まずはDLSS2.0利用時です。
WQHDはもちろん4K最高画質でも166fpsほど確保できており、十分快適に遊べる結果に。
RTX 3070に対してはフルHD~WQHDであまり違いがでませんでしたが、
ソフト側がRTX 4070の性能をフル活用していない様子で、最近では良くある現象です。
4Kではきっちりとフレームレートの差が生じています。
またRTX 3080に対しては、このゲームではほぼ互角と言ってよい結果。
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フルHD非常に低い | フルHD非常に高い | WQHD非常に低い | WQHD非常に高い | 4K非常に低い | 4K非常に高い | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 208 | 166 | 209 | 174 | 168 | 138 |
RTX 4070 | 204 | 171 | 204 | 164 | 175 | 146 |
レイトレーシングのパフォーマンスを見ても、互角と言って良く、
4KではRTX 3080のパフォーマンスを上回っているところをみると、
やはり最新のGen3 RTコアになった効果は大きいようです。
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DLSS 3.0 | DLSS 2.0 | RTX 3080 | |
---|---|---|---|
フルHD非常に低い | 221 | 233 | 237 |
フルHD非常に高い | 204 | 195 | 196 |
WQHD非常に低い | 202 | 233 | 236 |
WQHD非常に高い | 185 | 197 | 195 |
4K非常に低い | 159 | 205 | 201 |
4K非常に高い | 146 | 166 | 158 |
さて注目のDLSS3の利用時ですが、これは逆の意味で驚く結果に。
DLSS3利用時のほうがDLSS2のときよりパフォーマンスが落ちてしまっています。
おそらくNVidiaのプロファイルの問題で、DLSS2でもあることなので時間経過とともに解決するかもですが、
必ずしもDLSS3の効果が炸裂するわけでもない点は注意が必要ですね。
モンスターハンターサンブレイク
続いては根強い人気のロングセラーであるモンスターハンターサンブレイクです。
比較的軽めの要求スペックですが、このシリーズはDLSS利用では最適化が遅く、
最新のグラフィックボードほどパフォーマンスが出ていない印象があります。
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フルHD低画質 | フルHD高画質 | WQHD低画質 | WQHD高画質 | 4K低画質 | 4K高画質 | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4090 | 307 | 301 | 310 | 303 | 295 | 296 |
RTX 3080 | 312 | 292 | 313 | 303 | 291 | 265 |
RTX 4070 | 232 | 228 | 230 | 228 | 231 | 213 |
RTX 3070 | 240 | 244 | 248 | 237 | 211 | 189 |
やはりというか予想通りRTX 4070のパフォーマンスがあまりよくありません。
RTX 3000シリーズ出たての頃もこのような傾向があったため、今後時間が経てばパフォーマンスが良くなる可能性はあります。
逆にRTX 3080のパフォーマンスが凄まじく、ここでは50fps以上の差で完敗です。
CoD:MW2
続いては最新ゲームの人気シリーズ、コールオブデューティーからモダンフォーウェア2です。
要求スペックは高く、DLSSやFSRなど最新技術にもしっかり対応しています。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHD極限 | WQHD最低 | WQHD極限 | 4K最低 | 4K極限 | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 240 | 171 | 203 | 141 | 134 | 93 |
RTX 4070 | 272 | 199 | 225 | 157 | 139 | 99 |
RTX 3070 | 212 | 146 | 170 | 116 | 105 | 73 |
RTX 4060 Ti | 236 | 159 | 183 | 123 | 109 | 72 |
RTX 3060 Ti | 191 | 129 | 147 | 101 | 93 | 63 |
RTX 4060 | 208 | 136 | 155 | 100 | 89 | 57 |
RTX 3060 | 163 | 109 | 123 | 83 | 73 | 50 |
今度はRTX 4070のパフォーマンスがとても良い結果に。
RTX 3070に対しては20~60fps差と段違いで、
RTX 3080に対しても最大で30fpsほど上回っているケースも。
4K最高画質でも遊べる結果を出しています。
最新ゲームほど最新世代のグラフィックボードの性能の良さが目立つことが多いので、
本ゲームも最新アーキテクチャのRTX 4070の良さが出たのかもしれません。
Overwatch2
次は人気のゲームであるOverwatch2も計測しました。
正直グラフィカル部分はあまり力を入れていない印象で、DLSS非対応ですし、
要求スペックも高くないため、RTX 4070のような高価なグラフィックボードでなくても十分遊べるゲームです。
FSR1.0に対応していますので、利用して計測します。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHDエピック | WQHD最低 | WQHDエピック | 4K低画質 | 4Kエピック | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3080 | 600 | 352 | 600 | 252 | 419 | 147 |
RTX 4070 | 600 | 341 | 600 | 232 | 363 | 121 |
RTX 3070 | 600 | 270 | 599 | 193 | 330 | 106 |
RTX 4060 Ti | 600 | 260 | 539 | 174 | 237 | 88 |
RTX 3060 Ti | 600 | 231 | 563 | 164 | 283 | 90 |
RTX 4060 | 600 | 208 | 465 | 142 | 211 | 73 |
RTX 3060 | 600 | 173 | 425 | 124 | 204 | 67 |
RX 6600 XT | 600 | 185 | 455 | 130 | 309 | 113 |
RX 6600 | 589 | 152 | 377 | 105 | 168 | 53 |
要求スペックが軽いためエピック画質(最高画質)でないと違いがはっきりしませんが、
RTX 3080 > RTX 4070 > RTX 3070という順当な結果となっています。
RTX 3080には及びませんが、4Kでも十分遊べる性能で、大健闘と言ってよいでしょう。
タルコフ
続いても長らく人気のEscape From Tarkovです。
β版(ほぼ永遠のw)ですがグラフィック関係は日々改善されており、DLSSやFSRにも対応しています。
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フルHD低 | フルHDウルトラ | WQHD低 | WQHDウルトラ | 4K低 | 4Kウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4070 | 144 | 143 | 143 | 143 | 140 | 100 |
RTX 3070 | 144 | 143 | 143 | 142 | 126 | 92 |
RTX 4060 Ti | 144 | 143 | 143 | 141 | 112 | 75 |
RTX 3060 Ti | 143 | 143 | 143 | 134 | 113 | 71 |
RTX 4060 | 143 | 143 | 142 | 128 | 89 | 60 |
RTX 3060 | 143 | 139 | 142 | 110 | 92 | 56 |
DLSSを利用した結果です。
このゲームは144fpsがMAXなので低負荷では違いが出ませんが、
4Kでは10~20fpsほどの差が出ています。タルコフは重めのゲームですのでこの差は大きい。
RTX 4070のほうが着実に進化しているのがわかります。
ディアブロ4
最後は最新のゲームであるディアブロ4です。
こちらもDLSS3に対応していますが、測定段階ではまだ最適化不足を感じたため、
DLSS2にて計測しています。
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フルHD低 | フルHDウルトラ | WQHD低 | WQHDウルトラ | 4K低 | 4Kウルトラ | |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 4070 | 144 | 143 | 143 | 143 | 140 | 100 |
RTX 3070 | 144 | 143 | 143 | 142 | 126 | 92 |
RTX 4060 Ti | 144 | 143 | 143 | 141 | 112 | 75 |
RTX 3060 Ti | 143 | 143 | 143 | 134 | 113 | 71 |
RTX 4060 | 143 | 143 | 142 | 128 | 89 | 60 |
RTX 3060 | 143 | 139 | 142 | 110 | 92 | 56 |
このゲームも400fpsがMAXなので差がわからないところはあるものの、
高負荷では30~70fps以上はRTX 3070を上回る歴然とした差になっています。
まったく違う性能のグラフィックボードといってよく、
RTX 4070と3070にはかなりの性能差があることがこのゲームでも感じられました。
消費電力が魅力?
RTX 3080に概ね迫るゲーム性能で、DLSS3.0がうまく刺されば圧倒的にフレームレートを上回ることもあり、
WQHDメインというよりは4Kゲーミングも積極的に狙っていける性能を示しました。
ではRTX 4000シリーズのもう一つの魅力である消費電力も計測します。
今回はFFベンチマークソフトを利用し4K最高画質で計測しています。
なお今回はCore i7 13700KF/DDR5 5600MHz 32GB/Z790の構成によるシステム電力の最大値も計測しています。
※横スクロールできます
GPU | RTX 3080 | RTX 4070 | RTX 3070 | RX 3060 Ti | RX 3060 |
---|---|---|---|---|---|
システム最大(W) | 522 | 341 | 377 | 343 | 311 |
GPU最大電力(W) | 325.267 | 200.649 | 226.311 | 225.674 | 174.906 |
GPU平均電力(W) | 312.601 | 185.419 | 213.813 | 205.293 | 153.569 |
RTX 4070の驚くべき省電力性です。
GPU単体の最大電力は200Wほどで、これは旧世代より26Wも低い結果。平均も30Wほど低いです。
RTX 3080との比較はさらに歴然で最大は125Wも、平均も225Wほどという圧倒的差。
ゲーム計測の結果を鑑みれば、RTX 4070はRTX 3080より明らかにワットパフォーマンスが上です。
夏場などでは特にグラフィックボードの発熱の多さとパフォーマンス低下は課題になりやすいので、
RTX 4070は排熱対策という観点でも非常に使いやすいグラフィックボードと言えるでしょう。
CPUは何と組み合わせるのがベストか?
さて70番台のグラフィックボードは守備範囲が広いクラスで、
発売されているゲーミングPCを見ても、安さ重視と性能重視の多彩なCPUとの組み合わせが多いです。
安さ重視であればCore i5 13400(F)やRyzen 5 7600、性能重視ならCore i7 13700(K)(F)やRyzen 7 7700などです。
では実際どのくらいCPUのボトルネックが発生しRTX 4070の性能を活かせないのか?
簡単ではありますが、いくつかのゲームでCore i7 13700KF/Core i5 13400Fで比較しました。
※横スクロールできます
低画質 | ウルトラ画質 | レイトレウルトラ画質 | |
---|---|---|---|
Core i7 13700KF フルHD | 200 | 191 | 146 |
Core i5 i3400F フルHD | 153 | 145 | 101 |
Core i7 13700KF WQHD | 204 | 174 | 124 |
Core i5 i3400F WQHD | 150 | 143 | 98 |
Core i7 13700KF 4K | 100 | 101 | 76 |
Core i5 i3400F 4K | 100 | 101 | 73 |
まずはサイバーパンクにてDLSS2.0利用時です。
4KではRTX 4070の性能限界があるのかあまり差は出ていませんが、
WQHD、フルHDとRTX 4070の負荷が小さくなるほど、Core i7 13700KFとCore i5 13400Fのフレームレート差が顕著です。
40~50fpsは差がありますので馬鹿にできません。
※横スクロールできます
低画質 | ウルトラ画質 | レイトレウルトラ画質 | |
---|---|---|---|
Core i7 13700KF フルHD | 344 | 285 | 222 |
Core i5 i3400F フルHD | 299 | 279 | 143 |
Core i7 13700KF WQHD | 262 | 215 | 169 |
Core i5 i3400F WQHD | 256 | 221 | 161 |
Core i7 13700KF 4K | 154 | 118 | 97 |
Core i5 i3400F 4K | 150 | 128 | 95 |
ただしDLSS3.0では先ほどよりも差が縮まっています。
DLSS3.0は2.0よりもCPU性能差の影響を受けにくく、グラフィックボードに負荷がかかる仕様ですので、
Core i7 13700KFとCore i5 13400Fの性能差の影響度が低くなったとみるべきでしょう。
※横スクロールできます
フルHD非常に低い | フルHD非常に高い | WQHD非常に低い | WQHD非常に高い | 4K非常に低い | 4K非常に高い | |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7 13700KF | 233 | 195 | 233 | 197 | 205 | 166 |
Core i5 13400F | 169 | 137 | 169 | 140 | 176 | 140 |
続いてはスパイダーマンのDLSS2.0利用時です。
こちらもサイバーパンクと同様にCore i7 13700KFとCore i5 13400Fのフレームレート差が顕著で、
最大で60fps近く差がでています。またこのゲームでは4K解像度でも差が。
Core i5 13400FではRTX 4070の性能を活かしきれないのは間違いないようです。
※横スクロールできます
フルHD非常に低い | フルHD非常に高い | WQHD非常に低い | WQHD非常に高い | 4K非常に低い | 4K非常に高い | |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7 13700KF | 221 | 204 | 202 | 185 | 159 | 146 |
Core i5 13400F | 201 | 181 | 184 | 172 | 150 | 135 |
同じくDLSS3.0でも計測。
先ほどのサイバーパンクと同様、DLSS2.0と比べるとフレームレート差は縮まっています。
ただしそれでも9~20fpsくらいはCore i7 13700KFのほうが上回っていますので、
Core i5 13400Fの性能不足を感じます。
※横スクロールできます
フルHD最低 | フルHD極限 | WQHD最低 | WQHD極限 | 4K最低 | 4K極限 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Core i7 13700KF | 272 | 199 | 225 | 157 | 139 | 99 |
Core i5 13400F | 130 | 123 | 150 | 142 | 145 | 106 |
念のためCoD:MW2のDLSS2.0利用でも計測。
今までと違って4KではCore i5 13400Fのほうがパフォーマンスがいい(笑)
とはいえWQHD以下ではやはり圧倒的にCore i7 13700KFのパフォーマンスが良いので、
Core i5 13400FとRTX 4070との組み合わせはベストではないようです。
もちろんDLSS利用なのでプロファイルの関係もあり、必ずしも断定はできませんが、
RTX 4070と組み合わせるならCore i7系やRyzen 5 7600X以上のゲーム性能が高いCPUと組み合わせたほうが無難ではありそうです。
RTX 4070はどんな人におすすめ?
- 前世代に比べて圧倒的な省電力、ワットパフォーマンス
- WQHDだけでなく4Kも十分狙えるゲーム性能
- 最新ゲームほど新アーキテクチャが効果よし
- DLSS3.0利用でRTX 3080を大幅に超えることも
- DLSS2.0利用ではRTX 3080のほうがコスパは上
個人的にはかなりおすすめできるグラフィックボードかなという印象です。
消費電力はRTX 3080より圧倒的に少ないのにRTX 3080に迫る性能で、4Kゲーミングも十分狙え、
排熱対策も含めたゲーミングPCとしての組みやすさはRTX 3080より優秀です。
またやはりDLSS3.0を利用できる利便性は大きく、対応ゲームであれば最適化もありますが、
RTX 3080を上回ることフレームレートが出せるのは魅力です。
デメリットはDLSS2.0利用ではRTX 3080のほうが若干フレームレートが高いことが多く、
価格を見ればコスパは見劣っている点ですが、
DLSS3.0対応ゲームが今後増えてくること、最新ゲームには最新アーキテクチャのほうが相性が良い点を考えれば、
WQHD~4Kゲーミングを狙うならRTX 4070は素直におすすめできます。
RTX 4070搭載のおすすめゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA RM7R-R47 7800X3D搭載
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4070 |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.7
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、293fps | 最高画質、135fps |
フォートナイト | 高画質、208fps | 高画質、123fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、208fps | 高画質、145fps |
タルコフ | 最高画質、143fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、307fps | 最高画質、123fps |
パルワールド | 最高画質、89fps |
※参考値であり保証するものではありません。
ゲーム性能トップクラスのRyzen 7 7800X3DのCPUと組み合わせたゲーミングPCです。
RTX 4070の性能を鑑みればCPU性能が高すぎる組み合わせではあるものの、
価格が良く抑えられコスパはトップクラスの良さ。
DDR5メモリ 32GB搭載でフレームレートが安定性も高く、Gen4 SSDでゲームロード時間が短いのもメリット。
(セブン)ZEFT R53CF
CPU | Ryzen 7 7700 |
グラフィックボード | RTX 4070 |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 1TB Gen4 NVMe SSD |
大きさ | 185x292x377 mm |
同価格帯の平均:3.5
同価格帯の平均:4.2
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:2.2
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.3
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、293fps | 最高画質、135fps |
フォートナイト | 高画質、208fps | 高画質、123fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、208fps | 高画質、145fps |
タルコフ | 最高画質、143fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、307fps | 最高画質、123fps |
パルワールド | 最高画質、89fps |
※参考値であり保証するものではありません。
RTX 4070とRyzen 7 7700Xを組み合わせたゲーミングPCです。
バランスの良い組み合わせで、RTX 4070の性能をしっかりと活かせる構成。
また価格もかなり安くなるため、安めの4KゲーミングPCとしては最適。
コスパもトップレベルの良さです。
また省スペースなキューブ型ケースとして人気のNR200P MAXなのも魅力ポイント。
小型ゲーミングPCかつ高性能は希少性があります。
(アーク)AG-AR8X67AGL7-MG3
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4070 |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 235x510x505mm |
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:4.0
同価格帯の平均:4.4
同価格帯の平均:2.1
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.5
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、293fps | 最高画質、135fps |
フォートナイト | 高画質、208fps | 高画質、123fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、208fps | 高画質、145fps |
タルコフ | 最高画質、143fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、307fps | 最高画質、123fps |
パルワールド | 最高画質、89fps |
※参考値であり保証するものではありません。
ゲーム性能トップクラスのRyzen 7 7800X3Dと組み合わせたゲーミングPCです。
ゲームによってはIntelの最強クラスCPUよりもフレームレートが出せることもあり、
コスパも高いため人気のCPU。
全体的スペックも優れていて、2TB Gen4 NVMe SSDは高水準。
メモリも5600MHz DDR5 32GB搭載とこちらも高水準。
コスパももちろんトップクラスの良さです。