こんにちは!こまたろです( ゚Д゚)
名作「メタルギアソリッド」を輩出した小島秀夫監督の話題の新作「DEATH STRANDING」。
いよいよPC版が発売されました!
今回はDEATH STRANDING(以後デス・ストランディング)の必要スペックと、
おすすめなゲーミングPCについてまとめました。
目次
デス・ストランディングの動作スペック
※横スクロールできます
最低必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 3470 or Ryzen3 1200 | Intel Core i7 3770 or Ryzen5 1600 |
グラフィック | Nvidia GeForce GTX 1050 3GB or Radeon RX 560 4GB | Nvidia GeForce GTX 1060 6GB or Radeon RX 590 |
メモリ | 8GB RAM | 8GB RAM |
PS4からの移植版のゲームの場合、基本的には要求スペックが低い傾向にありますが、
デス・ストランディングは要求スペックが高いといって良いです。
特にグラフィック性能の要求値は高く、
必要スペックでも1世代前のエントリークラス、
推奨になると1世代前のミドルクラスのグラボと、
他のゲームが数世代前のグラボを要求しているケースが多いのを考えると、高めです。
それもそのはず。ゲームをやってみるとわかりますが、
「映像の美しさに非常にこだわっているゲーム」だなとすごく感じます。
最大で240fps、21:9のウルトラワイド出力にも対応しており、
「映画のような臨場感を味わってほしい」と言わんばかりです(笑)
そのためゲームをするのであっても、それなりのスペックが必要ですが、
ゲームの臨場感、快適さを最大限楽しむには、
ミドルスペック以上のゲーミングPCがおすすめとなります。
また読み込み速度では記憶媒体の種類(HDD、SSD)が影響します。
基本的なグラフィック設定
昨今のゲームから比べると、設定項目はそこまで多くないです。
また基本的にはグラフィック品質設定がプリセット機能の役割となっており、
「低」「中」「標準」「最高」の4段階を切り替えることで、
他の項目も適宜変更してくれます。
またこのゲームの注目すべきは「DLSS 2.0」と「FidelityFS CAS」に対応していること。
両者とも技術の違いはあれど基本的には「FPS値が向上する」という現象になり、
対応しているグラボを利用すれば、低負荷でキレイな描写が楽しめます。
RTX2000番台から利用可能になっている
技術は違えどDLSSに対抗した機能とされており、Radeon RX5000番台から利用可能
どの程度グラフィック性能が必要か?
では実際にここ最近販売されているPCパーツから、
最低どのくらいの性能なら良いか?を探っていきたいと思います。
グラフィックボードを検証
WQHD、ウルトラワイドモニター、4Kで60fps: RTX2060(SUPER)
120fps以上ゲーミングモニター利用: RTX2070 SUPER / RTX2080(SUPER)/ RTX2080ti
それではゲーミング性能に影響するグラフィックボードは何が良いか?
ここ最近のグラボを使って検証してみました。
CPUはRyzen5 3600という、丁度中間の性能があるCPUです。
結果から、沢山言えることがあります。
一つ目はやっぱり高負荷であること。
Nvidia最新グラボGTX1650であれば、大抵のゲームを低~中画質で快適に遊べますが、
このゲームでは低画質でもぎりぎり。
場合によっては60fps切ってしまうので、
ゲームをするなら、ミドルクラスの下位になるRX570相当以上のグラボのほうが良いです。
144fpsなど高FPSはRTX2060でも厳しいという(笑)
ゲーミングモニター利用ならRTX2070 SUPERなどハイクラスなグラボが良いです。
また逆を言えば、フルHD60fps高画質で良ければ、
ミドルクラスの下位グラボで十分ということも言えます。
(例えばGTX1660 SUPERとRTX2060どちらでも最高画質60fpsが妥当となる)
2つ目は画質による差はほとんどないこと。
現段階ではありますが、画質調整をしてもほとんどFPS値に差が余りありません。
よって画質調整でグラボ性能不足を解消しにくいゲームとなります。
求める画質とFPS値に応じて、十分なグラフィック性能があるグラボを選ぶ必要があります。
★最高画質★
★低画質★
↑最高画質と低画質の例
最高画質のほうが、近くの描写は細かく、遠くの描写の陰影も繊細になっている。
とはいえ、低画質でも十分綺麗なグラフィックスだと感じた。
3つ目はフルHDではDLSSよりCASのほうが効果が高いということ。
元々DLSSはその技術構造からより高負荷な高解像度(2Kや4K)などで真価を発揮し、
フルHDではむしろFPS値が下がるケースもあると言われていました。
DLSS2.0ではフルHDでも効果を発揮するようになるとのことでしたが、
現状デス・ストランディングではDLSSによってFPS値が下がってしまいます。
逆にWQHD、4KになるほどDLSSの効果が強くなっているのがわかります。
通常RTX2060では4Kゲーミングでは厳しい性能ですが、
このゲームではDLSSを利用すれば60fps確保できます。
現状ではDLSS利用前提ならWQHD以上の高解像度利用前提としたほうがよさそうです。
ただし今後のNvidiaドライバーのアップデートで改善される可能性は大いにあるので、
あくまで現時点ではということです。
逆にFidelityFS CASでは効果が一目瞭然です。
CAS利用で12~20fpsほど向上しています。
今後の価格次第ですが、低予算でデス・ストランディングを利用するうえでは、
NvidiaだけでなくRadeon RX5000番台も有力です。
★FidelityFS CAS OFF★
★FidelityFS CAS OFF★
↑CASのオンオフ時の描画の違い例
本来CASがオンだと鮮明な描写になるとのことだが、こまたろ的にはOFFのほうが鮮明に感じた。
またオンにすると奥の描写オブジェクトの一部が省略されているように感じる。
まあ、よく見ないと感じにくいけど。
CPUを検証
ゲーミングモニター利用、動画編集・配信:Core i7 10700K、Ryzen7 3700X
ゲームにおいて最も影響が高いのがグラフィックボードですが、
CPU性能も次に重要です。
ゲーム側でCPU性能を重視しているものもありますし、
グラフィックボード性能を活かしきれないボトルネックの懸念もあります。
CPUの性能が低すぎると、ボトルネックとなりグラフィックボードの性能を100%引き出せなくなります。
今回は下位~ミドルクラスのCPUで計測しています。
RTX2060とGTX1660 SUPERでチェック。
AMDのRyzenよりIntelのほうが最適化されている兆候はあるものの、
フルHDであれば、エントリークラスの下位CPUでも十分ゲームはできる結果となっています。
しかしながら下位のCPUではGTX1660 SUPERでもボトルネックの傾向が出ており、
基本的にはミドルクラスのCPU以上からあわせるのが良いです。
またより上位の解像度やFPS値を狙う場合、
必然的にグラボがハイクラスになるため、CPUもハイクラスでないとボトルネックになってしまいます。
それでは具体的にどのゲーミングPCがおすすめか?紹介していきます。
なお全体的なゲーミングPCのおすすめ紹介は下記記事を参考にしてください。


低予算なら。フルHD高画質60fps
- デス・ストランディングを快適に遊ぶ最低構成でもある
- フルHD最高画質60fpsで
まずはもっとも低価格でデス・ストランディングを遊べるスペックです。
ミドルスペックと呼ばれる価格帯になります。
フルHD60fps前提としたスペックですが、
デス・ストランディングが画質調整によるFPS値の差異が少ないため、
最高画質の環境で遊ぶことができます。
(ドスパラ) GALLERIA AT5

CPU | Ryzen5 3500 |
グラボ | GTX1660 SUPER |
メモリ | 16GB |
容量 | 500GB NVMeSSD |
大きさ | 185(幅)×395(奥行き)×370(高さ)mm |
- ミドルでは文句なしのGTX1660 SUPER
- 同構成では他社より安い!
今回の要件で価格を抑えつつ、スペックを満たしたゲーミングPCです。
Ryzen5 3500(6コア6スレッド)とGTX1660 SUPERとなら、
デス・ストランディングをフルHD高画質60fpsで遊ぶことができます。
動画編集やゲーム配信もある程度こなすことができますが、
録画しつつのゲーム配信はゲーム側が高負荷なので、もう少し上のスペックが良いでしょう。
(フロンティア) FRGKB460/A

CPU | Core i5 10400 |
グラボ | GTX1660 SUPER |
メモリ | 16GB(アップグレード) |
容量 | 500GB NVMe SSD |
大きさ | 209(幅)×391(奥行き)×381(高さ)mm |
- 省電力で長時間プレイもOK
- 比較的小型で省スペース
ミドルスペックで高パフォーマンスならこのゲーミングPCがおすすめです。
デス・ストランディングがIntelの方に最適化されている傾向があり、
その中で省電力で高パフォーマンスならCore i5 10400(6コア12スレッド)を搭載しています。
対応するグラボはGTX1660 SUPERでフルHD最高画質60fpsはOK。
省電力なので、長時間プレイでも安定しており、
またケース自体も少し小さめなので、省スペースもあります。
メモリだけ16GBにアップグレードするのがおすすめです。
WQHD、ウルトラワイドモニター、4K60fps
- 2560×1440などWQHD高画質60fps
- 4K高画質60fps
- DLSS利用で高パフォーマンスを
- 動画編集やゲーム配信もある程度OK
デス・ストランディングの臨場感や美しさをより堪能できるスペック帯です。
高解像度なウルトラワイドモニター利用を考えているなら、このスペックからになります。
また必然的にCPU性能も高くなるので、動画編集やゲーム配信も快適に。
デス・ストランディングをYoutubeなどで配信したい!という人もこのあたりがおすすめです。
(ツクモ) GA5A-D194/T

CPU | Ryzen5 3600 |
グラボ | RTX2060 |
メモリ | 16GB |
容量 | 240GB SSD + 1TB HDD |
大きさ | 190(幅)×475(奥行き)×435(高さ)mm |
- DLSSが使える最安構成
- 同価格帯では他社よりスペックが上
今回の要件を満たす中では安さ重視である「GA5A-D194/T」です。
デス・ストランディングのDLSS2.0機能を利用できるRTX2060を利用しており、
フルHDでは最高画質100fpsほど、WQHD、4KでもDLSS利用で70~90fps前後可能となっています。
動画編集やゲーム配信はそこそこではありますが、おこなうことも可能です。
(サイコム)G-Master Axilus B450A

CPU | Ryzen7 3700X |
グラボ | RTX2060 |
メモリ | 16GB(アップグレード) |
容量 | 480GB SSD |
大きさ | 225(幅)×432(奥行き)×470(高さ)mm |
- 見た目が他社よりカッコいい(偏見)
- 自作erには人気のB450 Steel Legend利用
- より動画編集やゲーム配信向きに
よりクリエイティブ性能を向上させたのが、「G-Master Axilus B45A」です。
Ryzen7 3700X(8コア16スレッド)採用で、動画編集やゲーム配信も快適に。
RTX2060で、デス・ストランディングをフルHD・WQHD・4Kゲーミングで遊べます。
また他社のBTOと比べて、より見た目のかっこよさを備えています。
本ゲーミングPCでは他社で取り扱いが無い「SilverStone SST-SEA1S」を利用し、
自作erには大人気の「ASRock B450 Steel Legend」を利用。
さらにGold認証の電源利用と、体感では感じにくい部分の作りが高価です。
(ドスパラ) GALLERIA ZA7C-R60S

CPU | Core i7 10700K |
グラボ | RTX2060 SUPER |
メモリ | 16GB |
容量 | 1TB NVMe SSD |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mm |
- 最新世代Core i7 10700K搭載
- WQHD安定ゲーミング
デス・ストランディングの最適化具合にあわせた一機です。
Intel最新世代のCore i7 10700K(8コア16スレッド)のゲーミング性能は、
現時点では最強といってよく、対応するRTX2060 SUPERの力を十分に出し切ってくれます。
WQHD/4Kを最高画質安定して遊ぶことができます。
ゲーム配信・動画編集ももちろん快適です。
120fps以上、ゲーミングモニター利用
- ゲーミングモニター利用
- 動画編集・配信も快適に
最後はデス・ストランディングを「高FPS」で楽しむためのスペックです。
このゲームは画質調整による負荷軽減が得られにくく、
高解像度で遊ぶより高FPSを出すほうが難しいゲームです。
そのため、ハイクラスなグラボが必要となり、
120fpsならRTX2070 SUPER、144fps以上ならRTX2080 SUPER以上が良いでしょう。
CPUも当然ゲーミング性能が高いハイクラスなものになるので、
動画編集やゲーム配信能力も高くなっています。
(ドスパラ)GALLERIA XA7C-R70S

CPU | Core i7 10700 |
グラボ | RTX2070 SUPER |
メモリ | 16GB |
容量 | 512GB NVMe SSD |
大きさ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mm |
- フルHD144fps
- 全体的構成に対するコスパが高い
- 新ケース採用で熱対策、利便性向上
デス・ストランディングをゲーミングモニターを利用できる中で、
安さ重視のゲーミングPCです。
ゲーミング性能が高いCore i7 10700(8コア16スレッド)を採用し、
グラボはRTX2070 SUPERで、今回の要件を十分満たす性能です。
(ツクモ) G-GEAR GA9A-J194/XT

CPU | Ryzen7 3900X |
グラボ | RTX2080 SUPER |
メモリ | 16GB |
容量 | 500GB NVMe SSD + 2TB HDD |
大きさ | 183(幅)×390(奥行き)×300(高さ)mm |
- よりクリエイティブ性能に特化
- 4Kゲーミング配信可能
続いてはデス・ストランディングを最高の環境下で動画編集やゲーム配信したい人向けです。
クリエイティブ性能が高いRyzen9 3900X(12コア24スレッド)を採用し、
RTX2080 SUPERとの組み合わせにより、144fps以上の高FPSゲーミングが可能。
もちろんDLSSを利用で、WQHD、4Kゲーミングも余裕です。
単純なゲーミング性能というよりは、クリエイティブ性能を重視したゲーミングPCになっています。
(フロンティア)FRGHZ490/C

CPU | Core i9 10900K |
グラボ | RTX2080 SUPER |
メモリ | 32GB |
容量 | 1TB NVMe SSD + 2TB HDD |
大きさ | 210(幅)×465(奥行き)×453(高さ)mm |
- 最強のゲーミング性能CPU
- デス・ストランディングとの相性もあり最高FPSへ
- GOLD認証電源搭載
最後はよりゲーミング性能に特化したゲーミングPCです。
現時点では最強のゲーミング性能であるCore i9 10900K(10コア20スレッド)を搭載し、
デス・ストランディングのIntelよりの最適化傾向も相まって、
最も高FPSを出せる構成となっています。
RTX2080 SUPERの性能も十分に引き出し、最もデス・ストランディングを快適に遊べる一機です。
ゲーム配信や動画編集もこなすことができます。