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【性能はいいが】RTX 5050のゲーム性能をベンチマーク!

こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!!

Nvidia RTX 5000シリーズから久々となるエントリー向けグラフィックボード、RTX 5050がリリースされましたのでレビューしていきます。

RTX 5050のスペックは?

※横スクロールできます

GPU RTX 5060 Ti RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
世代 最新 旧世代 最新 旧世代 最新 旧世代
プロセッサ数 4608 4352 3840 3072 2560 2560
Tensorコア数 144 Gen 5 136 Gen 4 120 Gen 5 96 Gen 4 80 Gen 5 80 Gen 3
RTコア数 48 Gen 4 34 Gen 3 30 Gen 4 24 Gen 3 20 Gen 4 20 Gen 2
ベースクロック 2410 MHz 2310 MHz 2280 MHz 1830 MHz 2310 MHz 1550 MHz
ブーストクロック 2570 MHz 2535 MHz 2500 MHz 2460 MHz 2570 MHz 1780 MHz
メモリスピード 28.0 Gbps 18.0 Gbps 28.0 Gbps 17.0 Gbps 20.0 Gbps 14.0 Gbps
メモリ量 GDDR7 16/8GB GDDR6 8GB GDDR7 8GB GDDR6 8GB GDDR6 8GB GDDR6 8GB/6GB
メモリバス帯域幅 448 GB/s 288 GB/s 448 GB/s 272 GB/s 320 GB/s 224 GB/s
TGP 180W 165/160W 145W 115W 130W 130W
電源コネクタ 12VHPWR ×1
8Pin×1(変換)
8Pin×1 12VHPWR ×1
8Pin×1(変換)
8Pin×1 12VHPWR ×1
or 8Pin×1
8Pin×1
ここがポイント!
  • メモリ帯域幅が大幅アップ
  • 動作クロックが大幅アップ
  • RT/Tensorコアも最新世代へ
  • DLSS4 MFGに対応
  • CUDAコア数、メモリ量に変更はなし
  • ロープロファイル、ショートモデルがある

前世代のRTX 4000シリーズではデスクトップ向けには発売されなかったエントリー向けモデルとなっており、RTX 3050から一世代飛ばしてリリースされたため、かなりのスペックアップになっています。

メモリは他のRTX 5000シリーズとは違いGDDR6に留まっており、かつメモリ量も8GBのままとRTX 3050と変更が無いように見えますが、メモリスピードが大幅にアップしておりRTX 4000シリーズも超えています。

結果的にメモリ帯域幅が大きく向上していますので、メモリを活用するシーンではかなり性能差に違いがでるかもしれません。

またCUDAコア数はRTX 3050から据え置きですが、動作クロックは一気に高くなっており、DLSSなどを使わない場合でも性能差は出てくるのではないでしょうか?

RTとTensorコア数も同じですが、世代は全然違っておりこちらもパワーアップは確実。CUDAコア数を据え置いている点からも、AIを活用した処理にかなり重きを置いた、RTX 5000シリーズらしい仕上がりだと思います。

それと小型PCを組む人にとってうれしいのがショートモデルタイプとロープロファイルタイプのRTX 5050の発売されていること。

特にロープロファイルは今時かなり希少性が高いため、超小型PCを組みたい人には有力な選択肢となるでしょう。

今回使用したRTX 5050

GIGABYTE RTX 5050 WINDFORCE OC 8Gのパッケージ

今回使用したのはGIGABYTE RTX 5050 WINDFORCE OC 8Gです。

RTX 5050の中では比較的安価な価格設定になっています。

GIGABYTE RTX 5050 WINDFORCE OC 8Gの本体

ショートモデルでもロープロファイルでもない2連のオーソドックスなタイプですが、最近の大型化されたグラボを沢山みてきたせいか、かなり小さく感じました。

実際2連でも200mmを切る長さ、116cmほどの高さと昨今のグラボではかなり小型なので、十分小さなPCケースにも設置しやすいサイズです。

GIGABYTE RTX 5050 WINDFORCE OC 8Gのアウトプット

出力はHDMIx1のDisplay Portx3で一般的。エントリー向けになると出力ポートが3つであることもあるので、このモデルは4つなのは高得点。

GIGABYTE RTX 5050 WINDFORCE OC 8Gの電源

電源は旧来の8pinタイプの電源1つ。最新規格の12VHPWRでないのはこのクラスではかなりありがたいです。

電源ユニットの買い替えとか、変換プラグとかいりません。

ゲーム性能検証

それではここから実際のゲームをつかって計測していきます。

検証ポイント
  • RTX 3050/4060との実力差は?
  • ワットパフォーマンスはいかに
  • グラボメモリの少なさは影響するか

2世代ぶりですからRTX 3050より進化しているのは当たり前として、どれだけ実力差がでているかが最も重要なポイントでしょう。

またメモリ帯域幅はあがりましたが、搭載量は変わっていないのでRTX 5060 Ti/RTX 5060などにあるようなメモリ不足による影響も気になるところです。

モンスターハンターワイルズ

まずは大人気注目作品、モンスターハンターワイルズです。

以前から大幅にグラフィック周りが改良され、DLSS/FSR/XeSSのアップスケーリング・フレームレート生成に対応しています。

モンスターハンターワイルズにおけるDLSS3利用時のRTX 5050パフォーマンス。
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 130.87 129.50 108.49 119.03 93.17 91.86 62.43
フルHD最高 109.75 53.87 61.41 57.85 47.22 52.41 40.22
フルHDレイトレ中 104.94 41.73 38.14 40.61 22.68 29.22 36.83
WQHD最低 117.11 115.84 96.94 105.40 82.34 80.68 51.44
WQHD最高 98.02 30.85 38.44 46.32 34.49 35.05 31.45
WQHD最高レイトレ中 92.81 26.03 34.16 29.51 31.10 24.21 28.10
4K最低 90.94 90.01 75.59 81.30 63.32 61.00 34.40
4K最高 74.59 23.75 27.83 22.79 25.27 21.59 19.84
4K最高レイトレ中 70.53 19.26 21.78 18.10 18.33 17.79 18.30

まずはフレームレート生成を利用したDLSS3利用時から。

さてここですでにRTX 5050がRTX 3050より大きく有利な点があります。

フレーム生成を使えるDLSS3はRTX 4000以降の対応なので、RTX 3050は使えません。なのでこの結果はRTX 3050はDLSS2ということになります。

なのでフレーム生成を使えるRTX 5050がRTX 3050よりかなりフレームレートが出ています。低画質だけ見ればWQHDでも十分遊べそうなフレームレートが出ています。

またRTX 4060の性能に肉薄しているのも見逃せません。

ただメモリ不足の影響もあってかフルHDでも高画質+レイトレーシング利用になってくるとフレームレートがガクッと落ちてしまいます。

モンスターハンターワイルズにおけるDLSS3利用時のRTX 5050 1%Lowパフォーマンス。
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 96 67 96 60 67 63 37
フルHD最高 77 22 14 23 15 24 23
フルHDレイトレ中 50 12 10 10 13 18 18
WQHD最低 91 66 82 56 56 58 32
WQHD最高 70 20 8 18 18 17 15
WQHD最高レイトレ中 45 17 17 8 16 12 18
4K最低 71 52 66 45 48 44 23
4K最高 54 10 7 13 8 9 10
4K最高レイトレ中 35 18 7 7 10 8 13
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 300.56 246.84 195.78 280.91 166.92 160.81 134.01
落差の平均 33.40 27.43 21.75 31.21 18.55 17.87 14.89
標準偏差 11.76 20.48 11.86 16.24 8.04 7.29 6.20

続いては1%Lowを加味して安定性を見ていきます。

数値的にはRTX 3050のほうがRTX 5050より低いですが、そもそも平均フレームレートがそんなにでていませんので、RTX 5050のほうが安定性面でも良いです。

またRTX 4060よりもRTX 5050のほうが若干安定性が高い結果にもなっています。

モンスターハンターワイルズにおけるRTX 5050 パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 92.21 93.29 82.02 111.05 87.93 71.14 67.32 46.93
フルHD最高 67.61 54.23 57.97 77.00 36.38 44.75 44.15 28.27
フルHDレイトレ中 62.96 32.09 41.27 70.72 36.05 33.35 31.30 26.66
WQHD最低 71.94 73.02 63.85 84.58 68.12 54.40 51.04 35.36
WQHD最高 52.65 40.43 36.94 57.89 22.79 30.28 30.60 22.50
WQHD最高レイトレ中 48.43 24.93 21.51 52.58 23.09 18.34 25.43 19.10
4K最低 44.85 45.21 39.01 49.77 41.60 32.93 30.21 21.19
4K最高 32.45 23.92 18.03 33.79 16.14 15.99 17.28 9.90
4K最高レイトレ中 29.28 11.58 13.71 30.30 10.11 8

モンハンワイルズはアクション性が高いため入力遅延が気になる方もいらっしゃるかと思います。

そこでDLSSやFSRを利用しない場合のフレームレート結果です。

CUDAコア数は変わっていませんが、動作クロックとメモリ帯域幅の大幅な向上が効いているのでしょうか。RTX 5050のほうがRTX 3050よりかなりのフレームレートが出ているのがわかります。

RTX 3050はDLSS不使用では正直モンハンワイルズを遊ぶのはかなりきびしめ。ですがRTX 5050ならフルHD低画質なら遊べます。

またRTX 4060にも肉薄、場合によっては上回るフレームレートを出すこともあり、最新世代という凄さを感じる結果です。

とはいえ余裕があるフレームレートでもないのでDLSSやFSRは利用したほうがいいとは思いますが。

モンスターハンターワイルズにおけるRTX 5050 1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 71 56 60 94 50 49 48 29
フルHD最高 49 29 42 66 13 19 27 16
フルHD最高レイトレ中 30 15 33 35 22 11 24 16
WQHD最低 56 48 47 79 43 39 38 23
WQHD最高 32 19 19 49 10 15 18 10
WQHD最高レイトレ中 23 18 11 28 14 14 14 9
4K最低 34 33 28 46 30 24 23 15
4K最高 24 14 13 29 8 10 13 6
4K最高レイトレ中 15 9 13 19 5 8 7
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 168.38 157.70 108.31 122.68 147.21 121.02 95.42 85.91
落差の平均 18.71 17.52 12.03 13.63 16.36 13.45 10.60 10.74
標準偏差 7.52 10.86 6.78 10.57 10.48 8.88 5.57 4.27

1%LowはDLSS利用時と同様の傾向で、数値的にはRTX 3050のほうが優秀ですがそもそも平均フレームレートが低いため、総合的に見てRTX 5050のほうが良いでしょう。

60fpsは下回っていますが、フルHD低画質ならカクついたりすることはなく遊べるかと思います。

マーベルライバルズ(Marvel Rivals)

続いても無料で遊べる話題の新作マーベルライバルズです。

すでにプレイヤー数も多い大人気ゲームになっています。

グラフィック周りも充実しており、特にDLSS4のマルチフレーム生成にも対応しています。

マーベルライバルズにおけるDLSS利用時のRTX 5050のパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 324 303 299 254 257 268 267 199
フルHD最高 167 179 164 174 161 132 129 87
WQHD低 261 249 207 168 225 228 202 158
WQHD最高 136 132 130 133 129 102 91 69
4K低 158 139 142 74 134 93 103 71
4K最高 92 81 77 76 72 59 52 39

今回はDLSS2を利用して計測。DLSS2の場合はRTX 3050でも利用できます。

マーベルライバルズは比較的軽くDLSSを使えばRTX 3050でも相当なフレームレートを出すことができますが、RTX 5050は輪をかけて高いフレームレートがでています。

RTX 4060には少しフレームレートが落ちるものの、ほとんど同等の結果と言ってもいいレベル。

差が大きい設定では70fps近くもRTX 3050を上回っていますから、やはり2世代の差は大きいですね。

フレームレート的にも4K低画質も遊べそうな感じ。

マーベルライバルズにおけるDLSS利用時のRTX 5050の1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 208 216 210 173 134 170 165 128
フルHD最高 118 133 119 119 106 99 95 48
WQHD低 182 183 179 132 115 147 140 98
WQHD最高 102 106 97 97 64 89 69 49
4K低 98 115 97 73 94 83 45 59
4K最高 70 71 60 59 59 50 46 31
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 5050 RTX 4060 RTX 3050
落差合計 360.00 259.00 257.00 226.00 406.00 284.00 244.00 210.00
落差の平均 60.00 43.17 42.83 37.67 67.67 47.33 40.67 35.00
標準偏差 33.88 29.03 25.00 28.13 41.89 34.19 39.20 26.15

1%Lowを加味してもRTX 5050のフレームレートはよく維持できており、数値だけみればRTX 3050のほうが高いですが、

絶対的なフレームレートの数値を考慮すれば、やはりRTX 5050のほうが安定してこのゲームを遊べるかと思います。

RTX 4060のほうが安定性は高いですが、ほとんどおなじような結果で気にする必要はないレベル。

マーベルライバルズにおけるDLSS/FSR不利用時のRTX 5050のパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 242 216 214 147 217 172 170 120
フルHD最高 110 104 103 116 94 81 71 59
WQHD低 176 154 140 92 130 116 104 75
WQHD最高 76 72 66 75 60 53 48 34
4K低 89 80 69 44 73 56 53 37
4K最高 42 36 29 38 26 24 23 14

マーベルライバルズもPvPですので入力遅延が気になる方もいらっしゃるかと思います。

DLSSやFSRなど未使用の状態で計測してみました。

DLSSを使わないとしても低画質であればRTX 5050でも十分に高フレームレートが出ておりWQHDまでなら十分遊べるレベル。

RTX 3050との差もあきらかで最大で50fpsも上回っており、全然違うレベルと言ってよい内容です。

RTX 4060に対してはDLSS利用時とほぼ同様で、若干下回りますがほぼ同等レベルのフレームレートがだせています。

マーベルライバルズにおけるDLSS/FSR不利用時のRTX 5050の1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 152 176 161 112 131 135 115 90
フルHD最高 85 85 78 83 72 64 25 18
WQHD低 118 123 116 83 98 93 85 61
WQHD最高 60 62 55 57 49 44 36 26
4K低 71 66 58 37 55 46 44 32
4K最高 35 32 25 30 11 21 6 13
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 214.00 118.00 128.00 110.00 184.00 99.00 158.00 99.00
落差の平均 35.67 19.67 21.33 18.33 30.67 16.50 26.33 16.50
標準偏差 31.89 13.52 17.53 12.77 28.04 12.19 19.26 15.71

1%Lowを鑑みるとどうでしょうか。

落差とばらつきという点ではRTX 3050のほうが小さく、RTX 5050は結構おちています。

ただもともとの平均フレームレートが高いこともあって、1%Lowフレームレート自体はRTX 5050が高いので、トータルでみて、やはりRTX 5050のほうが安定して遊べるでしょう。

ただRTX 4060に対しては平均フレームレートがほぼ同等であることから、1%Lowの結果をみるとRTX 4060のほうが優秀な結果といえます。

マーベルライバルズにおけるDLSS4 MFG利用時のRTX 5050パフォーマンス。
RTX 5080 RTX 5070 Ti RTX 5070 RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 5060 RTX 5050
フルHD低 828 802 723 519 541 481 406
フルHD最高 636 599 523 397 403 362 291
WQHD低 678 681 537 374 366 329 253
WQHD最高 494 464 398 283 283 239 197
4K低 470 439 345 244 243 203 162
4K最高 343 335 267 188 181 155 119

さて最後にRTX 5000シリーズ真骨頂、DLSS4 MFGを利用した場合を見ていきます。あくまで参考値として。

今回は最大である3フレーム生成で計測。やはりMFGの効果は絶大。4K最高画質でも119fpsという驚異の結果です。

入力遅延をどこまで気にするかですが、MFG対応ゲームではRTX 5050とRTX 3050は雲泥の差となっています。

サイバーパンク2077

続いてはロングランヒットになっているサイバーパンク2077です。

今もなおグラフィック周りのアップデートはされており、

いつのまにかDLSS4にも対応していました。

サイバーパンクにおけるDLSS4利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 305.19 302.32 248.98 273.32 243.02 216.89 122.87
フルHD ウルトラ 232.89 222.65 205.24 208.17 181.50 161.36 80.08
フルHD レイトレウルトラ 175.02 137.38 132.85 108.89 123.54 112.83 49.59
WQHD低 214.10 214.24 184.88 191.39 158.24 145.82 86.66
WQHD ウルトラ 162.26 157.99 136.53 140.50 113.12 108.38 52.34
WQHD レイトレウルトラ 117.72 54.81 43.82 48.30 37.97 37.95 31.30
4K最低 140.66 137.93 117.80 123.26 97.67 91.51 46.63
4K ウルトラ 96.53 47.03 74.88 40.07 58.68 30.71 25.20
4K レイトレウルトラ 67.58 23.32 23.61 14.22 22.09 17.33 17.37

まずはDLSS4利用時の結果。

ここでもフレームレート生成は使えないRTX 3050と使えるRTX 5050では圧倒的な差となって出ており、RTX 5050は大きい時で80~90fpsも上回っており圧倒。

また4K低画質ですが90fps出ているのも普通に凄い結果です。

サイバーパンクにおけるFSR3利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 183 144 95 133 135 143 92
フルHD ウルトラ 156 88 89 96 114 101 60
フルHD レイトレウルトラ 118 82 62 33 72 87 36
WQHD低 147 129 90 123 105 99 68
WQHD ウルトラ 120 79 78 68 72 76 42
WQHD レイトレウルトラ 93 27 36 33 24 57 18
4K最低 110 75 73 86 74 71 30
4K ウルトラ 80 42 49 48 48 50 20
4K レイトレウルトラ 58 17 10 6 23 13 15
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 446.95 614.67 586.59 522.12 368.83 225.78 131.04
落差の平均 49.66 68.30 65.18 58.01 40.98 25.09 14.56
標準偏差 35.54 53.14 49.19 49.28 33.84 32.64 8.47

1%Lowをみていきます。

ここも今までと同じ傾向でRTX 5050のほうがRTX 3050よりも落差もばらつきも大きい結果ですが、

平均フレームレートがそもそも圧倒的に高いこともあり、1%Lowフレームレート自体はRTX 5050のほうが高く維持できています。

RTX 5050のほうが総合的には安定して遊べるでしょう。

RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RX 9060 XT RTX 5060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 403.71 398.08 501.15 345.63 303.03 199.30
フルHD ウルトラ 282.97 282.98 312.07 259.33 205.15 135.32
フルHD レイトレウルトラ 195.71 187.25 211.55 158.15 131.29 90.18
WQHD低 307.34 302.61 365.11 259.31 206.85 135.53
WQHD ウルトラ 210.14 207.31 219.07 184.20 140.34 88.62
WQHD レイトレウルトラ 142.19 134.87 142.96 108.02 85.56 60.01
4K最低 170.10 166.25 195.88 138.81 104.46 70.75
4K ウルトラ 107.10 105.19 109.65 89.81 67.73 42.31
4K レイトレウルトラ 72.05 72.37 72.39 39.50 40.98 29.95

さてもうひとつFSR3を利用した場合を計測しました。

FSR3はRTX 5050もRTX 3050も利用することができ、フレームレート生成も使えますので、RTX 3050の弱点を補うことができます。

が、結果としてFSR3を使った場合でもRTX 5050のほうがRTX 3050よりも70~100fpsも上回っており、圧倒的な差を示してくれました。

フレームレート生成のおかげでRTX 3050でもWQHDぐらいまでなら十分遊べますが、RTX 5050のほうが4Kも狙えるほどの結果となっています。

サイバーパンクにおけるDLSS4 MFG利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5080 RTX 5070 Ti 4x RTX 5070 RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 5060 RTX 5050
フルHD低 712.30 712.89 576.24 461.64 449.20 415.78 328.81
フルHD ウルトラ 578.34 591.31 472.28 368.89 377.58 325.19 256.52
フルHD レイトレウルトラ 622.17 451.82 370.95 290.50 171.53 72.52 199.87
WQHD低 578.77 520.43 431.39 317.84 309.39 280.27 212.75
WQHD ウルトラ 477.26 426.29 354.80 256.30 256.28 226.17 169.99
WQHD レイトレウルトラ 482.68 330.24 269.20 197.11 46.76 39.85 31.64
4K最低 412.09 362.32 289.51 208.42 204.38 179.00 134.95
4K ウルトラ 304.11 265.44 220.57 154.00 139.79 33.11 24.95
4K レイトレウルトラ 243.65 210.16 164.88 114.55 14.75 22.37 15.70

DLSS4 MFG利用時のフレームレートを参考値として掲載します。

マーベルライバルズと同様にフレームレートは鬼の爆伸び。やはりRTX 5000の真骨頂はMFGですね。

ただWQHD/4Kウルトラ画質+レイトレなど高負荷ではまったくフレームレートが伸びません

グラフィックメモリ不足が影響しているためで、いくら爆伸びといってもRTX 5050の場合はフルHD~WQHDの範囲でマルチフレーム生成と使うのが良さそうです。

Delta Force

続いては最近リリースされた、無料のFPSゲーム、デルタフォースです。

バトルフィールド風、タルコフ風、ストーリーモードの3つを用意する意欲作。

こちらもグラフィック周りは結構しっかりしており、DLSS3のフレームレート生成にも対応しています。

デルタフォースにおけるDLSS3利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 301 342 281 291 235 239 159
フルHD最高 199 266 238 223 188 177 121
WQHD低 234 237 188 192 156 152 113
WQHD最高 162 194 156 150 123 104 88
4K低 137 125 91 95 75 72 62
4K最高 94 89 77 75 57 35 50

まずはDLSS3を利用した場合の結果です。

ここでもDLSS3を利用できるRTX 5050がRTX 3050を圧倒しており、全然違うレベルのフレームレートです。

RTX 4060にも設定によってはフレームレートが上回ることもあり、ほぼ互角の性能を示しています。

デルタフォースにおけるDLSS3利用時のRTX 5050 1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 282 203 178 93 175 160 120
フルHD最高 160 170 165 80 127 120 87
WQHD低 193 161 115 74 116 110 84
WQHD最高 152 128 110 56 89 63 77
4K低 122 76 69 43 61 45 56
4K最高 90 50 26 16 6 51 41
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 128.00 465.00 368.00 664.00 260.00 230.00 128.00
落差の平均 21.33 77.50 61.33 110.67 43.33 38.33 21.33
標準偏差 15.32 36.20 27.92 54.98 17.93 31.95 14.32

では1%Lowを見てみると今までのゲームと同様の傾向で、数値的にはRTX 3050が小さく優秀そうにみえますが、そもそも平均フレームレートが全然違うレベルなので、総合的にみればRTX 5050が優秀。

またRTX 4060と比べると4Kでの安定性が圧倒的にRTX 5050のほうが優秀になっています。

デルタフォースにおけるRTX 5050 のパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 231 242 192 243 160 165 131 114
フルHD最高 140 129 118 132 99 90 74 65
WQHD低 160 164 127 156 102 99 82 72
WQHD最高 111 103 89 99 71 68 56 48
4K低 84 89 61 76 51 47 40 35
4K最高 62 61 44 54 36 34 26 24

では続いてDLSSを利用しない状態でのフレームレート結果です。

不使用であってもRTX 5050がRTX 3050に対して10~20fpsほどは上回っており地力もアップしていることがわかる結果。

ただRTX 4060と比べるとDLSS利用時よりもフレームレートでかなり負けており性能差がはっきりとでてしまいました。

デルタフォースにおけるRTX 5050 の1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 111.00 115.00 108.00 33.00 276.00 114.00 36.00 79.00
落差の平均 18.50 19.17 18.00 5.50 46.00 19.00 6.00 13.17
標準偏差 13.14 10.53 17.47 3.39 29.20 12.10 2.37 8.98
フルHD低 187 202 141 234 74 130 126 84
フルHD最高 130 114 98 126 26 79 67 56
WQHD低 146 144 109 150 49 79 72 61
WQHD最高 90 89 79 97 44 60 51 33
4K低 74 76 55 75 30 39 37 31
4K最高 50 48 41 45 20 2 20 14

ただ1%Lowを見てみると今までと傾向がちょっと違い、RTX 5050の落差もばらつきも非常に小さい結果となりました。

まあそれでもフレームレートだけみればRTX 4060のほうが上ではあるのですが、悪くない安定性を示してくれたといえます。

CoD:BO6

続いても人気のシリーズCall of DutyからBlack Ops 6です。

最新グラフィックにしっかり対応しているほうのゲームで、DLSS3/FSR3/XeSSのいずれにも対応しています。

Cod:BO6におけるDLSS3利用時のRTX 5050のフレームレート結果
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 288 294 272 283 223 201 141
フルHD極 202 187 188 201 157 138 81
WQHD最低 209 211 193 204 155 137 108
WQHD極 152 151 143 151 114 97 65
4K最低 141 116 103 113 81 88 66
4K極 103 82 80 84 61 61 42

まずはDLSS3利用時です。

ここでももちろんDLSS3を利用できるRTX 5050のほうがRTX 3050より飛び向けたフレームレート結果です。

RTX 3050でも低画質ならWQHDぐらいまで高フレームレートでいけそうですが、RTX 5050なら最高画質でも十分高フレームレートがでています。

RTX 4060に対してはややフレームレート負けしているかなという結果。

Cod:BO6におけるDLSS3利用時のRTX 5050の1%Lowフレームレート結果
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 233 139 129 138 109 164 113
フルHD極 163 81 78 96 76 114 65
WQHD最低 171 100 89 100 77 116 86
WQHD極 125 68 62 73 54 79 50
4K最低 123 53 48 56 39 78 52
4K極 84 36 34 40 29 49 31
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 196.00 564.00 539.00 533.00 407.00 122.00 106.00
落差の平均 32.67 94.00 89.83 88.83 67.83 20.33 17.67
標準偏差 14.15 38.83 36.46 36.84 29.73 9.73 6.22

ただ安定性をみる1%Lowを見てみると、RTX 4060はまったく安定しておらず、圧倒的にRTX 5050のほうが安定した結果となっています。

平均フレームレートも凄い差がでているわけではないのでRTX 5050のほうが優秀な結果です。

RTX 3050は今までと同様平均フレームレートが低いため1%Lowの成績がよくともトータルでRTX 5050のほうが良いでしょう。

Cod:BO6におけるFSR3利用時のRTX 5050のフレームレート結果
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 334 357 334 460 308 273 238 160
フルHD極 237 234 215 303 216 179 156 126
WQHD最低 261 264 251 373 238 193 162 117
WQHD極 183 172 176 233 160 133 112 96
4K最低 153 154 143 212 135 106 88 65
4K極 110 101 94 159 94 75 63 56

なおDLSSではなくFSR利用をしても、RTX 3050よりRTX 5050のほうが圧倒的にフレームレートが出ており、フレームレート生成関連ではやはりRTX 5050は圧倒的に進化していますね。

ただRTX 4060にはフレームレートが届かないのが残念です。

CoDはPvPなので入力遅延重視向けに、DLSSなど何も使わない状態で計測した結果です。

CoD:BO6におけるフレームレート生成・アップスケーリング非利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 135 155 191 245 140 129 101 94
フルHD極 83 84 102 140 75 69 57 52
WQHD最低 98 108 132 176 100 88 69 64
WQHD極 59 61 74 99 51 46 37 37
4K最低 56 60 73 98 56 46 36 34
4K極 33 34 41 57 27 24 20 21

このゲームのDLSS不使用ではRTX 5050とRTX 3050に思ったほど差が無く、ほぼ同等の結果

あまりメモリ帯域幅の優位性が有効利用されないゲームなのかもしれません。フルHD最高画質で60fps下回るのは残念。

またRTX 4060ともそれなりの差が開いてしまっており、あまりいい結果とはいえません。

CoD:BO6におけるフレームレート生成・アップスケーリング非利用時のRTX 5050の1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD最低 109 120 142 192 107 96 76 69
フルHD極 62 59 61 97 53 48 40 35
WQHD最低 76 81 95 132 73 62 51 44
WQHD極 41 42 47 64 34 30 26 25
4K最低 42 43 50 70 39 32 27 23
4K極 22 22 24 35 18 16 14 14
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 112.00 135.00 194.00 225.00 125.00 118.00 86.00 92.00
落差の平均 18.67 22.50 32.33 37.50 20.83 19.67 14.33 15.33
標準偏差 5.50 8.19 12.04 11.40 8.45 8.96 6.98 6.59

1%Lowを見ても五十歩百歩という感じでRTX 5050とRTX 3050に大きな違いはみられません。

RTX 4060よりは落差と標準偏差は少ないですが、平均フレームレートの差を鑑みればRTX 5050のほうが優秀とはいえないですね。

ヘルダイバー2

続いても人気のゲームであるヘルダイバー2です。

リリースから時間が経過しましたが今までと違い、グラフィック周りは結構保守的でDLSS、FSR、XeSSのいずれにも対応していません。

ヘルダイバー2におけるRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 230 226 171 170 209 149 140 98
フルHDウルトラ 109 109 80 89 47 74 71 48
WQHD低 161 104 121 122 143 103 102 67
WQHDウルトラ 80 79 64 65 33 54 50 35
4K低 84 52 64 65 75 54 53 36
4Kウルトラ 46 20 36 37 19 29 28 17

DLSSなど使えませんが、それでもRTX 5050がRTX 3050よりも30~40fpsくらい差が開いてる箇所もあり、かなりの性能進化を見せてくれています。

フルHD高画質、WQHD低画質でも十分遊べるレベルになっているのは大きい変化です。

RTX 4060とはほぼ同等レベルの結果ではありますが、微妙に届いてはいません。

ヘルダイバー2におけるRTX 5050の1%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 187 192 146 163 184 128 120 93
フルHDウルトラ 105 71 40 86 21 69 69 46
WQHD低 140 67 114 117 98 84 99 65
WQHDウルトラ 79 78 34 64 16 46 50 30
4K低 83 35 62 41 66 52 51 35
4Kウルトラ 45 16 28 32 13 26 14 12
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 71.00 131.00 112.00 45.00 128.00 58.00 41.00 20.00
落差の平均 11.83 21.83 18.67 7.50 21.33 9.67 6.83 3.33
標準偏差 17.14 16.82 15.17 8.34 14.15 8.29 8.16 1.86

1%Lowを加味してみても今までと同様の傾向ですね。

RTX 3050のほうが落差も偏差も少ないですが、平均フレームレートの圧倒的な差があるためトータルではRTX 5050のほうが良いです。

またRTX 4060のほうがRTX 5050より安定性が悪い結果になっています。

バルダーズゲート3

続いては世界的に人気になったバルダーズゲート3です。

リリースから大分経過しましたが、今なお根強い人気。

グラフィック設定はシンプルで、DLSS2とFSR2のみ対応で、XeSSには対応していません。

バルダーズゲート3におけるFSR2利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 202 212 169 215 189 140 260 94
フルHDウルトラ 152 154 126 160 135 103 133 70
WQHD低 172 175 142 172 157 115 187 77
WQHDウルトラ 130 130 106 133 116 88 87 58
4K低 113 112 96 108 104 78 115 49
4Kウルトラ 87 88 72 87 78 58 42 37

今回はFSR2利用時の結果。

FSR2利用はRTX 3050でも利用できますが、RTX 5050のほうがよりフレームレートの伸びが大きく圧倒しています。段違いの性能といってよいでしょう。

RTX 4060ともほぼほぼ互角レベルといってよいですが、厳密に言えば微差で負けてはいます。でも普通につかっていても違いがわかることはないでしょう。

バルダーズゲート3におけるFSR2利用時のRTX 50501%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 154 157 108 199 109 118 246 85
フルHDウルトラ 118 117 90 149 92 90 130 63
WQHD低 141 151 102 161 111 98 181 70
WQHDウルトラ 110 111 80 126 94 76 84 53
4K低 102 102 74 104 84 70 112 46
4Kウルトラ 81 82 59 84 67 54 41 36
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 150.00 151.00 198.00 52.00 222.00 76.00 30.00 32.00
落差の平均 25.00 25.17 33.00 8.67 37.00 12.67 5.00 5.33
標準偏差 15.67 18.26 16.80 4.93 25.12 6.38 4.69 2.94

1%Lowをみてみると、やはり落差と偏差はRTX 3050が小さいですが平均フレームレートに圧倒的差があるため、RTX 5050のほうがトータルで良い結果です。

またRTX 4060よりもRTX 5050のほうが安定性が高い結果を出しているのも嬉しいですね。

黒神話:悟空

続いては中国のAAAタイトル黒神話:悟空です。

ゲームの中では重いゲームに該当し、DLSSやFSRを利用することが可能です。

今回はFSRを利用して計測しました。

黒神話:悟空におけるFSRを利用時のRTX 5050パフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 199 195 158 203 186 154 153 95
フルHD最高 57 60 46 53 51 41 39 22
フルHD最高レイトレ高 58 45 47 33 48 40 35 17
WQHD低 155 151 126 158 145 118 120 71
WQHD最高 49 52 41 46 44 35 35 19
WQHD最高レイトレ高 42 32 33 24 22 28 26 12
4K低 99 97 82 96 90 73 67 44
4K最高 37 39 31 34 32 26 24 14
4K最高レイトレ高 24 13 13 11 12 9 6

かなり要求スペックの高いゲームでFSRを利用したとしてもRTX 3050ではかなり厳しい結果になっています。

対してRTX 5050では低画質のフレームレートの高さはもちろん、高画質領域でも多少フレームレートがでていますね。明らかにRTX 5050のほうがRTX 3050よりうえです。

とはいえ結局高画質時のフレームレートは物足りなさがあるのも事実で、RTX 5050では低~中画質ぐらいが限界でしょう。

RTX 4060と比べても若干負けていますが、ほぼほぼ互角といえる結果です。

黒神話:悟空におけるFSRを利用時のRTX 50501%Lowパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
フルHD低 130 123 103 129 125 105 116 78
フルHD最高 48 49 38 45 42 33 33 19
フルHD最高レイトレ高 46 21 26 25 37 28 23 14
WQHD低 107 114 90 110 103 89 93 61
WQHD最高 42 44 35 39 37 29 29 17
WQHD最高レイトレ高 33 15 23 17 14 20 20 9
4K低 82 83 67 77 77 64 59 37
4K最高 32 33 27 30 28 22 21 12
4K最高レイトレ高 20 7 3 9 7 5 6 3
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
落差合計 180.00 195.00 155.00 179.00 159.00 132.00 108.00 50.00
落差の平均 20.00 21.67 19.38 19.89 17.67 14.67 12.00 5.56
標準偏差 22.78 21.35 17.73 24.59 19.97 14.83 11.92 5.05

安定性の傾向もいままでと変わらず平均フレームレートと1%Lowの総合的に判断するとRTX 3050よりRTX 5050のほうが明らかに優秀。

そしてRTX 4060よりRTX 5050のほうが安定性は上の結果になっています。

ゲームのワットパフォーマンス

色々なゲームで計測してきましたが、続いてはワットパフォーマンスも見ていきましょう。

RTX 5050クラスは比較的消費電力が低さも重要なポイントになると思います。

FFベンチマークにおける各グラフィックボードのワットパフォーマンス結果
FFベンチマークにおける各グラフィックボードのワットパフォーマンス結果
スコア 平均電力(W) 最大電力(W) ワットパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB 10422 128.559 152.591 81.07
RTX 5060 Ti 8GB 10457 125.193 151.340 83.53
RTX 4060 Ti 8924 123.321 145.718 72.36
RX 9060 XT 16GB 5884 98.774 110.778 59.57
RTX 5060 10349 130.125 145.197 79.53
RTX 4060 9720 107.699 119.595 90.25
RTX 5050 9045 113.906 126.947 79.41
RTX 3050 6476 107.924 125.072 60.01

まずはFFベンチマークをDLSS利用で4K最高品質の高負荷で実施した時の結果です。

スコア的にはRTX 3050よりRTX 5050が約40%アップと比べるまでもない結果で、RTX 4060には若干届かないと、ほぼ今までのゲームベンチマークと同じ傾向です。

そして消費電力というと本当に若干RTX 5050が一番高いものの、ほとんどRTX 3050/5050/4060は横一線の消費電力という感じでしょうか。

勝手にRTX 5050はもっと消費電力が低いイメージがありました。

ということでワットパフォーマンスはスコアと同じでRTX 4060が一番優秀。次いでRTX 5050という感じ。

RTX 3050よりはワッパは優秀ですが、RTX 4060には負けてしまいました。

サイバーパンクにおけるRTX 5060あたりのワットパフォーマンス計算用フレームレートグラフ
RTX 5060 RTX 5060 4x RTX 4060 RTX 5050 RTX 5050 4x RTX 3050
フルHDウルトラ 223.75 369.05 180.26 162.36 256.62 77.54
フルHDレイトレウルトラ 167.33 285.27 134.58 119.44 177.47 52.46
WQHDウルトラ 140.75 221.81 112.44 108.28 170.64 52.06
WQHDレイトレウルトラ 48.61 39.45 65.96 36.95 31.72 34.81
4Kウルトラ 40.73 32.63 58.90 30.92 24.79 25.49
4Kレイトレウルトラ 27.87 22.93 23.52 17.67 15.09 15.92

続いてはサイバーパンク2077のベンチマークで計測。

項目が多くなりすぎるため、ここからはRTX 5060 Ti/RX 9060 XT/RTX 4060 Tiは省いて結果を掲載します。

なお4xはDLSS4 MFGの3フレーム補完を利用した場合です。

サイバーパンク2077における各グラボの平均消費電力結果
サイバーパンク2077における各グラボの最大消費電力結果
RTX 5060 RTX 5060 4x RTX 4060 RTX 5050 RTX 5050 4x RTX 3050
フルHDウルトラ 105.905 120.340 114.250 115.731 117.366 114.357
フルHDレイトレウルトラ 119.330 118.886 109.196 118.634 117.862 115.513
WQHDウルトラ 134.215 135.669 111.486 123.180 124.205 123.494
WQHDレイトレウルトラ 130.641 130.315 108.508 122.082 123.662 117.921
4Kウルトラ 135.878 137.768 113.014 125.421 127.716 127.657
4Kレイトレウルトラ 136.859 132.286 110.854 115.372 119.202 112.537
RTX 5060 RTX 5060 4x RTX 4060 RTX 5050 RTX 5050 4x RTX 3050
フルHDウルトラ 129.674 136.043 117.785 126.789 129.403 77.54
フルHDレイトレウルトラ 130.933 138.707 118.903 128.932 129.579 124.013
WQHDウルトラ 145.080 145.246 121.231 130.846 130.794 130.024
WQHDレイトレウルトラ 145.156 145.517 125.176 130.404 130.998 126.593
4Kウルトラ 145.399 145.456 125.766 130.239 131.456 129.945
4Kレイトレウルトラ 145.579 145.571 127.270 132.056 131.003 127.323
サイバーパンク2077における各グラボの1Wあたりのパフォーマンス結果
RTX 5060 RTX 5060 4x RTX 4060 RTX 5050 RTX 5050 4x RTX 3050
フルHDウルトラ 2.11 3.07 1.58 1.40 2.19 0.68
フルHDレイトレウルトラ 1.40 2.40 1.23 1.01 1.51 0.45
WQHDウルトラ 1.05 1.63 1.01 0.88 1.37 0.42
WQHDレイトレウルトラ 0.37 0.30 0.61 0.30 0.26 0.30
4Kウルトラ 0.30 0.24 0.52 0.25 0.19 0.20
4Kレイトレウルトラ 0.20 0.17 0.21 0.15 0.13 0.14

このゲームでもフレームレートの点ではRTX 5050がRTX 3050を圧倒しており、またフルHDだけでみればマルチフレーム生成をつかうことでRTX 4060も大きく上回ります。

対して平均消費電力はやはりRTX 4060/5050/3050は横一線という感じになっており、結果的にRTX 5050のほうがRTX 3050のワットパフォーマンスを大きく上回ります。

RTX 4060とはマルチフレーム生成を使わない場合はRTX 5050のほうが劣っておりマルチフレーム生成を使えば大きく上回る感じですね。

ただしグラボメモリ不足もあって、あくまでフルHD~WQHD低画質までです。

モンハンワイルズにおけるRTX 5050あたりのワットパフォーマンス計算用フレームレートグラフ
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RX 9060 XT 16GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
WQHD低 116.66 113.92 162.78 97.99 105.88 83.09 80.49 50.39
WQHDウルトラ 97.33 46.94 133.73 41.85 38.64 33.62 36.47 33.21
WQHDレイトレ中 93.01 39.35 126.20 35.85 30.35 25.15 30.18 27.24
4K低 90.90 90.09 108.71 76.19 81.55 63.67 61.20 33.97
4Kウルトラ 75.00 22.93 95.73 30.59 24.16 17.91 23.54 19.51
4Kレイトレ中 70.67 23.48 89.18 18.96 24.80 16.90 20.81 15.14

続いてはモンハンワイルズのDLSS3を利用した時のワットパフォーマンスを計測します。

モンハンワイルズにおけるRTX 5050の平均消費電力
モンハンワイルズにおけるRTX 5050の最大消費電力
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RX 9060 XT 16GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
WQHD低 124.848 119.589 110.326 126.720 131.835 110.355 118.127 100.671
WQHDウルトラ 127.026 75.972 106.296 84.155 79.961 87.868 89.062 99.373
WQHDレイトレ中 125.694 68.859 105.881 69.683 68.332 81.486 81.523 90.955
4K低 132.394 127.724 111.388 133.991 137.060 112.286 121.610 110.562
4Kウルトラ 134.629 61.124 113.694 80.794 73.473 78.946 84.781 95.136
4Kレイトレ中 133.220 61.293 112.047 68.818 73.174 78.410 79.774 87.583
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RX 9060 XT 16GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
WQHD低画質 133.627 113.92 120.139 131.441 138.818 117.038 122.727 109.118
WQHDウルトラ 135.309 121.518 120.469 124.151 123.862 117.493 117.159 107.772
WQHDレイトレ中 134.373 123.330 120.565 141.315 128.943 116.429 117.588 109.745
4K低画質 141.547 138.039 118.915 140.247 144.792 123.086 127.724 120.473
4Kウルトラ 141.636 110.361 119.529 130.055 131.258 120.827 120.818 115.571
4Kレイトレ中 141.587 124.190 119.121 141.315 131.233 120.176 124.194 116.956
モンハンワイルズにおけるRTX 5050のワットパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16GB RTX 5060 Ti 8GB RX 9060 XT 16GB RTX 4060 Ti RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
WQHD低 0.93 0.95 1.48 0.77 0.80 0.75 0.68 0.50
WQHDウルトラ 0.77 0.62 1.26 0.50 0.48 0.38 0.41 0.33
WQHDレイトレ中 0.74 0.57 1.19 0.51 0.44 0.31 0.37 0.30
4K低 0.69 0.71 0.98 0.57 0.59 0.57 0.50 0.31
4Kウルトラ 0.56 0.38 0.84 0.38 0.33 0.23 0.28 0.21
4Kレイトレ中 0.53 0.38 0.80 0.28 0.34 0.22 0.26 0.17

モンハンワイルズでもRTX 5050のフレームレートがRTX 3050を大きく上回り、RTX 4060とはほぼ互角という内容です。

対して消費電力ではRTX 4060がやや低く、RTX 5050とRTX 3050は設定によって消費電力の大小が変わる結果となっています。

とはいえ大きく差があるわけでもありませんので、ワットパフォーマンスはRTX 5050のほうがRTX 3050より優れています。

RTX 4060とはワットパフォーマンスはほぼ互角といったところでしょうか。

クリエイティブ性能

続いてはクリエイティブ用途でもいくつか見ていきます。

まずは動画編集から。利用したのはAdobe Premiereです。

Adobe PremiereにおけるRTX 5050エンコード時間
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RX 9060 XT 16G RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
H.264 フルHD高画質 4:52 4:45 11:43 5:52 5:03 5:31 4:25 6:43
H.264 4K高画質 17:26 18:21 59:06 17:07 18:34 75:48 長時間 長時間
H.265 フルHD 3:59 3:58 9:44 6:00 4:22 5:23 4:18 5:39
H.265 4K 16:43 18:05 117:45 19:59 23:18 167:05 長時間 長時間

H264およびH265モードでの結果です。

まず前提としてRTX 5050でもRTX 3050でも4K編集はあまりにもエンコード時間長すぎて実質利用するのは無理なレベルです。

そのうえでフルHDの場合、さすがに2世代経つとエンコード時間が速くなっているのがわかります。加えてRTX 4060よりも早いエンコード時間にも注目で、

RTX 5000シリーズ全体にいえることですが、ハードウェアエンコードの性能がいいです。

HandBrakeにおけるRTX 5050エンコード時間
RTX 5060 Ti 16G RTX 5060 Ti 8G RTX 4060 Ti RX 9060 XT RTX 5060 RTX 4060 RTX 5050 RTX 3050
H.264 5:32 5:49 6:03 5:39 5:10 5:58 5:34 8:13
H.265 5:31 5:56 5:51 5:31 5:10 5:46 5:34 5:54

もうひとつフリーソフトウェアのHandBrakeで4KからフルHDへのエンコード時間です。

ここでもRTX 3050よりRTX 5050のほうがエンコード時間が速く、特にH.264は時代の進化を感じる結果ですね。

またRTX 4060よりもやはり早いエンコード時間になっており、RTX 5050のエンコード能力の高さがうかがえます。

続いては3Dモデリングソフトのプラグインで利用されるV-Rayベンチマークです。RTXモードで計測。

V-RayにおけるRTX 5050のスコアと消費電力、ワットパフォーマンスのグラフ
スコア 平均電力(W) 最大電力(W) ワットパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16G 4341 75.721 111.957 57.33
RTX 5060 Ti 8G 4341 68.346 103.523 63.52
RTX 4060 Ti 3281 62.305 96.494 52.66
RTX 5060 3783 42.362 108.477 89.30
RTX 4060 3049 69.003 91.548 44.19
RTX 5050 2573 48.562 91.736 52.98
RTX 3050 1212 55.630 78.532 21.79

スコアに関してはRTX 5050がRTX 3050よりダブルスコアと圧倒的な差を見せており、RTX 4060には劣る結果です。

一方消費電力はRTX 5050が平均で20WくらいはRTX 4060より低くRTX 3050には7W低いという、ゲームとは違う傾向です。

結果ワットパフォーマンスはRTX 5050が圧倒的に良い結果となっています。ここもRTX 5000シリーズの力が見れたところではないでしょうか。

最後にオープンソースの3DCGソフトであるBlenderでもベンチマークします。

BlenderにおけるRTX 5050のスコアと消費電力、ワットパフォーマンスのグラフ
スコア 平均電力(W) 最大電力(W) ワットパフォーマンス
RTX 5060 Ti 16G 4310.87 48.510 113.505 88.87
RTX 5060 Ti 8G 4241.18 84.612 106.029 50.13
RTX 4060 Ti 3783.40 74.767 117.554 50.60
RTX 5060 3616.27 88.563 114.181 40.83
RTX 4060 3210.91 85.912 103.509 37.37
RTX 5050 2876.16 79.712 98.814 36.08
RTX 3050 1433.51 67.773 87.320 21.15

BlenderでもほぼV-rayと同様の傾向で、スコアはRTX 5050がRTX 3050にダブルスコア近く上昇し、RTX 4060にはやや届かない結果。

消費電力ではRTX 5050が平均消費電力でRTX 4060に6Wほど低く、RTX 3050には12Wほど高い結果となりました。

ただRTX 5050とRTX 4060の消費電力の差がV-rayほどはなかったため、ワットパフォーマンスではRTX 4060がやや上回る結果です。

RTX 5050のベンチマーク総評

ここがメリット
  • RTX 3050から圧倒的な進化
  • フレーム生成が使えるのは価格差以上に価値がある
  • クリエイティブ用途のパフォーマンスが良い
  • RTX 4060にも肉薄する性能と上回る安定性
デメリット
  • 若干RTX 4060のゲーム性能には及ばない
  • ゲーム性能のワッパもRTX 4060のほうが基本上
  • 3Dレンダリング性能もRTX 4060には及ばない
  • 言うてエントリー向けとしては価格は高め

RTX 5050のようなエントリー向けグラボの場合、なによりも価格の安さは重要かと思います。

その点でRTX 5050は価格だけみればエントリー向けにとしては高い価格設定に感じてしまうかと思いますし、RTX 3050がかなり安いため価格差は結構あります。

しかしながら価格差以上に2世代を経たことで得られる性能は無駄ではなくむしろ恩恵は大きいです。

フレーム生成が使えるのはもちろん、マルチフレーム生成を使えるRTX 5050はRTX 3050より圧倒的に強い。

またDLSSだけでなくFSR利用でもRTX 5050のほうがRTX 3050のほうが圧倒的にいいですし、たとえ不使用でもメモリ帯域幅の影響で、RTX 5050のほうが良い結果をだすこともあります。

フルHDエンコードでもRTX 3050からの進化は確実に感じました。

欲を言えばRTX 4060をはっきりと上回るゲーム性能を示せなかったのは残念

とはいえ圧倒的にフレーム差があるわけでもないですし、やはりRTX 4060では使えないマルチフレーム生成が使える優位性があります。

またいくら価格重視としても将来性を踏まえるとRTX 3050よりRTX 5050のほうが長く使えるゲーミングPCを構築できると思います。

ただし!最大の難点はRTX 5060の価格が下がってしまったことです。RTX 5050との価格差がかなり狭まっていることもあって、じゃあRTX 5060を買うよねって感じです。

もう少し時間が経てばRTX 5050も安くはなってくるとは思います。

RTX 5050搭載のおすすめゲーミングPC

(アーク)AG-IR10B76M4GB5-SFHL

AG-IR10B76M4GB5-SFHLの製品画像
CPU Core i5 14400F
グラフィックボード RTX 5050
メモリ DDR4 16GB
容量 【NVMe・PCIe4.0】1TB
価格 146,800円
PCの評価
コスパ 4.8
同価格帯の平均:4.5
(5.0)
ゲーム性能 1.8
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
動画編集性能 3.0
同価格帯の平均:2.6
(3.0)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:3.5
(4.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.0
(3.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.4
(2.5)
ゲームタイトル フルHD 画質/FPS目安 WQHD 画質/FPS目安
モンハンワイルズ 最低画質、62fps(87fps) 最低画質、47fps(76fps)
マーベルライバルズ 最高画質、74fps(116fps) 最高画質、37fps(90fps)
ヘルダイバー2 最低画質、130fps 最低画質、90fps
Path of Exile 2 最低画質、(131fps) 最低画質、(113fps)
タルコフ 高画質、87fps
オーバーウォッチ2 最高画質、167fps
Delta Force 最高画質、99fps(154fps) 最高画質、74fps(103fps)
Apex 最高画質、175fps

※参考値であり保証するものではありません。
※()内はDLSSやFSR、XeSSなどアップスケーリング・フレーム補完を利用した場合の数値

パソコンショップアークからCore i5 14400FのCPUと組み合わせたゲーミングPCです。

旧世代ですがRTX 5050の性能を活かすには十分なCPUです。

エントリー向けではあるものの、1TBのGen4 NVMe SSDも搭載しており、ミドル向けとも遜色ないスペックになっています。

(Frontier(フロンティア))FRGKB550/5050

FRGKB550/5050の製品画像
CPU Ryzen 7 5700X
グラフィックボード RTX 5050
メモリ DDR4 32GB
容量 1TB M.2 NVMe SSD (Crucial P3 Plus)【Gen4】
価格 139,800円
PCの評価
コスパ 4.8
同価格帯の平均:4.5
(5.0)
ゲーム性能 1.8
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
動画編集性能 2.0
同価格帯の平均:2.6
(2.0)
記憶容量
同価格帯の平均:2.0
(2.0)
読み書き速度
同価格帯の平均:3.5
(4.0)
ゲーム安定性
同価格帯の平均:3.0
(4.0)
構成パーツ高級度
同価格帯の平均:2.4
(2.5)
ゲームタイトル フルHD 画質/FPS目安 WQHD 画質/FPS目安
モンハンワイルズ 最低画質、62fps(87fps) 最低画質、47fps(76fps)
マーベルライバルズ 最高画質、74fps(116fps) 最高画質、37fps(90fps)
ヘルダイバー2 最低画質、130fps 最低画質、90fps
Path of Exile 2 最低画質、(131fps) 最低画質、(113fps)
タルコフ 高画質、87fps
オーバーウォッチ2 最高画質、167fps
Delta Force 最高画質、99fps(154fps) 最高画質、74fps(103fps)
Apex 最高画質、175fps

※参考値であり保証するものではありません。
※()内はDLSSやFSR、XeSSなどアップスケーリング・フレーム補完を利用した場合の数値

フロンティアからRyzen 5 5700XのCPUと組み合わせたゲーミングPCです。

2世代前のCPUですが今もミドルクラスを中心に採用されているPCが多く、ゲーム性能的にはRTX 5050と組み合わせも何の問題もありません。

1TB Gen4 NVMe SSD搭載はもちろん、32GBのメモリを搭載しておりこのクラスとしては高水準。フレームレートがより安定しやすくなっています。

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