Ryzen3 2200Gをベンチマーク!性能は?コスパは? | こまたろPC

Ryzen3 2200Gをベンチマーク!性能は?コスパは?

こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)

Athlon 200GEのベンチマークでもわかったことですが、

エントリー向けAPUではもはやPentiumは負け!って感じが否めませんね。

そこで気になるのがAthlon 200GEの1つ上位にあたるRyzen3 2200G。

早速ですが、Ryzen3 2200Gの性能について検証していきます。

Ryzen3 2200Gのポイント
  • どこまでゲームができる?グラフィック性能は?
  • 基本利用ではintelより上?

Ryzen3 2200Gとは?

コードネームRaven Ridgeで開発され、

最新の「Ryzen」と最新GPUの「Radeon VEGA」が一つになったAPUです。

intelだと内蔵グラフィックスが内蔵されていることも多いですが、

今までのAMDのRyzenシリーズは内蔵グラフィックス非搭載だったので、

明確な違いがあるのがRyzen3 2200Gというわけです。

最大の特長は圧倒的な安さ。

もしゲームやクリエイティブな作業ができる自作PCを組むなら、

グラフィックボードの導入が不可欠ですが、

Ryzen3 2200Gならこのコストが浮くかもしれないってことです。

スペックみてみましょう

それではスペックをみてみましょう。

今回はRaven Ridgeで一つ上位になるRyzen5 2400Gと一つ下位になるAthlon 200GEも一緒に比較します。

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まさに中位って感じのスペックですね。価格も丁度良いところつきますなあ。

4コア4スレッドはintelならi3-8100と同等クラス。

スペックを見る感じだと結構よさそうというのが初見ですね。

内蔵グラフィックスはRadeon™ Vega 8 Graphicsです。

ただ初戦はCPUとセットのグラフィックという感じがして、

「本当にゲームできるのかなあ?」と思っています(笑)

Athlon 200GEをベンチマーク!安いけど使い物になるのか!?Ryzen5 2400Gをベンチマーク!グラボ無しでどこまでゲームはできる?

Ryzen3 3200Gはどう?

Ryzen3 2200Gの後継としてRyzen3 3200Gが発売されましたが、

個人的には期待を満足させるものではありませんでした。。。

Vegaグラフィックのコア数は変わらず8となり、

改善点はCPUとグラフィックコアの動作クロックアップということに。

ゲーム計測では約1.10~1.15倍程度の改善だけなので、

価格を考えると、Ryzen3 2200Gのほうが優秀でしょう。

もちろん今後の価格変更によっては候補にはなりますが。。。

Ryzen3 2200Gをベンチマーク!実力は?

ということで、いよいよベンチマークしていきます。

こちらがRyzen3 2200G。

もはや定番となった〇!ってやつ。

AMDのCPUがコスパいいなあって思うのはCPUファンもちゃんとつくこと。

K付ゲーミングPCとかだとintelはCPUつきませんからねえ。

Wraith Stealthのファンが付属します。

CINEBENCH R15

まずは基本のCINEBENCH行ってみます!

下位のAthlon 200GEと上位のRyzen5 2400G、またintel勢とも比較します。

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若干っ!Corei3 8100にマルチコアスコアでまけてしまいましたね。

シングルスコアはintel勢が強いのはわかっていましたが、

ちょっと残念です。

ただその分グラフィックは明らかにRyzen3 2200Gに軍配なので良しとしましょう。

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FireStrike

続いてFireStrikeです。

気になっていたメモリのクロック数でどこまで違いがでるのか?も計測してみました。

比較のために下位のAthlon 200GEと、

Corei3-8100の1050ti搭載のベンチマークを掲載しました。

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Corei3-8100単体だとVRAMエラーで計測不可だったので、

この地点でRyze3 2200Gの内蔵グラフィックスがintel製より明らかに良いのはわかりますが、

気になるのはどこまで良いのかってことです。

Ryzen3 2200Gのグラフィック性能は大体1050tiの4割ほどというところ。

1050tiがPUBGや最新世代のゲームをやるうえで、かなりギリギリのラインを考えると、

Ryzen3 2200Gでは力不足の可能性が高いですね。

CPU性能を測るPhysicsではやはりCorei3-8100に負けています。

下位ゲーミングPCにあたるAthlon 200GEとは価格差3000円しかないのに、

グラフィック性能は2倍差つけているので、

コスパはAthlon 200GEより上ということです。

Night Raid

3Dマークから新しく登場したDirext12用統合ベンチマークです。

今までDirext12というとTimeSpyが主流でしたが、

単体GPUほど高性能でもない統合型GPUで実行できるということで、

今回はこちらにしました。

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Athlon 200GEとの差が圧倒的ですね。2倍くらい違います。

価格差を考えるとやはりRyzen3 2200Gはコスパ高そうです。

PC Mark10

次に日常的なPCの快適さを測るべく、PC Mark10を比較します。

どちらかというと今回はこのテストが一番重要かもしれません。

いくらVega内蔵とはいえ、Ryzen3 2200Gの購入ユーザーで、

ばりばりゲームしたいって人は少なそう。(そういう人はグラフィックカード買うと思うので)

どちらかというと、安価でも作業PCとして使えるものって感じな気がしてます。

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結果を見ておどろき( ゚Д゚)

Ryzen3 2200Gがめちゃくちゃいい線いっていると思いませんか?

PC処理の基本性能を測るEssentialsスコアや、

エクセルやワード処理などオフィスソフト処理を想定したProductivityでは、

Corei3 8100に迫るスコアです。

Corei3 8100の価格が14,000円くらいなのを考えれば、

Ryzen3 2200Gのほうが価格における性能はイイってことになります。

また最終的なTOTALテストでも、

1050tiを装備したCorei3 8100に迫るスコアです。

グラフィックボードを必要としないRyzen3 2200Gとしてかなりの大健闘だと思います。

もちろんバリバリ動画編集やゲーム配信!というには力不足ですが、

illustratorや動画視聴などには快適に動作するかと思います。

X264FHD BENCHIMARK

もうすこし動画エンコード性能を比較してみましょう。

今回はX264FHDをテストします。

同コアであるCorei3-8100も21だったので、ほぼ同等の力って感じでしょう。

このスコアは快適?と言われるとそうでもないが、

まあなんとか動画編集をすることはできるという感じ。

もうすこしゲーミング性能を見てみる

私の中でAthlon™ 200GEの結論は見えてきたのですが、

一応ゲーム性能をもう少し見てみます。

ドラゴンクエストX

Ryzen3 2200Gはライトゲームを想定しているので、

比較的軽いドラゴンクエストXベンチマークを比較します。

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標準画質であれば問題なく動作できるって感じです。

CPUと抱き合わせのグラボでここまででれば大満足です。

FINAL FANTASY XIV紅蓮の解放者

もうおなじみのベンチマークですね。

ベンチマークとしては比較的ライトな分類になります。

標準画質の設定でなんとか快適という感じ。

遊べなくはないので、画質とか気にしない人なら十分だと思います。

PUPGはきつかった・・・

エントリー向けグラフィックボードなどでよくベンチマークをされるのが、

PUPGです。

が、残念ながら最低画質でもRyzen3 2200Gは30fps切ってしまいました。

このゲームでは60fpsはほしいと思うので、ちょっと厳しいですね。

Yakuza0

いつもなら実際にゲームを動かしてFPS計測するのですが、

いかんせん最新ゲームではRyzen3 2200Gはきつい。。。

FirCry5、Tomb Raiderなどなどは最低画質設定でもまず無理でした。

最終的に龍が如く0ことYakuza0にしてみました。

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画質設定は一番低で実施すると、

なんとか60fps付近で遊べる感じです。

メモリの速度について
今回気になっていたメモリの速度によるパフォーマンス違いについて、
すごく差がある!とまではいかないけど、実質fpsでも3~5は違うので、
やっぱりそのRyzenCPUが対応する最高速度のメモリを使うのがよさそう。
Ryzen3 2200Gなら2993Hzってことに。

フォートナイト

ライトなバトロワゲームといえばこのゲームでしょう。

画質を一番低い設定で試してみたところ、通常時はほぼ安定して60fpsをたたき出していました!

中設定にしても59~60fps付近で遊べるのでかなり快適に遊べます。

エースコンバット7

続いてはエースコンバット7です。

PS4メインのゲームだけあって動作は軽めとはいえ、さすが最新ゲーム。

それなりのグラフィックス性能は要求します。

ですが、フルHDのLOW設定にて42~60fps付近を出すことができました!

描画が重いところになるとちょっとfpsが落ち込んでしまいますが、

30fpsゲーミングで問題ないということであれば、快適に遊ぶことが可能です。

Apex Legends

最新バトロワゲームのApex Legendsです。

早くもダウンロード数が驚異の数字となっており2019年人気間違いなしのゲームって言われていますね。

ただ要求スペックはかなり高めです。

テクスチャが最大だとVRAMを8GBも要求するゲームなので、ハイクオリティでやるならハイエンドグラボが必須。

Ryzen3 2200Gだと一番低いグラフィックス設定で、30~47fpsという感じ。。。

また激しい戦闘の描写になると26~28fpsまで落ち込むことも。

対人戦のゲームなので60fps無いとイヤという人には厳しいですね。

モンスターハンターワールド

言わずとしれた名作、モンハンの最新作です。

今回のゲームの中では重さは真ん中くらいといったところでしょうか。

Athlon 200GEでは厳しかったゲームも、

Ryzen3 2200GならフルHD、低画質設定で34~35fpsをなんとか確保

対人戦ではないですし、PS4と同じfpsと考えれば問題なく遊べるといったところです。

FarCry NEW DAWN

こちらは2019年2月に登場したFarCry5の後編の作品です。

ちょっと重量級ですがなんとかできないか検証してみました!

結論としてはフルHDでは低設定でも30fpsを常に下回ってしまうので快適に遊ぶことはできず・・・

しかし1366×768まで画質を落とせば低設定にて34~42fpsで遊ぶことができました!

内蔵グラフィックスでこのゲーム遊べるのだからすごいものです。

まとめ:ゲームには力不足だが、基本作業PCとして

今回Ryzen3 2200Gをベンチマークしてみて、感じたことをまとめます。

デメリット
  • フルHDだとライトゲームなら遊べるが、遊べる種類は制限される
  • 動画編集としてはRyzen5のほうがいい

まずデメリットからあげるとすれば、できるゲームが限られてしまうこと。

内蔵グラフィックスでは十分なのですが、過度に期待するのは禁物。

やはり快適に遊ぶならグラフィックボードは必須です。

でそうなってくるとRyzen3を買うよりはintel製を買うべきでは?ってこと。

現段階ではほとんどのゲームがintel製のほうが良いスコアをたたき出すからです。

また動画視聴や簡単な画像処理なら問題ないけど、動画エンコードになると力不足。

8スレッドあるryzen5 2400Gのほうがいいです。

ここがメリット
  • グラボ無しならコスパ最強!
  • そこそこの色んなPC作業ができる
  • 工夫次第で最新ゲームも何とか遊べる!

しかしながら、グラボ無しとしては圧倒的にintel製よりイイ!

しかも基本PC作業はもちろん、画像処理などの作業なら十分いけるレベル。

これが11,000円で買えるのだから良い時代になりました。

自作PCのコストを抑える上では最良のAPUだと思います。

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DeskMini A300が大人気!

Ryzen3 2200Gも搭載できる最近人気のベアボーンキットといえばAsrockが販売したDeskMini A300です。

最近は色々な方がYoutubeでも紹介しています。


155 x 155 x 80 mmと超小型なので場所を取らないのがいいですよね!(こたつPCとも呼ばれている)

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個人的には1から考えるのが好きなのですが、

CPUとメモリとSSD(M.2も)があれば完成できる手軽さもあるので、

初めて自作する人におすすめです。(実際初めて自作に買われる方も多いそうで)

もし自作を迷われているなら、これを機会に初めてみても良いかもしれません。

自作楽しいですよ!(*’▽’)