こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)!
3D V-cache採用のRyzen 7 7800X3Dの性能レビューをしていきます!
RyzenおよびIntel両方のベンチマークに適応しています。またIntelはバグ修正版のBIOS対応済みです。
目次
Ryzen 7 7800X3Dの特徴とは?
現在日本で新品購入しやすいハイクラス帯のCPU一覧です。
※横スクロールできます
CPU/APU | Ryzen 9 9950X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 7950X | Ryzen 9 9900X | Ryzen 9 7900X3D | Ryzen 9 7900X | Ryzen 9 7900 | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 7700X | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 8700F |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
世代 | 最新世代 | 旧世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 旧世代 | 旧世代 | 旧世代 | 最新世代 | 旧世代 | 旧世代 | 旧世代 |
コア数 | 16 | 16 | 16 | 12 | 12 | 12 | 12 | 8 | 8 | 8 | 8 | 8 |
スレッド数 | 32 | 32 | 32 | 24 | 24 | 24 | 24 | 16 | 16 | 16 | 16 | 16 |
ベース周波数 | 4.3 GHz | 4.2 GHz | 4.5GHz | 4.4 GHz | 4.4 GHz | 4.7GHz | 3.7GHz | 4.2 GHz | 3.8 GHz | 4.5GHz | 3.8GHz | 4.1 GHz |
ターボ・ブースト | 5.7 GHz | 5.7 GHz | 5.7GHz | 5.6 GHz | 5.6 GHz | 5.6GHz | 5.4GHz | 5.0 GHz | 5.5 GHz | 5.4GHz | 5.3GHz | 5.0 GHz |
(L3)キャッシュ | 64 MB | 128MB | 64MB | 64 MB | 128MB | 64MB | 64MB | 96MB | 32 MB | 32MB | 32MB | 16MB |
最大メモリー速度対応 | DDR5-5600 | DDR5 5200 | DDR5-5200 | DDR5-5600 | DDR5 5200 | DDR5-5200 | DDR5-5200 | DDR5 5200 | DDR5-5600 | DDR5-5200 | DDR5-5200 | DDR5 5200 |
内蔵グラフィック | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics 2CU | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics 2CU | Radeon Graphics 2CU | Radeon Graphics | Radeon Graphics | Radeon Graphics 2CU | Radeon Graphics 2CU | – |
TDP/PBP | 170W | 120W | 170W | 120W | 120W | 170W | 65W | 120W | 65/105W | 105W | 65W | 65W |
Ryzen 7 7800X3DはRyzen 9 7950X3D/7900X3Dに続く3D V-Cache採用のCPUで、
既にリリースされていたRyzen 7 7700Xのパワーアップ版という位置づけで良いでしょう。
特長としては、
- 基本はRyzen 7000シリーズと同じ仕様
- 3D V-cache搭載でL3 キャッシュは96MBの大容量
- 動作クロックはRyzen 7 7700Xを下回る
- TDPはRyzen 7 7700Xを上回る
といったものがあげられます。
既に最新世代の9000シリーズが登場しており、旧世代となったRyzen 7 7800X3Dですが、
<strong>依然としてゲーム性能の高さ、価格の丁度よさから人気のCPU</strong>になっています。
Windowsのパフォーマンス改善パッチや、Intelのバグ修正版BIOSなど、状況も色々変わっていますので、
改めてどの程度のゲーム性能なのかを中心にベンチマークしていきます。
なおIntelのライバルはCore i7 14700K(F)およびCore i9 14900K(F)のゲーム最強クラスになるでしょう。
Core i7 14700KFを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較
Core i9 14900KFを性能レビュー!ゲームのベンチマーク比較
Ryzen 7 9700Xを性能レビュー!ベンチマーク比較
Ryzen 9 9950Xを性能レビュー!ベンチマーク比較
通常のRyzen 7000シリーズよりもパッケージが豪華というか3D V-Cache搭載専用のパッケージになっています。
CPU本体は当然のことながらRyzen 7000シリーズのダイとなっており、
前世代のAM4ではなくAM5の新ソケットである点に注意。
上記のように、AM5ソケット対応の<strong>新しいマザーボードの準備が必要</strong>になります。
X670E、X670、B650E、B650などのマザーボードがあります。
また最新Intelと違ってDDR4には対応していない点も注意。<strong>DDR5メモリが必要</strong>です。
ベンチマークソフトで性能を見る
それではRyzen 7 7800X3Dの性能をチェックしていみましょう!
今回<strong>グラフィックボードは最新世代の最上位RTX 4090</strong>、メモリはDDR5の5200MHzを利用しています。
- Intelと比べてのゲーム性能差
- 最新世代Ryzenとのゲーム性能差
Ryzen 7 7800X3Dはとにかくゲーム性能に定評がありますから、やはりゲーム性能トップクラスのIntel勢、
およびAMDでも最新世代とのゲーム性能差に注目していきましょう。
FireStrike
まずはDirectX 11ベースのゲーム性能を測れるFireStrikeです。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Graphics | 70916 | 72972 | 64390 | 87046 | 79600 | 65348 | 65689 |
Physics | 45840 | 46685 | 53935 | 32091 | 37299 | 42919 | 49950 |
Combined | 21356 | 19567 | 14824 | 20007 | 18601 | 20995 | 21337 |
TOTAL | 53964 | 53758 | 47226 | 54678 | 53135 | 50671 | 52336 |
さすがはRyzen 7 7800X3Dといいますか、スコアは他のCPUを抑えてトップ。
IntelのCore i7系よりもしっかりと上回っています。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Graphics | 24905 | 24932 | 24896 | 25443 | 24725 | 24363 | 24350 |
Physics | 50446 | 50388 | 54023 | 32330 | 37569 | 42968 | 50063 |
Combined | 14676 | 14725 | 13194 | 13881 | 14416 | 14438 | 14369 |
TOTAL | 25061 | 25094 | 24665 | 24200 | 24234 | 24270 | 24535 |
ただ4KになるとRyzen 7 7800X3Dのスコアの伸びが鈍り、
Ryzen 7000シリーズの上位や最新世代Ryzenより下回っています。
またIntel系はここでは強く、ややスコア差をつけられてしまっている状況です。
TimeSpy
続いてはDirectX 12ベースのベンチマークです。
基本的には最新のゲームはDirectX 12ベースの開発が多くなっていますので、より重要な指標です。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Graphics | 36955 | 37076 | 37139 | 37021 | 36876 | 35907 | 34805 |
CPU | 21658 | 21730 | 21810 | 12878 | 14081 | 14781 | 15207 |
TOTAL | 33414 | 33524 | 33596 | 28895 | 29671 | 29567 | 29166 |
Firestrikeのときと違ってRyzen 7 7800X3Dのパフォーマンスが良くありません。
AMDの中では最も下位で、かつIntelとは約16%差も下回る結果に。
このベンチマークソフトで16%はかなりの差です。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Graphics | 19244 | 19240 | 19233 | 19584 | 19264 | 19281 | 19257 |
CPU | 11454 | 11309 | 12411 | 5762 | 6599 | 11342 | 12869 |
TOTAL | 17448 | 17408 | 17768 | 14401 | 14957 | 17448 | 17922 |
4Kでもその傾向は変わらずIntelには最大23%も下回る結果。
AMD同士でも、Ryzen 9系には同じくらいスコアが下回っており、パフォーマンスは良くありません。
ただ実際のゲームではこのようにならないことがほとんどです。
各ゲームでCPU性能の引き出し方が違うので、やはり実測にてRyzen 7 7800X3Dの性能をみていきましょう。
Apex Legends
まずは大人気のバトロワゲームです。
このゲームはグラフィックボード性能の影響がかなり強いため、
CPU性能差はあまりできにくいですが、人気ゲームなので参考として。
RTX 4090のグラフィックボード性能が高いため、4Kにて計測です。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9600X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4K 最低 | 299 | 298 | 298 | 298 | 298 | 298 | 298 |
4K 極 | 289 | 290 | 285 | 283 | 284 | 282 | 285 |
最低画質ではRTX 4090の性能が高すぎるので差が見えませんが、極設定では若干差がでています。
もっともパフォーマンスが良いのがCore i7 14700KFで、Ryzen 7 7800X3Dは今回の中では下位。
わずか7fps差なので体感値としてはどっちでもいいじゃん!という感じですが、
Apexにおけるこの差は結構なそれなりのゲーム性能差を表しています。
フォートナイト
続いてもロングランヒット中の大人気ゲームです。
細かなグラフィック改善がおこなわれており、正式に対応したDX 12かつDLSSにて計測していきます。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD低画質 | 462 | 453 | 472 | 475 | 478 | 488 | 490 |
フルHD最高画質 | 228 | 239 | 231 | 225 | 219 | 229 | 225 |
WQHD低画質 | 456 | 456 | 489 | 481 | 461 | 503 | 488 |
WQHD最高画質 | 203 | 198 | 201 | 193 | 197 | 194 | 195 |
4K低画質 | 465 | 498 | 467 | 462 | 506 | 464 | 461 |
4K最高画質 | 149 | 153 | 148 | 144 | 150 | 145 | 148 |
このゲームでは解像度と画質によってCPUの優劣がかなり変わってきますが、
Ryzen 7 7800X3Dはフレームレート的には安定して出せているかとおもいます。
ただ特に低画質では一番トップのCPUに対して常に15~30fpsくらいは下回っているので、
ややゲーム性能では負けている印象ですね。それでも十分検討してはいます。
モンスターハンターサンブレイク
続いては人気のモンハンシリーズのサンブレイクです。
DLSSを利用して計測します。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD低画質 | 313 | 325 | 261 | 254 | 311 | 277 | 263 |
フルHD高画質 | 320 | 321 | 245 | 255 | 312 | 267 | 238 |
WQHD低画質 | 315 | 323 | 261 | 256 | 305 | 283 | 258 |
WQHD高画質 | 311 | 323 | 246 | 244 | 299 | 287 | 234 |
4K低画質 | 314 | 322 | 261 | 261 | 338 | 284 | 259 |
4K高画質 | 314 | 325 | 259 | 251 | 322 | 288 | 257 |
うーん、ここはRyzen 7 7800X3Dはかなり冴えない結果です。
Core i7 14700KFや最新のRyzen 7 9700Xと比べると50fps以上差をつけられることもあるので、
ゲーム性能では圧倒的に負けている結果と言わざるえないでしょう。
Ryzen 9 7950X3Dもそこまで良いフレームレートという感じでもないので、
このゲームでは3D V-chaceの良さが活かせないのかもしれません。
サイバーパンク2077
こちらもロングランヒットになっているサイバーパンク2077です。
DLSSやFSRなど色々な機能に対応しており、加えてRTX4000シリーズの真骨頂であるDLSS3にも対応しています。
比較的要求スペックが高いゲームであり、CPU性能も大切になってきます。
まずはDLSS利用時から。
このゲームは解像度と画質設定で結果にばらつきがありますが、
フルHD~WQHDくらいまでならRyzen 7 7800X3Dのパフォーマンスが最も良いです。
他のCPUのフレームレートが伸びない中、最大で20fps以上差をつけることもあるので、
ここは他のCPUを圧倒しているといってよいでしょう。
ただ4Kになるとフレームレートの伸びはそこまでありません。
とはいえそれでもCore i7 14700KFにやや上回る結果なので十分健闘しています。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD 低 | 440 | 451 | 470 | 502 | 443 | 474 | 436 |
フルHD ウルトラ | 381 | 382 | 384 | 407 | 374 | 387 | 376 |
フルHD レイトレウルトラ | 281 | 280 | 284 | 305 | 258 | 295 | 275 |
WQHD 低 | 421 | 426 | 431 | 432 | 416 | 420 | 420 |
WQHD ウルトラ | 312 | 311 | 317 | 321 | 309 | 311 | 316 |
WQHD レイトレウルトラ | 238 | 237 | 240 | 249 | 240 | 247 | 247 |
4K 低 | 266 | 265 | 270 | 272 | 272 | 261 | 273 |
4K ウルトラ | 175 | 177 | 176 | 175 | 176 | 168 | 183 |
4K レイトレウルトラ | 150 | 150 | 153 | 152 | 153 | 151 | 153 |
続いてはRTX 4090の真骨頂であるDLSS3利用時も見ていきます。
ここも先ほどと傾向はそこまで変わらず、フルHD~WQHDではRyzen 7 7800X3Dのパフォーマンスが良い。
DLSS時よりはCPU負荷が下がるからか、フレームレート差は縮まっていますが、トップであることに変わりはありません。
また4Kでも低画質ならトップとなっており、Core i7 14700KFやRyzen 7 9700Xはもちろん、
Ryzen 9やCore i9よりも高いフレームレートを出しているのは凄いです。
ヘルダイバー2
続いては比較的新しいゲーム、TPS視点に生まれ変わったヘルダイバー2です。
このゲームはDLSSやFSRといったアップスケーリング技術は対応しておらず、わりとシンプルな描画設定です。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 269 | 275 | 274 | 303 | 266 | 293 | 263 |
フルHDウルトラ | 218 | 226 | 224 | 209 | 203 | 207 | 206 |
WQHD低 | 267 | 276 | 275 | 297 | 265 | 286 | 264 |
WQHDウルトラ | 179 | 181 | 177 | 170 | 166 | 167 | 167 |
4K低 | 186 | 192 | 192 | 185 | 179 | 186 | 191 |
4Kウルトラ | 111 | 115 | 112 | 110 | 105 | 108 | 109 |
このゲームも解像度と画質によって優劣が変わりやすいですが、
低画質ではRyzen 7 7800X3Dのパフォーマンスは概ね良好。
特にフルHDとWQHDではトップで、2番手のRyzen 9 7950X3Dにも10fps以上差をつけています。
逆にウルトラ画質になるとRyzen 7 7800X3Dを含めAMD勢はさえない結果に。
ここはどのCPUが一番とはいえませんが、
RTX 4090を使っても十分渡り合えるゲーム性能はRyzen 7 7800X3Dにありあそうです。
バルダーズゲート3
世界的に人気になっているバルダーズゲート3です。
最近のゲームとしてはグラフィック設定はシンプルですが、FSRとDLSSには対応しています。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD低 | 148 | 160 | 160 | 177 | 140 | 186 | 161 |
フルHDウルトラ | 117 | 127 | 123 | 132 | 105 | 135 | 126 |
WQHD低 | 152 | 159 | 156 | 173 | 138 | 189 | 160 |
WQHDウルトラ | 117 | 127 | 122 | 135 | 102 | 134 | 125 |
4K低 | 150 | 157 | 153 | 185 | 138 | 184 | 156 |
4Kウルトラ | 117 | 127 | 122 | 140 | 102 | 135 | 125 |
今回はFSR2.2を利用して計測比較しています。
このゲームでは3D V-chacheがどハマりしたみたいですね。
Ryzen 7 7800X3D、Ryzen 9 7950X3Dフレームレートがまさに段違いの数値です。
最大で30fpsくらい差が出るときもありますし、全体的に常に安定しています。
4KにおいてはRyzen 7 7800X3DがRyzen 9 7950X3Dを上回ることもありますし、
相当に良い結果といえます。
Black Myth:Wukong
続いては全世界で大ヒットしている中国のAAAタイトル「黒神話:悟空」です。
ソウルライク+モンハンのようなゲームで、CoDシリーズ同様、最新アップスケーリング技術に対応した、描画にかなりこだわったゲームタイトルとなっています。
ただCPU性能というよりはグラフィックボード性能の影響を受けやすいゲームです。
ここではDLSS3およびFSR3時を計測していきます。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 291 | 274 | 290 | 288 | 279 | 287 | 280 |
フルHD最高 | 156 | 148 | 156 | 157 | 150 | 156 | 151 |
フルHD最高レイトレ超高 | 162 | 163 | 161 | 163 | 157 | 162 | 156 |
WQHD最低 | 269 | 265 | 268 | 266 | 255 | 267 | 256 |
WQHD最高 | 145 | 144 | 145 | 145 | 140 | 145 | 140 |
WQHD最高レイトレ超高 | 140 | 140 | 140 | 141 | 137 | 141 | 137 |
4K最低 | 221 | 222 | 221 | 220 | 214 | 230 | 214 |
4K最高 | 124 | 123 | 124 | 123 | 120 | 123 | 120 |
4K最高レイトレ超高 | 100 | 100 | 99 | 99 | 98 | 101 | 98 |
まずはDLSS3から。
大きなフレームレート差が出るゲームではないですが、それでも優劣は見て取れます。
一番というわけではないものの概ねRyzen 7 7800X3Dのフレームレートは高く出ており、
設定によってはCore i7/i9勢やRyzen 9 7950X3Dよりもフレームレートが高いことも。
また最新世代に比べてもフレームレートが高く、良いパフォーマンスを発揮できています。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 203 | 197 | 211 | 263 | 197 | 178 | 210 |
フルHD最高 | 101 | 98 | 100 | 101 | 96 | 97 | 96 |
フルHD最高レイトレ超高 | 95 | 98 | 96 | 96 | 93 | 87 | 95 |
WQHD最低 | 196 | 199 | 206 | 231 | 196 | 171 | 201 |
WQHD最高 | 92 | 92 | 93 | 94 | 89 | 90 | 89 |
WQHD最高レイトレ超高 | 85 | 86 | 85 | 85 | 81 | 78 | 83 |
4K最低 | 176 | 179 | 179 | 179 | 171 | 164 | 171 |
4K最高 | 77 | 77 | 78 | 78 | 76 | 75 | 75 |
4K最高レイトレ超高 | 59 | 59 | 60 | 59 | 58 | 56 | 58 |
FSR3になるとさらにパフォーマンスが安定してきて、
設定によっては爆発的なフレームレートが出ている場合も。
Intel勢が調子が良いFSR3ですが、AMD勢で唯一Ryzen 7 7800X3Dだけが互角以上の結果で、
上位のRyzen 9 7950X3Dや最新世代9000シリーズよりも高パフォーマンスという。
やはりゲーム性能はハマると強い!
CoD:MW3
最後は人気のシリーズCall of DutyからModern Warfare 3です。
要求スペックも高く、数々のアップスケーリング技術にも対応しています。
こちらもDLSS3やFSR3を利用することができますので、そちらで計測していきます。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 466 | 483 | 464 | 525 | 524 | 521 | 521 |
フルHD極限 | 387 | 401 | 384 | 419 | 422 | 415 | 419 |
WQHD最低 | 385 | 401 | 384 | 419 | 421 | 422 | 418 |
WQHD極限 | 321 | 333 | 324 | 348 | 353 | 347 | 347 |
4K最低 | 254 | 267 | 254 | 276 | 276 | 275 | 275 |
4K極限 | 216 | 227 | 214 | 234 | 234 | 232 | 230 |
まずはDLSS3から。
総じてAMD勢が高パフォーマンスを発揮する結果となっており、
その中でRyzen 7 7800X3DはややRyzen 7 9700Xよりフレームレートは下回っているかなというところ。
ただほとんど変わらないフレームレートを出しており、旧世代であることを鑑みれば十分凄い結果です。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フルHD最低 | 617 | 641 | 614 | 675 | 670 | 655 | 657 |
フルHD極限 | 408 | 466 | 448 | 514 | 488 | 521 | 491 |
WQHD最低 | 473 | 532 | 503 | 560 | 536 | 557 | 547 |
WQHD極限 | 416 | 430 | 405 | 424 | 425 | 422 | 443 |
4K最低 | 355 | 373 | 349 | 388 | 370 | 390 | 377 |
4K極限 | 288 | 305 | 281 | 321 | 306 | 319 | 310 |
FSR3ではどうかというと、ここでも基本Ryzen勢の優位性は変化しませんが、
先ほどよりもさらにRyzen 7 7800X3Dのフレームレートが出ており、
パフォーマンスが良いRyzen 7 9700Xと互角の結果となっています。
Ryzen9勢よりも概ねよいフレームレートですから、ゲーム性能コスパは本当に高いです。
RTX 4070 SUPERのグラフィックボードで計測
RTX 4090のような最上位クラスのグラフィックボードでも十分性能を引きだせるRyzen 7 7800X3Dですが、
実際のゲーミングPCではRTX 4070やRTX 4060クラスと組み合わせているケースも多いです。
そこでWQHDメインで王道のRTX 4070 SUPERを使ってもいくつかゲーム性能を計測しました。
比較はRTX 4070 SUPERと組み合わせが多いCPUになっています。
Core i5 14400F | Core i5 14500 | Core i7 14700F | Ryzen 5 7600X | Ryzen 5 9600X | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サイバーパンク DLSS3 低 | 275.99 | 284.87 | 286.04 | 283.46 | 290.07 | 278 | 285.75 |
サイバーパンク DLSS3 ウルトラ | 193.82 | 201.19 | 199.45 | 201.21 | 202.05 | 191.40 | 193.99 |
サイバーパンク DLSS3 レイトレウルトラ | 149.52 | 150.50 | 154.05 | 155.04 | 159.17 | 155.32 | 154.34 |
モンハン DLSS 低 | 160 | 243 | 242 | 203 | 381 | 370 | 256 |
モンハン DLSS 高 | 165 | 240 | 241 | 174 | 374 | 367 | 260 |
フォートナイト DLSS 低 | 301 | 325 | 459 | 425 | 485 | 510 | 491 |
フォートナイト DLSS 最高 | 147 | 143 | 142 | 143 | 147 | 147 | 143 |
Apex 極 | 280 | 280 | 281 | 281 | 268 | 273 | 270 |
人気のゲームであるサイバーパンク、モンハン、フォートナイト、
ApexLegendsにおけるWQHD解像度での結果です。
サイバーパンクだけややフレームレートが低いものの、
パフォーマンスにムラのある他のCPUと比べると、
どのようなゲームでもRyzen 7 7800X3Dは高めのフレームレートを出していることがわかります。
RTX 4070 SUPERと組み合わせた時のフレームレートの安定性はRyzen 7 7800X3Dは抜群。
動画編集・3Dレンダリング性能はどうか?
ゲーム性能は相変わらず凄いRyzen 7 7800X3Dですが、続いてはもう少しマルチタスク性能使う作業をみていきます。
Blender
Processor | Score |
---|---|
Core i7 14700F | 432.34 |
Core i7 14700KF | 432.38 |
Core i9 14900KF | 480.64 |
Ryzen 7 7800X3D | 252.92 |
Ryzen 7 9700X | 272.95 |
Ryzen 7 7950X3D | 508.25 |
Ryzen 9 9950X | 578.77 |
さすがに3Dレンダリングではコアスレッド数が少ないRyzen 7 7800X3Dは苦戦しています。
また同じコアスレッド数でもZen5になったRyzen 7 9700Xよりも下回る結果に。
こういった作業はRyzen 7 7800X3Dは得意ではないですね。
Adobe Premiere Pro
続いては動画編集性能として有名なソフトAdobe Premiereを利用してエンコードしてみます。
ハードウェアエンコードにはRTX 4090を利用、一般的なH264/265方式を使います。
H.264 フルHD高画質 | H.264 4K高画質 | H.265 フルHD | H.265 4K | |
---|---|---|---|---|
Core i7 14700F(20コア28スレッド) | 9:14 | 19:37 | 10:21 | 26:26 |
Core i7 14700KF(20コア28スレッド) | 9:32 | 18:44 | 10:44 | 22:36 |
Core i9 14900KF (24コア32スレッド) | 9:23 | 18:35 | 9:04 | 19:56 |
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) | 11:00 | 26:29 | 12:55 | 34:55 |
Ryzen 7 9700X (8コア16スレッド) | 9:56 | 22:32 | 11:29 | 36:02 |
Ryzen 9 7950X3D (16コア32スレッド) | 12:30 | 36:50 | 13:46 | 37:00 |
Ryzen 9 9950X (16コア32スレッド) | 9:24 | 20:41 | 11:15 | 22:10 |
まずはソフトウェアエンコードの結果です。
Ryzen 7 7800X3Dはものすごく遅いってほどではないですが、比較対象のCPUから比べるとエンコード時間は遅いですね。
Core i7 14700KFはもちろん、最新のRyzen 7 9700Xよりも遅いです。
H.264 フルHD高画質 | H.264 4K高画質 | H.265 フルHD | H.265 4K | |
---|---|---|---|---|
Core i7 14700F(20コア28スレッド) | 8:04 | 13:31 | 8:15 | 13:10 |
Core i7 14700KF (20コア28スレッド) | 8:09 | 12:50 | 8:27 | 13:25 |
Core i9 14900KF (24コア32スレッド) | 8:09 | 11:27 | 8:19 | 11:07 |
Ryzen 7 7800X3D (8コア16スレッド) | 8:38 | 14:51 | 8:49 | 14:46 |
Ryzen 7 9700X (8コア16スレッド) | 7:58 | 12:18 | 7:49 | 12:46 |
Ryzen 9 7950X3D (16コア32スレッド) | 10:55 | 16:58 | 10:53 | 18:40 |
Ryzen 9 9950X (16コア32スレッド) | 8:33 | 16:06 | 9:01 | 15:09 |
続いてはRTX 4090とのハードウェアエンコード。
ここでも決して遅いというわけでもないですが、やはりCore i7 14700KFや最新のRyzen 7 9700Xよりも遅いです。
ただCCDまたぎによる遅延が発生しやすいRyzen 9 7950X3Dよりはかなり早いので、悪いわけではないです。
HandBrake
もうひとつ無料ソフトで有名なHandBrakeでもエンコード時間をみます。
4K動画をフルHDにエンコードする際の時間です。
H264 ソフトウェア | H264 ハードウェア | H265 ソフトウェア | H265 ハードウェア | |
---|---|---|---|---|
Core i7 14700F | 6:19 | 4:59 | 8:33 | 4:59 |
Core i7 14700KF | 6:22 | 5:01 | 8:41 | 5:00 |
Core i9 14900KF | 6:16 | 5:06 | 7:49 | 5:06 |
Ryzen 7 7800X3D | 10:37 | 7:46 | 13:01 | 7:47 |
Ryzen 7 9700X | 9:10 | 6:31 | 11:21 | 6:31 |
Ryzen 9 7950X3D | 6:45 | 5:35 | 7:55 | 5:35 |
Ryzen 9 9950X | 5:38 | 4:31 | 6:45 | 4:31 |
このソフトはコアスレッド数がもろに影響しやすい結果となっており、
マルチタスクで見劣りするRyzen 7 7800X3Dは最も遅い結果となってしまいました。
同じ8コア16スレッドですが、最新世代のRyzen 7 9700Xよりも遅いため、
ここは旧世代であることを感じさせる結果です。
動画編集として使える性能はありますが、ベストチョイスかと言われると他のCPUのほうが良いでしょう。
ゲーム配信性能は?
続いてはゲーム配信もみていきましょう。
今回はメジャーなOBSを利用して実際のフレームレートをみていきます。
グラボはRTX 4090とRTX 4070 SUPERを、
ゲームは高負荷なサイバーパンク2077、平均フレームレートと1%のLowフレームレートをみていきます。
Core i7 14700F | Core i7 14700F 1%Low | Core i7 14700KF | Core i7 14700KF 1%Low | Core i9 14900KF | Core i9 14900KF 1%Low | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D 1%Low | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 9700X 1%Low | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 7950X3D 1%Low | Ryzen 9 9950X | Ryzen 9 9950X 1%Low | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4K DLSS3 低 | 244.91 | 205 | 247.01 | 194 | 247.47 | 207 | 156.80 | 29 | 254.49 | 172 | 243.62 | 101 | 252.31 | 171 |
4K DLSS3 ウルトラ | 166.33 | 141 | 164.47 | 139 | 164.55 | 141 | 122.64 | 28 | 163.40 | 126 | 158.00 | 57 | 162.18 | 125 |
4K DLSS3 レイトレウルトラ | 141.16 | 116 | 141.55 | 115 | 142.62 | 114 | 101.00 | 28 | 135.99 | 86 | 127.41 | 47 | 136.41 | 84 |
まずはRTX 4090を利用し4K配信をした場合の結果です。
うーん、マルチタスク性能がより重要になるゲーム録画配信ではRyzen 7 7800X3Dはよくありません。
平均フレームレートが40fpsも低く、またフレームレートの落ち込みも配信に支障をきたすレベルで、
安定したゲーム配信ができるとはいえません。
配信が停止してしまうとかはないですが、安定した4K配信を目指すならRyzen 7 7800X3Dは厳しいですね。
Core i5 14400F | Core i5 14400F 1%Low | Core i5 14500 | Core i5 14500 1%Low | Core i7 14700F | Core i7 14700F 1%Low | Ryzen 5 7600X | Ryzen 5 7600X 1%Low | Ryzen 5 9600X | Ryzen 5 9600X 1%Low | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D 1%Low | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 9700X 1%Low | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2K DLSS3 低 | 271.67 | 199 | 268.95 | 196 | 269.68 | 214 | 218.36 | 65 | 246.82 | 91 | 260.57 | 130 | 256.28 | 127 |
2K DLSS3 ウルトラ | 191.82 | 143 | 187.83 | 143 | 188.81 | 160 | 165.09 | 74 | 178.35 | 68 | 185.66 | 89 | 185.78 | 98 |
2K DLSS3 レイトレウルトラ | 98.47 | 83 | 143.16 | 101 | 81.66 | 69 | 118.23 | 46 | 130.35 | 52 | 142.15 | 68 | 139.20 | 72 |
続いてはRTX 4070 SUPERを利用した2K配信の結果です。
先ほどのRTX 4090/4K配信と比べれば大分安定したフレームレートになっているものの、
Intelミドルクラスと比べると安定性は大分劣っています。
ゲームだけするなら強いですが、ゲーム録画配信となるとあまり良いパフォーマンスは発揮できなさそうです。
全般性能もチェック
ベンチマークソフトにはなりますが、一般的な性能も比較しておきましょう。
使うのはPCMark10です。一般性能、オフィスユース、クリエイティブ性能をみることができます。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Essentials | 11155 | 11271 | 11643 | 10651 | 11561 | 10828 | 11702 |
Productivity | 11026 | 11412 | 11103 | 11486 | 13526 | 11612 | 13073 |
Digital CC | 17582 | 17812 | 18233 | 16525 | 18799 | 18709 | 20382 |
TOTAL | 9271 | 9451 | 9541 | 9025 | 10271 | 9535 | 10474 |
クリエイティブ性能はすでに得意ではないことが計測で分かっていますが、
オフィスソフト動作の(Productivity)のスコアやWEBブラウジング・アプリ起動など(Essentials)スコアも、
Core i7 14700KFやRyzen 7 9700Xと比べると低いため、一般向け用途としては高パフォーマンスとは言えないでしょう。
まあそれでも十分高いスコアなので、普通に使って入れば不自由することはないはずです。
消費電力はどうか?
ゲーム性能の高さが光るRyzen 7 7800X3Dですが、消費電力はどうでしょうか?
ゲーム時の消費電力
まずはゲームを想定したFFベンチマーク(RTX 4090利用)作動時の消費電力です。
参考までに360mm簡易水冷クーラーで冷却した場合の温度も掲載します。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
最低 | 4.253 | 3.927 | 4.367 | 24.793 | 28.745 | 31.514 | 35.762 |
最高 | 111.799 | 131.163 | 144.861 | 82.854 | 86.845 | 136.061 | 146.229 |
平均 | 72.669 | 75.655 | 93.168 | 44.046 | 70.667 | 67.083 | 103.338 |
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
最低 | 36℃ | 35℃ | 36℃ | 45.6℃ | 50.6℃ | 46.4℃ | 52.0℃ |
最高 | 62℃ | 75℃ | 70℃ | 79.4℃ | 64.4℃ | 77.6℃ | 70.0℃ |
平均 | 49℃ | 57℃ | 58℃ | 57.5℃ | 57.1℃ | 52.7℃ | 61.5℃ |
Ryzen 7 7800X3Dの消費電力の低さが素晴らしいですね。
総じて消費電力が高いCore i7系に対しても、また最新世代のRyzen 7 9700Xに対しても平均30Wも低く、
最大消費電力もIntelより50Wくらいは低いです。
あのゲーム性能を見ればワットパフォーマンスがは断トツと言ってよいでしょう。
AMDの弱点であるアイドル電圧は高いですが、長時間ゲームをするなら間違いなくRyzen 7 7800X3Dは最適です。
3Dレンダリング時の消費電力
次はクリエイティブ作業を模擬し、Blenderのベンチマーク時の消費電力です。
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
最低 | 4.015 | 4.731 | 4.238 | 23.647 | 27.125 | 31.489 | 35.493 |
最高 | 303.023 | 253.158 | 254.557 | 81.245 | 87.873 | 141.176 | 199.694 |
平均 | 255.803 | 228.694 | 211.653 | 73.529 | 84.225 | 123.886 | 182.259 |
Core i7 14700F | Core i7 14700KF | Core i9 14900KF | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 9 7950X3D | Ryzen 9 9950X | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
最低 | 34℃ | 32℃ | 28℃ | 43.9℃ | 49.9℃ | 45.5℃ | 51.9℃ |
最高 | 96℃ | 85℃ | 86℃ | 76.4℃ | 60.8℃ | 80.1℃ | 78.8℃ |
平均 | 83℃ | 79℃ | 77℃ | 72.8℃ | 57.7℃ | 75.5℃ | 76.0℃ |
レンダリングはCPUをフル活用するので、
ここはコアスレッド数が少ないRyzen 7 7800X3Dの消費電力は断トツで低いです。
ただパフォーマンスも準じて低いため、ワットパフォーマンスが特別良いというわけではないです。
Ryzen 7 7800X3Dはどういった人におすすめ?
- ゲーム性能高くワットパフォーマンスが最強
- 3D V-Cacheがハマるゲームでは他のCPUを圧倒
- 消費電力が低いので冷却システム費用が抑えられる
- 3D V-Cacheがハマらないゲームではそれなりになることも
- 動画編集は悪くはないが、良くもない
- ゲーム配信には向いていない
- RTX 4090/4080 SUPERなど最高峰グラフィックボードを利用する予定の人
- ゲーム配信とか動画編集とかしない人
RTX 4070 SUPERはもちろんRTX 4090のような最上位でも、
トップクラスのCPU達と互角以上のフレームレートを出すことができるRyzen 7 7800X3Dは、
まだまだゲームだけやる人なら最強のCPUでしょう。
消費電力が低いので長時間ゲームをするような人には特に向いているCPUで、
CPUクーラーの費用も抑えられますし、発熱による性能低下リスクも低いです。
ただ動画編集やゲーム配信、レンダリングなどクリエイティブ作業には向いていなく、
クリエイティブ用途で考えるなら別CPUがベストです。
Ryzen 7 7800X3D搭載おすすめゲーミングPC
(ドスパラ)GALLERIA RM7R-R46T 7800X3D搭載
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4060 Ti |
メモリ | DDR5 16GB |
容量 | 500GB SSD (M.2 NVMe Gen4) |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm |
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:3.1
同価格帯の平均:3.6
同価格帯の平均:2.0
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:2.7
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、290fps | 最高画質、115fps |
フォートナイト | 高画質、201fps | 高画質、117fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、208fps | 高画質、135fps |
タルコフ | 最高画質、143fps | 最低画質、143fps |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、281fps | 最高画質、109fps |
パルワールド | 最高画質、75fps |
※参考値であり保証するものではありません。
ミドルクラスであるRTX 4060 Tiと組み合わせたゲーミングPCです。
Ryzen 7 7800X3Dの性能からするとやや物足りないグラフィックボードではあるものの、
その分価格は安くなっており、コスパもかなりの高さ。
フルHDメインで高画質高フレームレートを安定して狙える性能、WQHDゲーミングも可能なので、
十分ゲームを遊ぶことができます。
(アーク)AG-AR8X67AGL7IS-FTC
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 【NVMe・PCIe4.0】2TB |
大きさ | 222(W) x 467(H) x 450(D)mm |
同価格帯の平均:3.4
同価格帯の平均:4.7
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:2.3
同価格帯の平均:4.8
同価格帯の平均:3.7
同価格帯の平均:3.5
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、300fpsMAX | 最高画質、195fps |
フォートナイト | 最高画質、504fps | 最高画質、166fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、182fps | |
タルコフ | 最高画質、108fps | |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、460fps | |
パルワールド | 最高画質、120fpsMAX |
※参考値であり保証するものではありません。
最新世代のRTX 4070 Ti SUPERグラフィックボードを搭載したゲーミングPCです。
Ryzen 7 7800X3Dであれば、もっと上のグラフィックボードでも十分能力を活かすことはできますが、
RTX 4070 Ti SUPERも4K高画質高フレームレートを狙える性能は持っており、悪くない組み合わせ。
何よりメモリ性能、SSD性能、PCケース、その他各種パーツが非常に高水準にまとめられており、
コスパも最強レベル。
(セブン)ZEFT R59AX
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィックボード | RTX 4080 SUPER |
メモリ | DDR5 32GB |
容量 | 2TB Gen4 NVMe SSD |
同価格帯の平均:3.3
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:5.1
同価格帯の平均:3.3
同価格帯の平均:5.0
同価格帯の平均:4.2
同価格帯の平均:3.7
ゲームタイトル | フルHD 画質/FPS目安 | 4K 画質/FPS目安 |
---|---|---|
ApexLegends | 最高画質、300fpsMAX | 最高画質、210fps |
フォートナイト | 最高画質、504fps | 最高画質、172fps |
VALORANT | 高画質、400fps以上 | 高画質、400fps以上 |
モンハンライズ | 高画質、187fps | |
タルコフ | 最高画質、118fps | |
オーバーウォッチ2 | 最高画質、487fps | |
パルワールド | 最高画質、120fpsMAX |
※参考値であり保証するものではありません。
さらに上のグラフィックボードであるRTX 4080 SUPERと組み合わせがゲーミングPC。
準最強のゲーム性能を有しており4K高画質高フレームレートを安定して狙える性能。
ゲーム性能の高いRyzen 7 7800X3Dであれば十分性能を活かせる組み合わせになっています。
マザーボードも最高級のグレードを利用しており、簡易水冷クーラー搭載で熱による性能低下も最大限抑制。
さらに高級なLianLiのPCケース採用は珍しく、2TB Gen4 NVMeも高水準と、全体的に高スペックにまとまっています。