目次
基本スペック

CPU | Core i5 14400F |
グラフィックボード | RTX 5060 Ti |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
電源 | 650W BRONZE |
光学ドライブ | 光学ドライブ無し (※カスタマイズで選択可能) |
マザーボード | インテル B760 チップセット マイクロATX マザーボード |
PCケース | ガレリア専用 SKMケース (MicroATX) スタンダード(ガンメタリック)Ver.2 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
同価格帯の平均:4.3
同価格帯の平均:2.9
同価格帯の平均:3.7
同価格帯の平均:2.3
同価格帯の平均:3.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.6
メリット
- コスパ高く、価格を抑えつつ過不足ないスペック
- DLSS4マルチフレーム生成が使える
- グラフィックメモリ16GBでメモリ不足になり難い
- 無線LANが無い
- ストレージ容量がやや心もとない
GALLERIA RM5C-R56T RTX5060Ti 16GB搭載はミドルスペッククラスのゲーミングPCとなっており、価格と性能のバランスの取れたPCです。
CPUはCore i5 14400Fの旧世代、グラフィックボードは最新世代のRTX 5060 Ti 16GBと搭載したバランスが良い構成となっています。詳しくみていきましょう。
ゲーム性能はどのくらい?
DLSS4 | DLSS3 | FSR4 | FSR3 | SM | AFMF |
---|---|---|---|---|---|
〇 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
※AIフレーム生成・アップスケーリング等技術の対応表
ゲーム性能を最も左右するグラフィックボードは「RTX 5060 Ti 16GB」を搭載。
DLSS4に対応しており、マルチフレーム生成が使えるのが大きな利点。またグラフィックメモリが16GB搭載していますので、高画質や高解像度、ゲーム配信などメモリを喰う処理でメモリ不足によるフレームレート低下を起こすリスクが低くなっています。
下記は実際にRTX 5060 Ti 16GBを利用し主要なゲームをベンチマークした結果です。ただしあくまで参考値としてご参照ください。
AIフレーム生成、アップスケーリングを使わない場合
入力遅延重視からDLSSやFSRなどを使わないときのフレームレート結果です。
モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、ヘルダイバー2、CoD:BO6で計測しています。

モンハンワイルズ | マーベルライバルズ | Delta Force | ヘルダイバー2 | CoD:BO6 | |
---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 92.21 | 242 | 231 | 230 | 135 |
フルHD最高 | 67.61 | 110 | 140 | 109 | 83 |
WQHD低 | 71.94 | 176 | 160 | 161 | 98 |
WQHD最高 | 52.65 | 76 | 111 | 80 | 59 |
4K低 | 44.85 | 89 | 84 | 84 | 56 |
4K最高 | 32.45 | 42 | 62 | 46 | 33 |
フルHDに関しては概ね問題なく遊ぶことができ、高画質でも高フレームレートを狙うことが可能です。
しかしWQHDになってくると低画質では高フレームレートで遊べますが、高画質になるとゲームによってはややパワー不足。4Kではゲームによっては低画質で遊ぶことも難しい場合があります。
DLSSやFSRを使わない場合フルHD~WQHD中画質程度を目安に遊べるとみるのが良いでしょう。
DLSS4/DLSS3を使う場合
続いてはDLSS4マルチフレーム生成やDLSS3を使った場合のフレームレート計測結果です。
モンハンワイルズ、マーベルライバルズ、DeltaForce、サイバーパンク2077、CoD:BO6で計測しています。

モンハンワイルズ DLSS3 | マーベルライバルズ DLSS4MFG | Delta Force DLSS3 | サイバーパンク2077 DLSS4 MFG | CoD:BO6 | |
---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 130.87 | 275 | 301 | 461.64 | 288 |
フルHD最高 | 109.75 | 218 | 199 | 368.89 | 202 |
WQHD低 | 117.11 | 283 | 234 | 317.84 | 209 |
WQHD最高 | 98.02 | 184 | 162 | 256.30 | 152 |
4K低 | 90.94 | 197 | 137 | 208.42 | 141 |
4K最高 | 74.59 | 143 | 94 | 154.00 | 103 |
DLSSを使うと一気にフレームレートが出るようになりフルHDはもちろん、WQHD高画質でも十分高フレームレートで遊べるようになります。
さらにマルチフレーム生成を使う場合なら4K最高画質でも十分高フレームレートも可能です。
動画編集性能はどのくらい?
Core i5 14400Fの動画編集性能をAdobe PremiereおよびHandBrakeを使って計測してみました。

フルHD解像度であれば早い!というレベルではないにせよ、7分~15分程度とエンコードが止まることもなく十分可能なレベル。ただ4Kになるとかなり遅くなり力不足は否めません。
RTX 5060 Tiとのハードウェアエンコードを想定したとしても、フルHDメインでの動画編集と考えるのが良いでしょう。
コスパとしてはどうか
当サイトでは価格および利用されているPCパーツなどから独自にコスパを評価し、数値で算出しています。同価格帯のPCのコスパの平均値も割り出しています。
GALLERIA RM5C-R56T RTX5060Ti 16GB搭載はコスパは4.8、同価格帯平均は4.3ですから、コスパは他の平均よりも高いゲーミングPCと言えるでしょう。
PCパーツの高級度は3.0、平均が2.6ですからすごく高価!とはいいませんが、標準より少し上で中身も悪くありません。
詳しく各パーツについてみていきます。
メモリ:DDR5 16GB
Core i5 14400Fの場合、旧規格であるDDR4採用PCもあるなか、DDR5を採用しているのは良い点です。
加えて定格である4800MHz駆動のメモリを利用しているので、メモリによるCPUの性能低下はない良い構成になっています。
メモリ容量は多いわけではないですが、標準的な搭載量となっており基本的にメモリ不足になることはないです。ただし一部ゲームでは32GB推奨もあるため、必要に応じてアップグレードは必要かもしれません。
ストレージ:500GB Gen4 NVMe SSD
メインストレージはGen4規格のNVMe SSDを採用しています。ブランド不明、読み書き速度は不明ですが、Gen4規格で遅いということはないので、ゲームロード時間や編集のサムネイル表示でイライラすることは少ないかと思います。
容量に関しては500GBと標準サイズではあるものの、最近は1TB標準も多くなっているため、やや少ないと感じてしまうのは正直なところ。特に昨今は大容量ゲームも多いためすぐに容量不足に悩まされる可能性もあります。必要に応じて初めからアップグレードも検討しましょう。
電源:650W BRONZE
電源ユニットは650Wのブロンズ認証電源です。メーカー不明ですが、特によくも悪くもない標準的なグレードです。
容量も過不足なく、GALLERIA RM5C-R56T RTX5060Ti 16GBにはちょうどよいレベルです。
マザーボード:インテル B760 チップセット マイクロATX マザーボード
マザーボードはメーカ不明のインテルB760チップセットを採用したMicroATXです。
ドスパラはどのメーカーになるかはわかりませんが、中級グレードのチップセットであり標準的な仕様といえます。
拡張性はMicro ATXなのであまりなく、どちらかといえばコンパクトさを重視しています。
CPUファン:12cmサイドフロー大型CPUファン
CPUクーラーは空冷式の大型タイプとなっています。
Core i5 14400Fであれば水冷である必要もなく、大型空冷であれば十分に冷やすことができますので、熱による性能低下の心配は少ないでしょう。
ネット関連:有線LANのみ
GALLERIA RM5C-R56T RTX5060Ti 16GBには無線LANが付いていないのは注意。有線LANしか対応しておらず、無線LANを利用する場合は、オプションか別途子機を自分で用意しUSBスロットに差し込む必要があります。
PCケース:ガレリア専用 SKMケース (MicroATX) スタンダード
PCケースはGALLERIA専用です。
大きさは220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mmですので、ゲーミングPCの中では中間くらいのサイズになっています。
GALLERIAシリーズで特長的なガンメタリックのヘアライン加工により高級感がある質感になっています。
また旧式タイプから内部が見えるガラスパネル仕様になっており、イルミネーションを楽しむことも。ただ一般的なガラスパネルと比べると面積が小さく、イルミネーションはちょい見えみたいな感じです。

GALLERIAの特徴の一つがフロント部分の枠沿いに光るイルミネーションです。
写真はRGBカラーですが、単色もいけますし、光り方も色々とオプションが用意されています。
ただ少々面倒なのが、自分でRGB制御ソフトを入れる必要があること。
しかも採用されているマザーボードというPCパーツもメーカーでソフトも変わるため、
やや知識が必要になります。