こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!
intelCPUのエントリー向けといえばCore i3シリーズです。
ただ第7世代ではPentiumのコスパが良すぎてどちらかというと日蔭モノだった気がします。
第8世代では果たしてどうなのでしょうか?
Corei3-8100を検証してみます!
目次
Corei3-8100のスペックを確認
検証にうつる前にまずはスペックを整理しましょう。
比較対象として、PentiumとCore i5も掲載します。
前世代のCorei3-7100に対して大きく変化したのが実コア数。
2コアから4コアに変更になっています。
これってかなりの大変化です。基本的に実コア数が多くなればCPU能力は格段に向上します。
第7世代Corei5シリーズと同等のコア数で価格は2分の1を考えると、
むちゃくちゃ良くなっているというのがまず感想ですね。
ベース周波数は前世代より低くなっていますが、
実コア数増加のほうが絶対に吉です。
非公開ながらターボブーストもあるようですしね。
TDPが若干上昇していますが、
省電力PCでも考えない限り全然問題ないレベルといえます。
早速ベンチマークいってみます
今回はCorei3-8100をメインとし、
Pentium G4560や人気のCorei5-8400と比較していきます。
グラフィックボードは人気売れ筋の1050ti、
ミドルレンジ代表の1060 6G、
ハイレンジの入門1070を使用しています。
みんな大好きCINEBENCH R15
CPU性能を測るならCINEBENCHは避けて通れません!
結果はこちら。
シングル性能はPentiumと肉薄していますが、やはりマルチ性能は断然上です。
2コアの実コア数UPは伊達じゃありません(*’▽’)
さすがに実コア6のCorei5-8400には全然勝てませんね。
FireStrike
続いてFireStrikeです。
基本的にはGPUがモノをいうベンチマークですが、
CPU性能を測るPhysicsテストもしていますし、
CPU性能によってはGPU性能を100%引き出せない場合もあるので、
テストしたいと思います。
[supsystic-table-diagram id=’4′]まず当たり前ですが、Graphicsスコアは各CPUで大差はありません。
またCPU性能のPhysicsスコアも順当な結果を示しています。
注目したいのが総合テストのCombinedスコアとTOTALスコア。
1050tiでは3つのCPUで劇的な差はないけど、
1060 6G、1070となるにつれて、Pentium G4560に差をつけています。
Corei5-8400ほどでないにせよかなり肉薄していますから、
かなり健闘しているといってよいのではないでしょうか?
TimeSpy
続いてDirectX 12対応のベンチマークを。
今後はこちらのベンチマークのほうが重要になるでしょうね。
[supsystic-table-diagram id=’6′]こちらもFireStrike同様に、
グラフィックボードがハイエンドになるほど差が広がっていきます。
前世代と違ってPentiumにはっきりとした差をつけています。
PC Mark10
次に日常的なPCの快適さを測るべく、PC Mark10を比較します。
アプリ起動速度、WEB閲覧、ビデオカンファレンスなど、
PC処理の基本性能を測るEssentialsスコア、
エクセルやワード処理などオフィスソフト処理を想定したProductivityスコアは、
Pentiumに差をつけ、Corei5-8400と同等の力を示しています。
(というか超えてる時も)
つまり普段利用であれば、Corei5-8400とそん色ないということになります。
しかしながら、
写真・動画編集、3Dレンダリングなどクリエイティブ処理を測定したDigital Content Creationは、
実コア数に応じた順当な結果という感じです。
X264FHD BENCHIMARK
さらに動画エンコード性能を比較してみましょう。
今回はX264FHDをテストします。
やはり実コア数通りの順位ですが、実コア4から6の差がものすごいのが気になるところです。
動画編集になるとやはり6コア以上は必須という感じなのかもしれませんね。
そういった点でCorei3-8100は少々役不足かも。
FFXV
もう少しゲーミング性能を比較するため、
ファイナルファンタジーの最新のベンチマークソフトをしました。
旧バージョンでは1000番台グラフィックボードでは余裕なので、
あえてこちらをテストしてみました。
[supsystic-tables id=8]1050tiでは3つのCPUで違いがないものの、
1060 6Gあたりから若干差がうまれ、1070では明らかに差が出ました。
Corei3-8100はあきらかにPentiumより快適そうであることがわかりますね。
また快適というスコアを考えれば、
ハイエンドGPUであってもCorei5-8400とそん色ない性能を引き出せてるといえます。
ベンチマークの結果を見て
有名どころのベンチマークをおえて、
結果的に第8世代では再びPentiumにきっちりと性能差は見せたと思います。
またCorei5-8400もところどころでは肉薄する結果も出しており、
用途が明確であればコストを抑える意味でもCorei3-8100を選択するのは全然ありだと思います。
もうすこしゲーミング性能を見てみる
今まではベンチマーク結果でしたが、もう少し実際のゲームで性能をみていきましょう。
代表的なゲームでさらにベンチマークを選出しています。
FarCry5
まずはFarCry5。
解像度はFHD、画質は低、中、高でテストしました。
GTX1050tiではすでにグラボ性能の限界がきているため、CPUによる差は見られませんが、
GTX1060 6G以降は徐々にCPUボトルネック差が顕著になっています。
GTX1070になってくるとCorei5-8400に大分差が開いてしまっていますね。
[supsystic-table-diagram id=’19’]続いて画質中設定。
こちらもグラボがハイエンドに向かうほどCPU性能が顕著に。
GTX1070とCorei3-8100の組み合わせが、
GTX1060 6GとCorei5-8400と同性能程度しかでていません。
やはりCorei3-8100ではハイエンドGPUはもったいないのかも。
[supsystic-table-diagram id=’18’]さらに画質高になってくると、
せっかくのGTX1070であっても、
Corei3-8100におけるFPSの伸びが悪いです。
つまりCPU性能がネックとなりGPUの性能を引き出せていないということでしょう。
ただGTX1060 6G以上であれば平均FPSでいえば60以上はでていますから、
十分遊べるということもわかりました。
Rise of the Tomb Raider
最後にDirectX12で利用できるRise of the Tomb Raiderのベンチマーク。
やはりGTX1060 6GとGTX1070の差が僅差となっており、
CPU性能がボトルネックになっていることがわかります。
もちろん60FPS程度でているので、どちらでも快適にゲームできるとおもいますが、
Corei3-8100とグラボの組み合わせはしっかりと考える必要がありそうですね。
まとめ:ミドルクラスのグラボと組み合わせてゲームを!
総合的な結果を踏まえると2コアの実コアUPはすごくイイ効果をもたらしているといえます。
第7世代と違いPentiumとは明らかに差がうまれていますので、
Pentiumから+3,000円程度支払う価値は十分にありますし、
通常のPC作業なら十二分な性能だと思います。
ゲームにおいてはハイエンドグラボとの組み合わせはおすすめできません。
GTX1060 6Gのミドルと組み合わせてコスパPCを制作するのがいいでしょう。
最新世代のゲームでも快適に遊べるはずです。
- 実コアが4つになった恩恵はデカい!
- GTX1060 6GまでのミドルレンジGPUなら十分性能を引き出せる
- 1万円前半だから高コスパPCがつくれる!
- ハイエンドグラボでは性能が引き出せない
- 画像・動画編集、レンダリングなどクリエイティブ処理は厳しい
- もう少しお金を出せば実コア6つのi5-8400のほうが断然良い