目次
基本スペック

CPU | Ryzen 7 7700 |
グラフィックボード | RTX 5070 |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 500GB NVMeSSD |
サイズ | 約幅210mm×奥行350mm×高さ392mm ※最大突起物除く |
電源 | 650W BRONZE |
光学ドライブ | 光学ドライブ非搭載 |
マザーボード | A620 マザーボード |
PCケース | ミニタワー / microATX PCケース |
OS | Windows 11 Home |
同価格帯の平均:4.5
同価格帯の平均:2.4
同価格帯の平均:3.0
同価格帯の平均:2.1
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:2.5
メリット
- コスパがトップクラスに良い
- WQHD~4Kで遊べる性能
- 内部が見えやすいPCケース
- 無線LANが無い
- ストレージ容量がやや心もとない
- PCパーツグレードはそれなり
LEVEL-M2A6-R77-TK4XはLEVELθシリーズの一つであるフレームレス構造のPCケースを利用したゲーミングPCで、Ryzen 7 7700とRTX 5070のミドルエンド構成になっています。
価格的には丁度中間くらいの設定で、性能と価格バランスに優れた比較的検討しやすいPCと言えるでしょう。
それでは詳しくみていきましょう。
ゲーム性能はどのくらい?
DLSS4 | DLSS3 | FSR4 | FSR3 | SM | AFMF |
---|---|---|---|---|---|
〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
※AIフレーム生成・アップスケーリング等技術の対応表
ゲーム性能を最も左右するグラフィックボードは「RTX 5070 12GB」を搭載。
DLSS4に対応しており、マルチフレーム生成が使えるのが大きな利点。ミドルエンドクラス性能になっており、価格と性能バランスが丁度よいグラフィックボードといえます。
最近は価格も下落したのでコスパにも大きく寄与するねらい目のグラボ。
下記は実際にRTX 5070 12GBを利用し主要なゲームをベンチマークした結果です。ただしあくまで参考値としてご参照ください。
AIフレーム生成、アップスケーリングを使わない場合
入力遅延重視からDLSSやFSRなどを使わないときのフレームレート結果です。
モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、ヘルダイバー2、CoD:BO6で計測しています。

モンハンワイルズ | マーベルライバルズ | Delta Force | ヘルダイバー2 | CoD:BO6 | |
---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 122.89 | 269 | 319 | 277 | 258 |
フルHD最高 | 92.19 | 129 | 162 | 142 | 153 |
WQHD低 | 98.80 | 199 | 237 | 212 | 190 |
WQHD最高 | 72.55 | 92 | 137 | 111 | 112 |
4K低 | 63.27 | 115 | 133 | 118 | 112 |
4K最高 | 45.29 | 50 | 92 | 65 | 66 |
DLSS/FSRを使わないとしてもフルHDであれば高画質でも高フレームレートを余裕で出すことができ、WQHD解像度でも高画質で概ね高いフレームレートを出すことができます。
4Kは高画質はやや厳しいですが、低画質にすれば十分遊べるレベル。
DLSS/FSRを使わないとしても高画質ならWQHD解像度、低画質なら4Kゲーミングを前提に遊ぶことができそうです。
DLSS4/DLSS3を使う場合
続いてはDLSS4マルチフレーム生成やDLSS3を使った場合のフレームレート計測結果です。
モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、サイバーパンク2077、CoD:BO6で計測しています。

モンハンワイルズ DLSS3 | マーベルライバルズ DLSS4MFG | Delta Force DLSS3 | サイバーパンク2077 DLSS4 MFG | CoD:BO6 | |
---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 168.79 | 723 | 440 | 576.24 | 399 |
フルHD最高 | 147.75 | 523 | 336 | 472.28 | 289 |
WQHD低 | 153.41 | 537 | 324 | 431.39 | 303 |
WQHD最高 | 130.32 | 398 | 254 | 354.80 | 225 |
4K低 | 122.70 | 345 | 177 | 289.51 | 174 |
4K最高 | 97.72 | 267 | 145 | 220.57 | 137 |
DLSSを使うと一気にフレームレートが出るようになりWQHD解像度の高画質でも超高フレームレートは余裕。4K高画質設定も十分高フレームレートと、4Kゲーミングも余裕で遊べるようになります。
特にマルチフレーム生成を使った場合は余裕そのもの。モンハンワイルズのような超重量級のゲームではフレームレートの伸びは減りますが、それでも十分高フレームレートで遊ぶことができます。
コスパとしてはどうか
当サイトでは価格および利用されているPCパーツなどから独自にコスパを評価し、数値で算出しています。同価格帯のPCのコスパの平均値も割り出しています。
LEVEL-M2A6-R77-TK4Xはコスパは5.0、同価格帯平均は4.5ですからコスパは他よりも大きく上回り、しかもトップクラスの良さになっています。
PCパーツの高級度が2.5、平均が2.5ですからPCパーツが特別高級ということはないのですが、RTX 5070自体が性能に対してコスパが高くなっていること、またRyzen 7 7700とのバランスの良さも寄与しています。
詳しく各パーツについてみていきます。
メモリ:DDR5 16GB
Ryzen 7 7700はDDR5のみ対応ですので、必然的にDDR5を採用。
メモリ容量はこの価格帯としては水準レベルでメモリ不足で動作が不安定になる心配はないレベルではないのですが、残念なのが動作クロックが不明なこと。
以前は記載があったのですが。。。まあ動作クロックが多少低いメモリだとしてもCPU性能への影響は凄く大きいというほどでもないので良いのですが、できれば記載してほしいところです。
ストレージ:500GB Gen4 NVMe SSD
メインストレージはGen3規格のNVMe SSDを採用しています。ブランド不明、読み書き速度は不明な点は問題ないとして最近はGen4規格が標準にはなっていますので、そこから比べると低水準。ただGen3でも十分読み書きは早くゲームロード時間でイライラすることは少ないでしょう。
容量に関しては500GBとこのクラスとしてはやや低水準。最近は1TB標準も多いですし、最近のゲームは大容量なので、後々のことを考えるとアップグレードしたほうが良いかもしれません。
アップグレード費用を鑑みても十分コスパの高さは維持できます。
電源:650W BRONZE
電源ユニットは650Wのブロンズ認証電源です。メーカー不明ですが、特によくも悪くもない標準的なグレードです。
容量はRyzen 7 7700とRTX 5070の組み合わせとしては他社より容量は若干低めですが許容範囲内。動作には問題ないでしょう。
マザーボード:AMD B550 チップセット マイクロATXマザーボード

マザーボードはASRock製のA620チップセットマザーボードを利用しています。
ただしこちらは一般販売されているグレードではなくOEM版と予想でき、加えて旧世代チップセットおよび安価グレードのA620ですので、特に凄さはありません。
Ryzen 7 7700ですともう一つ上のグレードのチップセットとの組み合わせをよく見かけますが、A620チップセットでも問題は特にないでしょう。拡張性には乏しいですが価格との両立で必要十分レベルです。
MicroATXですので拡張性はそこまでありませんが、かわりにややコンパクトになります。
CPUファン:空冷CPUクーラー
CPUクーラーは標準空冷CPUファンとなっています。
Ryzen 7 7700は熱はそこまで高いわけでもないので、標準空冷クーラーで及第点レベル。とはいえせっかくPCケース的にはイルミネーションが楽しめるタイプなのに、CPUクーラーがイルミネーション非対応なのは残念。
ネット関連:有線LANのみ
LEVEL-M2A6-R77-TK4Xには無線LANが付いていないのは注意。有線LANしか対応しておらず、無線LANを利用する場合は、オプションか別途子機を自分で用意しUSBスロットに差し込む必要があります。
PCケース:ミニタワーケース (MicroATX)
PCケースはパソコン工房LEVELθオリジナルです。
210(幅)×401(奥行き)×422(高さ) mmですので、ゲーミングPCの中では中間くらいのサイズになっています。

PCケースはフロント部分に柱が無いピラーレス構造と呼ばれる最近人気のタイプになっています。
大きさは約幅210mm×奥行350mm×高さ392mmですので、やや小型のゲーミングPCになります。
下部は電源ユニットが搭載されており、そちらはパンチライン利用でオーディオ機器のような印象を与えてくれます。
ケースファンがイルミネーション対応となっていますが、このシリーズではイルミカラーが限定されており、色々な種類から好きなものを選ぶ仕様に。個人的にはRGB対応のほうが嬉しいですが、安さのためと考えれば十分。

正面部分は特徴がありますが、そのほかの全体的には非常にシンプルな構造。なおホワイトのほかにブラックのPCケースも用意されています。