2019年下半期!Ryzen5 2600のゲーミング性能は?9400Fとの比較も | こまたろPC
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2019年下半期!Ryzen5 2600のゲーミング性能は?9400Fとの比較も

こんにちわ!こまたろです( ゚Д゚)!

第3世代Ryzenが登場し、その性能の高さから話題になっていますね!

シングル・マルチ性能ともにIntelを圧倒するケースも出ており、

今後のIntel側の動向がきになるところです。

さて最新世代の登場で価格が大幅に下がったのが第2世代Ryzenです。

今回の主役であるRyzen5 2600は16,000円台になっており、

この価格で6コア12スレッドとか鬼です。

ただ気になるのがゲーミング性能ですね。

そのあたり、ライバルとなりうるCorei5 9400Fや最新世代Ryzen5 3600と比較しました!

なおRyzen5 3600の記事はこちらになります。

Ryzen5 3600の性能をベンチマーク!10400とは?

Ryzen5 2600の特徴とは?

Ryzen5 2600は第2世代Ryzenの4つのうち、もっとも下位のCPUになります。

最大の特徴は価格に対するスレッド数の多さです。

 

ライバルとなりうるCorei5に対してコア数は同じですがスレッド数は倍。

またベースクロックではCore™i5 9400Fよりも上と、

スペックではかなり有利に感じます。

ただし、この世代のゲーミング性能は基本的にはIntelが上となっています。

ですが価格の安さに妙味があり、許せる性能であればコスパがすごくなるわけです。

価格としてはまだまだ高めなRyzen5 3600のと差も見所ですね。

ベンチマークソフトで性能を見る

それでは早速Ryzen5 2600の性能をみていきましょう。

比較としてほぼ同じ価格帯となるCore™i5 9400Fを比較しています。

なお今回使用したグラボはRTX2060となっています。

※横スクロールできます

CPU/APU Corei5 10400 Corei5 9400F Ryzen5 5600X Ryzen5 3600 Ryzen5 3500 Ryzen7 2700 Ryzen5 2600 Ryzen5 1600AF
CPU(Multi) 1322 958 1799 1561 1035 1480 1199 1156
CPU(Single) 181 175 256 194 186 149 151 152
OpenGL 151.35fps 121.62fps 229.80fps 157.85fps 127.74 fps 97.58fps 92.31fps 116.28fps

うん、まあ順当な結果といえるでしょう。

シングルコア性能は以前Intel勢が強く、

マルチスコアはスレッド数が多いRyzenが強いです。

問題はグラフィック性能ですが、圧倒的にRyzen5 2600が負けてしまっていますね。。。

この差はかなりのものと思いますが、実際のゲームでどこまでFPSに差がでるか注目です。

それにしてもRyzen5 3600がすごい(笑)

FireStrike

DirectX 11ベースの定番ベンチマークソフトから。

フルHDと4Kの両方で比較します。

フルHDにおいてはCorei5 9400Fが勝っているものの、あまり大差がないなと思います。約4~9%ほどでしょうか。

4KにおいてはGPUのボトルネックがあるので、差がつきにくいですが、

なんとRyzen5 2600のほうが良いスコアを出しているんです。

これは解像度があがるほど、メインメモリへのアクセスが増えるため、

クロック数の高いRyzenが有利だからかもしれません。

Ryzen5 3600に対しては10%ほど差をつけられています。

TimeSpy

ではDirectX 12ベースではどうでしょうか?

こちらに至ってはRyzen5 2600のほうが上(;゚Д゚)

色々検証しているとAMD系ってDirectX12ベースに強い印象があるのですが、

ベンチマークでも表れているなという印象。

今後ゲームはDirectX 12ベースが増えそうですし、

Ryzen5 2600の実力侮っていたかもしれません。

Ryzen5 3600とはやはり10%の差がついていますね。

PC Mark10

続いてはゲーム以外の性能も含めたベンチマーク、PC Mark10です。

これに関してはCorei5 9400Fに大差で負けているといってよいでしょう。

Ryzenはクリエイティブ系が得意と言われていますが、

その指標であるDigitalCCスコアも圧倒的に負けています。

実際使うソフトやエンコード方法でどちらが強いか?はばらつきがあり、

一概にRyzenが良い!とは言えないのが実情です。

ただ、PC Mark10がどのようなソフトを想定しているか不明なので、

あくまで参考程度にとどめておきましょう。

FFXV

次はゲーム用ベンチマーク、FFXVです。

最新の漆黒の反逆者です。

設定は高画質とし、フルHD、WQHD、4Kでそれぞれ比較しています。

※横スクロールできます

CPU/APU Core i5 10400 Corei5 9400F Core i3 10100 Ryzen5 3600 Ryzen5 3500 Ryzen3 3300X Ryzen3 3100 Ryzen5 2600 Ryzen7 2700 Ryzen5 1600AF
CPU(Multi) 17068 (非常に快適) 15615 (非常に快適) 15544 (非常に快適) 16198 (非常に快適) 14856 (非常に快適) 16773 (非常に快適) 14414 (非常に快適) 13809 (非常に快適) 13167 (非常に快適) 13806 (非常に快適)
CPU(Single) 12794 (非常に快適) 12689 (非常に快適) 12696 (非常に快適) 12695 (非常に快適) 12366 (非常に快適) 12751 (非常に快適) 11890 (非常に快適) 11700 (非常に快適)
OpenGL 6351 (とても快適) 6462 (とても快適) 6429 (とても快適) 6426 (とても快適) 6420 (とても快適) 6406 (とても快適) 6395 (とても快適)

うん、こちらに関してはやはりCorei5 9400Fに負けていますね。

予想していた通りですが、非常に快適という文言は変わらないので、

実際にゲームをした場合、そこまで体感値には差がないと予想できます。

であれば価格が安いRyzen5 2600に妙味がありますね。

Ryzen5 3600とは約11%ほど。

実売価格で1万円ほど差があるので、コスパの高さはRyzen5 2600のほうが上かな。

Shadow of Tomb Raider

ここからは実際にゲームを使って実測のfpsを計測していきます。

まずはレイトレーシング対応のゲームShadow of Tomb Raiderです。

フルHD、WQHD、4Kにてベンチマークを走らせ、平均fpsを記載しています。

さすがに4KになるとGPUボトルネックもあり差ががでませんが、

フルHDなどではCorei5 9400Fには若干負けています。

しかしながら差が3~7fpsに留まっており、

WQHDなどでも60fps以上は確保できているので、60fpsモニター利用では差を感じないので、

通常利用の方ならこの差はあまり影響がないかなと感じます。

Ryzen5 3600に対しても同様のことが言えます。

Battlefield V

続いてもレイトレ対応のゲーム、バトルフィールドVです。

DirectX12ベースにて、レイトレ/DLSS ONで計測しています。

平均FPSにてフルHD~4Kまで比較しています。

このゲームにおいてもやはりCorei5 9400Fには若干負けています。

とはいえ劇的な差とまでは言えません。

また4KになってくるとRyzen5 2600のほうが上に。

グラボがボトルネックになってくると、Zen+アーキテクチャの強さが活かせるのかもしれません。

また注目したいのがRyzen5 3600に勝っていること。

詳しくはRyzen5 3600の記事にて解説していますが、最適化が進んでいないためこのような結果になったと思われます。

Ryzen5 2600はリリースから大分経過しているので、ゲーム側の最適化が進んでいる点もメリットになりますね。

FarCryNewDawn

2019年2月に販売されたFarCry5の続編です。

FarCry5はAMDロゴが出ていたのですが、本先は出てこないですね。。。

平均FPSをフルHD~4Kまで比較します。

このゲームに関してはRyzen5 2600の大敗と言って良いでしょう。

どうもCPUのスレッド負荷率を見ると、あんまり上手に使えていないというかムラがあるんですよね。

なのでRyzen5 2600の良さを生かし切れてないのかもしれません。

スレッドが最適化されていないゲームはRyzen弱いです。

Ryzen5 3600に関しても同様のことが言えます。

どんなゲームも安定しているのがCorei5 9400Fの強さと言えるのではないでしょうか。

Anthem

続いてはDLSS対応ゲーム、アンセムです。

平均FPS、フルHD~4Kまで計測しています。

おお!こちらに関しては、Ryzen5 2600と9400Fに大差が無かったと思っています。

若干優劣がありますが、誤差範囲内で力は五分五分かと。

こちらのゲームはCPU負荷をみると、上手にマルチスレッドを活用できている印象。

最新ゲームということもあると思いますが、

徐々にゲーム側のAMD最適化が進んでいるなという感じです。

ちなみにRyzen5 3600は最適化されていない感じで、性能も伸びていません。

Assassin’s Creed Odyssey

重量級ゲーム代表のアサシンクリードオデッセイです。

このゲームはGPUだけでなくCPUの性能も重要です。

またAMDロゴが表示される、AMDライクなゲームでもあります。

フルHD、平均fpsを記載します。

 

Loading…

 

高画質になるほどRyzen5 2600のほうが劣っているとは言えますが、

正直大きな差は無いかなと思います。

むしろCPU価格差を考えれば健闘していると言えそうです。

ここではRyzen5 3600の強さが目立ちますが、5~13%程度なので価格を考えれば順当です。

THE DIVISION2

続いても重量級ゲームのディビジョン2です。

こちらもGPUとCPU、両方の性能が求めまれます。

こちらのゲームはDirectX11と12を切り替えられるので、

それぞれのフルHD~4Kまでを測定して計測しています。

うん、このゲームに関してもCorei5 9400Fとの差は微差だと感じます。

このゲームもCPU負荷率を調べたんですが、大分上手に使っているんですよね。

さすが最近のUBI SoftはAMDライクなだけある(笑)

スレッド数を上手に引き出せれば、Intelと遜色ないゲーミング性能が出せることがわかります。

なおRyzen5 3600は最適化されていないようで、今後はより差が大きくなると考えています。

Ryzen5 2600はどういった人におすすめ?

ゲーム性能で言えばやはりCorei5 9400Fのほうが上かなと思います。

しかしながらゲームや設定によっては大差が無く、

また差があったとしても微差なので価格差から考えても、

Ryzen5 2600のほうがコスパが上と考えます。

実際の体感差では60fpsモニターを使用しているうちは感じないので、

価格が安いRyzen5 2600はおすすめできます。

ただしRyzenはメモリとマザーボードの相性が非常に大事なので、

利用するマザーボードメーカーが推奨するメモリを利用する点は注意してください。

 

Ryzen5 3600とどちらを買うか?ですが、

最適化が進んでいないので、現時点でコスパはRyzen5 2600のほうが上。

しかし最適化が進めば性能差は明らかなので、

将来性ならRyzen5 3600になります。

ここがメリット
  • 価格から見てゲーム性能が十分
  • RTX2060(GTX1070ti)相当なら十分性能は引き出せる
  • 現時点のIntelと比べるとコスパが上
デメリット
  • 最大パワーを引き出すなら2933MHz対応メモリが推奨
  • メモリ種類など慎重に選ぶ必要あり(マザーボードメーカー推奨メーカーを使う)
  • 第3世代のほうが性能、将来性が上
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