こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!
Raptor Lake-Sこと第13世代IntelのCPUの最上位Core i9 13900Kをレビューしていきます。
目次
Core i9 13900K(F)の特徴とは?
現在日本で新品購入しやすいミドル~ハイスペック帯のCPU一覧です。
※横スクロールできます
CPU/APU | Core i9 13900KF | Core i9 12900KS | Core i9 12900KF | Core i9 13900F | Core i9 12900F | Core i7 13700KF | Core i7 12700KF | Core i7 13700F | Core i7 12700F | Core i5 13600KF | Core i5 12600KF | Core i5 13600 | Core i5 12600 | Core i5 13500 | Core i5 12500 | Core i5 13400F | Core i5 12400F |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 最新世代 | 旧世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 |
コア数 | 24(P-core 8/E-core 16) | 16 | 16(P-core 8/E-core 8) | 24(P-core 8/E-core 16) | 16(P-core 8/E-core 8) | 16(P-core 8/E-core 8) | 12(P-core 8/E-core 4) | 16(P-core 8/E-core 8) | 12(P-core 8/E-core 4) | 14(P-core 6/E-core 8) | 10(P-core 6/E-core 4) | 14(P-core 6/E-core 8) | 6 | 14(P-core 6/E-core 8) | 6 | 10(P-core 6/E-core 4) | 6 |
スレッド数 | 32 | 24 | 24 | 32 | 24 | 24 | 20 | 24 | 20 | 20 | 16 | 20 | 12 | 20 | 12 | 16 | 12 |
ベース周波数 | (P)3.0 GHz(E)2.2 GHz | (P)3.4 GHz(E)2.5 GHz | (P)3.2 GHz(E)2.4 GHz | (P)2.0 GHz(E)1.5 GHz | (P)2.4 GHz(E)1.8 GHz | (P)3.4 GHz(E)2.5 GHz | (P)3.6 GHz(E)2.7 GHz | (P)2.1 GHz(E)1.5 GHz | (P)2.1 GHz(E)1.6 GHz | (P)3.5 GHz(E)2.6 GHz | (P)3.7 GHz(E)2.8 GHz | (P)2.7 GHz(E)2.0 GHz | 4.1 GHz | (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz | 3.3 GHz | (P)2.5 GHz(E)1.8 GHz | 2.5 GHz |
ターボ・ブースト | (P)5.8 GHz(E)4.3 GHz | (P)5.2 GHz(E)4.0 GHz | (P)5.1 GHz(E)3.9 GHz | (P)5.6 GHz(E)4.2 GHz | (P)5.0 GHz(E)3.8 GHz | (P)5.4 GHz(E)4.2 GHz | (P)4.9 GHz(E)3.8 GHz | (P)5.2 GHz(E)4.1 GHz | (P)4.8 GHz(E)3.6 GHz | (P)5.1 GHz(E)3.9 GHz | (P)4.9 GHz/(E)3.6 GHz | (P)5.0 GHz(E)3.7 GHz | 4.8 GHz | (P)4.8 GHz(E)3.5 GHz | 4.8 GHz | (P)4.6 GHz(E)3.3 GHz | 4.4 GHz |
(L3)キャッシュ | 36MB | 30 MB | 30 MB | 36MB | 30 MB | 30MB | 25 MB | 30MB | 25 MB | 24MB | 20 MB | 24MB | 18 MB | 24MB | 18 MB | 20 MB | 18 MB |
最大メモリー速度対応 | DDR5-5600 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5600 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5600 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5600 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-5600 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 | DDR5-4800 DDR4-3200 |
内蔵グラフィック | – | UHD Graphics 770 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 770 | UHD Graphics 770 | – | – |
TDP/PBP | 125W | 150W | 125W | 125W | 65W | 125W | 125W | 65W | 65W | 125W | 125W | 65W | 65W | 65W | 65W | 65W | 65W |
小売り価格 | 84,980円 | 87,088円 | 69,581円 | 86,980円 | 69,480円 | 58,980円 | 53,980円 | 59,800円 | 44,980円 | 43,980円 | 41,161円 | 41,161円 | 39,980円 | 43,700円 | 31,480円 | 35,700円 | 25,800円 |
Core i9 13900K(F)は第13世代では最上位(のちにCore i9 13900KSが出るとは思うが)で、
AMDではRyzen 9 7950X/7900Xがライバルとなります。第12世代との主な変更点としては、
- 前世代と同じLGA1700ソケット。700番台マザボも発売
- Pコア(Performanceコア)がRaptor Coveにアップグレード
- Eコア数が8から16の倍に
- L2、L3キャッシュがアップ
- DDR5は5600MHzに引き上げ。DDR4も対応。
- ブーストクロックアップ。ベースはダウン
といったものがあげられます。
第11→12世代と比べると、第13世代は純粋な第12世代のパワーアップ版と言っても良いです。
注目はキャッシュと対応クロックがアップしていること。
キャッシュが多い方がパフォーマンスに優位であることは間違いありません。
またEコアが倍になっているのも気になるところ。
引き続きLGA1700が採用されているので、600番台マザーボードも利用できるのは嬉しいポイントですね。
こちらはCore i9 13900Kの外装。Core i9 12900Kの場合と同じく特別パッケージにになっています。
また純正クーラーは付属していませんので、別途用意する必要があります。
↑Core i7 13700Kと比較してもでかい(笑)
Core i9 12900Kでは金でしたが今回は銀です。
こちらが本体。当然同じLGA1700なので前回と変わりませんね。
ベンチマークソフトで性能を見る
それではCore i9 13900Kの性能をチェックしていみましょう!
今回グラフィックボードは最新世代の最上位RTX 4090、メモリはDDR5の5600MHzを利用しています。
- 前12世代との性能差は?
- 消費電力と発熱はいかほどか
やはり第12世代からどれだけパワーアップしているかがポイントになるでしょう。
FireStrike
DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。
まずはフルHDから。
FireStrikeの特徴なのかCore i9 12900KFと同様にあまりパフォーマンスが良いとはいえません。
ただしCPUスコアを表すPhysicsが突出しており、ちょっとヤバいくらいです汗
4Kも同様にPhysicsがやばい(笑)
Core i9 12900KFと比べて約42%アップと、過去一ですごい進化に見えます。
ただやっぱり全体的なパフォーマンス結果はあまりよくはありません。
TimeSpy
DirectX 11では煮え切らない結果ですが、DirectX 12ではどうでしょうか。
FireStrikeと違ってTimeSpyではCore i9 13900Kが最もパフォーマンスを発揮しています。
4Kでもその傾向は同じというか、より他とのスコア差が開いており、
4KのほうがさらにCore i9 13900Kの強さが際立つ可能性がでてきました。
PC Mark10
ゲーム性能以外のパフォーマンスも見ていきましょう。PC Mark 10です。
現在PC Mark10のエラーでスコアがうまく計測できないため、後日アップデートします。
フォートナイト
ここからは実際にゲームを使ってゲーム性能を見ていきます。
まずは人気バトロワゲームのフォートナイトです。
DirectX 11ベースにてDLSSを利用して計測しています。
驚きの結果です。
Core i9 13900Kが圧倒的パフォーマンスを発揮しており、場合によってはCore i9 12900KFに対して100fps以上の差。
これはもうゲーム性能が段違いと言ってよいでしょう。
4K最高画質だと差は縮まりますがそれでも20fps差もありCore i9 13900Kの強さがわかります。
Apex Legends
続いても大人気のバトロワゲームです。
このゲームはグラフィックボード性能の影響がかなり強いため、
どの程度差がでるか?
フォートナイトの時とは一点、Core i9 13900Kのパフォーマンスがそこまでよくありません。
低いわけではないものの、Core i9 12900KFに負けてる結果です。
ですがApex LegendsはそもそもCPUではそこまで差が出にくい、また最新世代だから良い結果がでるゲームというわけでもないため、
予想通りの結果です。
モンスターハンターサンブレイク
続いては人気のモンハンシリーズのサンブレイクです。
DLSSを利用して計測します。
このゲームはどうもCPUのコアスレッド数に左右される傾向にあり、
コア数が多ければ良い結果が出るというものではありません。
前世代でもCore i7 12700KFのほうがCore i9 12900KFを超える結果を出すこともあり、
第13世代ではCore i9 13900KよりもCore i5 13600KF/Core i7 13700Kのほうが、圧倒的に良い結果になってしまいました。
ただ対Core i9 12900KFだけみれば、最大で30fps、概ね10fpsくらいは上回っており、
ゲーム性能が進化していることはわかります。
サイバーパンク2077
続いてはロングランヒットになっているサイバーパンク2077です。
DLSSやFSRなど色々な機能に対応しており、負荷も高いことからCPUおよびグラフィックボードの影響を受けやすいゲームです。
まずはDLSSを利用した場合の結果です。
4Kウルトラ以上になってくるとあまり違いがありませんが、
それ以外では第13世代Intelが12世代から大幅にフレームレートを伸ばしており、
ほぼCore i9 13900Kはトップの結果と言ってよいでしょう。
Core i9 12900KFに対しても60fps以上差が出ることもあり、ゲーム性能の大幅進化が見て取れます。
ただしCore i7 13700Kもかなり優秀な結果で、ゲーム性能だけみればCore i7 13700Kのほうがコスパは上です。
続いてはFSR利用時もみていきます。
こちらも傾向は変わらずCore i9 13900Kがトップの結果になっています。
Overwatch2
ここからは比較的新しいゲームで検証していきます。
まずは人気PvPゲームオーバーウォッチの続編、オーバーウォッチ2です。
FSRに対応しており、利用して計測します。
RTX 4090の性能が高すぎること、またオーバーウォッチ2の上限が600fpsであるため、低負荷時では違いを計測できませんが、
高負荷では若干の差が出ています。
Core i9 13900Kが最も高パフォーマンスとなっており、最大で20fpsほどCore i9 12900KFに差をつけています。
ここでもゲーム性能の強さが見て取れます。
CoD:MW2
こちらも最新ゲームの人気シリーズ、コールオブデューティーからモダンフォーウェア2です。
このゲームはDLSSやFSR、XEAAなどほとんどの画像処理機能に対応しています。
また高負荷なゲームなのでCPUとグラフィックボード性能はかなり重要です。
まずはDLSSを利用したときです。
ここでは負荷によって結果が大きく変わったように見えます。
4Kの高画質ではCore i9 13900Kの結果はそこまで良くなく、第12世代のほうが結果が良いです。
対してフルHDなどの低負荷になるとCore i9 13900Kが12900KFを圧倒。
70fps以上差があり、まったく違う結果といえます。
これだけの違いがあるのはDLSSの最適化が進んでいない可能がありそうですが、
いずれにせよCore i9 13900Kのポテンシャルは感じられます。
続いてFSRを利用したときです。
DLSS利用時よりは安定してCore i9 13900Kが強い結果を残しており、
ほぼトップのフレームレートといってよいでしょう。
FSRにはDLSSようなプロファイルはないため、
Core i9 13900Kのゲーム性能がトップクラスであることがわかります。
Marvel’s Spider-Man Remastered
最後はスパイダーマンリマスターです。
このゲームはいち早くRTX 4000シリーズのメリットであるDLSS3.0に対応しており、
そのパフォーマンスの違いも計測していきます。
まずはDLSS2.0利用時のパフォーマンス結果です。
ここでははっきりとCore i9 13900Kを含む第13世代Intelのゲーム性能の高さが現れました。
Core i9 12900KFに対して60fpsくらいは差がでており、
RTX 4090の性能をしっかりと引き出せるゲーム性能の高さがわかります。
ただCore i7 13700Kがかなり肉薄しており、価格を考えるとやはりコスパは劣るかもしれません。
では続いてはRTX 4000シリーズの新機能DLSS3.0を利用してい見ます。
機能の性質上、CPUの負荷を上げずにフレームレートを上昇させることができる技術ですが、
それでもCPUによる違いははっきりと出ています。
やはり第13世代のほうが全体的に高いフレームレートとなっています。
ただDLSS2.0と違い、Core i7 13700Kがトップです。
動画編集・ゲーム配信性能はどうか?
基本的にはゲーム性能が大幅に進化したことが見て取れ、トップレベルであることがわかりました。
続いては動画編集性能を見ていきましょう。
あくまで参考の参考ぐらいの気持ちでみてください。
Adobe Premiere Pro
有名な編集ソフト「Adobe Premiere Pro」で計測します。
動画の長さは15分60fps、フルHD・4K動画でH.264/365の4パターンを計測。
まずはCPU性能を使うソフトウェアエンコードから。
Core i9 13900Kが一気にパフォーマンスをあげている結果となりました。
基本的にはコアスレッド数が多いほうが順当にエンコード時間が短くなっていきますが、
Core i9 13900Kでは他と比べて一気に短縮されています。
特に4Kでは他よりも5~8分くらいは短くなっており、エンコードの強さがわかります。
DDR5メモリクロックが4800から5600MHzに引き上げられていることも影響していると思います。
続いてはRTX 4090の性能も利用するハードウェアエンコード結果です。
ハードウェアエンコードに関しては一筋縄ではいかない結果といいますか、
第13世代Intelのパフォーマンスが良いというわけでもないです。
このあたりはソフトウェアの最適化不足かと思います。
とはいえCore i9 13900KはCore i9 12900KFよりもエンコード時間が短くなっています。
Aviutl
もう一つ、無料ではかなり有名な「Aviutl」でも計測しました。
H.264/265のフルHDを計測しています。
まずはソフトウェアエンコードから。
コアスレッド数に応じてエンコード時間も短縮されていく、綺麗な結果となっています。
32スレッドあるCore i9 13900Kが最も早い結果に。
ハードウェアエンコードではコアスレッド数というよりも、第13世代と12世代で明らかにエンコード時間に違いがあります。
DDR5が5600MHzになったことで、CPUとグラフィックボードのデータやり取りがより高速になったことが要因ではと推測しますが、
いずれにせよCore i9 12900KFより早い結果。
ただCore i7 13700Kも互角の性能となっており、一番ではありませんでした。
消費電力は?
多コア多スレッドのCPUで問題になってくるのは、消費電力です。
特にCore i9系は爆熱傾向にありますが、
Core i9 13900Kは省電力に優れるEコアが倍増しただけなので、
どこまで消費電力の上昇を抑えているかが気になるところ。
ゲームでは
ゲーム利用を模擬してFFベンチマーク時の電力測定です。
※横スクロールできます
CPU/APU | Core i9 12900KF | Core i7 12700K | Core i5 12600K | Core i9 13900K | Core i7 13700K | Core i5 13600KF |
---|---|---|---|---|---|---|
最小電力(W) | 3.010 | 3.096 | 3.025 | 3.597 | 1.756 | 2.681 |
最大電力(W) | 163.306 | 60.394 | 50.508 | 181.813 | 97.674 | 64.014 |
平均電力(W) | 59.902 | 46.264 | 39.069 | 77.958 | 75.684 | 49.628 |
コアスレッド数が大幅に増えたわりには消費電力の上昇は抑えられている結果ではないでしょうか?
最小電力ではCore i9 12900KF大して違いがありません。
さすがに最大電力では20Wほど、平均では17WほどCore i9 13900Kの消費電力が高めですが、
パフォーマンスの良さを考えれば妥当なところかとおもいます。
動画編集では
Adobe PremiereにてH.264 フルHD ソフトウェアエンコードで消費電力測定です。
※横スクロールできます
CPU/APU | Core i9 12900KF | Core i7 12700K | Core i5 12600K | Core i9 13900K | Core i7 13700K | Core i5 13600KF |
---|---|---|---|---|---|---|
最小電力(W) | 2.964 | 3.371 | 3.148 | 4.171 | 3.697 | 3.211 |
最大電力(W) | 207.439 | 147.758 | 113.966 | 244.558 | 221.425 | 151.56 |
平均電力(W) | 166.719 | 118.575 | 91.47 | 166.397 | 180.176 | 133.746 |
CPUに負荷のかかる処理ですので、さすがにコアスレッド数が多いCore i9 13900Kが、
12900KFと比べると高めで・・・とはなりませんでした。
最大電力が40Wほどと、かなりの差になっていますが、
平均消費電力ではほぼ同等の結果となっており、エンコード時間の結果から見ると、
Core i9 12900KFよりもワットパフォーマンスは良いことになります。
CPUクーラーの冷却性能はどの程度必要?
消費電力を見てみるとワットパフォーマンスはCore i9 12900KFよりも優秀という印象をうけますが、
それでも瞬間的な最大電力はCore i9 12900KFよりもかなり高めになっています。
安定的なパフォーマンス発揮にはCPUクーラーの冷却性能がかなり重要そうです。
実際今回、Antecの360mm簡易水冷クーラーを利用して計測しましたが、
- ソフトウェアエンコード・・・最大93℃
- ハードウェアエンコード・・・最大76℃
- ゲーム・・・最大74℃
最も高負荷となるソフトウェアエンコードではぎりぎりというか、若干冷却不足を感じる結果に。
基本的には360mm(3連ファン)の簡易水冷クーラーは必須といってよいと思います。
その意味では少々扱いにくいCPUかもしれません。
さらに下のグラフィックボードとの組み合わせはどうか?
さてここまではCPUの性能差ははっきり見るために、グラボでは最高クラスになるRTX 4090を利用してきましたが、
もうすこし下のグラフィックボードの場合、Core i9 13900Kを利用する意味があるか?を検証したいと思います。
CPU性能が高いことに越したことはありませんが、価格もあがりますので、
より下位のグラフィックボードを利用するなら、Core i9 12900KFとかでも良いからです。
そこで4Kゲーミングを持ちつつ、ハイクラス代表のRTX 3080を使って計測します。
サイバーパンク2077
まずはサイバーパンク2077のDLSS利用時。
すでにグラフィックボード性能がボトルネックになっているので、4Kウルトラ以上では違いが出ていませんが、
低画質領域ではCore i9 13900KがCore i9 12900KFを10~20fpsほど上回っています。
ただし4K低画質やフルHDウルトラになるとCore i9 12900KFになると、結果が逆転しており、
必ずしもCore i9 13900Kが上とはなっていません。
フォートナイト
DLSS最適化の影響もあるため、今度はフォートナイトでDLSS無しで計測してみました。
4K最高画質ではRTX 3080の性能ボトルネックが発生しているものの、
それ以外の領域ではCore i9 12900KFより13900Kのほうがフレームレートが伸びています。
高い時では100fpsも差があり、Core i9 13900KがRTX 3080の性能をより引き出せているのがわかります。
Apex Legends
最後に比較的CPU性能の影響を受けにくいエーペックスも計測
画質設定で結果が逆に。低負荷ではCore i9 13900Kのほうが良い結果ですが、
なぜか4K最高設定ではパフォーマンスが一気に悪くなってしまいました。
総合的に見るとCore i9 13900Kではなくても良い結果に。
3つのゲームを比較してきましたが、RTX 4090ほどはっきりとCore i9 13900Kが良い!とは言い切れない結果となり、
Core i9 12900KFでも問題ないかなという印象です。
ゲームによってはCore i9 13900Kのほうが良い場合もありそうですが、
劇的な変化とまではいかず、Core i9 12900KFでも十分RTX 3080の性能は活かせています。
DLSSは今後のプロファイル更新次第で変わる結果が変わる可能性もありますが、
やはりCore i9 13900Kを利用するなら、RTX 4090や4080など最高峰グラフィックボードと組み合わせるのが、
両者を活かせて良さそうです。
Core i9 13900K(F)はどういった人におすすめ?
- ゲーム性能およびクリエイティブ性能で大幅進化。最高峰。
- 思ったよりも消費電力は抑えられている
- RTX 4090など最高峰グラフィックボードで輝く
- 最大消費電力が高いので、冷却には苦労する
- Core i7 13700Kのパフォーマンスも良く、ゲームだけ見ればコスパは悪い
- RTX 3080あたりでは十分にCPUの良さを発揮できない
- 最高峰の組み合わせだとシステム消費電力がやばい
- RTX 4090/4080など最高峰グラフィックボードを利用する予定の人
- とにかく最強のゲーミングPCを求めている人
ゲームもクリエイティブ性能もともに、Core i9 12900K(F)からかなり進化したことは間違いなく、
現時点では最高レベルのCPUというのは間違いないでしょう。
なのでRTX 4090や4080などを使って最高クラスのグラフィックボードを使うなら、最適なCPUです。
ただやはり最高消費電力が高いため、冷却性能にもこだわらければいかずコストがかさむのはやや面倒。
またゲーム性能だけみればCore i7 13700K(F)も肉薄するフレームレートを出しており、
実際の体感では変わらないでしょう。
そうなると価格の高いCore i9 13900K(F)はコスパが悪くなります。
なおCore i9 13900KとRTX 4090ではシステムで600W超えは頻繁に起こり、
ケース内の排熱対策はもちろん、電気代もめちゃきになります汗
電子レンジをずっと稼働させていると考えると、長時間ゲームをするには。。。と、こまたろは気が引けました。
1000W超えのPC電源は必須です。
またCPU性能が高すぎるので、グラフィックボードもレベルの高いクラスを用意しないともったいない点に注意。
RTX 3080くらいなら旧世代のIntel CPUでも十分良く、
CPUとグラフィックボードの両方を最高レベルで組み合わせる必要があるCPUといえます。
最強であることは間違いないので、コスパと電気代を気にしない、とにかく性能重視の人におすすめです。
Core i9 13900K(F)搭載おすすめゲーミングPC
(アーク)AG-IC24Z79AGL9-FT
CPU | Core i9 13900KF |
グラフィックボード | RTX 4090 |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】1TB + 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 242(W)x530(H)x544(D) mm |
同価格帯の平均:3.5
同価格帯の平均:5.1
同価格帯の平均:5.3
同価格帯の平均:3.3
同価格帯の平均:4.7
同価格帯の平均:4.0
同価格帯の平均:4.1
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、300fpsMAX | 最高画質、218fps |
フォートナイト | 最高画質、521fps | 最高画質、183fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、196fps | |
タルコフ | 最高画質、126fps | |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、511fps |
※参考値であり保証するものではありません。
最新世代のRTX 4090グラフィックボードを搭載したゲーミングPCです。
前世代のRTX 3090に対して最大4倍ちかい性能差を見せる化け物グラフィックボードですが、
ゲーム性能トップクラスのCore i9 13900KFであれば最適な組み合わせ。
RTX 4090の性能を活かす点では現在1位2位を争います。
さらに本PCはOCメモリを採用しているため、Core i9 13900KFの性能を100%以上引き出してくれるので、
より最強なゲーミングPCになっています。
全体的なスペックも最高峰で、コスパもトップクラスです。